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若女性教師の桜木志保は覗き行為を行った犯人を100分の一に縮小してしまう。しかし、志保は縮小した覗き魔が生徒たちに対して特別補習と称してエッチな行為で翻弄してしまうお話です(全36,029文字)




 とある地方都市の高校。どこにでもあるような何の変哲もないこの高校の敷地には、かつて利用されていた旧校舎が取り壊されずに残っている。なぜかというと、この旧校舎には夏休みなどの長期休みの間、合宿に使えるよう寝室・シャワー浴室が備わっており、今でも利用可能に整備されているため、合宿時などに生徒たちの宿泊施設として利用されてるのだ。

 そして、学校の周囲の住宅街が静まり返ろうとする夜9時半ごろ、旧校舎に忍び込もうとする人影が3人ほど、どれもこの学校に通う男子生徒ばかりである。少年たちは旧校舎側の校門から高校敷地内に入り込み、少年の一人、笹村幸次が慣れた手つきで旧校舎のグラウンド側の入り口の引戸を外すと、3人はそろそろと忍び込んだ。
 旧校舎はかなり古い施設のためこのようにいくつかの入り口は引戸の立て付けが悪く、コツをつかめば扉を外すことが可能だった。かなり古い規格の校舎はセキュリティシステムが導入できず、そのため当番制で教師たちが泊まり込みで当直勤務をしている。

 旧校舎に忍び込んで、夜を過ごすつもりの3人の生徒たち。彼らは、スリルを味わうために旧校舎に忍び込むとそれぞれにいっているが、これは見つかった時の言い訳。本命は今日の宿直当番の若い女性教師がお目当てなのだ。
 今日の当番は桜木志保26歳。教育実習を終えたばかりの若い女性教師で身長160㎝半ばにして、どんっと張り出したGカップの胸が目を引く。明るい栗色をハーフアップにまとめた髪と、アーモンドの様に丸く大きな目からはどこか優し気な雰囲気を醸し出し、若さと淑女の美しさを両立したような女性を体現している。男子生徒の間ではそんな志保の雰囲気と見た目から、いつも人気の的であった。

 そんな女性教師の覗き行為をやろうと言い出したのは、2人目の少年奥川淳也である。彼は夏合宿の際に、この旧校舎で過ごしその時校舎に忍び込むコツと、シャワー室、浴室の覗き場所を把握した。そして仲の良い2人に当直中の志保を覗きに行こうと誘い、彼が練った作戦を提案したのだった。大雑把で向こう見ずな性格の笹村は2つ返事で了承するが、最後の1人の少年、木口亮太は若干戸惑った。慎重な彼は、覗きがばれたら停学で済まないかもしれない。そんな不安が少年を踏みとどまらせていた。
 だが、こういった時に無類の計画性を発揮させる奥川は、侵入経路から覗きのポイント、そしてばれた時の逃走経路までを仲間に力説すると、その熱意に半ば呆れつつもその勢いに圧されるように木口も承諾したのだった。

 少年たちが旧校舎の扉を外しに忍び込もうとする頃、時刻は午後10時前になっていた。3人はまず旧校舎の更衣室に入り靴を脱いで、校舎内に入る。校舎に入り廊下に出ると当然のことながら電灯の付いていない廊下は月明かりに照らされているもののほとんど真っ暗だ。夜の旧校舎、昼でも人気のないこの場所は夜になるとさらに不気味に見える。
 少年たちが忍び込む目的地はお湯を供給するボイラー室。シャワー室と浴室の裏側の位置に存在するこの施設には、女子更衣室から浴室まで覗けるポイントがいくつもあるのだと、奥川が言う。
 
 少年たちが足早にボイラー室に向かうと、先頭で歩いていた奥川が小さく囁くように後続の2人にしゃべりかける。

 「ちょっと待て、誰か来る」

 その言葉と同時に、懐中電灯の明かりがすぐ先で揺れ動いている。当直見回りに出ている志保先生なのだろう。3人は慌てつつも音を立てないよう、近くの教室に隠れる。
 カツン、カツン……。暗がりの中、ヒールが床を叩く音が廊下に響き渡る。平間の勤務時と同様、黒いウール地のセーターにベージュのタイトスカート。下には立ち仕事で引き締まりつつも、程よくむっちりと肉の着いた脚を包み込んでいる黒いタイツ、そして室内靴としていつもはいてる黒いパンプスの姿で旧校舎の見回りをしていた。

 夜校舎の廊下を見回りしていた桜木志保が、廊下の先に蠢く影を見つけたのか、体をビクッと強張らせ、動いた影の方向に声をかける。

「っ!?、だれ?、誰かいるの?」

 志保は恐る恐る懐中電灯の明かりを影の方に向けるが、何も見つからない。あまり暗がりが得意でない彼女は、不安のあまり自分の影を見間違えたのだと思い、先に進むことにする。

「見間違い……みたいね」

 3人が隠れている教室の前を通り過ぎていく志保。彼女の姿が暗闇の中に消えていき見えなくなると、3人もほっとした表情を浮かべた。
 志保が通り過ぎた後、少年たちは目的のボイラー室に入り込む。ボイラー室は設置後かなり年数が経過しているようで、劣化した壁や窓枠のいたるところに隙間ができている。この隙間穴こそ、少年たちが忍び込んでまで覗きたかった目的の穴だ。
 
 少年たちがしばらくボイラー室で息を潜めていると、隙間の間から光が漏れ出した。そこは女子更衣室につながる穴である。少年たちは確信した。この時間に更衣室を使う人間はただ一人、志保先生が更衣室に入ったのだと。少年たちは鼻息を荒くしつつ、隙間に食い入るように覗き込んだ。

 ここまでは、少年たちの想定通り事が進んでいる。後は女性教師の脱衣シーンと入浴場面を覗いて校舎を後にすれば、青春の一ページに程よいスリルと眼福場面が残る事になる。 
 だが、彼らは知る由もない。覗き対象の桜木志保には他の人間にはない秘密の力、現代では途絶えて久しい魔法を使える、魔女の生き残りであることを......。

***

 旧校舎の見回りを終えた志保は、当直日誌を記帳して就寝の前に浴槽に入ろうと、更衣室に入った。この当直当番は、夜勤となるためあまり気のいいものではないが、この旧校舎の浴室は大勢の生徒たちが利用するので、ちょっとした大浴場のような大きさを誇る。教師となって一人暮らしをしている志保の家では、よくある単身者向けのアパートなので足を伸ばせる浴槽というのは普段使うことはない。だから、この広い浴槽に浸かって疲れをいやせるのは、この時くらいでしかない。そのことだけが、この業務の唯一の楽しみなのだ。

「(さっさとお風呂に入ってスッキリしましょ)」

 見回り中、何度もこちらを見られている気配を感じつつあった志保は、嫌な気分を取り除くため、入浴して気分を切り替えたかった。そんなことを考えながら、更衣室のロッカーに置いた籠に黒色のセーターを脱いで奇麗にたたむと、ベージュのタイトスカートもするりと脱いだことで、下着姿になった彼女のプロポーションがさらされる。
 どっしりと大きく実った胸を申し訳なさそうに包み込む様に谷間が開いたブラジャーは淡いピンクで、カップの部分には白いレースをあしらった可愛らしいもの。同様にショーツはブラと合わせたピンク色で、生地の淵にも白のレースとリボンが付いて、84センチもある張りのある大きなおしりを包むと、そのボリュームは文字通り巨桃のようだ。

***

 覗き口から見える、巨乳教師の薄ピンク色のブラからは、こぼれそうな程たわわに実ったGカップの胸が体を動かすたびにふるふると柔らかそうに揺れる。少年たちは初めて目にする女性の下着姿に興奮して、思わず目を食い入るように覗いてしまう。だが、覗き穴は3人が覗けるほどの大きさはない。結果、覗き穴に陣取れなかった笹村が2人に場所を交代するよう小さな声で、2人を押しのけ覗き穴に陣取ろうとする。無論、黙って高ポジションを譲るほど2人も堪能していないので、3人はごそごそと体を押し合う形になった。

 ガタッ!3人が押し合いをしていると誰かが壁を叩いたのか、床を踏んだのか、大きな音を立ててしまう。その音は隣の部屋の更衣室にもはっきりと聞こえてしまった。

「誰かいるの!?」

 志保はとっさに声を上げると辺りを見回す。姿は見えないが、覗かれている気配はしている。彼女はすぐに検知魔法を使うと、隣の部屋から潜んでいる誰かが居ることにに気づいた。

「そこにいるのね!」

 壁越しにボイラー室へ声をかける志保。覗いていた事がばれた3人は、慌ててボイラー室から飛び出す。そしてすぐ隣の教室へ逃げ込む。奥川の計画では見つかった際、1階の教室に隠れて、ほとぼりが冷めたころにベランダから外へ抜け、高校の敷地外へ逃げる算段であった。

 しかし、逃げ去ろうとする覗き魔を見逃すつもりはない志保。下着姿のまま更衣室を飛び出すと、犯人たちが教室に逃げ込むのを月明かりの中で確認した。彼女も教室に飛び込み、さっと両手を突き出し、自身が覚えている縮小魔法を犯人と思われる人影に放つ。
 すると、突き出された手の周りが青白く光り、光は犯人たちの方へ放たれた。光を浴びた犯人たちはみるみる縮んでゆく。志保は人の影がいなくなることを確認すると、腕を降ろし確信する。縮小魔法は成功したのだ。これで犯人たちはこの教室から逃げることはできなくなるはず。彼女は戦果を確認するため、教室の電気を入れるために、スイッチのある所まで移動するのだった。

***
 3人は突然放たれた強烈な光を浴びて目をつぶると、突然体が熱くなる感覚に陥いった。少し立つと、光と熱さが収まったので目を開くが、そこは先ほどまでの教室とは様子が違う、まるで巨大な暗闇の空間にいるのでは?と、そんな感覚に近い。だが、ここは先ほどの教室同様暗くて、よくわからないのが少年たちを不安にさせる。
 どこかに飛ばされたのだろうか?少年たちが不安で心細くなっていると、カツ―ン!カツ―ン!と甲高い音が響き渡ると同時に地震のような揺れに襲われた。
 少年たちが驚いてよろめき立ってると、パチンと音と共に辺りが急にまぶしいほどの明かりが空間を照らし、そこでようやく自分たちが置かれている状況に気づくのだった。
 この巨大な空間は先ほどまでいた教室。だが、明らかにスケールが違うほど広く、巨大な大きさになっていた。まるで、自分たちが小さくなったかのような・・・・・・。そして、その巨大教室のサイズに見合う超高層ビルの様に巨大になった桜木志保が、教室の中に聳え立っていた。

***

「(あの小さいのが犯人ね)」

 志保は教室を見回すと、ほどなく小さな虫のような存在を確認した。覗き魔の大きさは今や100分の1となり、小さくされた彼らの大きさは1.6㎝前後。その足取りは地虫よりも遅く、この教室は机や椅子もないような何もない教室のため、犯人たちが隠れるところなどどこにもない。

「ここに覗きに来たのが運の尽きね」 

 志保はゆっくりとした足取りで、犯人たちに近づいてみると、状況が呑み込めないのかうろたえている小さな粒。ゴミのような犯人たちは近づいてくる巨人の存在に驚いたのか、散り散りになって逃げ始める。だが、1.7cmもない彼らの足取りは止まっているかのように遅く、意識しないとすぐに見失うほどであった。
 志保がパンプスの音で脅す様に、わざと大きくするよう音を立てながら歩くと、あっという間に犯人たちに追いついてしまった。

「あら?、そんなところにいたのね」

志保は腰に手を当て胸を張ってその大きさを誇るように見下ろすが、その姿勢だと巨大な胸で足元が見えない。仕方なく腰をかがめ、パンプスの横で惨めに縮められた犯人を確認した。

***

 突然の事に事態の把握が追いつかない少年3人だが、巨人となった志保先生がこちらに向かってきていることはすぐに理解できた。明らかにこちらを認識している志保先生に対して覗き行為の謝罪と助けを声高らかに叫ぶも、彼女には届いていないようだ。
 ずうぅん!ずうぅぅん!ずうぅぅぅん!膨大な質量を思わせる足音を響き渡らせながら、志保先生が向かって来ている。いつもは何も感じていない、彼女のパンプスが繰り出す足音は、小さくなった今、甲高いヒールの音さえも体を震わす重低音を発生させ、ありとあらゆるものをぺしゃんこにするプレス機となって、少年たちを踏み潰さんと迫ってくる。

 巨人を前にして、少年たちは恐怖心から志保先生から逃げ出す様に走り出した。しかし、速度があまりにも違いすぎる。僅か数秒で、少年たちに追いついてしまった志保先生は、23メートルもある巨大パンプスを少年たちの進行方向を遮るかのように踏み下ろしてきた。
 ずずうぅぅぅん!靴が降りた衝撃で彼らの身体が数十センチも浮いてしまう。奥川が尻もちをつきながら見上げると、巨人となった志保先生が、何百メートルもある彫刻のような下着姿のまま少年たちを跨ぐようにして立っている。その表情は大きく張り出した胸で見ることはできなかった。

 いつも面倒を見てくれていた志保先生とは違う、女神のような巨人となった志保先生は自分たちの身の安全など微塵も感じさせない態度で聳え立ち、この巨人に殺されると思った笹村は、思わず失禁してしまい、腰の抜けた奥川はすでに悲鳴を上げる力さえ残っていない。
 ただ一人、一番小柄だった木口はパンプスが降りた衝撃で吹き飛ばされ、志保先生から幾分離れた位置で倒れていた。

***
 
 志保は足元にいる犯罪者たちを確認するために、見下ろすようにしながらしゃがみこむと、淡いピンク色のパンツから伸びる巨大な太腿がぐわっと地面に近づき、蹲踞の姿勢となって、小人を挟み込むようにして彼らを捕らえた。哀れなほど小さい犯罪者たちは彼女の巨大な身体の下で、小人に比べて圧倒的な質量を誇る下半身に挟まれ、自分たちの何十倍もの大きさのパンツを彼らの頭上に晒す形となった。

 彼女は、股下で動かない小人を2人摘み上げると、胸の高さまで持ち上げ2人の犯罪者をどうしようか思案する。

「覗きに来た変態どもはどうしようかしら、いつもならここで潰して終わりなのよねぇ」

 つままれたまま身動きができない、小人たちは言葉を理解したのか先ほどより暴れている気がする。志保からは小さすぎてその表情を見ることはできないが、指先から恐怖に顔が歪んでいるだろうことは感じ取れた。

「ふふ、せっかくだから楽しいことをしてお別れしましょ。冥途の土産ってやつよ」

 巨大な女性教師が笑いながら独り言のように言う。小人たちは必死に抵抗するも6m以上の長さの指に挟まれ身動きも取れず、両手で必死に叩くもびくともしない。こうして巨人に捕まった覗き魔たちは悲鳴のような抗議もむなしく、更衣室に連れ去らわれてしまった。

***

 背の低いことで2人より遠くに吹き飛ばされ、幸運にも巨大教師に見つからなかった木口は一人教室に取り残されてしまい、連れ去られた2人と共に元の大きさに戻してもらうよう、教室を後にした志保先生を必死に小さな足取りで追ってゆく。

***

 更衣室に入った志保は、つまんだ指先を見つめ思わず笑いかける。これから行う覗き魔たちへの仕打ちを想像してしまうと、彼女の奥底で隠されていた嗜虐心が沸きたち、ぶるっと小さく身震いしてしまう。
 教師となって勤務してからは忙しさと教師の立場的な倫理的価値観から、人間を小さくして遊ぶことはめっきり減ってしまった。過去の志保は小人いじめが楽しくて堪らず、目についた不快な人間は全て小さくして『処分』してしまうことは少なくない。ついに、その数が多すぎて不審事件と取り沙汰されてからは、怪しまれないよう自分の周りの人間だけでなく別の国や異世界にまで縮小する対象を増やし、激しい日は街を丸ごと縮小移転させて一晩で消費してしまうほどに遊んでいた過去を持っているのだ。

「久しぶりの遊びね、たっぷり使ってあげないともったいないかも……♡」

 久しぶりの小人遊び。志保の体の奥底からふつふつと秘めていた嗜虐心と背徳感が胸の奥から沸騰したお湯の様に体全体をめぐるような感覚を覚える。更衣室に入って扉の鍵も閉めることなく、中に進むころには息が上がり、頬が赤く色づくほど興奮しているのが自分でも分かった。

「あなたたち、私の裸を見たくて覗きに来たんでしょ?最後なんだし、見るだけじゃなくてたっぷりと私の身体を堪能してお別れしましょ♪」

 小人をつまんだ指先をピンク色のブラに近づけ、捕らわれの覗き魔たちに、大きく張り出した胸を見せつけ、その身体で始末することを宣言した志保。指の間からは虫の音よりも小さな悲鳴がピーピーと聞こえるが、彼女の興奮した鼻息よりも小さいその悲鳴は、巨人の耳に届くわけもなく、ただ震えるばかりだった。

 志保はつまんだ指とは反対の指でパンプスを脱ぐ。彼女以外、誰もいないにもかかわらず、無意識のうちに奇麗に並べる素振りは、彼女の育ちの良さを伺わせる。巨大教師は脱いだパンプスに指を近づけると、虫けら同然となった笹村を左のパンプスに放り込んでしまう。その時、一緒につまんでいた奥川は、パンプスに入れず床に落としておく。

***

 パンプスに放り込まれた笹村は、ゴロゴロと坂のようなソールの上を転がり落ちた。やっと停止した場所は、パンプスのつま先部分。一日中履いていた志保の汗をたっぷり含んだ靴の中は、むせ返るような汗の湿気と染み込んだ皮脂の匂いによって熟成された、つんっとする刺激臭は、小人になったことでより敏感になった笹村の目や鼻を刺激してくる。猛烈な刺激臭によって少年の目は涙が止まらず、息をするたび咽んで、この地獄からの脱出しようと模索し始める。

 この地獄のような空間の靴から脱出するべく、少年がかかと部分に移動したいのだが、普通サイズの時には、5㎝足らずのヒールがもたらすインナーソールの坂は、1.6㎝になった笹村からすればそそりたつ壁となってゆく手を阻んでしまう。
 それでも、笹村は志保の汗と皮脂を含んだ香りに狂いそうになりつつも、小さな手でソールをつかみながら坂をよじ登る。そして、ようやくたどり着いたインナーソールの坂の頂上で笹村を待っていたのは、靴の牢獄からの解放でなく、さらに高くそびえる6m以上あるパンプスのかかとを覆う更に高い壁。

 巨人の靴の牢獄は、笹村の脱出行為全てを阻む。アリよりも小さい少年は、この牢獄から出ることは叶わず、巨大女性教師の足の体臭を全身に浴びながらことの成り行きを待つほかなかった。

***

 志保はパンプスの中で蠢くゴミを見下ろすと、このままタイツに覆われた足を靴にねじ込み、タイツ越しに小人を転がして動かなくなるまで痛めつけて、ぷちっと潰してしまいたい衝動に襲われるも、今はまだ我慢の時。楽しみは後で取っておくよう自分を抑え、パンプスを持ち上げて中を見てると、やっとの思いで踵部分にたどり着いた覗き魔がこちらを見上げている。こんな変態など足の香りの強いところに閉じ込めておきたい志保は、彼を再びつま先部分に入れるため、靴を少しだけ傾けた。すると予想通り、ころころと黒い粒が転げ落ちていった。

「そうよ、あなたにはつま先で私の匂いが染みつくまで隠れていなさい」

 志保はにやりと笑うと、手に持ったパンプスを揺らして中にいる覗き魔を揺らして遊ぶ。この子は後でたっぷりと遊んであげよう。志保は靴に入った小人を後回しに、もう一人の小人で遊ぶことにした。

***

 笹村が巨大パンプスの牢獄で藻掻いいている中、床に落ちた奥川は、志保先生が床に放り投げた後、パンプスの影に隠れあの巨大教師をやり過ごそうと息を忍んでいた。
 だが、奥川からすれば黒光りしているビルのような巨大なパンプスも、志保から見れば23㎝以下のただの靴。彼女が上空から靴の回りを探せば、あっけなくすぐに見つかってしまうのだ。

「見つかっちゃたね♪、君はどうやって遊んであげようかしら?」

 志保が笹村を入れた左のパンプスを降ろした際、右のパンプスのヒールの影で怯えて隠れている奥川と目があってしまった。そして、わざと獲物を狙う怪物のようにゆっくりと、タイツに包まれた指先をわしわしと動かしながら、足先で巨大なパンプスを押し倒し、隠れている奥川をさらけ出してしまう。

 「見つかった!」そう思った奥川は、必死に巨大教師から逃げ始める。陸上部の学年トップクラスの奥川の持ち前の俊足も1.5㎝ほどになった今は、時速1kmにも満たない。弱ったアリのように遅い足並みを嘲笑うように巨大教師は奥川を踏み潰さない程度に位置を調整しながら、ゆったりとした足取りで、走る彼の真後ろに脚を下ろして囃し立てる。

 巨大教師の足が降りるたび、巻き起こる風圧で転ぶ奥川。転んでも彼の若さを行かした瞬発力で慌てて立ち上がると、今度は方向を変えて走り出すが、巨人から見下ろせば方向など一目瞭然。
 今度は奥川の行く手を遮るように足を下ろせば、逃げ道を塞がれた少年は戸惑うばかり。そんな様子が滑稽でたまらない巨人は上空でくすくすと笑っている。ますます弑虐のペースが加速して小さな少年を追い詰めてゆく。


「ほらほら、早く逃げないと踏みつぶされるわよ~♪」

 何度も何度も執拗に小人の行く手を遮るように脚を下ろして行くうちに、彼の体力も限界を迎えようとしているのだろう。志保が見下ろせば、足元には死にかけたハエのようにフラフラとさ彷徨い歩く様子が上空からよくわかる。

 このように小人の体力の限界まで追い込むのは気分がいい。無論この程度の恐怖で終わりにするつもりもない志保は、ロッカーのそばまで小人を追い立てると、爪先をつきだし彼の体をロッカーとの間にはさんで逃げられないようにした。自分の体の3倍以上もある足の指に押し付けられた小人は、思わず小さな悲鳴を上げてしまう。
 ゾクッ、小人の悲鳴を聞いた志保は、胸の奥底から秘めていた嗜虐心がゾクゾクっとこみあげている。

「可愛い悲鳴……。もっと大きな声で鳴いて頂戴、小さすぎて聞こえないの」


 弱りきった奥川は意識が朦朧としていた。なにせ、一本5mを越す足の指に押し付けられ、肺の空気が押し出されているのだ。時折、足の力を少し緩められた隙に取り込む空気は、巨大教師のタイツの香りだった。少年は、本来嗅ぎたくもないむせ返るような汗の匂いを、胸一杯に入り込む。今はこの匂いに我慢しなければ呼吸もできない。少年は自らの無力感を痛感して涙を浮かべ、かすれる様な弱弱しい声で助命を巨大教師に求めてゆく……。


 そんな声等知るよしもない志保は、押し付けているタイツを強めたり、弱めたりしながらつま先の小人の体力を削り取って遊んでいる。小さくされた男など虫よりも弱く、虐めがいがあるというもの。体中にゾクゾクとした嗜虐心と教師なのに小さな生き物を弄んでいることで背徳感があふれ出て、全身の毛穴が沸き立つような快感で気持ちがいい。
 興奮した志保はさらなる辱めを小人に要求する。

「痛い?苦しい?……そう、ならやめてほしければ足を舐めなさい」

 志保は小人につま先を舐めるよう要求したのだ。彼女がつま先に意識と目線を集中すれば、命が惜しい小人は戸惑う素振りも見せず、一心不乱に巨大タイツの親指と人差し指の間に顔を埋め、その小さな体に見合ったような小さい舌でチロチロと、タイツをなめ始めた。
 小人が必死につま先を舐めているのだろが、2cmもない小人の下など1ミリ以下しかないのだから志保が感じ取れるものではない。だが、そんな道理などで許す志保ではない。

「もっとよ。激しく」

 小人の愛撫に不満を持った志保は、つま先の小人に冷たく言いつけると、ぎゅっと指先に力を込めた。
  すると小人は今までにないほどの悲鳴で鳴き始めた。おそらく慌てて許しを乞っているのだろう。

「(っっっ!!!)」

 小さな小人をいじめて漏れ出す悲鳴は志保の感性を激しく揺さぶってゆく。だが、このままだと、彼女が満足する前に小人が潰れてしまう。少しだけもったいなさそうな表情を浮かべつつ、つま先の力をほんの少しだけ緩めてあげることにした。
 指先の力が緩むと同時に、小人は先ほどとは打って変わって、頭を激しく揺らしながら、舌がいたくなるほど伸ばして、口の中の唾液が枯れてしまうくらいになめ回す。

「あは♡、惨めな虫ケラねぇ」

 志保は自分の思い通りに小人が行動する様子を見て、この小人の生殺与奪を自身が握っている事の支配欲を満たしながら、ピンク色のパンツの下で股間がジワっと熱いものが滲み出るのを感じた。彼女の歪んだ欲望が愛液という形で漏れ出し、88㎝を超えるバストの先端の乳首はすでにブラの中で窮屈なほどに固くなっている。

 小人になってすでに限界を迎えていた奥川は、殺されたくない一心で巨人の言う通り、汗臭いタイツを舐め回していた。小人となった状態では40デニールの目の細かいタイツも、針金の様に太くなってしまう。それでも少年は巨人に言われた通り、舌先で自分の口の中の唾液をすべて巨人のタイツに擦り付けるようにして舐め回す。
 でも、そんな愛撫も限界に近い。さすがの男子高校生の体力も限界をすでに通り越して、気力だけで動いているのだ。匂いと疲労で意識が薄れてゆく中で奥川が最後に見たのは、昼間の優しい桜木先生がまるで別人となった、虫のような生徒を嬲るようにして遊んでいる巨人に変わった姿だった。

 つま先で遊んでいた小人が精根尽き果てた動か無くなったのを見た志保は、いつもみたいにこのまま踏みつけ終わりにしようとしたが、ふとパンプスに放り込んだもう一人の覗き魔のことを思い出した。こっちの変態の体力が回復するまで、あの小人で遊んでやろう。

「(今夜は久しぶりに、一晩中小人で遊んじゃいそう♡)」

 巨大教師は笹村とは反対の靴、右側のパンプスに奥川を放り込むと、左のパンプスを持ち上げてひっくり返すと、閉じ込めておいた笹村を掌に落とした。

「さぁ、あなたはどんな遊びがいいかしら?」




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