あきらの妄想がとまらない中、あやのがトイレから出てきた

ガチャっ

勢いよく扉が開きその風圧で小虫は廊下の片隅においやられた

次の瞬間

ドッシ~ン

さっきまで、小虫がいた場所が、あやのの大きな足で踏みにじられる!!

あきらは、この光景を見て非常に残念がった‥‥

この小虫に自分を重ね合わせて、あの巨大な足に踏みつぶされる瞬間を期待
していたのだ

ただ、次の瞬間

あやの「やだぁ~足元に変な虫がいる~!?」

あきらは、やったと思った。あやのは、大の虫嫌いである。素足でどうこうするかは
わからないが、この小虫を踏んでくれる可能性がでてきたからだ


あやの「ホント、虫って気持ち悪いのよね~、この虫どうしようかしら」

   「まぁ、この程度の大きさならティッシュなくても踏んじゃったらいっか」

   「よ~し、覚悟しろよそこのムシ~」

あきらは、期待しながらくつの影から身を乗り出しその様子を伺おうとしたその瞬間
あやのの足と自分との距離が以上に近いことにはじめて気が付いた!?


あれっ?

あきらは、おそるおそる上を見上げると‥‥

そこには、いつもの愛情あるやさしい表情ではなく、虫けらを見下すような冷たい目
をしたあやのがこちらを睨んでいた

虫って俺の事か‥‥やっやばいっ‥‥

次の瞬間

ズド~~ン、まずは隠れているくつをあやのが足で玄関扉まで吹き飛ばした!?

これだけでも相当な衝撃で思わず、あきらは1mほど飛ばされ、尻餅をついた

ただ、このままではやばいと思い大きな声であやのにアピールする!!


あきら「お~い、あやの~俺だ~あきらだぁ~気づいてくれ~」

あやの「なにこの虫、きぃきぃ~うるさいわね~、ホント早くつぶしちゃお~っと」

あやのは、大きな素足を振り上げ、あきらの上にセットした


あやの「じゃぁね~、気持ち悪いムシさ~ん」

もうすでに、あやのの中には、踏みつぶすことになんのためらいもない状態であった