コンコン!


文月「あれ?私の部屋に誰か来るなんて珍しいですね?・・・入っていいですよ~!」


ガチャリ


今日は他の睦月型の姉妹は出撃や遠征で皆出払っていたので、文月の部屋を訪れる人などいないと思っていたのだ。そしてドアが開いた先には意外な人物・・・この鎮守府のエースである長門が立っていた。


長門「せっかくの非番の時にすまないが失礼するよ」


文月「な、長門さん!?どうして私なんかの部屋に・・・」


長門「実はな、文月にしか頼めない大事な話があってきたんだ・・・」


文月「長門さんみたいな人に頼られるなんて嬉しいなぁ~♪」


多大な戦果を挙げている長門は皆の憧れなのだ。
何よりこの鎮守府において長門は大和型をも超える最高練度のレベル150だ。
その戦闘時の鬼神のごとき姿からは想像もつかないが後輩たち・・・特に駆逐艦たちの面倒見がよく、多くの駆逐艦たちから慕われている存在だ。
だが皆を等しく扱う長門が今まで特定の駆逐艦のところに来るのは珍しく、しかも頼りにされていると言われては嬉しくない筈がない。文月は嬉しさのあまり長門に抱き着いていた。


文月「長門さん大きいな・・・私もいつか長門さんみたいになれるかな?」


身長190㎝の長門に対して文月は130㎝しかない。抱き着くとちょうどお腹のあたりに顔が来る。それに抱き着くといっても長門の力強くも女性的なラインのあるお尻や太ももは文月の小さな腕では手を回しきれず、長門の大きさをより実感させられた。


長門「文月も清霜みたいなことを言うのだな。まぁ今日はある意味ではそれに近い話なのだが・・・」


文月「そうだ、大事な話ってのは何ですか?」


長門「いや、個人的なことで凄く恥ずかしいのだが・・・文月の手をふにふにさせてくれないか?」


文月「え・・・・?」


長門「だから文月の奇麗で柔らかそうなその手をふにふにさせて欲しいと言ったのだ・・・今日このタイミングで来たのも他の艦娘に見られると恥ずかしいから狙ってきたんだよ」


長門程の人物が言う大事な話がどれほどのスケールなのかと心配していた文月だったが、その口から放たれた言葉はあまりにも予想外過ぎて聞き間違いなのかと疑った。
しかし二度も同じことを言われては聞き間違いではないのだろう。


文月「えっと・・・私の手でよければどうぞ!」


長門「おお!ありがとう!うわぁ・・・すべすべのもちもちだぁ♪とっても柔らかくて気持ちよくていつまでもふにふにしていたくなっちゃう~♪」


文月「ひゃうん・・・そんなに触られるとくすぐったいですよぉ~!それに私なんかの手を触って楽しいですか?」


長門「楽しいとも!嬉しいとも!そして幸せだとも!!!実は私はいわゆる手フェチというものらしく、特に駆逐艦のように若々しく柔らかな指が大好きでな・・・その中でも文月の手は凄く気になっていたのだ!いやぁ~もうとろけてしまいそう~♪」


長門は今まで誰も見たことない程に顔を緩ませて幸せそうな表情をしていた。


長門「そうそう、今日文月のところに来たのはそれだけじゃなくて・・・・小さくなってその手に抱き着かせて欲しかったからなのだ!」


文月「小さくなる?抱き着く?えっとそれはどういう・・・」


長門「文字通りの意味さ!ちょうど明石に無理を言って作ってもらったこの『縮小ライト』があればほらこのとおり♪」


文月「そんなSFみたいなことが・・・・って、本当に長門さんが小さくなっていってる!?」


今まで見上げなければいけなかった長門の顔が徐々に近づいていき、文月と同じ背丈になったかと思うとあっという間に過ぎていき・・・長門は10分の1の人形サイズになってしまった。


長門「ふはは!これで念願叶って文月の手を全身で味わうことができるぞ!!」


文月「あの大きくて強かった長門さんがこんなに小さく・・・可愛いなぁ♪」


正直このアイテムには驚いたが、それ以上に小さくなった長門が可愛く感じられ、文月は自分手に抱き着いて幸せそうにしている長門を見ているとほっこりしてきた。


文月「あの大きなおっぱいもこんなに小さく・・・・あ、でも柔らかい♪」


先ほどまでは文月の小さな手には収まりきらないほどの大きなおっぱいだったのだが、今はその指先ほどしかない。ただこれでも指先で触るとぷにぷにして感触は良かった。


長門「文月の手でもみくちゃにされるのも悪くない・・・でも次はもっと小さくなるからまた楽しませてくれ!」


長門は言うが早いか縮小ライトで再度小さくなり100分の1サイズへと縮んでしまった。


2㎝にも満たない長門は大きすぎて手を回すこともできなくなった文月の指に抱き着き満足そうな様子だ。


文月「また小さくなった!?えっと小さくて表情が良く見えないなぁ・・・虫眼鏡を使って・・・・これでよし!長門さんったら楽しそう♪」


長門「うはは・・・ぷにぷにの文月の手のひらは弾力もすごいなぁ~!」


長門は文月の手のひらをトランポリン代わりに飛び跳ねていた。
無邪気に遊ぶその姿はもはや鎮守府最高レベルの艦娘としてではなく一人の子供の様だった。


長門「じゃあもっと小さくなってみようかな!」


次は1000分の1・・・2ミリ以下というアリ以下の存在になってしまった長門


文月「こ・・このゴマ粒みたいに小さいのが長門さん!?もし足元にいたりしたら踏みつぶしても気づかないよぉ!ねぇ小さくなるのってそんなに楽しいですか?」


長門「そりゃ文月の手の上で小さくなるなら楽しいさ♪それにしてもここまで小さくなると手のひらですら運動場みたいだな!このまま演習でもできそうなくらいだ」


長門は先ほどから通信用の小型インカムを使って文月と連絡を取っている。こうでもしないとこのサイズでは普通に会話すらできないのだ。


文月「長門さんが楽しいのならいいんだけど・・・そろそろ元に戻ります?」


長門「何を言ってるんだ!まだまだここからだぞ♪」


長門はテンションを上げ手のひらから指先まで全力疾走すると、そこでさらに小さくなり1万分の1・・・とうとう1ミリすら下回り0.2ミリ未満の極小サイズになってしまった。もはや肉眼で見ることは困難だろう。


文月「まだ小さくなるんですかっ!?えっと・・・もう見えなくなっちゃった!!虫眼鏡だと・・・あ!指紋の隙間にあるこの小さな点が長門さんなのかな?」


長門「良く分かったな!今ちょうど指紋の間にいるんだが、この壁が私の背より高いんだ!凄くないか!?もうこの興奮をどう表現すればいいんだ!これはもう私は文月の指の上にいるというよりも指の中に入ってると言っても過言じゃないのではないか!?うはは!気分が高揚してきたぞ~!」


長門の指フェチの度合いは思っていた以上にディープなもので、興奮して今もなお文月の指紋の中を走り回っていた。もっとも凄く小さいので文月から見るとカタツムリにも劣るほどのゆっくりした速度なのだが・・・


長門「それじゃあまた小さくなって・・・・」


文月「くしゅんっ!!」


長門が縮小ライトを使おうとした瞬間に文月がくしゃみをしてしまった。
長門を載せていない方の手で口を覆っていたので吹き飛ばされることはなかったが、その時の揺れが大きく長門はライトを押しつぶす格好で倒れてしまった。
その時にライトは強い光を長門に放ち、そのまま動かなくなった。


長門「あれ?壊れてしまったみたいだな・・・これじゃあもう小さくなれな・・・・いや、さっきの光でまた小さくなれたな!だけどリセットボタンは完全に壊れてしまったようだ。さてどうするかな・・・・」


長門はさらに小さくなり10万分の1になっていた。先ほどまでは指紋の壁は少し高めの本棚くらいに感じられていたのだが、今は小さめのビルくらいはありそうだ。
少なくともこの高い壁を素手で昇るのは難しそうだった。
こうなると指紋はもはや迷宮・・・いや上に出る以外の出口などないのだからこれは指紋の監獄といったところだろうか。長門もさすがに元に戻れなくなる心配をしたが、それよりもこの指紋の間の巨大な空間にいるという興奮の方が勝っていた。


文月「あわわ・・・壊れちゃったって、それじゃあ元に戻れないじゃないですか!?どうしようどうしよう・・・」


文月は慌てて明石のところへ・・・・行こうとしたが、このまま外へ出たらいつ長門が指先から吹き飛ばされるか分かったものではない。このサイズで見失ったらもう二度と見つからないだろう。色々と考えた結果文月は電話で明石の方からこちらに来てもらえるように頼むのだった。


明石「ふふふ♪私特性のアイテムは無事に効果を発揮できたみたいですね~♪それで長門さんはどのくらい小さくなったのかな?」


文月「えっと、それがもう小さすぎて虫眼鏡でも見えないんです・・・・」


明石「そりゃ困った・・・だがこんなこともあろうかと顕微鏡を持ってきていたんだ。指をここに乗せてごらん。ふむふむ・・・どうやら長門さんは1000万分の1サイズになっているみたいだね!ついでに言うと大破状態で倒れているからさっきから通信を入れても返事しないわけだ」


文月「小さすぎてもう理解が追いつかないですよ!それに何で大破なんてしてるんです?」


明石「まぁ簡単に言うなら長門さんから見た文月ちゃんはもう惑星サイズなんだよ!それくらい圧倒的な差があるって事。そうなると文月ちゃんが気づいていないほどの僅かな動きでも長門さんにとっては天変地異みたいなものの訳!だから巻き込まれて大破しちゃったんだね・・・さて、またこんなこともあろうかとバケツ(高速修復材)を持ってきていたんだけどどう使うかな?このままだと小さすぎて1滴でも水圧で潰れちゃいそうだし・・・・」


色々と議論した結果文月が椅子に座って、足湯のようにバケツに足を突っ込む形となった。


文月「バケツを使いたいのは私じゃなくて長門さんですよね?これ意味あるんですか?」


明石「理論上は・・・お、やはり成功したみたいだよ!今の長門さんは文月ちゃんの装備・・・というか装飾品?みたいな扱いになっているみたいだから文月ちゃんがバケツを使うと自動的に適応されるみたいだ。」


ただし文月自身は一切のダメージを受けておらず、長門の修復だけに使われたのでバケツの中身はたった1滴にも満たない極小の量しか減らなかった。


長門「私としたことが大破するなんて・・・まぁ文月の指紋の中で力尽きるなら本望だがな!それにしても指紋の壁がすごいことになってるな!行ったことはないがグランドキャニオンと呼ばれる場所よりももっと高いんじゃないか?指紋の壁の上の方が霞んで見えるぞ!」


明石「それだけ元気なら大丈夫だね!それじゃあ私は長門さんを大きくするために巨大化ライトを急いで作ってくるからそれまで待っててください!」


そして部屋を出ようとした明石だったがあることに気が付き立ち止まった。


明石「文月ちゃんのレベルって50だったかな?」


文月「私まだ遠征しか行ったことないからレベルは10ですよ?50なんて実戦を積んだお姉ちゃんたちくらいじゃないと・・・・」


明石「気になったからこのカンムスカウターで見てみたら文月ちゃんのレベルが50になっているんだよ!これはもしかすると長門さんを何度も大破させてしまったことで演習の時のような経験値が一気に積もったのかもしれないね。なにせ長門さんはこの鎮守府でトップのレベル150なのだから!」


明石は眼鏡のような形状をしているカンムスカウターで文月を見ると先ほどからレベルアップが止まらないようだ。対して長門はさらに小さくなっており1億分の1サイズで文月が何気なく発する言葉ですらも大破させるには十分だった。
ただ文月が足湯のようにバケツを使っているので長門が大破してもすぐに復活して・・・そしてまた大破して・・・
あまりにも小さすぎるため指先を流れる小さな血管の脈動ですら長門にとっては大地震どころではない衝撃でダメージを受けていた。常にバケツの回復が受けられる状態でなければ一発轟沈を数万回繰り返していた事だろう


明石「と、とにかく急いで作ってくるからあんまり動かないでくださいね!!」


そして2時間後


明石「こんなにも早く完成するなんて私って凄いかも♪これで長門さんを元に・・・・えっと頑張りすぎて疲れたからかな、文月ちゃんが凄く大きくなってる気がするんだけど・・・」


文月「やっと帰ってきてくれた!!私こんなにも大きくなっちゃったんだけど大丈夫なんですか!?」


明石が目にしたのは身長130㎝の可愛らしい姿の文月ではなく、明石も長門も大和すらも超える身長250㎝になり、頭よりも大きな爆乳とお尻をぶらさげた全身むちむちでエロスの塊みたいな姿になった文月だった。もはや文月だと言われないと分からないし、言われたとしても信じられない程に劇的な変化を遂げている。


明石「えっとカンムスカウターによるとレベル99だね。指輪がないからこれ以上のレベル上限が超えられないんだけど、逆にあまりにも溢れ出た経験値が行き場をなくしてステータスの向上という形で出てきてるみたい!」


文月「レベル99!?私まだ戦闘したことないし、遠征も近場しか行ったことないのに・・・それでステータスはどうなったんですか?」


明石「えっと・・・・1億」


文月「え?」


明石「全てのステータスが1億を超えてる・・・たぶん今なら小指の先だけで深海棲艦のボスクラスを跡形もなく吹き飛ばせるくらいの力を持ってると思うよ!あり得ない数値だと思ったけど、『演習』の勝利数が10兆回を超えてるからさらに驚きだよ!?きっと長門さんは毎秒数千万回以上大破するほどのダメージを負ってるんだろうね。常にバケツの恩恵がある状態じゃないと不可能な数字だよ」


文月「な、長門さんは無事なんですか!?」


明石「長門さんは・・・っと、レベルは変わってないけど『演習』のおかげで負けたとはいえ経験値が膨大に溜まってるから文月ちゃんみたいにステータスが向上してるね。全ての数値が100万くらいかな?今なら最初のころと比べて即死級のダメージはないと思うけど、大きさが1000兆分の1くらいになってるんだ・・・これ戻せるかな?」


文月「長門さんもダメージ負いにくくなってるならいいけど・・・・でもそのサイズって微生物とかいうレベルじゃないですよね?もう生命として認識されない程の大きさかな?私の指先にそんな長門さんがいるなんて正直もう実感がないです」


明石「まぁとにかく長門さんを元に戻そうか!」


一方そのころ長門は

長門「うう・・・随分と長い間気絶していたようだ。文月の一挙一動が天変地異どころの騒ぎじゃないレベルで、数えきれないほどの即死級ダメージを受けて気を失った・・・・ような気がする」


長門は気が遠くなるほどの回数の大ダメージを受け続けて途中から気絶していたのだ。
この世の終わりのような天変地異が10兆回もあったのだからそれも仕方ないことだろう。

長門「それにしてもここは・・・本当に文月の指紋の中なのか?少し前まではグランドキャニオンを超スケールにしたような光景だったんだが・・・もう壁や崖として認識できるものが目視できる範囲にないな。広大な荒野って感じだが、本当に何もない・・・地平線の先まで指紋の底の大地しか見えないぞ!」


元々長門はレベル150で艦隊の旗艦だったということもあり水平線ギリギリだろうと、どんなに遠くのものも見落とさない視力を持っていたのだがステータスが向上したことで天体望遠鏡以上の視力となっていた。今なら夜空を見上げたら月面にある砂粒1つですらはっきりと視認できるレベルになっているだろう。しかしそんな数万kmを見通す視力をもってしても文月の指紋の壁は見えない。

長門「仕方ないから歩いてみるか・・・」


長門は歩いた、歩いた、それでも壁は見えない。
今度は走った、走った、陸上ではあるが海上と同様に・・・いや今の長門のステータスでは1秒で地球を1周できる程のスピードがある。それで1時間以上進み続けた。
途方もないスピードで途方もない距離を進んだがやはり指紋の壁は見えてこない。


長門「まさかここまでとは・・・今の文月との差は惑星どころか銀河・・・もしかするとそれ以上かもしれないな。このままでは私は文月の指先・・・指紋の中で一生を終えることになるかもしれんぞ!まぁ文月の指先で死ねるなら本望かもしれないけど・・・」


また通信機で呼びかけているのだが長門があまりにも小さくなりすぎたせいで微弱な電波が相対的に銀河以上の距離を進むのに時間がかかり文月や明石との連絡は全く取ることが出来なくなっていた。


明石「長門さん聞こえますか?今から巨大化ライトで元に戻しますから待っててくださいね!!」


長門からの電波は届かなかったが向こうからは可能なようで明石からの通信が届いた。
もちろんその声は直接も届いたのだが、あまりにも巨大すぎて認識できなかったので通信機でほどよく聞き取ることが出来た。


長門「これで元に戻れるか・・・よろしく頼む!」

そして再び文月と明石視点


明石「うむむ、長門さんからの通信は電波が弱すぎて拾えないみたいですね!まぁこのまま大きくしちゃいましょう!!文月ちゃん指を出してみて!」


文月「はい、これで長門さんを元に・・・」


明石「よし、じゃあ・・・はくしょんっ!!!!・・・・・・・あ・・・・・最大出力にしちゃった・・・・・・」


くしゃみをした時に勢い余ってダイアルを最大限以上に回してしまい壊してしまった。
一瞬の間に莫大な巨大化エネルギーが放出されたが、それは全て文月の指先に命中したのでひとまずは安心だといえるだろう。


文月「あの・・・私まで大きくなっちゃってるんですけど・・・・うう、狭いよぉ!!」


『文月の指先』にいる長門にライトを当てようとするならば当然文月もライトの光を浴びることになる。これは当然の結果だろう。文月はあっという間に部屋を埋め尽くし・・・


ガラガラガラ・・・・ガッシャーン!!


文月「部屋壊しちゃった・・・でもまだ身体が大きくなってる!?止まらないよぉ!!明石さん何とかしてくださいっ!!」


明石「あわわ・・・どうしよう!?そうだ、縮小ライトは・・・・文月ちゃんの足の下で見事に踏みつぶされてるね・・・・こりゃお手上げだなぁ、はははは・・・・・・・・はぁ」


明石はもはや目の前で巨大化していく文月を見守る事しかできなかった。
大人の身体になり爆乳でむちむちで最高にエロティックに育ち切った文月が巨大化していく様子はまさに女神が降臨したかの様だった。
鎮守府の建物よりも大きくなり、敷地内に足が収まらなくなり、海上に移動しても近海は文月の足で埋め尽くされ、水平線の向こう側に移動しても数秒後にはすぐに鎮守府の目の前まで文月の足が到達するほどに巨大化のペースは速かった。


文月「鎮守府が見えなくなっちゃった・・・・地球と同じくらいに・・・・ああもう地球もあっという間にゴマ粒みたいに・・・どこまで大きくなっちゃうんだろう・・・」

明石「長門さん!長門さん!聞こえますか!!」


長門「ああ、聞こえているぞ!さっき光を浴びたんだが元に戻る気配がなくて気になってたんだ。失敗したのか?」


明石「よかった、通信は回復しましたね。まぁ結果的には成功なのですけどある意味致命的な大失敗ですね。長門さんの身体はもう元のサイズ・・・いやそれ以上に圧倒的な大きさに巨大化しちゃってます!」


長門「いや、周囲の景色がまったく変わってないからそれは無いと思うのだが・・・」


明石「長門さんと同じペースで文月ちゃんも巨大化しちゃったんですよ・・・だから相対的なサイズ差は埋まってないからそう見えるだけです。それで本題なのですが今我々のいる銀河が運よく長門さんのそばに流れてきているので保護してもらえませんか?」


長門「なんだかよく分からないが場所を誘導してくれないか?」


そして長門は数時間走り続けて指定されたポイントの近くにやってきた。


長門「それで私はどうすればいいのだ?」


明石「時間が経ってしまいさらにサイズ差が広がってしまいましたが、今長門さんの目の前にある小さな点・・・・それが太陽系のある天の川銀河・・・・を内包してる超銀河です!」


長門「確かに目の前に今も小さくなり続けて消えそうな点を発見したが冗談ではないのか?」


明石「冗談ならいいんですけど・・・・長門さんはもうすでに銀河以上のサイズに超巨大化しちゃってるんです!文月ちゃんはきっと宇宙サイズかも・・・・とにかく保護をお願いします!」


長門はおっぱいの谷間からペンダントを取り出すとその蓋を開いて目の前にある『点』を無事に回収した。


長門「一日の間にあり得ない程小さくなり、そしてあり得ない程大きくなるなんて夢にも思わなかったな。どちらにしても私はもう文月の指紋の中で一生を過ごすことになるのだから腹をくくらなくてはな・・・・なぁ文月、そんな訳でこれからずっとよろしく頼む!」


文月「ちょっと長門さん!?一生このままって!?あきらめないでくださいよ!私も長門さんみたいに大人な身体になって大きく強くなりたいって思ってたけど、本当に大人の身体になって大きなおっぱいとお尻の・・・・宇宙より大きな存在になるなんて思いませんでしたよ!!さすがにこのままじゃ困ります~!」


長門「だが私達のいた銀河を内包する超銀河ですらもうサイズ差が広がりすぎて私には見えなくなってしまった。そしてその私すらも目視できない程に文月は圧倒的に大きい、大きすぎる!ここまでくるともう無理だろうなぁ・・・・だが私は文月の指紋の中なら幸せだからこのまま戻れなくても一向にかまわないがな!!はっはっは!!」


文月「もう笑い事じゃないですよ~!ああもう宇宙が小さすぎて見えなくなっちゃった・・・・いったい私何処まで大きくなっちゃうの!?こんなことなら長門さんに指を触らせるんじゃなかった~!!!」