本記事は「大きなアリス、小さなアリス」後編のサンプルです。

 徐々に小人としての喜びを知ってしまっていく中、実はすべてゆるふわ後輩の手のひらの上だと判明。過去の自分を脱ぎ捨て小人としてのマゾ幸福へと目覚めていくお話。

【内容】※すべて20倍差
・綿棒責め強制性処理プレイ
・おみ足屈服プレイ、おみ足三角木馬プレイ
・クリご奉仕エッチ、クリ挿入一体化体格差エッチ
・これまでのプレイ再演
 そして膣内へ閉じ込められ……という内容となります(20000字。計48000字)

 ゆるふわ女子と思っていた後輩にすべて見透かされ、身も心も掌握されながら快楽を植え付けられていく、そんなシチュに興味がある方は是非。

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§
 私は、それ以来。

 愛でられ。
 圧倒され。
 エッチされ。
 愛でられた。
 狂わされた。
 犯された。
 壊されて、導かれて、堕とされる。シて、サレて、サセられて。犯されて、“侵”されて、また犯されて犯されて犯されて犯されて。

 その果てで、私はとっくに、主体性なんか失っていた。
『今日はこの服が良いですね♪』
 優莉の愛ある誘導は、私を一瞬で狂わせる。
『今日は胸ポケットで過ごしましょうか♪』
 もう私は、優莉の要求に何の疑いも持てない。

 知っている。今ならわかる。私は鬱陶しがっているふりをして、自分を慕う後輩に浮かれていた。元から私の心は半開き。こじ開けられるというより開け放たれたというべき。優莉への漠然とした好感は不器用な愛に変わり、怒涛の肯定と巨大さはもはや崇敬の域へと私を連れて行っている。

『少し体が冷え気味ですね。今日は昼もお胸の中で過ごしましょう♡』
『そろそろシたくなりましたよね? “アレ”、してあげますね♡』
 そう。

 で。
 それの何がダメなんだっけ?

 正気を保つために、なんとか過去のことを思い出そうとする私。遠い昔のように思える思考回路は、今となっては別人にさえ思えた。
 とはいえ、少し、少し昔の感覚を取り戻しかけた時。

『新しいお洋服を買ってきましたよ~♪』
 ドアから現れた優莉は、手に白い布切れを持っていた。私は、まるでショーツみたいにフリルに満ちたそれを落とされ、クスクスともがく様を見下ろされる。
 そこから、辛うじて抜け出し。
 広げてみればその布は、純白のウェディングドレス。
 可愛い。
 お嫁さんの衣装。ふりふりで、優雅で、愛らしくて。
 可愛い、着てみたい、そしたら私、小さなお嫁さんになって、優莉の、ゆ、優莉の……?
 挙句、私の隣に透明な直方体を置くと。
『今日はこのフィギュア用の箱に入って飾られちゃいましょう♪』
 そんなことをのたまったのだ。

「………………だ、だめ、ダメダメダメ!! この服はダメよ!」
 私は慌てて投げ捨てる。昔のことを思い出していたせいか、なけなしの理性が危険を察知していた。これは、女性にとって決定的な意味を持つ特別な服。そして私が、絶対着たくない服だった。相手が男であれ女であれ、一人で生きていきたい。そういう人間だ。優莉が、それを意識してないはずがない。何かされる。最後の最後まで堕とされる。
『あはっ♪ 何を今さら躊躇ってるんです? これまであんなことされて悦んでたのに……♪』
「だ、ダメ! とにかくこれはダメだから!」
『あ~~♡ 口答えしてる先輩、かぁわい~♡ 昔の先輩みたいですね? 今になって思い出しましたかぁ?』
「っ……!」
 それでもなお、私は“イヤ”を叫び続けた。押し付けられるドレスを投げ捨て、机の奥へと逃げようとする。

 そんな私に、肌色の毒蛇は巻き付いて。
『じゃ、裸になっちゃいましょう♪』
 無理やり、服を剥ぎ取られる。悲鳴を上げるも無駄。私は無数の指たちに襲われて、無惨にも服をビリビリにされてしまう。

 そして、裸人形と化した私を、人形ケースの中へ摘み落とすと。
『詰まっちゃえ☆』
 壁を叩き私を、脱ぎたてショーツで圧し潰し。ニーソも一緒に、ねじ込んでしまった。
 自分の下着でパンパンの箱の中、半狂乱になる私をクスクス笑う優莉。そしてスマホを取り出し、藻掻く私を撮影しだす。
「何をやってるの?! やめて、撮らないでっ! 優莉、優莉っ!!」
 しっとりと、じっとりと温い下着の水面から顔を出せば、私は烈火のごとく激怒する。当たり前だ。僅かなりと正気を取り戻したせいで、余計に憤激の度は深かった。

 だが、ドスッと降ってきたのはウェディングドレス。
 土から顔を出す幼虫のように這い出す私を、優莉はもうニコニコ見下ろすだけだ。
 そして蓋を閉めてしまえば、私は完全に人形用のディスプレイに閉じ込められてしまった。

『あ~あ、閉じ込められちゃいましたね~。どうします? 私に赦しでも乞いますかぁ?』
「ば、バカ言わないでっ!」
 片や優莉は、少しスカートをたくし上げ、何も纏っていない下半身を目の前に晒すと、
『そういえばいま私、トイレに行きたいんですよね』
「ひっ?!」
 私に後輩女神が、ニッコリとして言う。

 想像してしまう。可愛い、そして絶対的に快楽を与える存在が、私に聖水をぶちまける光景を。反発しながらも、どうしようもなく想ってしまう少女の、排泄に巻き込まれる。8000倍の立体感で見上げる優莉のガニ股の威容は、克明に私の脳裏に広がっていた。

 白状する。一瞬興奮した。

 蒼白となって恍惚に酔いしれ、箱の中から逃げ出そうにも逃げ出せない小女子。それにくるりと背を向け、女神は。
『お風呂に入ってきますからね〜♪ それまでにちゃんと、着といてくださ~い。あ、一人でシちゃダメですよぉ? 私、怒っちゃいますから♪』
 軽い調子で、命じた。

 地響きが、去っていく。
 いつになく強引な優莉に、私は焦燥感を覚えつつ。
 箱の中に立ち込める淫猥な香りで、既に朦朧としつつあった。


 ⁂
 優莉の入浴は、既に1時間は超えていた。
 それ自体は特段、おかしいことではない。

 私を。
 全裸の先輩を、箱詰めにしてさえいなければ。

 箱内、微細なクシャミが一つ弾ける。
「無理、もう、無理ぃ……!」
 寒い。着るしかない。契約の象徴に、自ら。何より、この、ふわふわと女の子の、優莉の香りのするモノから、意識を、引き剥がせない……!
 既にこのドレスは、格別の意味を帯びていた。何か、決定的な決断を迫られている気がする。とはいえ意地になって拒む私にも、先に待っているものが何かはわからずにいた。

 震える体を、ゆるふわ美少女の下着にうずめようとし、濃厚な香りにくらぁっとする。途方もない少女の体熱もとうに奪われ、箱内の気温にむんわりと残滓をとどめるのみ。比較的優莉の香りが薄い布は、一つしか残されていない。

 最初は、布地を抱きしめるだけだった。
 それから、くるまり。
 いつのまにか、脚がドレスの中に入っていて。
 着るしかなかった。ガタガタ震えて、エッチな香りに酔わされて、判断できないまま私は、自ら人形へと堕ちていく。

 私を、スマホのカメラだけが見つめていた。

 そこに、響く天女の声。
『せんぱーい。着―ましーたか~?』

 白いネグリジェを着た、優莉。

 あまりに美しい、愛らしく淫靡な女神の姿だった。

『……あはっ♡ ちゃんと着れたみたいですね♪ えらいえらい♪』
 目の前にむっちり色白の太ももをそびえさせ、レースの編み込まれたセクシーな下着で私を見下ろして。
 優莉は、うっとり私のお人形姿を見下ろしていた。すぐには腰を折らない。はるか下方、自分の股間の前に立つ小さな小さな姿を目に焼き付け、矮小さを楽しむのだ。自分の股間と、圧倒的に小さな先輩。無力な私と、とてつもなく母性的で淫靡な女体の巨大さ。その対比に、私さえ本心からの劣情を催しつつあった。
『先輩、お人形さんになっちゃいましたね♪ 可愛い可愛いお人形、私のお嫁さんにされたち~っちゃな女の子♪ もう先輩、私の所有物になっちゃったんです♡』
 声はあくまでいつも通り。
 でも、興奮している。めちゃくちゃに、発情してしまっている。
 既にじわぁっと、巨大な存在の興奮アロマが滲み始めていた。小人だからこそわかる、女神の肉体的感情的性災害。感情を無理やり連動させられてる。エッチしたいと思われたら、エッチしたいと思わされちゃう。もはや私は、完全に後輩専用の人間性玩具。思考を無理やり、後輩に同期させられる。正気に戻らなきゃ。

 だが、私自身が、本当の自分が、それを望んでいた。

 もちろんそんな葛藤、女神の前には無に等しい。
『ふふっ、私の、私だけのお人形さん……♡』
 そう言って、摘まみ上げた私を抱きしめる豊満なバスト。体の冷え切った着せ替え人形は、爆乳熱源にしがみつくだけだ。好意を隠していた少女に、心から甘えられる、依存させてもらえる。それ自体は間違いなく幸福で抗う理由のないものだった。
『可愛いですよ先輩♡ 世界一可愛い、ちっちゃくて弱い私のお人形さん♡ 冷たい体に私の甘ぁい体温、染みこんじゃいますね♡ エッチな持ち主の香り、どんどん入ってきちゃいますね♡ どうですか? 私が怖い? 私が気持ちいい? もう頭とろんとしちゃって、何も考えられないね♡ 先輩、もうおしまいだね♡』
 甘い奴隷契約の言葉を連ね、包んで離さない包容力。片や人形性奴隷は、母性の惑星にしがみつくだけ。乳輪でさえ私より大きな絶対的乳房。それは絶対的な力で私を包み込んでいった。白いネグリジェの中、乳白色のGカップがあまりに柔らかく暖かい。熱いくらいだ。火照った体は、明らかに私を求めている。

 そんなものにしがみついて、母性が爆発しない訳がない。
『あっ、可愛い、かわいいっ……♡♡ 先輩、ううん、妖精さん♡ 私のものになっちゃったね♡ 私に蕩かされて、もう思考力残ってないね♡ いいんです♡ 私に包まれちゃって、いいんです♡ これが先輩の幸せです♡ わかりますか? このお~っきくてぇ♡  柔らかくてぇ♡ エッチで甘ぁい存在がぁ♡ 先輩の神様なんですよぉ♡♡』
 女神の抱擁が爆乳ごと私を抱きしめれば、“むっぎゅうぅッ♡”と押し寄せてくるみっちりぎちぎちマシュマロおっぱい。乳圧に比例して快感は急上昇し、毒沼性フェロモンにイカれてしまう。
 あったかい。
 熱い。
 甘くて柔らかくて重くて気持ちよくて、好き、大好き。
 この女の子が好き。
 この砂糖菓子でできた女神さまに、もっと愛されたくなる。
『あはっ♡ いいよ♡ 甘えていいよ~♡ 私の小人ちゃん♡ どうせ抗えないなら甘えた方が幸せ、そうですよね? 気持ちよくしてくれる私が神様、そうでしょう? 大丈夫、こんな可愛い存在、絶対見放したりしませんよぉ♡ だから……、ぎゅううぅ~~~ッ♡』
 容赦なく甘い言葉を投げかける。とてつもないもっちり爆乳で私を抱きしめる。理性を蕩かされた。私をペットモードに書き換えた。ひどい。やめてほしい。私を人形にしないでほしい。愛されたいと思わせないでほしい。私に私を騙させてほしい。素直にさせないで。

 そんな思いも無駄だった。私は瞬く間に言葉の魔法に堕とされると、そのままベッドに連れ去られてしまう。
『ふふっ♪ 同じ白のレースでどこにいるかわかんなくなりそうですね♪』
 パッと手を離し、私を爆乳の上にぽよんっと堕としてしまう優莉。私はおっぱいのゲレンデに張り付こうと躍起。巨大なお姫様のしっとりおっぱいに、ドレス姿で密着する。
 優莉にしてみれば、自分の胸に愛玩動物が張り付いているのだから興奮しないはずがない。より深く私を誘い込もうと、ネグリジェの胸元を”ぐっぱぁ……♡”と開く巨乳少女。足元で弾力豊かにむにいぃッとこじ開けられていく色欲の坩堝が、私を呑み込んでいく。まるで流砂、蟻地獄。大質量おっぱいの重力場に引きずり込まれ、私は砂時計の砂粒だ。

 そして。
 滑稽におっぱい蟻地獄に落ちていく自分を、ふと俯瞰した、その瞬間。

 一瞬だけ。

 一瞬だけ私に、理性が舞い戻った。

 多分、最後の私の足搔きだったのだと思う。これを逃したら終わりだと、理性と本能が知っていた。だから、私は優莉に、細い顎先しか見えない母性の渦に、語り掛けた。妙に冷静な声で、滑稽なくらいに場違いな声で。

「優莉、聞いて、お願い、聞いて……」
 か細くも、そう言った。いつになく真面目で落ち着いた声に、女神もピタリと手を止める。

『はい、なんでしょう?』
「私、戻れなくなる」
『と言いますと?』
 バカだ。私らしくない。言葉が出てこない。それでも絞り出した言葉はひどく片言で。
「飾ってない、甘えたがりで、弱い自分から、戻れなくなっちゃう……。私、多分もとは、こんな人間だったと思う、けど、それ、私、好きじゃ、ないの、イヤなのっ……!」
 どう言えばいいかわからない言葉を、しどろもどろに言う私。後輩の手のひら、告解のように自分の本性をさらけ出す。極限状態で、ようやく気付いたことだった。自分が本来こういう人間だと、無理をしなければ堕ちていくから、理想を高く持っていたのだと。
 そんな私に、優莉のすべてはあまりにクリティカル。それを伝えねばならなかった。

 そんな私の言葉を、ニコニコと、時に真剣に聞いてくれる優莉。うんうんと頷き、“そうですか?“と呟いて。
『そうですね、それなら、こんな言葉はどうでしょう?』
 続いて、手の上の私に、柔らかな唇を近づけると──



『ばああぁ〜〜〜〜~~~~~~~~〜か♡♡♡♡』



 怪物的にエッチな唇が、そう蠢いたのだ。