とある星のとある国の首都に突然超巨大な四角いプレートが刺さった。その衝撃で無数のビルが崩壊した。そこにはこう書かれてあった。
『明日天空塔を盗みに行きます♡覚悟しなさいよね? 怪盗リリス』

天空塔とは、この国を象徴する巨大な塔であり、高さは600mを超えている。しかし、さっき街に降ってきた予告状の方が遥かに大きくそこに住んでいた人間たちに恐怖を与えた。
天空塔を盗む?あんなに大きな塔をどうやって盗むのだろうか。住人たちはとてつもなく巨大な予告状を目の当たりにし、予想をした。まさか怪盗は超巨大なのではないだろうか?そんな馬鹿げたことだけはやめてくれ。住人たちは祈った。
しかし、翌日予想は現実となった。
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ずっしぃぃぃぃぃぃぃぃん!!!!!!!!!

あたしは首都の近郊にある都市に降臨したよ。そのせいで無数のビルがブーツの下敷きになって半径数kmは衝撃波で更地になっちゃった!

『御機嫌よう♪あたしは超絶巨大怪盗リリス様だよっ!予告通り天空塔を頂きに来たわ。虫けらたち、止めたければあたしを捕まえてみなさい!なんてねっ☆』

あたしは天空塔のある首都までビルや車や人々を漆黒のブーツで踏み潰しながらゆっくりと歩く。

『きゃははっ☆虫けらの街を踏み潰すのってたっのし〜♪悔しかったら止めてみれば?』


あたしは容赦無く大都会を踏み潰していく。人々は悲鳴をあげながら走ったり車で逃げたりしてたけど、たった一歩で追いついて塵のように踏み躙ってあげたよ♪

『虫けらは虫けららしく踏み潰されてなさいよね?』

あたしは首都の前に到着すると、ブーツを脱いで紫と黒のボーダーニーハイを露わにして、首都に最初の一歩を踏み込む。あっブーツはそこらへんの市街地の上に落としてあげたよっ☆

『んっ…街のたくさんのビルが足裏で潰れる感触さいこぉ〜♡』

あたしは発展してたビル街をたくさん踏み潰し、首都に巨大な足跡をたくさん作りながら天空塔の前に到着した。

『これが天空塔かぁ〜思ったよりちっちゃいんだね☆まあゴミ虫にしては頑張って作ったんじゃない?じゃあもらうねっ!』

あたしが天空塔を首都から摘み取ろうとした直前に、足元や太ももに小さな爆発が起きた。この国の軍隊たちが攻撃してきたけど、全然感じない。

『お前たちの相手をしてる暇はないのよね〜 』

あたしは虫けらたちの攻撃に構わず中にまだ人がたくさんいる天空塔を摘み取ってから履いてるニーソの中に入れたよ♪

『天空塔いっただきぃ〜☆これが超絶巨大怪盗リリス様のテクニックよっ!』

あたしが天空塔をニーソの中に入れた途端、虫けらたちの攻撃がさらに激しくなった。

『あらあらそんなにあたしを捕まえて天空塔を取り返したいのね?特別に少しだけ相手してあげる♪』

……………………

数十分後。
首都は完全に焼け野原になり煙が上がってたよ。攻撃してきた軍隊たちはあたしが全滅させちゃった♪

『そんなに弱いのにあたしを捕まえようとしてたわけ?虫けらたちって頭も弱いのね。まあ少しは楽しめたからいいけどねっ☆』

あたしは残っていた無事なビル群を踏みしめながらブーツを脱いだ場所まで戻って履き直したよ。

『んふふ♪次この星に降臨した時はさらに大きくなってお前たち虫けらの夢も希望もぜーんぶ盗んであげるから覚悟しといてよね?それじゃあね♡』

あたしは星から離陸した。

天空塔にいた人間たちは魔王支城に持ち帰って人間の100倍の大きさのメイドちゃんたちのエサにされましたとさ。