本記事は「巨色を好む英雄譚」のサンプルです。

 異世界の少女により救われたファンタジー世界の住人が、少女の世界に訪れたところそこは5000倍サイズの現代世界で……、という話。黒スト5000倍美少女によるunaware蹂躙というコミッション作品です。

【内容】※すべて5000倍
・巨尻座り潰し
・太もも相手の戦闘と挟み潰し、指責め
・乳揉み見せつけ、谷間プレス
・ディルドオナニー巻き込まれ、膣内監禁
・再縮小、乳腺監禁、絶頂
(おまけ)別視点でのタイツ足裏蹂躙

 認識不可能な巨大さの黒ストむちむち女子高生の巨体に翻弄され、無意識に分泌される汗蜜やフェロモンにさえ敗北しながら壮絶な一人エッチに巻き込まれるお話。
 珍しく超巨大サイズなので、気になる方は是非是非。(また、SkebとPixivリクエストを再開放中です。今回のようにキャンセル作品も再受付することがあるので、ご興味のある方はご利用ください)

https://fantia.jp/posts/2328676

https://natsumegts.fanbox.cc/posts/6897014

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
§

 力なき者が力を打ちひしぎ、かくて平和はとこしえに。いま戦火は絶えて、荒野に人煙もない。叙事詩の時代が牧歌に変わる。そこに、異論を差し挟む者はいない。
 一方で。
 その機縁が小娘のものであると、信じるものは多くはなかった。
 異界の門をくぐって招いた勇者が、精霊でも神人でもなく、ただの少女であった、などと。ましてそれに宿敵を破られたとは、彼らにとっては信じたくない部類のことであった。

 とはいえ、信じる信じないによらず事実は目の前にあり、
「じゃ、そろそろ帰るよ」
 当の少女は仲間らに見送られ、在るべき場所に戻ろうとしていた。
 魔族平定から日ならずして、早朝のことだった。

「みんなも、元気にするんだよ? 病気も呪いも多いんだから」
 黒髪を翻し振り返れば、姿かたちの違う仲間たち。精悍な戦士と魔導士一人、幼い少年の小魔導士。長身有翼の天使族がそれらの後ろに立つ。凸凹としたパーティーの中、とはいえ、ひときわ目立つのはやはり少女勇者自身だった。勇者と言えば精悍な青年と相場が決まっている。諸々固定観念の多い彼らにとって、少女の勇者ということ自体が理解に苦しむ。とはいえ戦乱を収めたのは、その不可解さそのものだった。

 実際のところ、4人の誰もが黒髪の異世界人を理解できずにいた。なぜ彼女がこんなに早く帰ろうとしているのか。饗応はまだ終わっていないのに。
「その……、エリサさまはお還りになって、どうするのです?」
「うーん、まずはご飯かな。いや、お風呂が先か……」
 頓珍漢なことを言いながら、煤けた袖を摘まむ少女。とはいえその肌は白く透き通って、くすみ一つない。王族でもなければ、これほど手入れは行き届くまい。と同時に雰囲気は無邪気で、かつ快活で、勇者というより踊り子の方がよほど似合う。
 戦士や長身の天使族たちに比べれば、あまりに小柄なうら若き少女。どことなく黒猫に似た雰囲気を持つ彼女は、戦乱にはあまりに不釣り合いだった。腕を掴めば、折れてしまいそうな細腕。守るための鎧や防具も脱いでしまえば、華奢な印象はいや増した。その奇計奇策で討伐は成ったのだが、とても戦に長けたものには思えない。歴史を背負った戦いの中で、彼女の雰囲気は常に軽やかだった。

 だから、その声は今もなお跳ねまわる猫のようで。
「あ、あと、買い物かな? 本でしょ? 服も欲しいし、ゲームも……」
 あっけらかんと、生活臭ある言葉を連ねるのだ。問い直そうとして、男が口ごもる。エリサがそれを、下から悪戯っぽく見上げた。その、茶色がかった瞳の美しさ。目を逸らせば質素な服から、予想外に豊満な胸元が肌を輝かせる。それが青年魔導士を赤面させた。どうもこの勇者は少女然とし過ぎている。
「いやそうではなく……、その後です。他の世界にでも行かれるのですか?」
「他の世界……? いやいや、あー、うん、まあそんなところかな?」
 伝わらない何かを思い浮かべていることを、一向の誰もが理解していた。冒険の行程を思えば、それも深慮遠謀の一つに思われる。はじめは不気味であったズレを、飲み下したからこそ今があった。
「流石エリサさまです。……また別世界で義挙をなさるおつもりなんですね」
「あは。私はそんなガラじゃないよ~。そもそも、“魔王”とか“冒険”とか、ちょっと、ね……」
 黒髪少女の苦笑を、謙遜と取り違える一同。使命があるなら引き留めることはできない。目配せして、ゲートを作り出す。召喚の際は苦慮したそれも、今となっては物の数ではない。彼女自身の功績だった。
「これを潜ればいいんだよね? ……あ、見えた見えた」
 エリサは、身を滑り込ませる。そして、忘れてたとばかりに顔だけ覗かせると。
「じゃ、またね~」
 ひらひらと手を振って、久しぶりの故郷の挨拶をするエリサ。
 それを一同は、再開の約束と受け取っていた。


 ⁂
 聞くも涙語るも涙、ばかりが英雄譚ではない。
 英雄は得てして創作物で、実際彼女が聞けば手を叩いて笑うものだった。エリサの虚像と絵理沙の実像はまるで重ならない。事実彼女は、常に“魔王討伐”に後ろ向きで、戦士、勇者、魔導士と口にするのを恥ずかしがり、直接的な戦闘は彼女の能くするところではなかった。もっと文化習俗を楽しみたい。ファンタジーな世界は、ゲーム好きな彼女の興味を引いた。だが当の異世界人が欲してやまないのは、その知識の方だった。

 そして渋々提案するのが、ブラフ、搦め手、各個撃破。美貌に似合わずその発想は地味でありかつ悪辣で、とてもじゃないが俄かに受け入れられるものではない。そしてその分、よく効いたのだ。

 なぜそんなことを思いついたのかと訊けば、聞いたことがあるからだと言う。どこで聞いたことがあるからと訊けば、遊びでと言う。言葉を失った。修羅の世から来たのかと耳を疑った。ディスプレイ越しの疑似体験という発想が、彼らにはない。何より、虐殺と世界大戦などという狂気と彼らは無縁で、エリサの認識以上に彼女の元いた世界は悲惨だった。

 だから、エリサの発想は劇薬だった。
 戦士は奇形奇策を用いることに不服で、蛮勇を諌めるのに苦労した。本丸に至ってからは面目躍如、最初で最後の大攻勢が、ようやく彼らに充足感を与えてくれた。恐らく唯一の、英雄譚らしく華々しい一幕。包囲殲滅という発想が、この先禍根を残すことを彼らは知らない。歴史を清算した、この一瞬だけが彼らのすべてだった。全てが決した夜半から、暁方、即席の祝宴でエリサを祝福し、送り出す。
 そして、再会の約束を取り結んだのだ。

 後日凱旋し、あらゆる栄誉と饗応を受ける勇者ご一行。
 それもあらかた終わり、諸々の栄誉と地位を与えられた時。

 自分たちの時代が終わったことに、早くも彼らは気付き始めていた。
 
 理由は明白。
 戦乱から安定の時代。平和を期す上で、度を越した力は邪魔だった。名誉を受け各地に散り散りに招聘される英雄たち。その裏からは、ありありと権力者の恐怖が透けて見えていた。

 味気ないものだった。極めた技術もじき不要になる。豪傑さも大魔術ももはや披露されることはない。というより、必要とされてはならなかった。万一に備えねばならぬが望んでもならない。くすぶるのも当然だった。ファンタジーの世界にもそれなりの疲労がこびりつく。

 結局、彼らの再開は先延ばしされ、機会が巡ってきたのは式典の時。
 第一声は、ぎこちないものだった。
「……お互い、苦労が絶えないみたいですね」
 久しぶりに有翼少女を見上げて、戦士は苦笑した。ニコニコと温和な長身天使が、翼に場違いな勲章を付けさせられている。本人はその奇抜さに気付いてない。
「そうですか? 人間方の習俗かと思っていましたが……」
「異種族の習俗に巻き込まれるのは、立派な苦労ですよ」
「なるほど……。まあ、この子も大変そうですね。お姉ちゃんに会いたい、というのがほとんどですが」
 そう言われて、長躯に隠れていた少年魔導士が顔を出す。何も分からないままに英雄の一人に数え上げられ、どうも具合が悪いらしい。その点で言えば、青年魔導士も同じようなものだった。お偉方たちのおしゃべりに捕まって、今ようやく解放されたらしい。
「お疲れ様です。やはりパーティーはやりつけませんか」
「私はもともと学者肌でしたから……。研究室をもらえたのは嬉しいですけどね」
「いささか遠すぎはしませんか」
「あの術具も取り上げられましたよ。今は学舎のモニュメントとして飾られています」
 ある意味で、もっとも幸せなのは最後の戦闘にかき集められたエキストラだったのかもしれない。平々凡々な一般人が、今もこうして一流のパーティーに混じっている。はじめは不相応な待遇に戸惑っていた彼らも、今となっては誇らしげなものだ。

「エリサさんはよくわからない方でしたが、この状況もよくわかりませんね」
 翼につけた勲章を外し、美少女天使が言う。下級存在を微笑ましく眺めているようにも見えたが、戸惑っているようにも見えた。
「あの不思議さは唯一無二でしたね。居たら居たで困りも……考えさせられることが多かったですが、今となってはまた会いたくなります」
「エリサ様は“また会いましょう”と言っていましたがね」
 子供が顔を出す。
「お姉ちゃんに会えるの?」
 その一言が決め手だった。

 夜半に彼らは抜け出した。会えるなら、また会いたいと思ったのだ。
 
 かくして一行は、彼女と同じゲートを作り。
 夜半の中庭で、次々乗り込んでいく。
 中空に広がる楕円の歪み。その奥は見通せない。戦士が手を差し伸べれば、意外にもその先の空気は快適だった。あっけなくその身がゲートに引き込まれていく。
「……世界渡りがこんなに簡単とは」
「これも彼女のおかげですが……わっ?!」
 4人がどよめいたのは、光の明滅が一挙に襲ってきたから。体幹のねじれるような感覚、異質な空間へ押し込まれる感触が肌をそば立てた。
 そして一転、体が世界に定着する感覚。どこか、奇妙に明るい場所へ降り立ったらしい。
「……ここは?」
「ここが、エリサさんの世界、何でしょうか……?」
 違和感があるのは、影がないからだ。四方から光があふれるような感覚が奇妙で、天界へでも転移したかと思うほど。ツルツルとした床も妙であり、生物の感触を嗅ぎ取れない。だが、特に問題は見られない。
「成功、みたいですね。……ここに本当に、エリサ様がいるんでしょうか?」
 見渡すも、妙に抽象的な、直線的な輪郭ばかりが目立つ世界。ごちゃごちゃと物は置かれているのだが、それが何か一つもわからない。自分たちの世界との違いに彼らは狼狽えた。明らかに、別の技術で作られている。

 そこに、扉が開く。のっぺりとした一枚板の奥から、誰か入ってきた。
 一堂歓声を漏らす。

 いきなり、求めた姿が現れたからだ。
 
「エリサお姉ちゃん!!」
 少年が駆け出す。手を伸ばせば届きそうな距離。そこへ飛び込まんばかりに走り出したのだ。微笑ましくも感動的な様に、一同も感じ入るところがあったらしい。
 けれど、少女だけは別で。
 全く無表情のまま、一歩。また一歩と近づいてくる。
 近づいてくるのに、まるでこちらに気付かない。

「エリサ、様……?」
 当惑する中、じきに彼らも異変に気付いた。遠くにいるはずの、少女の姿。それが、立ち尽くす少年の影と既に同じ大きさだったからだ。
 一歩踏み出すと、さらにグンっと大きくなり。
 もう一歩、さらに一歩と進むたび、爆発的に大きくなる。今や少年を膝下に収める巨躯。だが、それでもなおこちらには気づかない。

 気づく。
 彼女が、自分たちを視認できないほど遠くにいるということに。
 それほどまでに、彼女が巨大だったということに。

 そして、エリサは巨大な一歩を大地へ叩き込むのだ。
「ひいぃッ?!」
「これが、エリサ殿……?」
 遥か遠方で繰り出される一歩が、時間差をつけて地面を波打たせ、全員の足をすくう。見上げればそれは、黒い鈍光沢をまとった、不思議なものをまとっていた。薄く引き伸ばされ肌の透ける奇妙な生地。その濃淡が美脚の起伏を強調し、生々しいまでの足の造形を見せつける。そして、おみ足がくねり、ミシミシと繊維を泣き叫ばせながら大地へぶち込まれた。その足のサイズは100mをくだらない。

 もはや少女は、二つの黒い塔と化していた。何より、その衣装が見慣れない。破廉恥なまでに短いスカート、眩しいほどの白い上着は折り目正しく、何故か細長いものを首に巻いている。それがただのブレザーであることを彼らは知らない。未知の形式に則った、儀式的なものにしか映らない。
 けれど、見まごうはずもなかった。異郷的な長く艶やかな黒髪、そして圧倒的なその美貌。かつてはぶかぶかの服をまとって目立たなかったが、その豊満さは圧巻で、ぶるんっと震える太腿も重々しく揺れる巨乳も、大気を掻き回し甘い香りで侵食していた。
 
 そんなものが、次の一歩で、自分たちを踏み潰す距離まで闊歩してきたのだ。
 思わず、見惚れる。自分を塵同然にする圧倒的な足指の巨大さ。全容を想像するだけでクラクラするほどのスケール感。5000倍女子高生を前に、彼らは崇高すら見出していた。だが、その姿もすぐ見えなくなる。振り上げられた黒スト足裏が、埃の瓦礫を散らしながら上空へ舞い上がっていた。見えるのはただ、艶やかなタイツおみ足だけ。
 ゆえに、JKおみ足が上空に掲げられても。
 数百メートルの足指たちをくねらせた時でさえ。
 自分が踏まれかけていることに、彼らは気づかなかった。

「……あ、危ないッ!」
 立ち呆ける人間を胸に抱き集め、一気に有翼少女が飛び上がる。次の瞬間一帯に叩き込まれる、1000mものタイツおみ足。遥か彼方でつま先が大地を爆砕し、衝撃波でパーティーメンバーを貫いた。天の塔のごとき極太太腿もまた、動き出す。ぶつからないよう必死に身を翻せば、体温が作る上昇気流で天使娘の姿が大きく揺れた。そして、動き出した太ももが大気を蹴り飛ばし、微生物たちを払いのけるのだ。
 5000倍美少女の一歩が、世界そのものを揺るがしていく。あたりに振りまかれる少女の芳香が、世界の色を塗り替えた。全身から発散される体熱が大気をうねらせ、上昇気流と陽炎を作り出す。エリサはもはや、移動ダンジョンそのもの。そのすぐ近くで、天使は羽蟻のようにタイツ美脚の間を飛び回ることしかできない。

「なっ、何ですか?! 何なんですかこれ!? これが本当にエリサ様……?!」
 人間を胸に抱き、天変地異の中を進む長身天使。人間たちが気圧差に苛まれているのにも気づかない。むちむちの巨体で抱き潰していることにはなお気づかなかった。目の前には天災と化した仲間がそびえたち、山脈すら跨ぎ越す巨大さを誇っている。昇っても昇っても続く繊維の塔に眩暈がし、有翼娘は昇りきることに夢中だった。

そんな中、ふっと視界が開ける。
「と、とりあえず、ここで休みましょう……」
 飛び上がった先で、広大な平面が広がっていることに気付く。天空の島のような、不思議な大陸。何百mもある平野で、4人はへたり込みなんとか意識を保っていた。

 のだが。
 それらを包み込んだのは、丸い影。
 5000倍娘の、途方もない巨尻で──!

《よっ、と》
 女子高生のデカ尻が、天空大陸へと投げ出されたのだ。
 椅子に座ったのだった。

「す、座らないでえ……ッ!!?」
 だが逃げようがない。直径2000mの巨臀は、転移魔法でだって逃げきれない。なにより、大気自体を踏み潰すような強烈なダウンバーストが、彼らを座面に張りつけ逃がさないのだ。ただ見上げることしかできないむちむちタイツ巨尻。お尻の持つ独特の造形が、途方もないスケールで空に映し出される。
 腰を下ろすにつれ、突き出され丸みを増す爆尻。女性の丸々とした尻はショーツさえ谷間に食い込ませ、太ももにタイツの濃い帯を二つはべらせる。
 そして、もう視界に収まりきらず、タイツの網目が鮮明に目に映った、
 次の瞬間。

《よいしょ、っと》
 “どんむ゛うぅッ♡♡”と。尻肉世界を、地上に叩き込んだのだ。
「やめっ          」
 粉砂糖より細かい粒たちをぶっ潰す、途方もない肉尻鈍器。それが“どむ゛ッ♡”と座面に突き刺さり、次いで重く重く押し広がる。マクロスケールの人間から見れば、それは天体そのもの。尻の“ぶるるんッ♡”としたバウンドでさえ凶悪だった。
 べったり押し広げられる尻肉が、座面の大気を絞り出しみちみちと空間を占有していく。豊満すぎる肉尻が、真っ平になるほどに押し付けられた。タイツ繊維の格子は、もはや巨木でできた柵も同然。そこに一人一つずつ押し込まれ、溢れてくる生肌に絡めとられてしまった。