本記事は「濃紺と蹂躙の白銀比」のサンプルです。

 ジト目な巨大スク水銀髪幼女が人間の住む街を見つけてしまい、躾と称して巨大化蹂躙エッチするお話。

【内容】※多いので抜粋
・(30倍)足指挟み、奉仕、踏み潰し
・(30倍)バス内舐め取り、vore
・(100倍)ビルの屋上にお股を載せ、スク水お股奉仕、ビル角オナ
・(100倍)寝そべりおっぱい奉仕、スク水監禁
・(1000倍)街ペロ
・(1000倍)ビル二穴責め
・(5000倍)山脈跨り蹂躙
(・おまけ)5000倍聖水責め
 などです(30000字+2000字)

 恐らく今までで一番長く濃い蹂躙ものです。優等生気質のジト目敬語ロリが、ただでさえ歩くだけで竜巻を起こすようなサイズから、最終的には大気の粘性さえ感じるサイズまで巨大化していくという内容。清楚ロリが、巨大さのあまり自身の体熱で天候さえ変えてしまい大気にフェザータッチされながら欲望を解放していくお話に興味がある方は是非。

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 §
 曇天と砂浜と海、三者の境に少女が一人立ち、他に何もない。打ち寄せる深藍は広漠として、空にも地にも果てがない。齢12の少女が一人、銀髪を風になびかせるだけの風景。見渡す限りの白と紺青の間に、点々と足跡だけが残されていく。

 袋ひとつを揺らし、歩くともなしに歩く曇天下。
 パーカー代わりに大きめのラッシュガード、サンダル代わりに上履きを突っかけ、後はスクール水着をまとっただけ。ぬるく粘度の高い風にパーカーがはためき、時折濃紺が裾から覗く。黙々と進む幼女の、生脚だけが目にまばゆい。

 そして、足を止めると。

「……まったく」
 独りごちる。
 早熟な少女にとり、海は見るべきところがなかった。
 スポーツは好きではない。海にも特に興味はなかろう。できれば家で本を読んでいたい。サボろうと思えばいくらでもサボれる身分だが、何事もきちんとこなすことが彼女なりのプライドだった。おとなしく真面目で、かつ不遜。華奢な少女は一人立つ。

 とはいえ、面倒くさがりなのは変わらない。
「義務だから来ましたが……」
 大人びて、どこか突き放した視線を波間にくれる。彼女の目に、海は海と思えないほどに凪いでいた。上履きを袋へ片付け、足を浸す。透き通る肌を撫でる波。幼女に特に感慨はない。

 興味を引いたのは唯一、波の向こう。
「……あれは?」
 何か、遠くに浮いている。浅瀬に盛り土のようなものが覗いていた。そこに、畳一畳分の箱に似たものが置かれてある。

 どうせ、時間は潰さないといけないのだし。
 少女は、音もなく波間へ紛れていった。


 ⁂
 少女は静かな世界に一人。
 無論、世界に彼女一人きりという訳にもいかない。
 事実、彼女のほど近くではその対蹠的な世界があった。

 静かな少女の世界に引き比べれば、こちらはずいぶん騒々しい。
 塗りたくったような青の下、少年たちが駆けまわる。
 男子いっぱいの空間は、今日も割れんばかりにかまびすしい。

 学舎だった。
 粗野な男子たちが百人弱、もはや動物園も斯くやという喧噪。労働にはまだ早く、とはいえ迷うべき未来もない。横溢する気力は方向を欠いて、かつ過剰だった。寮で寝る者、グラウンドで球技にいそしむ者。歓声晴天には届かずとも、高く溢れ出しけたたましい。
 それを、鈍い振動が小突いた。

「……なんだ?」
 グラウンドで銘々足を止め、音の出所に戸惑う男子たち。遠く響く激震が徐々に激しくなり、野太いどよめきも半ば悲鳴に変わった。重々しい振動が男声を掻き消していく。まるで地も空も揺るがすよう。
 いや、比喩ではない。
 実際に、空が揺れている。

 そして一転、静まり返ると。

 ──爆発音が轟いた。
「「わああッ?!」」
 悲鳴を上げると同時に、またも重低音。空からパラパラと破片が落ち、徐々に亀裂が走っていく。人工照明が明滅し、次の一撃でパッと暗くなった。どよめく男らの声も金属の悲鳴と重低音に掻き消される。さっきまでの青空はどこにもない。あるべき闇の中に落ち、男どもがうろたえるばかり。
 
 一方、丸くたわんだ天井はついに引き裂かれ、一条の光が降ってきた。
 
 続いて、空いた大穴から覗いたのは、煌めく星。
 落ち着いた灰紫色の月が、ぱちくりと瞬くと。
『む、暗くて見えませんね……』
 何やら目を細める瞳。

 その月が去り、曇天の光が差して。

『えい』
 次の瞬間。
 天井に浮き上がったのは、大きな凹みだった。巨大な足が、どんどん天をへこませていくのだ。
 そして、更なる一歩が叩き込まれると。
 少年たちの空を、上履きが踏み抜いた。
「助けっ──」
 彼らを襲ったのは強烈な衝撃波。靴底が鉄骨も木端と踏み割り、30倍もの足が一挙に降り注ぐ。トラックサイズの上履きおみ足、それが落下よりはるかに強烈な力で叩きつけられるのだから破壊力は甚大だった。衝撃波に呑まれて悲鳴も消え、静まり返った世界には、パラパラと破片の音が散らばるだけ。

『そろそろ開きそうですね』
 計8本の色白の大蛇が、天井に這う。しっかり掴むと、そのまま左右にこじ開けてしまった。
 そして、ぬっと何かが近寄ると。
『ん? こんなところに小人……?』
 銀髪幼女が、顔を覗かせる。
 30倍幼女の襲来。
 異常事態だった。

「ひいぃっ?!!」
 突如現れた規格外の存在に、日常そのものが搔き乱される。逃げ惑う群衆は、突然の闖入者に処理が追い付かない。いないはずの少女がここにいる。絶対的な上位存在が侵入してしまった事実を前に、男らはどうすることもできない。
 それを、エリスは煩わしそうに見つめ、顔を上げると。
『うるさいですね、……子種のくせに』
 思いきり、足を叩き込んだ。
『ほら、女の子が来てくれたんですよ? 早くお迎えしなさーい』
 水滴を弾けさせながら、重々しい一歩で男子の領域に踏み入る巨大幼女。40mを優に超えるスク水ボディが、むさくるしい世界にそびえ立つのだ。テニスコートを踏み割る上履きおみ足と、その周辺でワラワラ蠢く乾電池サイズの生き物たち。男子たちの目からは、もう女児用のゴム靴しか目に入らない。
 
 日常世界を破壊する、圧倒的な美少女の姿に男らは恐怖しつつ見惚れていた。
 一方エリスにしてみればなんの感慨もない。ただ、ふんと鼻を鳴らすと。
『あなたたち、なんでこんなところにいるんですか』
 一言、ぽつりと漏らすだけ。質問しているのではない。独り言だった。事実幼女は答えも聞かず手を伸ばすと、逃げ出すバスを掴んでしまう。

『……やっぱり隠れてましたね』
 弁当箱程度の車体に2、30人。中を覗けば、狭い車内の反対へ必死に逃げている。恐怖しないはずがない。窓いっぱいに映り込む紫色の瞳がジッとこちらを覗き込んでいる。比較にならない巨大さは、意識を向けられるだけで恐怖の対象だった。後ずさりすれば、後部座席が軋み始める。やがて柱サイズの指がめり込んでくると、壁を剥ぎ取った。

 次いで、車体が傾く。
『ほら、出てきなさーい』
 紙パックを握りつぶすようにバスを粉砕しながら、中身を手のひらに広げる幼女。1クラス分の人数が、幼女の小さな手の中に収まってしまう。ふにふにとした手のひらの起伏にしがみつき、乳白色の世界は奇妙に温かい。地平線の先では、スク水のマットな光沢が少女の起伏に張り付けられ鈍く輝くばかり。そして、銀髪のカーテンの中から、理知的な瞳が無表情にこちらを見つめてくる。
 それが、恐怖と同時に、どうしようもなく彼らを惹き付けてしまって、
『……まったく。これだから虫たちは……』
 虫たちは、逃げる意思すら奪われていた。この、巨大な存在のために生まれ、育ち、死んでいく。そんな彼らにとって、少女はただの異性ではない。広がる綺麗な手のひらの柔らかさに包まれ、目の前に浮かぶ薄桃色の唇に見惚れ、冷たい視線に興奮させられる。
 恍惚とマゾヒズムは、彼らにとって同義だった。

 思わず、へたり込む。
 指紋の繊細さと手の潤いが全身を襲い、ジンジンと無力感が染み付いてくる。前方に広がるのは完成された造形のスク水巨体。無垢で女性的なその起伏に覚える無力感が、彼らの意思を奪う。じわぁっと染み込んでくる、少女の体熱とわずかな香り。潮風を防ぐ圧倒的な濃紺の巨躯を目にして、倒錯的な水着姿は彼らには過度な刺激だった
 じきに、エリスも気づいた。小人たちは、忠誠のキスを繰り返している。
『ちょ、ちょっと、勝手に人の手にキスしないでください! 気持ち悪い、です!』
 悲鳴と共に、ギュウゥッと握りしめてしまうエリス。潰れるか潰れないかの、微妙な加減で何人もの異性を握り込む。手の中から、骨格の軋む感触が伝わってきた。手を開けば、男らはなおビクビク震えている。

 矮小猥雑さに、うわぁ……と引いた様子のエリス。それから、澄ました顔を取りつくろうと。
『はあ……、いいでしょう。そこで、おとなしくしててくださーい』
 そのまま、袋の中に放り込んでしまう。着替えのショーツやジュニアブラのいる空間へ、パラパラと四散する小人。男らを受け止めた幼女の衣服から、ふわぁっと清純な香りが立ち込めた。理性を狂わす上位存在の香りに、本能が警告を叫ぶ。けれど、無情にも袋の口は閉ざされた。
 子供の服の中に埋もれて悶える男たちを、少女が顧みることはない。
『そこでせいぜい命乞いでもしてることですね。……どうせ私には聞こえませんが』
 そして、飽きたように背を向けると。
 車立ち並ぶ海岸に尻を向け。

『ふう』
 熟れ始めた巨尻を、トラック達に投げ出した。
「逃げ……っ!」
 叫び声も“ずっちゅんっ!”と爆砕するロリ巨尻。その途方もない質量が瞬く間にトラックたちを粉砕しアスファルトを跳ね上げる。ずっしりとコンクリートに沈み込むロリ巨尻。そして吹き飛ばされた男らの目に、どっしり安産型のロリ背姿を見せつけるのだ。
 足を海に投げ出せば、岸壁を粉砕するむちむち太もも。その護岸壁が先ほど、自分の立てる波から町を守ったことをエリスは知らない。
 
『養殖場? それにしては辺鄙ですが……』
 ジャバジャバと水面をかき乱しつつ、30倍少女はわずかに興味を示しつつあった。ゆくゆくは統治し全てをほしいままにする存在であっても、今はまだ成長途上。服、食事、全てを飼い殺しの虫たちに任せ、無聊をかこつことも多い。妙な場所での子種の存在は、ダウナー幼女の好奇心をくすぐっていた。
 それが、男らの世界を掻きまわすことになっても。

 そんな銀髪少女が、猫のようにピクリと反応する。
『……おかしいですね、あれは袋に閉じ込めたはずですが』
 声がする。それも、あらぬところから。

 銀髪から雫を跳ねさせ、キョロキョロ見回す。足元から声が響いた。
『……ちょっと、なんでそんなとこにいるんですか』
 見れば男が10人、投げ出された太ももの間に閉じ込められてしまっていた。乗り込んだトラックは巨尻の下。逃げ出したところで行く手には太ももがどぷんっと立ちはだかり、逃げることもできない。それ以来、揺れるむっちり太ももの肉の動きに魅了され、無意識監禁されていたのだ。1kgの水滴を無数につけたロリ太ももは、簡単に自分たちを磨り潰してしまえる柔壁だった。

『拍子抜けするほどに何もありませんね。あなたたち、何しにここにいるんですか? 近くに街があるのでしょうか……』
 海岸に足を伸ばし、手慰みに男らを太ももの間に閉じ込める。高さ数メートルのもちもちの太ももは、男らにすれば崖そのもの。下から見上げる幼女のマシュマロ太ももに、手も足も出ない。
『はぁ、数だけは多いんですよね……』
 しばらくエリスは、髪から垂れる雫に打たれる小人を見るともなしに見ていた。

 それから、飽きたのか、細く息を吐き。
『えい』
 “ばっちゅんッ♡“と、太ももを叩き合わせる。中から響く無数の絶叫と抵抗。むっちりみちみちの柔肌は完全に密着し、呼吸さえ許さない。それをさらに絶望させるように、ぎゅうぅっと押し潰した。
 太ももだけで処刑できるサイズだと思い知らせる、凶悪プレス。むっちむちの太股が命を奪う、寸前で幼女は脚を開いた。
 太ももの間、電池サイズの存在が呼吸に喘ぎ、幼女の香りに酔わされる。
 降り注いだのは、澄んだ早熟ロリの声。
『少しは、媚びたりだとか命乞いだとかないんですかぁ?』
 そして、するりと内股と股間を撫でるのだ。むにぃっとたわみ、ぷるんっと震えるロリ太もも。無機質な濃紺は柔らかさを見せつけ、甘い香りを漂わす。

 男たちに拒否権はない。
 お股に平伏し、キスし、刺激して、必死に自身の有用性を主張する。手の厚みほどもあるスク水生地越しに、ロリお股へ奉仕するのだ。押せばじわっと染み出すスク水のつゆ。そこに染みつく子供の香りにクラクラしつつ、男子たちは身を擦り付けてしまう。
 
 その惨めさに、エリスも思うところがあったらしい。
『今日は特別授業にしましょうか』
 腰を上げる。
 滑る股間で、小人たちを磨り潰しながら。


 §
 教室から望む海はまばらに舟が浮かび、霞む島影も風流だった。

 生徒が一人屋上にのぼり、拗ねた視線で眼下を眺める。何もかもが小さくミニチュアのように見える世界。もとより嘘くさい世界。幼い尊大さはそれを軽蔑するに十分すぎた。
 
 何より、事実としてこの世界は奇妙だった。
 各地に数人、神の住まう奇妙な世界。途方もない体格差、絶対的な能力の差のある男女に、最初から対称性など無い。社会化された寄生がこの世のすべて。
 にもかかわらず、そこは他の世界とかけ離れたものではなかった。労働のための労働でない分、生につながる彼らの生産はまだ幸せだったかもしれない。マゾヒズムの集積によって街が立つ。収斂進化的に、街並みも別世界のそれと大差ない。ビル、道路、その他もろもろ。無力だからこそ彼らは献身的だった。彼らは励む。子種としてよみされる日まで。

 彼はそのことをさして知らず、遠くを眺めるだけ。
 そんな独善を、世界は許さない。
「…………ん?」
 水面に、影。なにか、魚群みたいな影が伸びてくる。滑らかに海面下を滑る何か。船の近くで動きを緩めると。

 突如、水柱が吹き上がった。

「なっ……?!」
 10メートルは立ち上る真っ白な爆発、同心円状の大波に周囲の船も揺られる。ゆっくり落ちていく水煙の中から、何かがしなやかに伸び弧を描いた。飛び上がったクジラを思わせる巨大な曲線。それが、長い銀髪と背を弓なりに伸ばし水面に浮かび上がる。

『ぷはっ!』
 潜水から一気に伸び上がり、胸から上を覗かせる幼女。衝撃で船が揺らぎ、近くのものは髪に絡みつかれて転覆する。
 破壊的な巨大さの幼女は、この距離、屋上から見てなお見上げるサイズ。そんなスク水ロリが、周囲を見渡していた。
『……む、やっぱり街ですか』
 太ももで海を掻き分ければ、巨大な波濤を突き破り現れる色白の壁。海もろとも掬い上げられた船たちを、ロリ太ももの絶壁が襲うのだ。上空からは、股間部から巨大な雫が降り注ぐ。スク水を透過し温もった甘水が、船を笹舟のごとく粉砕していった。
 
 幼女の侵略だった。
「ど、どうしてここに?!」
 逃げ出す生徒たち。転げ落ちるように階段を駆け下り、地響きが伝わってくる。年下の娘の一歩一歩が、建物に亀裂を走らせ揺るがすのだ。巨大なものが日常を破壊する、世紀末的な足音だった。
 近寄ってくる。ついには素足が岸壁を跨ぎ越した。なお近寄ってくる子供。じき、ふっと影が差す。
 次の刹那壁を叩き破ってきたのは、丸っこい膝小僧。
『意外と近かったですね』
 30倍幼女がビルを蹴倒し、ぞんざいに上履きをつっかけ、ラッシュガードを羽織る。子犬のように頭を振れば、大地を穿つ無数の雫。鞭となってしなる銀髪が水滴を砕き、虹を架ける。足元で、雫の鉄槌に車が叩き潰されるのも構わず。
『ふぅ……。じゃあ、お邪魔しますね』
 彼女が踏み込んだのは大通り。海岸から街の中心部へ一直線に伸びる、無防備な街の大動脈だった。

 一歩、踏み出す。激震で転んだ男らの目の前へ、上履きが墜落した。アスファルトを突き破り道路にめり込む素足履き。前後に伸びる20mの生脚から雫が転がり、頭上にはスク水の股間が通過していく。そして、美しいアキレス腱が伸びると、遥か彼方へ飛び去って行った。
 男らを残して、去っていく少女。エリスはただ、霊感の赴くままに街へと踏み入るだけ。

『近くにこんな大都市があったんですね。……きもちわるい』
 パーカーをはためかせ、スク水ロリは闊歩していた。ビルに映る、濃紺と乳白色。ビル街から突き抜ける、均整の取れた上半身。その背後には、点々と道路に足型の陥没痕が残されていく。

 とはいえ、被害を広げたのはより間接的な破壊。
 巨体が空を切って巻きたてる、無数の旋風だった。

「た、竜巻……っ?!」
 巨体が大気を押し出す。巨体のあった空間に、大気がなだれ込む。巨体の移動で巻き起こったカルマン渦が、左右交互に竜巻を残すのだ。色白美脚が従えるつむじ風が、木々をなぎ倒しビルを傾げさせた。少女特有の香りが風の精霊となり、街を蹂躙する光景だった。
 そして足元に散らばる小人たちへ、巨大な上履きを叩き込む。

『選別待ちの子たちみたいですね。……勝手に街を作っているようですが』
 無数の男たちの真ん中に立ち、スク水姿で立ちそびえる30倍幼女。パーカーを羽織っても、その姿は異様だった。子供から娘になりつつある頃合いの、独特の肉付き。マットな生地を貼り付けた滑らかな肉体は、胸もおへそもラインをすべて浮き上がらせている。付け根まで丸見えのおみ脚が、ビルの隣に眩い乳白色を輝かせていた。それが7階建てのマンションさえ跨ぎ越し、むちむちとした肉感を宙に泳がすのだ。

 日常を踏み潰す巨大さに、小人が恐怖しないはずがない。
 あまつさえ、上履きが目の前で踏み潰されたりなどすれば。
 遁走するのは、あまりに当然の反応だった。

 それが、エリスの気を引いた。

『む……、飼い主を見て逃げ出すなんて、とんだ駄犬ですね』
 しゃがみ込み、小人に手を伸ばす幼女。小人が必死に指を搔い潜れば、さらに男らを追い詰める。無自覚に巨尻を男らに見せつけ、振り、雫を散らすデカ尻幼女。そして、水滴の爆撃を落とし男らを逃げ惑わせた。
 必死の逃走も、エリスにしてみれば面白くない。生来の負けず嫌いも手伝って、彼らを見逃すはずがなかった。ビルの隙間に逃げ込む小人を掴もうとするも、僅かに足りない。
『……躾がいるみたいですね』
 立ち上がり、ビルを見下ろす巨娘。
 幼い美脚を差し入れると。
 そのまま、ビルの隙間に身を滑り込ませたのだ。

 無論入るはずがない。

『う、これ、ちょっと狭い、です……!』
 すぐにつっかえてしまうむちむち巨尻。パーカーがいけないんだと脱ぎ棄てれば、隣のビルを崩落させた。再度足を踏み入れるも、今度は胸の敏感なところがぶつかって可愛らしい声を弾けさせる。一瞬赤面すると、澄ました顔を取り繕って思いっきり身をねじ込んだ。
 たわむ尻、胸ももっちりとその大きさを主張する。それでもグッ……ググッと押し込めばデカ尻が量感たっぷりにたわみ、やがてビルを軋ませた。

 そして、ビルをバキバキと破砕し始めるのだ。

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