やがて全部飲み終わったのか、お姉ちゃんは「ふぅ」と疲れたような吐息を漏らしながら口を離していった。
妖艶な笑みで疲れ切った私を見つめてくる。

「ふふっ、ご馳走様♪本当はもう少し欲しかったんだけど…このままやったら明日香も身体を壊しちゃいそうだし、お風呂に行こうっか」
「う、うん……流石に疲れちゃったよ…」

私が正直にそう言うと、お姉ちゃんはクスクスっと笑って、そっと大きな人差し指を私の頭の上に当ててゆっくりと撫でてくれた。

「ふぁっ…♪」

実のところ、私はお姉ちゃんに頭を撫でられるのがお気に入りだったりする。
昔から褒めてもらうときには優しく撫でてもらっていたせいか、今でもお姉ちゃんに頭を撫でられることが大好き。
他にもキスされたり、お姉ちゃんを感じさせてあげたり、今みたいにおまんこを吸ってもらったり、おっぱいを弄られたり、お姉ちゃんのおまんこの中に入ったり、巨大なおっぱいの先端にある乳首や硬くて立派なおちんちんを奉仕してあげたりなどなど。
たくさん私のお気に入り……というか好きなことはあるけど、やっぱり馴染みが一番長いこれをされるのが一番落ち着く。

「さて、それじゃあお風呂に行きましょ」
「うん!」

元気よく返事をすると、お姉ちゃんはもう一度クスッと私に向かって微笑みかけてくれると、私を肩に載せてくれた。
移動するときはこの場所か、おっぱいの谷間か、口の中ということが私たちの中で決まっている。
今回はベッドのシーツとかを畳んだりしないといけないから肩に載せられたということを私はすぐに理解した。

「大丈夫?」

ここからでは顔が見えないけど、お姉ちゃんがすぐ傍にいるのを感じていると、声をかけてきた。
これは準備はいい?という合図である。
咄嗟に私はお姉ちゃんの首に抱きついた。

「うん、大丈夫だよ」

そう答えると、お姉ちゃんは小さく笑って立ち上がり、手慣れた手つきでベッドのシーツを剥がしていった。
それには数分もかかることはなく、私たちはお風呂に向かう。
ドシンッドシンッと巨人であるお姉ちゃんが歩く度に私の身体も揺れるが、落ちないようにしっかりと首に掴まっていると、不意にお姉ちゃんの匂いが鼻腔をくすぐった。
これは…お姉ちゃんの汗の匂い。
普通は臭いはずなのに、私にとってお姉ちゃんの汗の臭いはまったく気にならなかった。
腐臭じゃなくて甘い様な匂いに私の脳はくらくらだった。
それに、追い打ちをかけるようにお姉ちゃんの髪の毛から発せられる甘美な匂いが漂ってきて、私はもっと嗅ぎたくなってしまった。

「ふぁ…お姉ちゃん、いい匂い…♪」
「あ、こらっ!く、くすぐったいよぅ」
「はふぅ……お姉ちゃんの匂い、大好きぃ…♪」
「だ、だから…くすぐったいってぇ」

私は犬みたいに嗅覚を使って、お姉ちゃんの匂いを嗅ぐ。
まるで花のようなフローラルな香りがする髪の毛。
皮膚から噴き出した汗の匂い。
滑らかな肌から漂ってくる体臭はどこか甘い香りがしている。
それにさっきのHのときに私の身体に付着したお姉ちゃんの唾液や、たくさん出してくれた愛液や精液の匂い。
それら全部の匂いが私にとってはいい匂いで、大好きだった。
だから自然とその香りをもっと嗅ぎたいと思い、私はお姉ちゃんの首元に頬を擦り合わせるようにしていた。
お姉ちゃんはくすぐったいのようで、私が顔を動かす度に気持ち良さそうな声を出している。
それでも無理矢理引き剥がしたりして来ないのが、優しいお姉ちゃんだったりする。

そんな私たちはじゃれ合ったまま脱衣所へとやってきた。
といっても服なんか二人とも来ていない、まさに一糸纏わぬ姿だったので、お楽しみの脱衣タイムはなく、そのまま風呂場へと直行する。
お姉ちゃんが目の前に立ち塞がった引き戸になっているドアをガラガラっと開けた。
その瞬間にドアの向こうから私たちがいるこっちへと侵入してくる白い煙。
そう、すっかり温まっているお湯から立ち込めた水蒸気である。
白い煙はお姉ちゃんの頭上を吹き抜けていくと、見えなくなっていった。
いつの間に風呂をつけていたのだろうと心の中で思いつつ、私はその光景を見上げながら、お姉ちゃんの首筋にピッタリと顔を寄せてまだ匂いを嗅いでいた。
お姉ちゃんは私に匂いを嗅がれることに関してはまったく気にしていないようで、ドアを開けるとさっさと風呂場の中へと入ってしまっていた。
乾いている青いタイルの床に足を踏み入れると、お姉ちゃんは入ってきたドアを閉めた。

「…さてっと」

お姉ちゃんの声が閉め切ったこの空間に木霊する。
浴槽とタイルの床がある以外は、ボディソープやシャンプー、リンスなどの風呂場に欠かせない小物くらいしか置いてない。
湯気が充満するこの密閉空間に私とお姉ちゃんだけしかいないと思うと、何故か胸が高鳴ってくる。

「さ、明日香…」

お姉ちゃんがそう言いながら手を伸ばしてくる。
私は特に抵抗することも無く、ただ落ちないように座っているだけだった。
ドンドン大きくなってくるお姉ちゃんの手。
私の身体を簡単に包み込んでしまうことができるその手が目の前に迫ってくる。
ちょっと力加減を強くしてしまえば今の私なんか小さな虫みたいにあっさりと儚く潰れちゃう。
だけど…私には恐怖感とかそんな不安はなかった。
だってお姉ちゃんがそんな力加減を間違うようなミスをするとは思えないし、何より、私に向かってきているのはお姉ちゃんの手だから全然怖くなんてない!
……………本気で怒っているときはわからないけど(汗)。
そう思っていると、お姉ちゃんの5本の指は私の身体を追い越していき、文字通り私はお姉ちゃんの手のひらに包み込まれることとなった。
何倍も大きな手が私に接触すると、小指の方からゆっくりと閉じていく。
その動作と同調するかのように私の周りの景色は色を失っていき、暗闇へと変わっていった。
少し汗ばんだ臭いが漂ってくるけど、それよりも強く匂ってくるのがお姉ちゃんの優しい匂いだった。
まるでお姉ちゃんのおまんこの中みたいに全身が包まれているような気がして、私は身を安心して任せてられた。
やがてお姉ちゃんは私を包み込むと、ゆっくり手を移動させた。
ドンドンと私を握っている手が急降下していくのがわかる。
そしてその急降下が止まるとお姉ちゃんの指でできた天井から光が射し込んできた。
ほんの数秒間暗闇にいただけなのに、今の私には凄く眩しく感じて思わず目を瞑ってしまった。
少しずつ目を開けていくと、次の瞬間私の目に映ってきたのは巨大なお姉ちゃんが前屈みながらも立っている姿だった。
その一糸纏わぬ姿を見た第一印象は…まず当たり前の前提だけど大きい!
身長だけじゃなく、重力に引っ張られているのかと思ってしまうくらい垂れ下がっていて、その巨大さを強調しているお姉ちゃんのおっぱい。
他にも肩から私のところまで伸びている長い腕。
細いけど柔らかそうな肉付きのお腹や腰回り。
他にも大きいのに垂れ下がっていないお尻やずっと触っていたくなる太股など…。
そんなグラビアアイドルのような私の好きなお姉ちゃんが目の前に聳え立っていた。

「……………………………………」

女の私からでも見惚れるほど。
するとずっと動かないことが可笑しく思えてきたのか、お姉ちゃんは首を傾げて私を載せていない空いている方の手を上下に振ってきた。

「明日香?大丈夫?なんかボーっとしてるけど…」
「え!?ああ…うん、大丈夫」

お姉ちゃんに見惚れてたなんて恥ずかしくて正直には言えず、私は曖昧にそう返事すると、さっさとお姉ちゃんの手から下りることにした。

私が下り立ったのはいつも通り、台がある場所だった。
身体を洗う順番は小人→巨人という方程式が私とお姉ちゃんの中ではあり、縮小銃が壊れてしまってからは私から洗ってもらうことが暗黙の鉄則となっている。
で、ちょうどよくあった私が今立っているこの台に載せてから巨人の人が座り込む。
これも暗黙の鉄則。
そうしないと、椅子もしくはタイルの上に座ることで小人にとっては大きな振動が伝わり、最悪の場合、肩や頭の上から落ちてしまうからだ。
…私も実は前にそうなって、落ちてしまったことがある。
幸い、お姉ちゃんの大きなおっぱいでトランポリンみたいにバウンドして浴槽の中にダイブしたから怪我はなかったけど、そのときのお姉ちゃんの怒り様は今でも覚えている。
と、そんなことがあったので、私たちの間では必ずそういう風にすることが決まっているのだ。
以上説明は終了。

お姉ちゃんは首を傾げていたが、「まあいっか」という一言ですべて解決させ、あまりこっちに振動が来ないようにゆっくりと膝を折っていった。
いきなりドシンっと座ると、少なからず私の足元にも電気みたいにビリビリと振動が来るのである。
それで転びはしなかったものの、座り込んでしまったことがあるからこれも鉄則に入っている。

ちなみに、お姉ちゃんは風呂を入るときにあまり椅子を好まない。
これにも実話があって、昔…小学生くらいの頃かな?
まだ私たちが縮小銃を使ったことが無く、こうやって愛し合っていない小学生の頃。
そのときも私とお姉ちゃんは仲良く一緒に風呂に入っていて、たまたま私が湯船に浸かってお姉ちゃんが身体を洗っていたの。
で、洗い終わったお姉ちゃんが椅子から立ち上がって湯船に浸かろうとしたときに、足元が水で滑りやすくなっていることを忘れて、転んでしまった。
ちょうどそのときに後頭部を椅子にぶつけて…それからあまり使わなくなった。
でもそれが今では不幸中の幸いなのかもしれない。
だって、もし椅子を使っていて、どっちかを太股の上に載せていたら落ちてしまう可能性だってあったんだから。
私も大きかったときは同様…というか、私は最初からお風呂の椅子はあまり好きじゃなかったんだけどね。
だってなんかひんやりと冷たくて、とても変に思えたんだもん。
そんな実話もあって、私たちは床に座ることにしている。
もちろん、流されてしまわないように十分に注意を払って…。

私が台の上で立っている間、お姉ちゃんは私のもう一段下に置いてあるボディソープを自分の手にふき付けていた。
ある程度付けると、今度はその手を胸のところに万遍無く塗り始めた。
乳首にも谷間にも塗っていく。
その度にグニグニと巨大なおっぱいは形を変えていく。

「ふふっ、ちょっと待っててね~」

お姉ちゃんは私を見ながらそう言ってニコッと微笑むと、機嫌良さそうに鼻歌を歌いながらおっぱいにボディーソープを塗りたくった。
あんなにお姉ちゃんの大きな手がさらに大きなおっぱいに陥没していく。
ときどき手を離してボディーソープを補充するときに一段とぷるんと揺れる胸。
とても柔らかくて弾力があることはもう知っているけど、何度でも触っていたくなるほどあの感触は気持ちいい。
僅かだけど、あのふにふにとしたマシュマロのような感触を思い出したら濡れてきちゃった…(照)。