『ここが今日征服する惑星かしら?ちっちゃくてかわい〜♡』

あたしは人間の1億5千万倍の大きさで平和だった惑星の近くに降臨したよ。

「リリス様。今回のターゲットの惑星は人口85億人、328カ国で構成されており、文明レベルは比較的高めです。気をつけて御征服くださいませ。」

『りょうか〜い☆』

あたしは試しにつけてみた調査部隊からのナビゲートを聞き、宇宙空間で女の子座りをしながら左右の太ももの中に惑星の位置が来るようにし、左手を腰に当てながら右手の人差し指で惑星をビシッとさし、征服宣言☆

『御機嫌よう♪下等生物の虫ケラ諸君っ☆あたしは超絶巨大魔王リリス=ルヴェール様よ。今からお前たちの惑星を征服してあげる♪』

惑星の全人類はあたしのいきなりの征服宣言にみんなパニックになってるみたい♪

「リリス様の高らかなる宣戦布告により全世界は混乱に陥っております。」

『ふふん。リアクションはごうか〜く☆リリス様のオモチャとして認めてあげる。えいっ♪』

ずどおおおおおおおおおん!!!!!!!!

あたしは試しに指を小さな島に突き刺してみたら、簡単に海の底に沈んだ。

『沈んじゃったね☆お前たちが弱すぎるのが悪いんだよっ?』

そして、あたしの指が衝突した衝撃で大津波が波紋状に広がり、大陸を侵食して虫ケラたちの街や都市を容赦なく洗い流していったよ。

「リリス様。ご報告いたします。リリス様のただいまの御戯れにより、総被害額は約1520兆円、約5億3000万人の犠牲者が出ました。18カ国が壊滅状態に陥り、103カ国に被害が出ています。見事な御活躍です。」

『ふふん。第1撃としてはまあまあかしら?』

しばらくすると、惑星防衛軍の宇宙大艦隊があたしの太ももめがけて出撃して来た。最新鋭の全長100-300mの宇宙戦艦数万隻で構成されてるらしいけどあたしからしたら埃よりも矮小な存在。
やがて、宇宙戦艦たちは砲撃を開始したけど、あたしじゃないと気づかないくらい小さなゴミたちがいくら攻撃して来たところで痛くもかゆくもない。

『もしかして虫ケラの分際でお前たちの惑星よりもおっきなこのリリス様に逆らおうとしてるの?』

あたしは太ももの近くにいる宇宙艦隊に向かってデコピンしたよ。

何かが当たったような感触はほとんどなかったけどあたしのデコピンに巻き込まれて宇宙戦艦は一瞬でほぼ全滅したみたい♪

「リリス様のただいまのデコピンによって惑星防衛軍の宇宙大艦隊は壊滅しました。撃沈32652隻、大破2518隻、無事だった宇宙戦艦はたったの13隻です。」

『人類が一生懸命お金と人をいっぱいかけて作った宇宙艦隊はリリス様のデコピンで一瞬で壊滅するのでした〜☆ふふん。ゴミめ♪』

そしてあたしに逆らってきた惑星に死刑宣告☆

『下等生物の虫ケラの分際でこの超絶巨大魔王リリス様に逆らったお仕置きとしてお前たちの惑星は太ももの刑に処しま〜す♡』

虫ケラたちの反応を見るとみんな恐怖や絶望で打ちひしがれてるみたい。でもあたしに逆らった罰は受けてもらわないとね?

『滅んじゃえ☆』

ずどどどどどどどどど!!!!!!!

あたしの太ももはたった数秒で惑星のほぼ全ての表面を包み、どんなに大きな国や山も、そして悲鳴をあげて逃げ惑う人々もあたしの太ももに触れた瞬間に全壊し、滅んでいったよ。

『虫ケラたち、逃げても無駄だぞ☆あたしの太ももたっぷりと味わってねっ♪』

あたしは惑星が変形しない程度に力を入れながら太ももの中でころがしたよ。

『きゃははっ☆抵抗する間も無く一瞬で壊滅しちゃったねっ♪何十億人がリリス様の太ももの下敷きになったのかな?』

「リリス様、ご報告いたします。リリス様のただいまの『太ももの刑』作戦により約83億人の犠牲者が出ました。321カ国がほぼ全壊し、残りの7カ国にも甚大な被害が出ております。被害総額は計算不可能です。宇宙史上に残る素晴らしいご活躍です!」

『えへへ♪さっすがリリス様だよねっ☆』

「リリス様、今こそ征服宣言をおこない、生き残った惑星の人類にリリス様が絶対的支配者であることをお示しください。」

『わかってるわ』

そして何もかもが蹂躙され、壊滅した惑星を太ももから解放し、あたしは征服宣言をしたよ♪

『生き残った虫ケラたちよく聞きなさい。この惑星は超絶巨大魔王リリス様が征服したわ。文句ある?』

もちろん絶滅しかけている虫ケラたちからは何も返ってこない。

『ふん。下等生物は満足に返事もできないのかしら?まあいいわ。お前たち虫ケラは今日からこの宇宙一可愛い超絶巨大魔王リリス様の奴隷でーす☆リリス様を絶対的魔王として崇め、リリス様のために死ぬ気で働き、リリス様のために命をかけて他の人類と戦うんだよ?わかった?もしまたリリス様に逆らったら…』

あたしは女の子座りをしていた体制を崩し、漆黒のオーバーニーソックスに包まれた足裏を小さな惑星にかざし、笑顔で脅してあげたよ。

『わかってるよね?今度は足裏でグリグリだよっ?』

こうしてまた1つの繁栄した惑星があたしに征服されましたとさ。