【私の妹がこんなに大きいわけがないNext】②《お仕置き》

《登場人物》
●大木なこ:7歳、身長200㎝、B150/W60/H130、Rカップ
●大山綾音(おおやま あやね)あーちゃん、7歳、身長122㎝、B51/W44/H59
 身長・体格がなこに近いこともあり一番仲の良い親友

●虎太郎、7歳、身長140㎝、他の子よりも発育が良くその分力も強いためガキ大将気取り
●小鳥遊(たかなし)先生、28歳、身長180㎝、なこ達1年生のクラスの担任、まだ教師としては若いため不慣れな点もたまにある。






なこ「みんな~!おっはよ~!」


ガラガラ・・・ゴツンッ!!


なこ「あいたっ!教室の入り口で頭ぶつけちゃったよ!あはは・・・」


なこは元気よく教室に入ってきたが、身長200㎝という長身が災いしてドアの上の部分でおもいっきりおでこをぶつけてしまった。


綾音「おはよう!なこちゃんよく頭ぶつけるね。背が高い小鳥遊先生だって頭ぶつけたりしないのに・・・私もいつかなこちゃんみたいな身体になりたいな!羨ましいよ~!」


なこ「えへへ・・・ありがと~♪あーちゃんもいつか私みたいに成長できるよ!だって私の親友なんだもん♪」


教室に入ってきたなこに一番に声をかけてきたのは《あーちゃん》こと大山綾音。
身長122㎝と小さく、今まではクラスの中でなこの次に小さい女の子だったのだが、なこが身長200㎝になってしまった現在では一番小さな女の子ということになる。
元々体格が近かったこともあり、なことは小さいもの仲間という感じで一番の親友といえる存在なのだ。今はなこの方が圧倒的に大きいが仲の良さは現在も健在である。
ただ、なこが女神になったあの日に起きた出来事は都合よく記憶が再編されたため、親友の綾音にとってなこが小さかった時の記憶は残っていないので少し違和感はあるのだろうが・・・


虎太郎「へっ!教室のドアで頭をぶつけるようなデカ女のどこが羨ましんだっての!!」


文句をつけてきたのはクラスのガキ大将気取りの虎太郎。
他の子よりも発育が良いため身長も力も頭一つ飛びぬけており、やりたい放題してる問題児である。


綾音「なこちゃんは虎太郎なんかと違って大人っぽくて素敵なんだよ!」


虎太郎「俺より身体が大きいからっていい気になるなよ!いくら大人みたいだからってお前だって他の女子みたいにおこちゃまなクマさんパンツでも履いてるんだろ!?ほらよっ!!」


虎太郎はなこに近づくといきなりスカートめくりをやってのけた。
しかし虎太郎の予想に反してなこはキャラクターがプリントされたようなお子様パンツなどではなく、大人の女性が履く色気のあるランジェリーを身に着けていた。
まぁ身体のサイズを考えればお子様パンツなどがなこのサイズに合う訳がないのだが、そこは子供の浅知恵では思い至らなかったのだろう。


虎太郎「ぶほぉっ!学校になんてエロいパンツを履いて着てやがるんだ!」


虎太郎は思わぬ光景を目の当たりにして思いっきり鼻血を垂らしていた。


なこ「スカートめくりだなんてそっちの方がよっぽどお子様なんじゃない?気が済んだらとっとと自分の席に戻ったらどう?」


なこはスカートめくり程度では動じることなく、それこそ大人の女性のように振舞っていた。実のところ時々巨大化した時にパンツがしたから丸見えだというのは日常茶飯事だし、全裸になることも珍しくないのでクラスメイトにパンツを見られた程度では恥ずかしさを感じることもなくなっているだけなのだが・・・・


虎太郎「ぐぬぬ・・・バカにしやがって・・・やーい!デカ女~!エロエロパンツ女~!」


虎太郎はやけくそになって子供じみた悪口を言い始めた。


綾音「もういい加減にしてよ!なこちゃんの事悪く言うと私が許さないんだからね!」


虎太郎「何が許さないだよ、引っ込んでろチビ!!」


綾音「きゃあっ!!」


虎太郎は悪口を止めようと言い寄ってきた綾音を突き飛ばした。
幸い怪我はなかったようだが床に叩きつけられた痛みは強く綾音は泣き出してしまった。


虎太郎「な・・なに泣いてやがる!俺は悪くないぞ!!」


なこ「あーちゃんを泣かせたね!私だけならともかくあーちゃんに手を出すなんて許さない!あーちゃん何も悪い事してないじゃないのよ!!それなのに・・・・」


なこは怒りに満ちた目をして虎太郎に近づき、首根っこを掴んで軽々と持ち上げた。


虎太郎「うわぁっ!高いっ!お・・おろせ・・・・」


身長200㎝のなこの目の前まで持ち上げられた虎太郎はすっかり怯えてしまったようだ。


なこ「まずはあーちゃんと同じ痛みを味合わせてあげる!」


ドスンッ!!


虎太郎「いってぇっ~!!何しやがる!!」


虎太郎は2mの高さから放り出され普通ではありえない強さの尻もちをついて、その痛みに悶えていた。


虎太郎「俺は悪くない!俺は悪くないんだぞ!!やめろぉっ!!」


反省の色を見せない虎太郎はじりじりと近づいてくるなこに怯えて地面を這いつくばるように逃げていた。


なこ「まだ懲りてないみたいだね?じゃあ今度はもっと後悔させてあげる・・・」


なこは虎太郎の上に馬乗りになるように覆いかぶさり、動きを封じたうえで強烈なビンタでも食らわせてやろうかと思い、手を振り上げると・・・


キーンコーンカーンコーン!!・・・ガラガラ!!


先生「みんなおはよう~!・・・ってそこの2人何をしてるんだ!!」


チャイムと同時に入ってきた担任の小鳥遊先生がなこと虎太郎の仲裁に入ってきた。


先生「なこちゃんは身体が大きいんだから小さい相手を虐めちゃダメじゃないか!虎太郎くん大丈夫だったかい?」


綾音「先生違うんです!なこちゃんは・・・・」


先生「この件については放課後なこちゃんと虎太郎くんには残ってもらってじっくり話をきかせてもらうかな!?」


綾音が先生に話そうとしたが、タイミングよくなこが虎太郎に馬乗りになってビンタをしようとする瞬間を見られてしまった以上、誤解を解くのは難しそうだった。
先生はみんなを席に着かせると1時間目の授業を始めてしまった。


なこ「やれやれ・・・先生何も知らないのに分かった風にしちゃって・・・虎太郎の味方をするなら一緒に《お仕置き》してあげちゃおうかな?」


なこはつぶやきながら放課後になるのを待った。



キーンコーンカーンコーン


そして放課後になり、他の子供たちは皆時間通りに下校していった。


ガラガラ・・・


先生「あれ?2人とも教室で待ってるように言ってたのに、虎太郎くんがいないじゃないか。どこにいったんだい?」


なこ「さぁ、トイレにでも行ったんじゃないんですか?」


先生「なら仕方ないな、先になこちゃんと話をしておこうか。」


先生はそう言うとなこと机を挟むように椅子を向かい合わせてから座った。
ただ28歳で身長180㎝の小鳥遊先生と、7歳なのに見た目は立派な大人以上で身長200㎝のなこが向かい合わせに座ると何とも言えない奇妙な光景になった。
お見合いのようにもみえるし、大人の姉弟のようにも見える。ただひとつ言えることは第三者がこの光景を見て、先生が小学生に指導している風景だと理解できるものはいないだろうという事だ。


先生「何で虎太郎くんを押し倒して馬乗りになっていたんだ?あんなことしたら可哀そうじゃないか!」


なこ「最初に絡んできたのは虎太郎の方だよ?それにあーちゃんを突き飛ばして泣かせたのもあいつ。私はあーちゃんの代わりにお仕置きをしようとしただけ・・・・それだけよ」


先生「だとしても暴力は良くないよ!お互いによく話し合ってそれから・・・」


なこ「話し合ったけど駄目だったんだよ?世の中にはどうしようもないことってよくあるけど、これはそういうものだったの」


先生「いや、いったい何の話を・・・」


なこ「例えばぁ・・・私が先生にこんなことしてもドキドキしないでいられる?先生って聖職者なんだから小学生に興奮なんてしないよねぇ?」


なこは椅子を移動させ先生の真横に座って抱き着くように身体を密着させ、耳元で甘くささやいた。


先生「な・・・何をするんだ!!先生をからかっちゃいけないよ!先生が生徒に興奮するわけ・・・」


なこ「あれぇ?でも男の人って興奮するとおちんちんが大きくなるって聞いたんだけど、先生の《ソレ》は何かなぁ?」


いくら相手が小学生だと頭の中で反芻し理性をフル活用したところで、身体はこんなにも魅力的でエロティックなのだ。スイカのように大きく柔らかいおっぱいを押し付けられて興奮するなという方が無理な話だろう。なこの言う通り先生の股間は正直な反応を示していた。


先生「これは・・・その・・・」


なこ「うふふ・・・どうしようもないことってあったでしょ?じゃあ小学生に抱き着かれておちんちんおっきくしちゃうような変態な先生にも《お仕置き》が必要よね?」


先生「お仕置き!?いったい何の話だ?え・・・・・・」


先生は言葉を発する前に自分の目線がドンドン下がっていくことに気が付いた。
まるで高いところから落ちていく様なそんな錯覚を覚えて恐怖し足元を見たが、その両足はしっかりと地面を踏みしめている。
先生は訳が分からないまま元の10分の1の大きさ、身長18㎝になってしまった。


なこ「わぁ先生可愛い~!」


なこは床に呆然と立ち尽くしている先生を拾い上げ、人形を持つように片手で握りしめた。


先生「これは、夢なのか・・・」


なこ「夢かどうか確かめてみる?」


なこはその手をぎゅっと強く握りしめた。


先生「げほっげほっ!く・・・苦しい・・・やめてくれ!!」


なこ「ほんのちょっと軽く握っただけなんだけどな・・・まぁでもこれで夢じゃないってわかったでしょ?先生は今10分の1に縮んでるの!お人形サイズになった気分はどう?」


先生「夢じゃないのか・・・・まさかこれは全部なこちゃんがやってるのかい!?なんだってこんなことを・・・・」


なこ「まぁ先生が虎太郎の味方をしようとしてたってのもあるけど、それだけで小さくするのも可愛そうかなって思ってね。だからさっき先生をテストしてあげたの。あの時興奮してなければ小さくなることなんてなかったんだよ。ぶっちゃけるとアレは先生に『お仕置き』をするための建前みたいなもんかな?」


先生「なんてことを・・・元に戻してくれないか!これじゃあ対等に話もできない。」


なこ「へぇ・・・『お仕置き』の最中なのに口答えするんだぁ・・・先生はお仕置きされる側な上に身体もそんなに小さいんだよ、もう対等な立場だなんて思わないでね!罰としてもっと小さくしちゃうから♪」


先生「ひぃっ!ま、また身体が小さくなっていく・・・」


先ほどの10分の1、つまりは100分の1サイズにまで小さくなった先生はなこの手のひらの上で怯えて、文字通り豆粒のように丸まっていた。


なこ「あはは・・・先生豆粒みたい♪指先で摘まんだだけで潰れちゃうかも?」


先生「うわああああ!やめろぉぉぉぉ!!」


なこ「もう先生ったら口のきき方がなってないなぁ。《やめろ》じゃなくて《やめてください》でしょ?目上の立場の人に敬語を使うのは小学生でも知ってることだよ!そんなこともできない先生はもっと小さくしちゃいま~す♪」


先生「ゆ・・・ゆるしてください!!」


なこ「だぁ~め♪」


なこは手のひらの上の先生に微笑むと容赦なく小さくしていった。
1000分の1サイズになった先生はもはやアリにも劣る程の大きさ、まるでゴマ粒のようであった。


先生「・・・・・・」


もはや先生は放心状態だった。いつの間にかなこの人差し指の先に移動させられていたが、そこは家が余裕で1軒建つくらいの広さがありとてもじゃないが指先だとは思えなかった。


なこ「おーい!先生~!話聞いてる~?まったく話を聞かないなんて悪い子ですねぇ♪うふふ・・・もっとちっちゃくなっちゃえ~♪」


先生「こ・・ここは何処だ?」


放心状態から戻った先生が周囲を見渡すとそこには何もなかった。
いや言い方を変えよう。周囲は肌色の壁に囲まれて何も見えなかったのだ。
長い廊下のようにもみえるが窓もなくただ壁だけが延々と続く光景は異様でしかない。


なこ「くすくす・・・自分がどこにいるか分からないのね?そこは私の指紋の間だよ♪反応なくてつまらなかったからさっきの100分の1・・・10万分の1サイズにまで小さくなってもらったの♪」


先生「なこ様・・・」


なこ「やっと従順になってくれたみたいだね?嬉しいよ~♪」


先生が上を見上げるとそこには視界を覆いつくす程巨大ななこの顔があった。
指紋の谷底から見えるその光景はもはや人知でどうこうなるものでない。
なこはまだ一言も自分が女神であることを話していないが、先生は本能的になこを神様として崇め始めてしまった。いや、そうせざるを得ない程に心が追いつめられてしまったのだ。


なこ「そうそう、虎太郎だけど先生が来る前に反省するように何度も言ったんだけど、全然反抗的な態度が消えなかったんだよね。まぁそうしてドンドン小さくしていって・・・・結局私の原子よりも小さくなって、今も私の身体のどこかをさまよってると思うよ!先生はそこまで小さくなる前に従順になってくれて良かったよ♪」


先生「あぁ・・・なこ様・・・・ありがとうございます!」


もはや先生の耳には虎太郎の末路など届いてはいなかった。
なこの一挙一動、一言一句が神のもたらすありがたいものとして受け止めるだけだった。
もうなこを崇めることしか考えず他の事は一切考えないようにしないと心が壊れてしまうのだ。いや、もう既に壊れてしまっているのかもしれないが・・・


なこ「じゃあ反省して従順になった先生にはご褒美に私の乳首の中で暮らさせてあげるね♪あっ!でもこのままじゃ少し狭いかな?だったら・・・」







先生「なこ様、おはようございます!」


先生は姿の見えない相手に対して敬意を表して朝昼晩祈りをささげて、巨大な洞窟の床から滲み出る甘く懐かしい香りのする母乳を舐めながら暮らす生活を始めた。




先生「もうかれこれどのくらいになるのかのぅ・・・ワシも随分と元気なまま長生きできたものじゃわい。これもなこ様のおかげじゃな。ありがたやありがたや!」


髪も眉毛もすっかり真っ白になり、仙人のように長い白髭を蓄えた老人は毎日の日課であるなこへの祈りをささげるとそのまま静かに息を引き取った。
実に200年という長い歳月を病気もせず人間の限界を超えて生きてこれたのもなこの母乳あってのことだろう。彼はその一生のほとんどをなこの為にささげて逝くことに幸福に感じながらその人生を終えたのだ。



なこ「みんな~おっはよ~!」


なこはドアに頭をぶつけないように気を付けてかがみながら教室に入ってきた。


綾音「なこちゃんおはよう!昨日は私を守ってくれたのに放課後居残りさせられたみたいでゴメンね・・・」


なこ「いいのいいの!そんなの何の問題にもならなかったよ。むしろ反応を見るのが面白かったかな♪」


綾音「面白った!?なこちゃん不思議な事いうのね。ところで今日は先生遅いね!」


いつもならチャイムが鳴ると同時に教室に入ってくる先生が5分も遅刻している。
ついでにいうと虎太郎の姿も見えずクラスメイト達はザワザワとある事ない事を話しだしていた。


なこ「あっ!寝てる間にすっかり忘れてたよ、戻さなきゃね!・・・アレ?先生ったらたった一晩の間にもう死んじゃったのね?まぁ1億分の1にしたから人間と同じ時間を過ごせなくなったってところかな。結構快適に暮らせるように配慮したつもりだったんだけど、さすがに寿命じゃ仕方ないもんね。」


ガラガラ・・・・


教室の前後のドアが同時に開いた。


先生「みんなおはよう!元気にしてたかな?」


虎太郎「お、遅れてすみません・・・・」


同時に入ってきたのは先生と虎太郎だ。2人とも大きさも年齢もすべて今まで通りの姿に戻っている。ただ虎太郎に関してはクラスメイトよりも一回りも二回りも小さくなっており、まるで幼稚園児のようになっていた。これではもう綾音を突き飛ばすことはおろか、ガキ大将を気取ることなどできないだろう。


先生「今日は先生も遅れてしまったから大目にみておくよ。早く席についてごらん。」


虎太郎「はい・・・すみませんでした・・・・」



普段通りに振舞う先生に対して虎太郎はなこの身体の中で原子以下の大きさになった後も無限に縮小し続けていたのだ。記憶はなくともその染み付いた恐怖が彼を以前とは別人のように委縮させてる結果となった。背中を丸めた虎太郎はその身体がより小さく見えるようだった。


先生「じゃあ出席を取ります!〇〇くん、△△ちゃん・・・・」


こうして何事もなく出席を取り始めたのだが・・・・


先生「大木・・・大木なこ様!・・・・アレ?」



生徒達「先生ったらなこちゃんだけ様付けてるよ~!寝ぼけてるんじゃない~!?」


生徒たちはクスクスと先生に小さなミスを笑っていた。


なこ「先生、しっかり起きなきゃ!ほら、おはようございます!」


先生「なこ様、おはようございます!今日もありがたいお恵みを・・・・ってアレぇ!?」


先生はなこに向かって崇めるかのように深々とお辞儀をしてしまった。
虎太郎同様に200年近くも毎日続けてきた習慣は記憶操作したとはいえ早々に消えるものではなく・・・・・という訳ではなくなこの気まぐれで2人の記憶にわずかに残されたものだ。記憶を消そうと思えば本当に何事もなかったようにできるのだから・・・


こうして先生はしばらくの間なこの事を崇めるような奇妙な行動を生徒たちにからかわれる羽目となったのだった。


なこ「たまには巨大化じゃなくて縮小の魔法を使うのも面白かったな~!また今度機会があったらやってみようかな・・・」