§
 歓声は高く天井を打った。
 プールサイドでに音は混じり轟いて、なお鋭く笛の音が鳴る。
 水面の光の反射、激しく上がる水しぶき。
 魚のように泳ぐ選手たちが、覇を競ってしのぎ合う。
 無論、俺より遅い者たちが。


 俺は、当然だと言わんばかりに表彰台に立った。圧勝に圧勝を重ね、他の追随を許さない。
 我ながらそれは誇らしく、これぞ男の醍醐味と言うにふさわしい。力に誉に若さに女。未来を嘱望される気分は悪くはなかった。
 
 どこまで行けるだろう。どこまでだって行ってやる。水泳部のエースとして、誇りも驕りも一手に引き受けて、上昇していく自分が楽しくて仕方ない。

 そうだ、それが俺だ、俺だった。

 だからなのか?
 傲慢の罰が、巡ってきたのか?
 肉体一つ、それだけで生きてきた。
 だからこそ、代償は体だったのか。
 わからない。
 ただ一つ確かなのは、俺に残されたものなどなにもないということだ。
 全て無くした。病を除いて、一つ残らず。


§
 未来を託された水泳選手。
 そんな日々は、唐突に終わった。
 端的に言えば、俺は健康を失ったのだ。
 正確さを期すなら、財産と言える体を失くしたというべきか。
 奇病にかかり、俺は体重の殆どを食い尽くされた。骨も肉も内臓も、平等に食われ消し去られ、あとに残ったのはもとの四分の一にも満たない身の丈だ。
 縮小病と呼ばれるそれ。進行は一瞬で、手を打つ暇もなかった。

 縮んだ体の水泳選手。
 そんなものにかける期待など無い。転落までは一瞬だった。推薦で通った高校からは追放された。家族からは見放された。恋人に助けを求めても、奴は己の腰にも満たない男を雨の中に追い出す始末だ。部のエースに擦り寄ってくる女ども、その中から選びぬいたつもりだった。とびきりの美人でも、胸のデカいものはタイムが出ないと笑って振った。顔の冴えないものは言うに及ばず。だのに、本当に好いてくれたと思ったあいつに捨てられるなんて。

 文字通り、寄る辺のない俺に行く場所はない。
 そして今、俺は路傍のダンボールに収まって、捨て犬の如く震えている。

 冗談のようだった。
 身の丈40cm。これじゃ、道行く人間にさえ気づかず蹴飛ばされる。振り下ろされるヒールの爆撃、その上降りしきる雨に身を穿たれて、やっと落ち着いたのがこの場所だった。植え込みの陰、直に置かれた箱の冷たさ、硬さ。おまけに臭って、水が染み出すのも時間の問題だった。

 それで、どうしろと?
 行く場所など無い。
 第一、もう何日も飯にありつけていないのだ。
 飢えて死なないとも限らない。
 張り詰めていた緊張が切れた今、ヘナヘナと俺はへたり込み。俄に漂い出した死の気配に、怯えながらも横臥するほかなかった。

 ボトボトと、雨が箱の蓋を打つ。広さは申し分なく、それゆえガランとした空間は肌に冷たい。床は濡れだし座りも出来ず、俺はしゃがんだまま壁にもたれ、ガタガタと震えるほかなかった。
 そして、恨めしげな目で往来を見上げるのだ。
 それは、巨人たちの世界だった。
 悠々と、往来を行く長い脚。そのどれも、腰元にさえ俺じゃ届かないだろう。グングンと力強くアスファルトを蹴る巨人たちの足取り。俺など気にせずに道を行き、箱の中を覗く気配もなかった。
 箱の中に、なにか入っているとも気づいていないのかも知れない。ましてそれが、若盛りのアスリートとは思いもよるまい。

 俺はうずくまった。
 泣くまいとはした。
 けれど、この胸の内をなんとすればいい? そう思うと、顔全体が不穏に熱くなる。

 しかし、苦痛は長く続かなかった。
 もはや、感情にかき乱される気力さえなくなったのだ。
 容赦なく奪われる体温と思考。
 そうして何時間も過ごす内。少しずつわかってきたことがある。
 俺はここで死ぬんだろう。じわじわと死の気配が近づいてきて、より生々しい恐怖に変わっていった。
 力を誇りおごった男を、臓腑の底から震わせる。
 なんだったんだ、この人生。
 俺はぐったりしながら空を仰いだ。天頂から放射状に降り注ぐ雨の軌跡が、心を苛んでいく。空腹は手先を冷やす、痺れさす。これほど湿った空気の中、唇はカサカサと乾いていた。

「…………?」
 そして、危険な眠気が瞼を引っ張り始めた時。
 ふと、巨大な影に包まれているのに気づいた。
 傘に守られ、ボタボタと鈍い雨音が耳を打つ。そして、その人型の陰は覆いかぶさるように俺を見つめ続け、目を離す様子もない。
 気配だけで美人とわかる巨大な存在感。薄めに見やれば、高校生だろう、制服姿と思われた。
 ……僥倖かも知れない。
 興味を持たれているならば、なにがしか助力を得られる可能性もあった。
 説き伏せ、食を、そして、然るべき場所に連れて行ってもらわねば。
 次はない。これを逃して、誰かが立ち止まる保証などありはしないのだ。


 俺は視線を彷徨わせた。
 仰いだのは、制服姿の女の脚。
 壁を越し、脛の半分以上がヌッとこちらに身を乗り出している。まるで電柱だ。しゃがんでふくらはぎが潰れている分、余計に逞しく見える。左右に張り出して、そのしっかりした肉付きが力強い。
 脛の美しい稜線から膨らむ様はエイに似ていた。鍛えられているが角張ることなく、流線型のフォルムだ。
 しかし女性的な肌の中に、ギッチリ筋肉が詰まっているのがよく分かる。
 奥に覗く、さらにぶっとい腿もそれに同じ。さぞ力強く水を蹴ることができるだろう。
 ……水を蹴る?
 そこで俺は気付く。
 あくまでほっそり締まった脚。しかし一見して上質な筋肉の塊であることは明白。
 これは、泳ぎこまれた女の脚だった。
「……センパイ?」
 そして呼び声に、馴染み深い響きを見出した時。
 俺は弾かれるように巨人の顔へ目を向けた。

 ぼやけた視野が一気に引き締まる。
 その視線を迎えたのは、甘くもクセある生意気な顔……。
「なにやってんすか、センパイ」

 果たしてそこにいたのは、西村ナツその人だった。邪魔な巨乳でタイムが出ない。かつてそう見下した女が、巨女となって俺を見下ろし、温度のない視線を注ぎ続けていたのだ。

 その時の動揺ったら他にない。
「なっ、ナツっ……!?」
 俺はかばうように顔を背けた。プライドが許さなかった。見られたくなかったのだ。この体を。よりによって、西村なんかに……!
 傘を差し、発達したぶっとい脚を潰して屈むスポーツ少女。それがシュッとした顔をニタニタと歪め俺を見下ろす。揺れる短髪。笑う美貌。みずみずしく水を弾くショートヘアは雨にも負けずきらめいて、ボロボロの俺をより一層惨めにさせる。
「捨て犬ごっこすか? ははっ、似合ってますよー」
「み、見るなっ!!」
「はあ?」
 これだから嫌なのだ。なにもわかっちゃいない。一度振った女に、こんな、こんな姿を見られて平気なわけがないだろう。
 恥で頭に血が上る。尻の底を炙るような羞恥に身を焦がす。ケツを掘られてる様を見られた気分だ。たまったもんじゃなかった。
「見るな、見るなって……!!」
 震える声で俺は喚き散らした。この巨女はかつて俺を見上げた女。そして今じゃ、その脛より小さく軽い存在となった俺を見下している。死んだほうがマシだった。ナツを追い払った結果凍え死んだとて文句はない。

「はは、相ッ変わらずいい性格してますね。ウケる。死んだと思ったら生きてたんすねー」
「黙れっ! 行け、行っちまえ! こんな姿、見られたくない……!」
「はあ、別にいいっすけど。……でも、さっきから烏が狙ってますよ?」
「か、烏……?」
「あとここ、市営プールの近くなんで部の子結構来ますよ。……ほら」
 ナツが顎で指した先、曲がり角から黄色い声が聞こえてくる。あれは、崎田に岩田か。何れにせよ、具合の悪いことには変わりない。

「まーいいっす。じゃ、お元気でー」
 立ち上がり、グンと遠ざかる女の顔。同時に、電線に乗るカラスの姿、胃の底を引き剥がされるような空腹が俺を急き立てた。

 もう、強がる威勢の良さなど残っちゃいない。
「ま、待ってくれ!!」

 俺は箱の端、壁をよじ登ってナツの後を追って行った。
 地獄の底へ、自ら参じて行ったのだ。

§
 洗面所で虚しいシャワーを浴び、貫頭衣に似た服を渡された段になって。
 俺はナツに抗議した。
「いくらなんでもこりゃねぇだろ。なんだこれ、ハンカチか? なぁ、もっとマシなもんよこせよ」
 雨をきちんとしたシャワーで流し、さっぱりとしたナツ。身綺麗にデニムスカートとシャツを纏って、俺との差は一目瞭然だ。かたやスポーティなショートをきらめかせ、かたや食器洗剤でゴワゴワになった髪。ファッション誌に出ても遜色ない格好のナツに対して、俺は原始人にも劣る薄布一枚の格好だった。
「はは、贅沢言わないでくださいよ。小人用の服なんてあるわけないじゃないですか」
「……」
 贅沢というほどの要求にも思えないが、そう言われたら言葉もない。が、今の格好で落ち着かないのは確かだった。

「服とは言わんがもっとあるだろ?」
「ありませんよ」
 苛ついたようにナツは頭を欠いた。短髪をくしゃくしゃ言わせ、うんざりしたようにも見える。
 俺の中に根付いた、体育会系の心が俄にざわつく。後輩がとる態度か? 敬語に挨拶は無論のこと、行く先々で気に入られようと甲斐甲斐しく世話してきた女の一人だ。それが、居候になったとはいえこの口ぶり。態度の落差についていけない。
「……まあ良い。それより、飯ないか? もうずっと何も食ってない」
「はあ。そうっすね、……これでも食べててください」
 面倒そうにスポーツバッグの中をあさって、おやつ代わりだろう、シリアルバーを放ってよこした。レンガ大のそれは、ぞんざいな放物線を描き飛んでくる。慌ててはたき落とせば予想外に重く、手にジンジンと痛みが走る。
「お、おい! 危ねえじゃねぇか馬鹿野郎!」
「ん、ああ、すんません。まさか取れないとはおもわなくて」
「わ、渡し方ってもんがあんだろうが!」
 俺は衝動的に怒鳴りつける。が、ナツはニヤニヤ笑うだけで意に介さない。それがまた癇に障って、頭にカッと血が上った。

「てめぇッ何様のつもりだ!? それが先輩に物言う態度か? あ? ふざけんじゃねえッ!」
 荒く言葉を吐き捨て、目前の長い美脚に蹴りを入れる。キレるなという方が無理な話だ。つい先日までうやうやしく後ろをついてきた小娘が、突然態度を豹変させた。生意気な口に粗暴な対応。到底受け入れられず、力任せに暴力をふるったのだ。
 一瞬、女を足蹴にする疚しさを覚えた。
 しかし次の瞬間には、俺はまるで電柱を蹴ったような反発力に仰け反って、体勢を大きく崩しかける。
 瞠目して俺はナツの脚を見た。全国屈指のキック力だ、脚力には自慢がある。学校は期待をかけて金を出した。速さを讃えていくつも賞を授与された。それが、渾身の力で蹴っても柔肌に傷一つつけられなかったのだ。
 深くため息を付いて、ナツはガシガシ頭をかいた。駄々をこねる子供に困ったような、呆れたそぶりでそれがまた気に入らない。が、暴力衝動は後味が悪く、詫びたくなってくる。なにより、スポーツマンシップに反する行為だ。そこは譲れなかった。

 すまん。
 そう言おうとした。
 その矢先。
「……うっさいなぁ」
「……え?」
 ボソリと、ナツがつぶやく。
 そして一気に脚を振り上げると。
「ピーピーうっさいんだよッ!!」
 女の裸足の影が、無力な俺を覆い隠した。
 ブンッと唸りを上げる強靭な脚。水の抵抗を蹴り飛ばす足は鞭のごとくしなやかに、俺へとめがけ飛んでくる。磨かれた石膏のごとき足の甲、それが目前に飛び出してきたと思うや、否や。
「がぁあッ……!!?」
 巨女の足はしっかり腹を捉えて撃ち抜いた。木っ端のように吹き飛ばされ、鈍い落下音、俺は声も出せずにのたうち回る。

「小人のくせにうっせえんだよッ! 誰が好き好んでこんな汚い虫の世話するかっての。わかんないかな、あんたはもう終わったの。ははっ、センパイはこれからあたしの奴隷になるんです。そのこと、たっぷり教えてたげますね」
 そして、裸足をギュゥっと俺に押し付けるのだ。そこに、何の遠慮もない。ふにふにと柔らかな足裏で俺を押しつぶし、指の付け根で強く踏みにじる。アーチを描く足裏は、ぎっちり俺の顔を踏み潰した。まだシャワーの残香漂う素足はしなやかで、しかし数トンにも及ぶ鉄槌を、容赦なく押し付けるのだ。
「ははっ、後輩に踏まれて動けも出来ないんすか? いい気味っすね。こんまま踏み殺したげましょうか? それとも、女子部員とこに突き出します? 散々オンナ振ってきて、みんなセンパイに会いたがってますよ。人気者っすね?」
 ヘラヘラとせせら笑いながら、ナツは軽く俺に足を載せたまま。頭から腰まで全てを覆い、脚だけがジタバタともがき続ける。適当に足裏を練りつけて、抗うことも出来ない俺の非力さを楽しんでいるのだ。
 あくまで軽い躾のつもり。
 が、ナツは知らない。拳のようなその足指は、しっかり俺の頭を挟んで食い込み、母趾球は今にも肋を踏み割りそうになっていた。良質な筋肉を纏ってその裸足は分厚く柔らかい。そしてその分ずっしり俺に密着しては、グリグリと矮躯を踏みにじるのだ。

「やめ゛っ……!! 足を、どけ、ろ゛っ……!!」
「ん? それがものを頼む態度ですか?」
「あああ゛!!?」
 躾が足りなかったかとでもいうように、ナツがほんの少し体重をかける。そうすれば、数百キロもの重みに痛みは限界を越え、視界が赤く染まりだす。
「はあ……。つまんないオモチャですね」
 美人は足を上げて言い放ち、悶え苦しむ俺に一片の同情もない。が、どっちにしろ俺はそれどころではない。肋骨は、凹んで戻らないんじゃないかと思うほど鈍く痛み、女子部員の足型に歪んでいた。後輩の踏まれた感触が、身に刻まれて離れないのだ。
「ッてめぇ……!!」
「へぇ、まだ生意気言う口が残ってたんすか。大したもんすねー。さすが、ボスザル根性だけは健在ですか」
 俺の悪態も、ケラケラと笑い飛ばして意に介さない。大男の鋭い眼光も、この体格差ではまるで力を持たないらしい。睨みつけた俺をナツは真正面から見つめ返し、挙げ句せせら笑って意に介さない。
 そしてほんの少し足を上げると、ヒッと怯える俺にご満悦だ。

「あーあ、もの分かりの悪い小人っすね。少し躾が必要ですか?」
 ズダンッと重い地響きを立て、ナツが俺の前に膝をつく。
 膝立ちの女、眼の前にはその股間。見下ろすナツはニタニタと俺を見下ろし、からかうように生脚をなで上げる。
「立場わからせたげますよ、セ・ン・パ・イ♪」
 スカートをたくし上げ、ナツは自身のショーツをこれでもかと見せつけた。後輩のくせに、穿いているのはエロさ満点のセクシーショーツ、紫の生地は巨尻に引っ張られ、全力で股に貼り付けられている。きっと背面では、見えなくなるほど尻に食い込んで、限界まで女の香りがしみているだろう。そんなしっかり穿き込まれた生意気パンツが、俺を上から見下ろしていた。
 そして、言うのだ。
「舐めてくださいよ」
「……は?」
「ほら、舐めてくださいよセンパイ、得意でしょ? モテるんでしたっけ? ははっ、そういや彼女さん新しいオトコ見つけたらしいっすよ。ま、あたしの学年のエースですけど」
 冷たい声に嘲笑を忍ばせ、ナツは股間をデカデカと見せつける。それどころか、呆然と立ち尽くす俺を煽るように、淫らな腰つきで振ってくる始末。巨大な女の体が目の前を行き来する、その迫力だけで気圧されるには十分だ。
「早くしてくださいよ、私せっかちなんで。ほら、見えないんすか?」
 まるで醜いモルモットを見下ろすような目つきだった。それも当然か。デニムスカートの下、縮こまる俺はどう見えるだろう? 立ち上がった仔犬だってこんなに小さくはあるまい。そして今やかつての傲慢な男は、人権もなにもない単なる家畜……!
 そんな状況で、ナツにためらう必要など一ミリもなかった。
 思いついてからぞんざいな仕草で俺に手をのばすまで、須臾の間もない。
「あ、届かないんすか? 手伝ってあげますよ、セ・ン・パ・イ……!」
「ぐああっ!?」
 握りつぶせば砕けそうな俺の頭部、それをガシッと掴みかかるナツ。肉厚の風呂敷に似た巨大な手は、俺の頭を掴んであまりある。
 そんなほっそりと強靭な手で、小男の頭をがっしり鷲掴みにすれば。
 後は強引に己の恥部へ叩きつけるだけ。
 そして、ミチっと。
 びくともしない股間で、俺を受け止めた。

 絞り出される俺の悲鳴は塞がれた。
 後輩の股間で窒息されたのだ。
 それは一瞬。
 ヒトデのようなデカい怪物、それに後頭部を掴まれたと思えば、目前にはどでかいまんこ。薄布隔てた女の股間は、ムチムチの特大クッションのようで肉感たっぷりだった。そのスケールで目にうつるのは、いかにも女物のスケベなレース。それを押し上げる恥部の姿はまるで、紫の極薄ドレスをまとった豊満な女体。縦スジは、たおやかな背筋にも似ていた。
 そんな巨大まんこが、みるみる俺の顔面に迫りくる。
 そして、ショーツのレースがまつげを撫でた、と思うや。
 俺は、ミッチミチの後輩まんこに顔からダイブしていた。
「はは、もうまんこ用のスポンジっすね。ウケる」
 スポーツ少女の猛烈な代謝、それが、いかにも女らしい下着を通して俺を茹で上げる。しっとりとしたショーツの湿りに、奥から漂うメスの香り、嗅ぎ慣れない淫香は濃厚で、鼻粘膜の深層にまで突き刺さるのだ。
そして、メス特有の柔らかさ。ぷっくりした恥丘の弾力に目を見開けば、ぎっちり顔面を吸い付かれた。
 これが、4倍少女のまんこクッション……!
 一瞬で俺は勃起した。ど迫力まんこに顔から突っ込んで一気に亀頭が暑くなる。剰え、特濃のJKの香りを吸い込んでいるのだ。ドスケベな香りは媚薬そのもので、極上の強壮剤となって竿全体に流れ込んできた。
 つまさきだちのまま、ゾクゾクゾクッと背筋が震える。膝立ちであっても、年下まんこには背伸びしないと届かない。そして骨抜きにされれば、俺は女性器で首をつられたも同然だった。

「何興奮してんすか? キモ。一生懸命つま先立ちになって、年下の女の股間に張り付いて、今どんな気分っす? ま、あたしから見るとゴキブリ以下っすけどね。ははっ、もがいてるもがいてる。そろそろ、あたしのまんこの香りしかわかんなくなってるんじゃないです? どうです、後輩のお股で窒息させられるの。そんな気持ちいいんすか? もうちんこバッキバキで、見てるほうが恥ずかしいですけどね」
 空から届く冷笑、まんこの囁く嘲笑が、なおペニスを刺激する。スカートの中に顔を突っ込んで、薄暗く、ゴソゴソと衣摺れの音が生々しい。ぷにぷに性器とすべすべショーツが顔に触れ、必死に叩く太ももは強靭そのもの、ドスケベスメルも劣情を掻き立てた。そして、鼻腔から口に香りが広がれば、膣を舐めさせられている感覚にさえ陥るのだ。
 水泳少女の秘めるエロスに支配され、俺の五感は徐々に徐々にゆがみ始める。今もまんこの知覚を記憶が染み込んで、脳に刻みつけられているのがわかってしまう。
 こんな匂いをかがされて、もう、立ち直れるわけ無いじゃないか……!
「ほら、もっと誠意込めて舐めろゴキブリ♪ 自分ばっか勃ってんじゃねえよ。メスまんこで殺されたいわけ? 水中を制したエースも、今じゃあたしのまんこにも勝てないんだよ。はは、股間で挟み割ってあげよっか?」
 髪を引っ掴んで、無理やり目線を持ち上げるナツ。苦悶の表情ををニタニタ嘲って、甘い吐息を吐きかける。その表情は、サディスティックな女王そのもの。嗜虐的な目に、悩ましく寄せた眉を添え、どう料理してやろうかと嗤っている。その射通すような笑みに晒されて、ゾクゾクと得体の知れない感情が背筋を走った。

「ほんっと使えないっすね。じゃ、手伝ったげましょうか? そうっすね……」
 ニヤつく女王はショートを揺らし、俺の顔を覗き込む。巨女にドアップで見つめられる、その恐怖と底知れぬ愉悦。甘酸っぱい吐息をこれでもかと吐きかけられて、鼻腔から肺の底まで後輩の香りに包まれて。それだけでペニスが縮み震えた。スポーティな美人に蔑まれ、未知の感覚が亀頭を疼かせるのだ。
 企むような顔で、ナツは俺を見た。
 それから、グイッと上を向かせ、舌を出すと。
「んぇ……」
 トロリ、と。
 舌先に雫を結ばせた。
 トロミある美人の唾液。甘露の如きそれが溜まり、膨らみ。泡を浮かべつつ、フェロモンたっぷりに花開き。
 やがて蜜飴のように垂れ始める。
 クモの糸に似て一筋に、落ちる先は俺の顔。
 鼻先に、生暖かな液体を感じた。
 後輩にツバを垂らされる。嫌だと思ってもがっしり髪を捕まれ動けない。
 そしてそのまま、甘美な粘液ははちみつのように俺にまとわりつくのだ。とろりとナツ自家製のローションに顔を覆われる。なんて量だろう、まるで一瓶まるごとぶちまけられたように顔は唾液まみれ、JKの甘酸っぱい口の中が、蜜となって俺をしゃぶっているようだった。
「ん、なに後輩のよだれで窒息してんすか。嬲られる前に死なないでくださいよ」
 せせら笑うアキ。口の橋から唾液の糸を垂らし、わずかに紅潮した頬がセクシーにも見える。デカい胸が俺を見下ろし、顔は彼方。スポーティな美人が、やおら口角を歪めたと思うと……!
「じゃ、まんこで死ね♡」
 むんずと掴んだ俺の頭を、思いっきりJKまんこに押し付けた。
 ピチャッと水音、ミチっと柔らかな感触。それに遅れて猛烈な淫香が鼻腔をくすぐる。顔面より長く続くアキの縦筋、そのショーツ越しの感覚が、成熟したメスの体を叩き込むのだ。
 そして、アキがショーツをずり下ろせば。
 ヌルリと落とされた幕、一生の媚肉に舐められたと思うや否や、俺は一気にメス肉の海に直接沈み込んだ。直接めり込む女性器、俺はJKデカまんこのたっぷり恥肉に抱き込まれたのだ。
 須臾の間訪れた、猛烈な多幸感。
 額の沈む、ささやかな陰毛は美しく、健やかで上品だった。

 しかし次の瞬間訪れたのは、巨大まんこの容赦ないオナニーだった。
 みっちり俺の顔を覆うJKまんこ、それが俺にのしかかりながら、上下に越しを振り始めたのだ。ヌッチヌッチと遠慮なく立てられる淫らな水音、女盛りのメスが奏でる痴的な音で、クラクラ脳の奥まで痺れ始める。
 肉厚のまんこはシリコンのように頭を覆い尽くし、もはや少しの隙間も許さない。吸って吐くのはまんこに残る、特濃フェロモンの空気だけ。
 窒息に喘ぐ俺。それを楽しみながら、ナツは顔面の起伏を使って男を性玩具扱いし、猛烈な勢いでこすりつけるのだ。唇で性器にキスさせられ、鼻をクリトリスに奉仕させられる。顔中愛液だらけで、陰毛すら絡みだす始末。
 だのに、情けなくも俺のペニスはいきり立つ。
 もがく俺は、なんとか抗おうとそのぶっとい太ももにしがみついた。結果全身で感じるのは、恐ろしいほど強靭な女の美脚。一方内ももはプニッと柔らかく、それが時にペニスに触れて俺を嘲るのだ。年下JKの下半身にめり込み、興奮している哀れな俺。オナニー道具にされているのに、為す術なく調教される負け犬の姿だった。

「はは、ざま無いっすね。あたしのまんこでグッチャグチャにされて、興奮して、これがエース気取りなんだからお笑い草。どうでちゅか~? 後輩まんこは気持ちいいでちゅか~? あ、声も出せないんだっけ? そっすよね、だって、あたしのまんこの方がずっとずっとデカいんでちゅもんね~♡」
 荒い息に喘ぎを滲ませナツがまくしたてる。がっしり頭を捕み、前傾姿勢の股間にめり込ませ。そのまま体格差にものを言わせて腰を振り擦り付けるのだ。
 完敗だった。
 これ以上なく勃起してしまったのだ。
 こんな目にあっているのに、人間以下の扱いをされているのに、絶対的なサイズ差で調教されている。これまでモブと思っていた後輩。乳がデカいだけと思っていた単なる後輩。それが今や、数倍の体格をもった逞しくも美しい巨大女神だ。
 ゆっさゆっさとバストを揺らし、太ももに幾重にも蜜を垂らして、無力な小人を虐げる。スポーツ少女の性欲は旺盛で、頬を紅潮させ嗜虐的に目を細めながらも、善がることを忘れない。こんなデカい女の強い性欲。そんなものの道具にされて、壊れないわけがなかった。

  抱きつく太ももは気持ちよかった。キュッと若い肌で締め付けられつつも、その筋肉は柔い。めり込む内ももはなお柔らかく、ペニスを悪戯につついて俺を焦らす。
 そして、びしょ濡れまんこ。膣までめり込むその膨らみに、俺は深く酔いしれた。たかがまんこで窒息死寸前、そんな仕打ちにあってさえ、女の裸に欲情ぜずにはいられない。美しい彼女に、醜いオスへと変えられてしまうのだ。

 そんな屈辱が、年下JKを悦ばす。
 好き放題小男を貪るナツ。自分の一番気持ちいい場所を刺激して、愉悦をしっかり噛み締めて。その性感は、俺の数倍に迫っていた。
 加速する巨人の自慰。人間をモノ以下にする快感。
 スポーティな少女の声はどんどん色っぽく、メスっぽくなっていく。
 そして、そのショートを振り上げれば。
 無慈悲な女王は、エッチなお仕置きで俺を殺す。

 一瞬、きゅうぅっとすぼまるメス性器。

 それから少し震えると、一気に絶頂を弾けさせたのだ。そして食らわすのは、巨女潮吹きのゼロ距離射撃。猛烈な勢いの潮を吹き出させ、窒息しかけの小人に新たなご褒美を浴びせかける。
 髪も鼻腔もグチョ濡れになる俺。それは小水を直接かけられるが如き所業だった。愛液も潮も汗も飲まされ、額に陰毛を貼り付けられて。
 がっくりと力が抜けたのは、気絶の証だった。まんこに押し付け痙攣しつつ、ボロ雑巾のようにぶら下がったのだ。
「~~♡ ……んッ……はあぁ……♡ ちょっと、気持ちいい……じゃん♡」
 髪を捕まれ、無理やり体を持ち上げられる。苦悶の表情も、もはや蕩けきって情けなく喘ぐだけだ。
 そして、少し、ほんの少しペニスがみっちり太ももに触れた時。
 猛烈な射精。
 と共に、俺は気の抜けた風船のようにしぼみだした。
 病状が、急速に進行したのだ。
 それは、マゾ犬に調教させられた、この上ない証拠だった。
「縮んでんじゃねーよカス♡ 興奮しちゃったわけ? はは、まだ縮んでる。ウケるんだけど♡」
 暴虐な女王がせせら笑う。喜色を滲ませ、しかしゾッとするほど冷たい声だ。
 そして、そんな軽蔑の視線の中。
 俺は、後輩女子の手の上で、身の丈10センチ程度まで縮んでいった。
 もう戻ることは出来ない不治の病。それが、極限まで進んでしまったのだ。
「後輩に虫にされた気分はどう? セ・ン・パ・イ♡」
 手のひらに乗るような男を、ナツは容赦なくギリギリと握りしめる。

 それから、興が冷めたように俺を放ると。
 俺のことなど忘れ、部屋を後にした。


§
「いった!!?」
 バッグの中から、つるりとプラスチック板の床に放り投げられ、俺はしたたかに腰を打つ。10cm程度の俺からすれば、2階の窓から投げ出されたようなものだ。受け身も取れない痛みに呻き、けれど、ナツはそれすら許してはくれないらしい。
「うるさいっすよ。黙ってください」
 舌打ちする後輩巨女。言葉も出ない小虫一匹は、それだけで心胆を奪われる。
 俺は、涙目になって床に這いつくばった。
 そして、床の懐かしい手触りに、俺はすぐさま居場所を知る。
 独特の香りに湿っぽい空気。そして、見覚えのある青、塩素に少し褪色した床。
 それは、間違いなくシャワー室の長椅子だ。

 猛烈に嫌な予感がした。
 もう戻れない舞台を見せつけられるような。
 けれど、吸い寄せられるように俺の視線は上空をさまよい……。
「どうっすか? ははっ、センパイならJKの競泳水着姿、見慣れるっすか? オンナ入れ食い状態でしたもんね?」
 そこには、練習を終えびしょ濡れになった水泳女子の姿があった。激しい運動になお呼吸は乱れ、吐息さえ濡れている。けれど強靭な体は消耗することなく、濡れた肌も既にじんわりと熱気を発していた。
 遅いと侮ったかつての女。けれど、今の俺じゃ水に入ることすらできないのだ。その巨大な競泳水着が、俺の喪失心を容赦なく突き回した。
 だって、こんなに巨大な脚、腿、どれほど強烈な力で水を蹴ることができるだろう。どんなクジラよりも強大なその存在に、俺は深く動揺した。
 そんな弱った俺を追撃するように、巨大な水滴が俺に降りかかる。一つ一つがバケツに匹敵する重量だ。俺は地へねじ伏せられて、鈍く悲鳴を漏らすだけ。

「なーに這いつくばってんすか。キレイすぎて土下座ですか?」
 そういいながら、俺にかがみ込んで更に肌の水を滴らせる。
 俺の眼の前には、まるまるとした大きな膝。そこから、むっちりと逆三角形に太ももが伸びる。腰まで付け根は全て露出し、鼠径部のラインが丸見えだ。なるほど、俺のいる椅子のそばにそびえ立ち、その美少女の姿はどこまでも甘美だった。
「なーんか言ったらどうなんすかね。ま、虫とおしゃべりするつもりもないですけど」
 そう言って、ズドンッと巨尻をそれのそばにおろすナツ。巨体を受け止め、デカ尻が大きく左右に膨らむ。濡れたショートヘアーをタオルで拭くたび、水着の中で尻肉は揺れ、椅子の上げる悲鳴が耳を突き刺した。
「そういや、センパイの記録抜かれたらしいっすよ。というか、それも塗り替えられたとか」
 せせら笑うようにナツは言った。

 言葉も出なかった。
 それが、どれほど辛いかなど、彼女にはわかるまい。
 俺の積み上げた唯一の栄光。それがあっけなく、あまりにあっけなく踏み越えられた? その上、俺はもうそれに再び立ち向かうことも出来ないのだ。
 俺の過去が、かき消されていく。
 その事実に耐えられるほど、俺は強くなかった。

「んー? はは、もしかしてショックなんすか? 当たり前ですよね? もうセンパイの意味はゼロ。全部全部終わっちゃいましたね~♪ アハッ♪」
「……れよ」
「はい?」
「黙れっつってんだよ!!」
 破れかぶれになって、俺はナツへと怒鳴り散らした。感情の爆発のさせ方などわからない。驕るばかりで幼稚なままの人間が、適切に己を表現できるはずもない。そして自分より巨大な太ももに体当りし、その強靭さで後ろに吹き飛ぶ。そして、少女の太ももに何度か無力な拳を叩きつけた後、スベスベの壁にすがり、ズルズルとへたりこんだ。

「だま、れ、よ……」
 力なく呻く。
 ナツが黙る。
 流石に言葉を失くしたか。
 と思った瞬間。
「……ぷっ、あはははははっ!!」
 爆発的に笑い始めた。
「……え?」
 ケタケタ笑い続ける少女に自失する。バタバタと足を揺らして笑い転げ、その振動で俺は地に叩きつけられた。
「なーに言ってんですかバぁーカ♪ あんたの記録なんてあいつがすぐ抜くってことみんなわかってんだよ! それともなに、本気でみんなあんたのこと尊敬してたとか思っちゃったわけ? 脳筋バカもここまで来ると才能っすね。あんたのレベルなんてせいぜいスクールカーストに使える程度なんだよ、このゴキブリ野郎♪」
 次々放たれる容赦ない言葉に、俺の胸は抉られる。嘘だ嘘だと頭を振った。それが一層ナツの笑いを誘う。
「違うだろ、だって、前はあんなに、お前だって……」
「だーかーらー。あんたの限界なんてみんなわかってたわけ。でもエースの彼女ならステータスでしょ? そんだけ。わかる?」
「そんなわけッ……!」
「だったらなーんで誰も助けてくれないんですかぁー?」
「……ッ!」
 そしてまた、後輩は一通り笑い転げた。

「キャハハハっ! マジ? 本気で偉いと思ってたわけ!? ははッ! 超ウケる……♪ ……そうですね、じゃあ、優しい後輩が直々に立場ってものを教えてやりますよ」
 未だ笑いの余韻を残しながら、ナツが俺に言い放つ。
 そして、こちらに向き直ったと思うと。
「よっ、と」
 脚の間に閉じ込めるように、椅子に座りなおし出したのだ。
 軽いしぐさ、ほんの少しの素振りで高く足を振り上げ、椅子の上に振り下ろす。
 頭上を越すスラリと長い美脚。その足先から、温もったプールの水が降り注ぐ。その地響きで俺の足をすくうと、もう反対の脚も椅子の上に乗り上げる。
 そして俺を脚の間に収めると、巨体を誇らしげにそびえさせ、ニタニタとナツは見下ろした。
「はは、太ももの厚みよりチビなんすね。虫だってもうちょっとマシな大きさ何じゃないすか?」
 そう軽口を叩きながら、なお姿勢を変えていく。再び足を上げ、裸足を床に叩きつけるナツ。膝を曲げ、ばっくりとナツが股を開いたのだ。
 それは、M字開脚。
 競泳水着はわずかに陰部を隠すだけで、鼠蹊部のラインすら丸見えだった。そんな姿でいやらしい場所を開け放し、デカ恥丘で俺を見下ろす女子高生。それがかつて俺を慕った後輩の挑発だなんて、考えたくもなかった。

 そして実際、恥丘の攻撃は俺の心を叩き潰したのだ。
 情けない話だった。こんなに侮辱されたのに、ど迫力まんこを見せつけられただけで俺はもう支配されていたのだ。
 俺の視線はナツの巨大なまんこに夢中だった。メス肉に興奮し、視姦し、今すぐにでもそこにとびついて腰を振りたいと、思考全てを支配されていた。
 だって、考えても見ればいい。
 目の前に巨大水着娘のM字開脚。それもとびきりエロい体をしたムチムチJKのデッカいまんこだ。こんもり目の前にそびえる膨らみは3メートルを越えつつエロスを漂わせ、ただならぬ存在感を放っている。そして漂うメスフェロモン。女の体熱が肌を撫で、周りはクレーンより長い美脚の橋に取り巻かれている。ギチッと水着の擦れるゴム音に、肉のこすれるニチニチとした音が、耳を貫通してやまない。
「ほら、ゴミクズみてる〜? お前が一生セックスできない巨大まんこだよ〜? ははっ、あんたは私たちの相手のちんこよりちっちゃいゴ・キ・ブ・リ♪ ディルドにもなんない肉クズ♪ 自分よりデカいあたしのまんこに見下ろされて、虫さんはどんな気持ちでちゅかー? キャハハッ! ちんこおっ立てて猿以下じゃん♪」
 ケラケラ笑う巨大な後輩。その度ミチッと肉が水着が擦れ揺れた。巨体の揺れる風さえ感じ、おののいてはただただ恥丘を前に立ち尽くす。
 嘲る後輩は、ニヤつきながら俺を見下ろした。虫をいたぶる少女のそれだ。そして鼠蹊部から指を這い潜らせると、水着をぐいーっと引っ張りあげる。そうすればゴム生地は限界までヴァギナに張り付き食い込んで、スジさえぴっちり浮かび上がらせるのだ。
「ほーら後輩の巨大まんこでちゅよ〜♪ センパイよりおっきいでちゅね〜♪ ははっ、興奮してんじゃねぇよゴキブリ。こんまま押しつぶしてやろうか? 本望かな? キャハハハハッ♪」
 力を誇示し興奮するために、ナツの罵倒はなお大きくなっていき、ビリビリと心臓まで震わす疎密波となって俺を襲った。巨体から発せられる罵声は地鳴りのごとく、自分じゃその100分の1の声量だって出せまい。
 奥まで直接届く罵倒に脳を溶かされ、崇高なほど美しく巨大なスク水まんこに興奮し、ひたすら打ちのめされる。白状しよう。後輩まんこの虜だった。
 そんな俺を見下ろして。

「奉仕しろ♡」

 一言、冷酷に命じたのだ。
「舐めろ♡ 自分よりデカいまんこに挨拶しろよゴキブリ♪ じゃなきゃ後輩のまんこに下敷きになって殺されちゃうよ? その米粒みたいな舌でガスタンクみたいなスジを舐め上げろよ♡ ははっ、感じたら潰しちゃうかもだけど、ご褒美でしょ? ほら、舐めろっつってんだよ、ゴ・キ・ブ・リ♡」
 そして、巨大まんこを突きつけるのだ。

「な、何言っ……」
 一瞬の躊躇。
 その瞬間、突如襲った破裂音とともに俺は跳ね飛ばされていた。
 そばに降ってきたのは巨大な素足。
 砕き割らんばかりに足を地面に叩きつけ俺を威嚇したのだ。
 それは軽車両などたやすくぺしゃんこにできる、スポーツ少女の逞しい素足。真横に鎮座する美しい肌色も、威圧するように俺を見下ろしている。
 続いて降り注ぐのは豪雨のような巨大娘の罵倒だ。
「舐めろっつってんだよっ!!! 聞こえねぇのかウジ虫! ははっ、びっくりした? 怖い? 怖かった? あはっ、震えてんじゃん、ざっこ♪」
 それから。
「……舐めろ」
 低く、冷たく。
 再び俺に言いつけた。

 氷の刃で貫かれたような恐怖。
 弾かれたように俺はゴム生地めがけて飛び込んだ。巨人のパーソナルスペースに侵入していく、その感覚が俺を芯から震わせて、吸う空気は生暖かな芳香に変わっていく。そこに混じる水着特有の匂いが、あられもない姿の少女のまたぐらへ忍び込んでいることを思い知らせた。
 左右はぶっとい生肌の大丸太。そして目の前にこんもり盛り上がった膨らみを見上げれば。
 あとはがむしゃらに飛びつくだけだった。
 地を蹴り、ムニッと着地する感触、跳ねる水音、生暖かな生地。
 全身で等身大のスク水まんこに飛び込んだのだ。
 ……ど迫力の恥丘は暖かかった。引き伸ばされた厚い生地の弾力、さらに加わる股肉の柔らかさ、布一枚隔てたところにあるJKの特大まんこが、むっちりと全身を包み込むのだ。それでも、俺じゃクロッチ分の面積すら覆えない。

「あはー♡ センパイどこ乗ってんすか。もう私のまんこも隠せないんですか〜?」
 ニヤニヤ笑いながら、ナツは腰を揺すってみせる。そうすれば、ブンブン振り回され俺は必死に水着に貼り付くほかない。そしてより強く、水着のVラインに密着してしまうのだ。
 まるでイルカのようにはしゃぎまわるムニムニの丸み。しかしそれは、年下娘の股間に過ぎない。水着特有の質感で俺を狂わせ、その圧倒的な迫力で俺を惑わせ、それに興奮する変態女の恥部だった。
 水着の奥、湿っぽい音が響きだす。蕩け出し、擦れ合い、俺をからかうだけで濡れ始めたのだ。ヌチッと淫猥な音。そのあまりにあけすけな水音に、俺もまた劣情を禁じ得ない。全身で抱きつく巨大まんこに、くっつきむしゃぶりこすりつけ、漏れ出すエロい香りに乱れ始める。

 そして、ねっとりした手付きでナツが俺を押し付け出せば。
 さらに痴情は加速した。
 ミチッ、ヌチッと音を立てて俺をオナグッズにするスク水JK。その力は尋常じゃなく、俺は完全にまんこのなかにめり込んでしまった。そして溢れ出す愛液を絡ませられ、さらに滑り良くなった体で奉仕させられるのだ。
「キャハハハっ! すっごい、まんこよりちっこいセンパイであたしのデカまんこ愛撫しちゃってる! 良かったっすねセンパイ。ちょっとは感じられますよ? もうオナグッズに転職しちゃえばどうっす? ははっ、発情してんじゃねぇよゴキブリ♡」
 俺は思わずまんこを揉もうと身を捩りだしていた。無論、胴より太い指二本に押し付けられ動けるはずもない。分厚い生地は俺と恥部を遠く隔て、少しも手心を咥えてはくれなかった。
 喘ぐナツ。加速するエロい手付き。直接感じるJKオナニーに翻弄されて、絡みつくまんこの起伏にペニスはどんどん熱くなる。快感は加速していった。

 しかし、それが頂点を打とうとする前に。

 俄に、別種の空気が舞い込んだ。

「あ、みんな来たみたいっすね♪」 
 背後から溢れ出す黄色い声。それとともに踏み込んでくる、水泳少女たちの締まった足が、2.3……、しめて6本。わらわらと樹林のごとくに蠢いて、こちら目指してやってくる。
 それはナツが呼んだ、後輩部員の姿だった。ニタニタ笑みを浮かべ、近づく美人部員が3人。復讐のためか、悦楽のためか。俺を肴に集まった、美女たちの顔が嗤っている。
 素足が立てる轟音。
 それは死の足音に、よく似ていた。


§
「なにこれ。これがセンパイ?」
「こうなると虫同然ね」
「ははっ、ビビってるビビってる♪」
 すっかり白くなった俺の体を、20倍巨女の集団が取り囲む。パリッと張り詰めた若肌に、締まった肢体、健康そのものの体でもって俺の前に立ちはだかるのだ。
 上空には、輪になって俺を見下す女たち。短髪のもの、結ったもの、めいめいに俺を見て笑うばかり。はるか上空、陰を落としているのがなお恐ろしい。体格差20倍の美巨獣たちが、俺を囲んで舌なめずりしているのだ。

 陸上でのトレーニングのため、彼女らは一様にスパッツを穿いていた。臀部と太ももをぴっちりゴム生地の中に押し込め、あとの生脚を、むき出しに晒しているのだ。
 しなやかかつ逞しい脚、脚、脚。女性のムッチリした太ももを、柔軟な筋肉がキュッと締め付ける。そうすれば、目にも柔らかそうな肉質が美しく締まった輪郭に押し込まれ、小麦色を輝かすばかり。それも、両腕では抱えきれないようなメス巨木だ。そんなぶっとい脚が、空き缶のような矮躯を囲み、そびえ立つ。

 軽く膝を曲げ、重心を揺らし、足指を曲げてみせ……。そんな小さな所作一つ一つが、彼女らの意思を生々しく見せつける。こんなにも巨大な塔でも、たった一人の少女の体にすぎないのだ。遥か彼方、巨大なバストに隠された美女らの思惑が、無意識な脚の仕草から直接漂ってくる。恐ろしくないわけがなかった。
 シャワー室のマットに俺を放り出し、ニヤニヤと見下ろす巨女が5人。背比べすれば俺はくるぶしに届くかどうか、そんなスケールの違いに、俺はただただ打ちのめされる。
 
 しかし、女神たちは俺を待ってくれはしない。
 俺の前に腰をおろすナツを囲めば。
 快楽の宴を開かんと、準備を始めるのだ。
「へへー、水着に着替えちゃお」
「えー、気が早くない?」
「いーのいーの」
 或るものはナツと同様、部活スタイルに着替えだし。
「あ、ローション持ってるよ」
「なんでローションなんか持ってんのよ」
「だって、使うでしょ?」
「使うけど……」
 或るものは小道具を取り出し出す。
 苦笑しながら、ナツはボトルを受け取る。そして自らの足先に垂らせば、粘性あるそれは舐めるようにその美脚を覆っていった。
 足指で受け止めて、蠢かせては指の股までしっかり絡ませる。高く掲げた脚は脛の稜線沿いにローションを走らせ、締まったふくらはぎまでまんべんなくまとわりつかせた。
 そして手で広げれば、一気に光沢ある液体ラバーが出来上がる。
 スラリと長く曲線的な脚、その踵から太ももまでは、テラテラとエロチックな粘液で覆われた。より際立つ輪郭、肌の曲面。塗りたくれば塗りたくるほど、セクシーさはいや増していく。濃縮タイプなのか、水を含ませればより広範囲に広がって、股間に、下腹部に、腹に胸に、もうナツはローションまみれだった。
 ヌト―ッと脚からローションを垂れさせるナツ。そしてその足で、無理やり俺を相手の体へ押し付ける。俺をスポンジにして、他の女にもそれを塗りたくろうと言うのだ。
 飛んでくる足裏、まるで彫刻のように美しいその造形が、トラックのようなスケールで押し寄せる。そして俺を連れ去り、ぶっとい太ももへと練りつけた。

 そして、絡み合う美脚の乱舞が、俺を襲う。
 水着女子がはしゃぎあって長い脚を絡ませ合う。時に相手の恥部をなぞりあげ、時に太もも同士をぶつけ合ってローションまみれにふざけ合うのだ。
 しかしそれは、20メートルに匹敵するぶっとい肉のせめぎあい。ぶつかりあえば”ぶるんっ!”と震える太もも、弾けるローションの飛沫、肌の間にいる俺はたまったものじゃない。トンネルでさえその靴下代わりにはならないだろう巨大な太ももなのだ。そんなぶっとい太ももに挟まれれば、ぎゅむっとプレスされ、ねっとりした肌にこすり回される。
 その滑りにはじき出されれば、今度は素足が俺を踏み。
 逃げ出せば、両サイドから飛んでくるでっかい股間。
 水を掛け合うように、体をこすり合わせるように、30メートル巨女がはしゃぎ合う。
 そんな異次元の狂騒に、俺はただひたすら無力を叩き込まれるだけだった。

「えー、楽しそうじゃん……」
 そんなさまを、羨ましそうに見ていた者がいた。
 うずうずしたように、ギャラリーたちはナツたちを見守っていたのだ。
 そして、ついに耐えきれなくなった一人が、思いっきりマットの上に飛び込む。
「えいっ!」
「きゃっ!?」
 スパッツごとローションプールに落下する巨大ヒップ。その真ん丸な巨尻が、猛烈な勢いで大地に叩きつけられる。その瞬間立てられる、津波のようなローションの海。俺は、悲鳴を上げる間もない。少女たちに蹂躙され泡立った大波にかっさらわれ、洗濯機に突っ込まれたように転げ回った。
 しかしそれで済むはずもない。
 ローションヌメりで勢いよく滑り出した巨大臀部が、勢いはそのままに押し寄せてきたのだ。
 粘液を掻き分けまとわりつかせ、巨壁となったスパッツの股間が飛んでくる。視界の中でみるみるデカくなるその黒い壁。水しぶきを上げ一直線に向かってくるさまは、全速力の巨船をもおもわせた。そして、スケベな壁となった股の膨らみが俺にぶつかったと思えば、貼り付けたままどこまでも連れ去っていく。
 スポーツ少女の軽いおふざけ。
 しかしその衝撃は、失神することさえできないほどの、脅威となって俺を襲った。
 スパッツ特有のムチッとした質感、その感触に覆われた恥部が、その半分も覆えない俺へと飛び込んだのだ。無論それは身の丈30メートル体重400トンを超える巨神の、ほんの一部。おもわぬ勢いに自分自身驚きの声を上げながら、ゴキブリ程度の俺を貼り付け、大きく滑り出す。
 ヌルルっと滑る巨体。
 それを受け止められるのは、同じスケールの巨人だけ。
 ぶつかり合う女体と上がる水柱。鈍い音ともに、ミユが悲鳴をあげる。

 そして俺は、スパッツの股と水着の巨尻、両者にぶん殴られるのだ。

 柔軟性ある水着すらはちきれそうなほど、少女の尻はデカく肉厚。食い込んで一層丸みが浮き出た豊臀に、俺は容赦なく叩きつけられる。”ぶるんっ”という猛震は俺を何度叩きのめしたかわからない。それでも潰れなかったのは、谷間とメス尻の柔肌のおかげ。しかし、どっしり末広がりに潰れた尻は限界までみっちりせめぎあい、その中にめり込んだのだ。俺は粉砕されるほどの尻圧で締め上げられた。
 そこに追撃を加える、後輩女子のスパッツの股。ミチィ……っと、恥部の膨らみが小人を押し潰す。食い込みは容赦なく俺を挟み込んだ。そうすれば、全身で感じるまんこのぷに感、ゴム生地の質感。
 デカ尻とスパッツまんことのプレスに襲われて、俺の意識は一度確実に叩き潰された。脳の奥まで震え骨さえ歪んだ。死にかけたとさえ言っていい。けれど、むっちりヒップは巨大なエアバック。一思いに殺してさえくれず、俺をその中にめり込ませた。

「もー! 痛いじゃんサッチー! しかもスパッツのまんまだし」
「いーのいーの。それよりみんなも来てよ。こんなこと滅多にないよ?」
「えー、じゃあ私もやろっかなー?」
「あはっ♪ 面白そう♪」
 それを性器に貼り付けていることさえ気に留めず、他愛ないおしゃべりに高じるJKたち。
 しかし、バウンドした巨尻と巨股の間。ヌルッと双方に押し出された俺は、巨女らの声が立てる波に揺られて、伸びたまま。
 かろうじて取り戻した意識には、迫りくるスパッツ恥丘と水着ヒップの映像が何度も何度もリフレインしていた。トラウマだった。無意識ゆえの遠慮ない巨体の暴力に、深く畏怖してしまった。
 その破壊的なエネルギーとともに、スパッツやスク水のエロさが蘇る。女子の尻なのに、後輩の股なのに、崇高なほど巨大で、力強いのだ。それがたまらなく恐ろしく、同時に、再び巨肉を叩き込まれたいとも思ってしまう。スパッツ越しのまんこを感じたい。みっちり詰まった尻に挟まりたい。矛盾した気持ちが、俺の心を深く揺さぶった。

 次第にはっきりしてくる意識。
 それとともに、談笑する二人の尻と股が、俺の前後でゆさゆさ揺れているのに気付かされる。
 恐ろしいほどに、デカい尻、股間。その度を超した巨大さに、俺は思わず恐慌をきたす。そして、巨体の間を縫って逃げ出そうとした。

 そこに、突如として爆撃が降り注ぐのだ。

 肌色をした無数の肉塊、それは逞しく鍛えられた少女たちの素足だった。一歩踏み出した足裏が足指をくねらせ降り注ぎ、はるか上空から墜落する恐怖は戦場にも劣るまい。何人もの後輩たちが、俺を虐げるため荒々しい進軍を始めたのだ。
 そして、衝撃の時。500トンに迫る肉体が片足をついただけで、何メートルもの水柱が立つ。風圧だけで吹き飛ばしては、大波で俺を溺れさせるのだ。そして、その先に叩きつけられる少女の裸足。ペディキュアを塗ったセクシーな素足が、暴力的な鉄槌となって俺を襲う。そしてまた、別の足。或いは日に焼け、或いは少女らしい白を保った足が、しめて8本。大型バスさえ粉砕できる筋肉が、無造作に空から放たれる。

 転げ回る俺は、彼女の目にどれほど滑稽に映ったろう。もう10センチもない俺だ。それが、幅だけでそれに勝り、長さは三倍近い自分の足で吹き飛ばされる。枯れ葉を蹴散らすに似た感興を、憎たらしい男相手に味わえるのだ。
 見逃すはずがない。
「あははっ! こいつ死にかけるじゃん!」
「キャハハハっ♪ どうですか? セ・ン・パ・イ♪ ほーら、後輩たちの足ですよ~こわいでちゅね~でっかいでちゅね~♪ 潰されろよゴミが!」
「死ね! 死ね! ウチらのでっかい裸足で潰されろ!!」
 彼女らは、葡萄踏みでもする如く足を跳ねさせた。俺はスーパーボールも同然だ。時に弾き飛ばされ他の素足にぶつかり、時に少女の土踏まずに監禁される。ヌッとバランスボール大の親指が現れれば、ぎりぎりと俺の胴を締め付けはじき出し。複数人の足にもみくちゃにされ、何個ものでっかい趾にもみほぐされる。
 その、繰り返し、繰り返し。
 ローションで全身を濡らし、少女たちの豊満な肉体がテラテラと輝く。肌のラインを克明に映し、透明なラバーをまとったようなセクシーさだ。曲線で構成された健康と媚体が、あでやかな巨木のように立ち並ぶのだ。
 程よく締まり美しく日に焼けた美脚たち。力強いふくらはぎの間に、枯れ木のようなみすぼらしい男の姿。女たちの立てるローションの波、ねっとり粘液の絡んだ素足の爆撃に溺れそうな、ゴミクズ同然の俺の体だった。

 運動に火照った少女らは、とんでもない代謝でローションの海を温め始めた。少女の汗さえ、天気雨のように降ってくる。もうどの足も、ローションの光沢でテラテラ美しく輝いて、ただ俺の体だけが醜く矮小だ。その疎外感と場違い感に、俺はひたすら絶望する他なかった。

 そして、全員が巨尻を落としてアヒル座りになった時。
 俺はスパッツと競泳水着の檻で、完全に包囲されてしまった。

 見上げれば、5柱の巨大女神がニタニタと俺を見下ろし嘲る。各々頬を染め湿っぽい吐息を漏らし、目前の元エースを侮辱することに夢中だ。10個もの美乳爆乳がぐるっと俺を囲んでは、こちらになど目もくれず下乳だけを見せつけていた。
 周囲には、高速道の壁すら超える厚い太もも。折り曲げられて、発達した腿肉はまるまると膨らんでいた。

「そろそろ、やっちゃう?」
「やっちゃうやっちゃう、私やりたーい♪」
「えー、私もやりたいんだけど」
「順番♪」
「いいわね? じゃあ……」
 そして、ナツともうひとり、水着姿の二人が向かい合う。
 お預けを食らった三人は不承不承、俺を二人の間に投げてよこした。
 俺は二人の間。小人を囲む美女2人の太ももがしめて4本。
 見上げれば、競泳水着の美少女が俺を見下ろしている。何をされるかわからない、これほど心細いことはない。
 そんな俺に気にも留めず、2人は意味深な笑みを交わし合う。
 そして、大きく足を開いたと思うと。

 互いの腰に脚を絡め、一気に、互いの股を密着させた。
「「潰れろ!」」
 両サイドから猛烈なスピードで飛んでくる巨女の股間。それが一瞬で俺を挟み込んだと思うと、思いに任せてこすりつけ合う。既にその陰部は濡れていた。それが、ローションを絡め俺を刺戟の足しにし、さらなる快感求めせめぎ合うのだ。
 紺色をした2つの恥丘。それが、ぷにっとした膨らみを互いに押し付け合う。まるで、柔らかな手で握りしめられたような感覚だった。しかし、それは間違いなく布越しの女性器。徐々に香り立つメスの匂いは如実に彼女らの興奮を伝え、くちゅりくちゅりと淫靡な音が立ち始めれば、もう後輩たちは止まらない。
 ヌチヌチと、ローションまみれの股間を擦り合わせる水泳少女たち。でっかいまんこ二つに挟まれて、俺は食い込む縦スジと格闘しながらも、徐々に抵抗力を奪われていく。JKまんこで小突き回されすっかり動けなくなるまでに、そう時間はかからなかった。

 部のトップだった人間を、従順なディルドに変えてしまった後輩たち。その、競泳水着を纏った美人が二人、ニタニタと俺を見下ろすと。
 クロッチをずらし、生のまんこを露わにしていく。
 俺を挟む2つの山、その真の姿を隠す覆いがずらされ、徐々に、徐々に、輝く生肌が広がっていく。鼠径部の尖端、その丸まりは柔らかくぷにぷにとして、だが女性的な弾力に満ち溢れて温かい。これまでさんざん俺の肌をこすり倒したマットな生地から変わって、どこまでもきめ細やかな柔肌が現れたのだ。

 けれどそれは、安らかなベッドなどでは到底なかった。
 肉厚のまんこ、それを巨JKたちが広げれば、中にはヒクつく淫猥な獣が棲んでいたのだ。女体に隠された深い洞窟、それが前後でぱっくりと開いたと思うと、クスリクスリと嗤って俺を慄かせる。
「ちっちゃー♪ 使えるかな?」
「使えるわけ無いじゃん、彼氏のよりちっちゃいんだよ? ま、おやつってとこ?」
「あのクソセンパイもディルド以下かー♪ ふふっ、サイコー♪ 見てみて、私達のおまんこで怯えてるよ? 当然だよね、自分よりずっとでっかいんだよ? こんなでっかいアソコ、もし入っちゃったらぐっちゃぐちゃに潰されちゃうかもね? あははっ、逃げるなら今だよセンパイ♪ じゃないと、挿れたらもう出してやるつもりないもん♪」
「あんたはこれからウチらのまんこでクラッシュされるわけ。ほーら、ご主人様にご挨拶♪ あんたはこれから死ぬほどこのおまんこに犯し倒されるんだから、きちんと挨拶しなさいよね? ははっ、JKまんこの性奴隷♪」
 二人が笑うたび揺れる巨大な女性器。柔らかそうに膨らんだ大陰唇がさえずり合う。しかしその喉奥には、膣肉でみっちり詰まったメス穴が開かれていた。それはメス肉が幾重にもうねり、起伏し、うごめく肉の寝袋だ。しかし一度入り込めば、食虫植物のようにそれは俺を締め上げ、ねぶり倒し、俺を養分にしてしまうだろう。

「嫌だ、お、俺が一体何をしたっていうんだ、やめてくれ!!」
「はぁ? なんか言ってるよこれ。ま、知らないけど♪」
 二人の股でプレスされたまま、俺はありったけの声で叫んだ。しかしはるか20メートル上空にいる彼女には、そんな声など届かない。声さえ届かないのだ! 今だって俺は、体を飲み込もうとしている2つのワレメに必死に手をついて、なんとか取り込まれまいと抵抗している。ときには蹴って殴って、下腹部目指しもがきまわっているのだ。けれど、そんなことさえ彼女らには気づいてもらえない。
 彼女らは気づかない。俺を見下ろす美しい陰毛や汗から染み出す、特濃のJKフェロモンのことなど。無意識に発散するその媚香はサウナの如く、JKらしい華やかな香りで脳を侵す。トロトロと止めどなく溢れる愛液は全身に絡みつき、もうローションさえ流し落としてしまうほど。けれどそれらも全て、彼女らの無意識がなすことなのだ。俺と巨大美女たちとでは住む世界が違っていた。
 ヌメる体を女陰2つにがっちり挟まれて、あまりの圧力に俺は苦しく喘ぐほかない。況して更にキツく狭い蜜壺に押し込まれてしまえば、それだけで俺は粉砕されてしまうかも知れなかった。眼の前の女体に俺は泣き叫んだ。上空で震える巨乳でもなく、数千トンはあろうかというその全身でもなく、ただひたすら俺を舐め回すJKまんこ、それだけに、俺は畏怖し恐怖してしまったのだ。

「じゃ、はじめよ♡」
「おっけー♪」
 そして無慈悲な巨女たちは、ケラケラ笑いながら俺を自分の膣にねじ込み始める。
 ぬっと現れた電車の如き指。それが俺を恥部へねじ込もうとする。俺は、なんとか指先を押しのけようとした。
 しかし、マニキュアを塗った極太の指は、いともたやすく俺の脚をキツキツまんこに押し込んで、凶暴な膣肉のエサにしてしまうのだ。
 その猛烈な膣圧は、俺では腕一本突っ込めないほど。けれど女子の強大な力はいとわない。楊枝のような俺の脚を自身の中に押し込んで、もっともか弱く敏感な場所でなぶり殺そうというのだ。

 俺は限りなく無力だった。
 なんの抵抗もできず、むりやり下半身を膣に挿入されたのだ。
 ヌプッ……と、淫靡な水音。
 それとともに押し寄せたのは、熱湯のように立ち込めたJKの体熱だった。ギッチギチのJKまんこに脚を締め付けられ、骨が一斉にきしみ始める。”ギュッ、ギュッ♡”と劣情のままに俺を挟み付け、それはまるで圧搾機。けれどその破壊的な力とは対照的に、絡みつく肉ヒダはどこまでも柔らかくとろけてエロい。唾液のたっぷり絡んだマシュマロで包まれながら、思いっきり喉で締め付けられたような感覚だった。蠢動するグロテスクなほど淫猥なメス肉に、俺はもう指一本動かせない。
 声にならない声で俺は、自分を飲み込む怪物にあらがった。女性の最もデリケートな場所に、これでもかと拳を振り上げ、動かぬ脚で蹴ろうとした。陰毛にしがみついて体を引き上げようとさえした。けれど、振り上げた拳は若々しい肌に弾き返され、陰毛には手さえ届かない。大陰唇の内側、ほんのりピンクの粘膜は蟻地獄のように俺を飲み込む。手をついてもついても汗と蜜で滑って力がかからず、その度己の無力を思い知るのだ。

 膣一つ。
 これだけで、俺を絶望させるには十分すぎた。
 あまりの膣圧と膣熱、内臓に染み込むメス媚薬に恐れをなして、半狂乱になる俺。
 そして、もう一つの巨獣の存在を忘れてしまったのだ。

「えいっ♪」
 そんな軽い声。
 それともに一気に降ってきたのはナツの膣。奥まで見えるほどおっ広げられたそれはくぱぁ……と糸を引き蜜を垂らし、むせ返るほど生々しい香りを撒き散らしていた。そして、気づけばもう目と鼻の先まで迫っていたのだ。
 俺は腕をついて巨大JKまんこを食い止めようとした。しかし、ふにっと大陰唇に手はめり込み、はじき出され、一瞬の遅れさえ作れない。膣口に手をかければ、吐きかけられる熱いメス臭に茹でられ、エロいヒクつきに手のひらをくすぐられてしまう。
 そして、上空。巨大美女たちが互いに胸を押し付け合い唇を重ねたと思えば。

 ギュッとぶっとい脚を絡ませて、一気に膣をぶつけ合ったのだ。

「あはっ、入った入った♡」
「ははっ暴れてる暴れてる♪ 生き物が体内に入ってる感じ、クセになりそ♡ 今から動くから私達のでっかいまんこで潰れないでよ? ……えいっ♡」
 JKたちのエロい体内。
 そこにあるのは、パントマイムのように奇妙な体勢でまんこの肉に圧縮される、哀れな元エースの姿だった。
 そして、破格のエロさでまんこ肉を疼かせては、ギンギンに勃起したペニスを舐め回すのだ。
 指一本動かせない、体内という牢獄。
 それが、少女の秘めた小さな小さな果実だなんて、想像さえつかなかった。
 これが、この肉牢が女子高生の体内? メス肉でできた穴に押し込められ、上からかかる巨体の重み、左右から主張する膣肉、潰れた内股の圧力、膣自体の持つ弾力と締め付けでギッチギチに締め付けられ、俺はもう女の子のまんこでグシャッと潰されてしまいかねないほど。上下左右から様々な肉圧が俺を遅い、駆け巡る血流の音、体内を通りたどり着く二人の笑い声に心臓の中まで恐怖が染み透った。鍛えられた美女たちの膣は締まっていて、醸し出される香りは本能的なエロスを叩き込んでくる。そんなエロい怪物が、女子高生の果実だなんて。
 煮え立つメス蜜の海。挟み潰すエロまんこ。なおデタラメに膣ヒダは蠢いて俺をくすぐり、ただ、腰元あたりが二人の膣口に挟まれ、その責めを免れていた。
 そして、重々しい音を立て、二人の巨体が動き出す。
 レズセックスで、俺を肉塊に変えてしまおうと言うのだ。

 ネトネトになった俺の脚を、顔を、腹を、膣壁が撫で舐め回しながら流れていく。陰圧で子宮に吸い込まれそうな感覚とともに、なお俺の体は引き伸ばされ。
「「ぅんっッ……♡」」
 巨体の衝突とともに、一気に奥深くへ突き立てられる。”ニチチチチッ♡”と膣肉を掻き分け、まんこの中に潜り込む感覚。それと共に、とんでもない速度でぶつかり合うクリトリスに俺のペニスが挟まれる。目指すは亀頭、そして互いに身をくねらせれば特大クリトリスに俺の貧相な突起はこねくり回される。

 無論、巨大美少女たちにとってそれはまだ序の口。
 外界では、二人の淫行を見守り俺をはしゃぎ立てる声、情けない俺の姿を録画する音、痴情を目の当たりにし自らを慰める者。巨大女神と化した後輩たちが皆、俺を嘲るために美しさを煌めかせる。その中、どこまでも貧相な自分が情けなくって仕方ない。
 異様な雰囲気の中、後輩の体内に軟禁された俺はただひたすら巨体の暴力に咽び泣く。これほどの体格差で容赦なく責められる陰茎は、もう使い物にならないかも知れなかった。このまま激しく突かれたら、俺の体は膣内で木っ端微塵にひしゃげないとも限らない。ただ挿入されただけで、俺はディルドにさえしてもらえないほどに非力なのだ。
 それがただ、病に侵されただけでなされた仕打ちだと思えば、理不尽さに胸はかき乱された。

「んー♡ ウジ虫みたいなセンパイでもちょっとは使えるじゃないですか♪ 良かったですね? はは、もう聞こえないかな? 死ねよゴキブリ♪ あたしたちのまんこに遣い潰されてぐちゃぐちゃにされればいいんだよ♪」
「ねーもっとシようよー♪ 私結構ご無沙汰でぇ。それにコレ、必死に動こうとして興奮しちゃう♪ センパイなんでしょ? ほら、後輩のためにもっと頑張ってくださいよー。20倍倍になってもエースならそれくらいヨユーでしょ? アハッ、それとも私が怖いですかー?」
「ゴキブリに話しかけても無駄よ。どのみちみんなこいつのこと軽蔑してたし。あはっ、でもディルド以下のオモチャとしてならちょっとは使えるけど♡」
 そして、30メートル巨女は俺を道具にして繋がり合うのだ。肉欲の求めるままに互いにまんこをぶつけ合い、”ズドンッ!”と破壊的な音を立てては俺を膣奥までねじ込んだ。その度、ニチチチチッと膣肉をかき分けまんこの中へ突き立てられ、子宮口の暴力的なキスで殴られる。外気に触れるのは唯一ペニスだけ。それもぶつかり合う二人の膣口に挟まれ擦りまくられ、後輩まんこにみっちり押しつぶされては、カリの裏まで揉まれ倒す。快感のあまり射精も出来なかった。巨女まんこの圧倒的なメス肉に、俺のちんこが敵うはずもなかったのだ。
 色っぽいメスの声を上げて、後輩二人が膣を疼かせる。互いに巨体を絡めあい、俺を道具にして互いの性を求め合う。そんななんの遠慮もない巨女の暴力に苛まれ、二つの巨膣を繋ぐオヤツにされて、俺は何度も何度も全身をニチニチねじ込まれた。
 がっしり互いを脚でホールドし、健康的なスポーツ少女の膣はどこまでも締まってエロい名器だ。それに二つもしゃぶられて、俺はひたすら後輩まんこに泣かされるしかなかった。

 そして、絶頂の瞬間。

 「「あっ……やっ……あっ……、ッ~~♡♡」」
 
 ”ギュゥウウッ!!”と極限まで締め付けてくる膣。その猛烈な力に、小人の体はくの字に曲がり大きく撓む。それとともに、これまでにない力で勃起したクリトリスが俺のペニスを挟み込んだ。2つの巨大クリに挟まれる貧相な陰茎。爆乳と化した陰核に、俺の亀頭は容赦ないパイズリで責め立てられる。

 大爆発だった。
 パンパンになった性感の水風船を、巨大まんこで握りつぶされる。

 経験の無い快感。

 このときばかりは、この異常な状況に感謝しても良かったかも知れない。


§
「ッ、はぁぁ……♡ これ、気持ちいいかも♡」
「チビがまんこのナカで動いて、泣き叫びながら膣壁叩いてるとどんどん濡れて来ちゃう♡」
「なのにちょっと締め付けただけで死にかけるんだもん、サイッコー♡ ねえ、もっかいやんない?」
 余韻を噛み締めながら、興奮冷めやらない様子で語らう二人。ヌルリとデカまんこから滑り落ちた俺を、女豹の目で見下ろしている。

 しかし、ズタボロになった俺を摘んだのは彼女らじゃなかった。
 「ダーメっ! そんなことしたら壊れちゃうじゃん」
 俺を取り上げて、スパッツ娘が嗜める。
 一瞬の希望を俺は抱いた。
 助けてもらえるかも知れないと思ったのだ。
 が、次の瞬間。

「だって、あたしたちの番まだなんだもん♪」
 そう言って、自身のスパッツを大きく広げたのだ。
「せいぜい楽しませてくれないとね♪」
 ショーツも穿かず、直穿きスパッツの女子高生。
 友人の痴情を目の当たりにし、既に出来上がったスポーツ少女の陰部は熱く濡れた。開いただけで湯気の出るほど、興奮した下半身はこれ以上無くエロいメスサウナ。
 そんなメス地獄の釜が開けば、それだけで立ち上る蒸気に俺はむせてしまう。それから、彼女の指先でもがき始めた。死んでしまう、今度こそ死んでしまうと思った。
 けれど、先のドデカまんこの猛攻で、鍛え上げられたはずの俺の体はろくに動かない。
 そんな様を鼻で笑うと。

 彼女はパッと指を開いた。

「……ははっ、入った入った♪」
 自由落下、もがく体は大口を開けたスパッツに吸い込まれていく。
 そして、トランポリンのように湿った布へ跳ね返されれば。
 クチュッと音を立てて、俺は大陰唇に張り付いた。
「はは、逃げてる逃げてる♪ 私のスパッツの中なんだから逃げられるわけないのに♡」
 陰毛にしがみつき、俺は恐怖の蜜壺から逃れようとした。今しがた散々絶望させられた女性の体内。その入口が、すぐ目の前にある。少女なら誰しも秘め持つ陵辱の坩堝、それが今度は、別の少女によって開かれようとしている。美少女たちの持つ地獄の門が、全て舌なめずりして俺をしゃぶり尽くそうとしているのだ。
 俺はJKの陰毛に塗ながらその茂みを這い登ろうとしていた。かき分ければかき分けるほどに立ち上るフェロモン、視界が霞むほど濃厚な汗の霧。そのはるか上空、晴れた空と巨大な下乳求め、俺は巨女まんこから逃れようとしたのだ。

 そして、小気味良い音が響く。
「はい、パッチン♡」
 一面のゴム生地で、すぐに空気は押し出される。体の浮き上がる感覚、それが、次の瞬間には猛烈な圧迫感へと変貌した。それは、一瞬で出来上がったスパッツによる真空パック。クリトリスにまたがる形で、俺は地獄の肉門に貼り付くことになったのだ。
「見てー♪ 超浮き出てる♪ あはっ♪ ウケる♡」
 後輩のもっとも敏感な場所で、モゾモゾと動こうとする俺。その動きを、スポーツ少女は手に取るように感じているに違いない。発達した臀部と太もも、若々しい恥丘でスパッツはパツパツ。その暴力的なスパッツ空間で生まんこに押し付けられ、徐々におかしくなっていく俺を感じているのだ。
 めり込む俺の形に撓む大陰唇は、瑞々しい弾力で俺を押し返す。とろとろと垂れる少女の汗は、俺を無慈悲に溺れさせる。そして、股間の匂いがしっかり染み付いたスパッツが、そのしっとりすべすべの胸で俺を抱きしめるのだ。
 クリトリスとワレ目の間にペニスが滑り込む。少女の極小まんこに、陰茎をねぶられる。そして控えめな陰毛に顔を突っ込めば、興奮しないなど不可能だった。

「ちょっと! こいつクリトリス相手に腰振ってる! キャハハハっ♪ きんもっ!! なにこいつ、ゴキブリ? スパッツでおまんこにめり込んだまま発情しちゃってるわけ!?」
「うんわーキショっ♪ 後輩のスパッツで閉じ込められて嬉しいんですか? セ・ン・パ・イ♪ 20倍の後輩5人に虐められて大興奮♪ これが我が部のエースだったなんて信じたくもない。ほんと、死ねよ♡」
「ウジ虫みたいにピクピク動いてる♪ 自分の何倍もでかいまんこ相手に何様? はは、がんばれがんばれ。そのまま潰れて死ね♡」
「ウジ虫センパイの最期の試合、録っといてあげるねー♪ 家族とかにも送りつけちゃお♪ あ、絶縁されちゃったんだっけー? 笑える♪ ウチらが飼ってあげるよ。おまんこ様のナ・カ・で♡」
「じゃあ、頑張ったセンパイにご褒美♡」
 近づいてくる声。その音圧と吐息さえ感じられるようになったとき、背後に巨大な口が迫っているのに気づいた。
 そして、ニチャァ……と水音が立つ。
「ちょっと、ナツ何やってんの?!」
 次の瞬間背後から押し付けられたのは、幅2メートルはあろうかという少女の舌。それがハート型にスパッツの表面を押し上げると、力任せに少女の性器に押し付けたのだ。
「ちょっ、ナツっ! これッ……やッ……んんっ♡」
 股間を貪る友人の舌技に、思わず膝を震わせ背を丸める。しかし尚ねっとりと俺をかき回す女子高生の舌は、荒れ狂うキングサイズのベッドのように俺をねぶり倒す。その快感におもわずうずくまり、顔を陰部に押し付けてしまったらしい。唇さえ鮮明に浮かび上がり、唾液と愛液、二種の少女の粘液で、俺はぐちゃぐちゃになるまでかき混ぜられた。

「やばッ……これ……イクっ! イッちゃうからッ……やめてぇッ……♡」
 喘ぐ少女が俺を震わす。ますます汗は濃くなり、とめどなく愛液はスパッツの中にたまって繊維の奥まで染み込んだ。それでも舌技は止まらない。クリにグイグイ俺を押し付け、大陰唇へ上下にこすりつけ、尿道に顔をめり込ませれば膣口をなぞり上げ、俺をまんこ専用バイブに変えてしまう。
 そのたび俺は、どでかいまんこに虚しく腰を振り続けた。肌に絡まるスパッツの感触だけで気持ちいいのだ。ヌチヌチとエロい汁を滲ませながら肌にまとわりついて、薫るメス香はどこまでも濃く、俺を包み込む。直穿きスパッツでドリップされたJK汁だけで、俺は狂わされていた。
 その上、体を覆って余りある巨大まんこの肉感。”ミチチッ♡”と音を立てて女性器は快感に疼き、クリは勃起して俺の口を股間を犯しまくる。膨らめば包皮との間でペニスは締め付けられ、それがまた気持ち良い。そして、極上ウォーターベッドを2つ並べたが如き大陰唇。その独特の感触は交互に俺を扱き上げ、締りのいいワレメで俺を強く挟み込んだ。

「無理ッ……やだ……ゃッ……あッ……ん! やッ……! ッ~~!!」
 そして炸裂する、JKの潮吹き。
 ほとばしる熱水はウォーターカッターのように俺を直撃し、破壊的な水圧で殴り倒す。とても少女の絶頂だけとは思えない圧に、粉砕される恐怖さえ覚えるほど。
 そして、スパッツから溢れ出るほどの潮で俺を溺れさせると。
 少女は荒い息と共に、腰砕けになった。
 
 ヌメリと潮、両者の重みでスパッツの底まで垂れ落ちると。
「……はは、死にかけてる♪」
 スパッツの太ももを引っ張って、中の異物を排出する少女。
 淫猥な匂いをまとって垂れ落ちるJK汁と共に、俺はむっちむちの太ももの上を滑り落ちる。むち肌とスパッツの間を通って。久方ぶりの光に照らし出された俺は、愛液に限界までまとわりつかれていた。
 そして、ボトッと落ちると。
 巨大な足指に、陰部を突かれて。
 再び痙攣すると、汚い汁を垂らすだけだった。


§
 それで陵辱は終わったか?
 そんなはずがない。
 死にかけの小人をつまみ上げると、今度はお預けを食らった二人が俺に食らいついたのだ。
 スパッツの股間を重ねて、隙間に俺をねじ込み、互いのクリで何度も何度も俺を叩きのめし。黒くムチムチした海の中で、股間の膨らみに現れては埋もれていく俺を二人は嗤った。ローションまみれのスパッツは、豊満な太ももで弾けんばかりに膨らみながら、俺へ交互に押し寄せる。美脚を絡ませ合う二人の間で、俺はスパッツの食い込む太ももの、弾力、柔軟性、汗ばむ肌のきめ細やかさを思い知る。

 それで終わったか。
 否。
 競泳水着の二人が待ちきれず俺を奪い取る。そして水着の中ミッチミチに押し込められた乳房の中へねじ込むと、揉みしだき、挟みつけ、罵倒を続けながら体を重ねた。水の抵抗さえ危ぶまれるほどの爆乳娘、その締め付けられた谷間に挟まれば、その乳圧はプレス機にも匹敵するものだった。
 助けを求めて上空を見れば、美女の巨大な顔がニヤニヤと俺を覗き込み、舌先でたやすく押し戻す。そして乳を揉んで地母神の体を喘がせて、バウンドする乳で俺を苛んだ。水泳少女の汗はほとばしり、水着の生地に染み込むほど流れて谷間に溜まった。鎖骨のラインから、デコルテラインを通って押し寄せる少女の汗。その中で溺れては、JKおっぱいの乳暴力に嫌というほどさらされるのだ。 
 もう、その性欲は水着の中じゃ収めきれない。
 二人は上裸になると、丸出しの乳房を押し付け合う。ローションまみれの女体が2つ。腰から下は水着を張り詰めさせ、胸から上は丸裸の乳房を重ね合う。そして、テラテラとローションをラバースーツのようにまとっては、互いにぶつけて巨乳を揺らしあった。
 マットの上で繰り広げられる大迫力のレズセックス。爆乳同士で愛撫し乳首を刺激し、若い性欲をぶつけ合うのだ。
 無論、その谷間には俺がいる。
 上空から落下してくる、バルンバルンのJKおっぱい。それが、時に俺めがけて大質量バストを叩きつけ、時には左右で乳同士を重ね4つの乳肉で俺を挟む。むにむにとせめぎ合う生おっぱいは、それだけで何十トンもある山体だ。そんなデカ乳が柔らかさにものを言わせ大きくはずみ揺れて俺を襲うのだから、虫のような俺などひとたまりもない。ぶるんと震えて俺を殺し、ミチィ……と潰れて俺を圧死させた。
 それでも死にぞこないの俺は、なお女体地獄から逃げ出そうと谷間を腹を這い上がる。
 そして、再び落下する爆乳に圧死するのだ。

 それで終わったか?
 まだ終わらない!
 数えきれない陵辱はもはや狂宴と化す。
 乱交だった。完全なる乱交だった。
 代る代る俺を肉ディルドにする巨大女神たち。或いは膣に、或いは谷間にねじ込んだ。スパッツの巨尻で俺を潰し、なんとか逃れようともがく上半身を嘲ったりもした。
 いつしか誰もが全裸となって、終わることのない享楽に沈んでいく。
 ムンムンと立ち込める少女の汗とフェロモン。絶えず響く水音、肉体のぶつかる音、喘ぐ声。乳首を俺で責め、クリを俺でいじくり回し。
 膣に差した俺を、何度もアナルに突き立てる後輩女子。ヒクつく肛門が、ヌプリヌプリと俺を飲み干し排泄し、洗われ、別の巨尻にねじ込まれ、洗われて。全員のアナルの形を知るのに、そう時間はかからなかった。
 どれもが、かつては俺にすり寄ってきた女たちだ。それが今じゃ、アナルだけで俺を飲み込める巨人。括約筋の締め付けはなんど背筋を捻じ曲げたかわからない。二人のアナルに同時にねじ込まれた事もあった。嬉しそうに蠢く尻穴と巨体。どでかいアナルを舐めさせられ、録画され。そのままケツまんこに押し込められる。何度も、何度も。
 洗われても、もう少女たちの匂いは肌に染み付き離れない。まんこの中の、生々しくも淫靡な匂いだ。女性的なフェロモンがそこに加わり、使い込まれたディルドも同然の体に堕していく。

 そして、最後に。
 膣に入り込み、出て来られなくなった俺を、ナツが口で吸い出す。膣肉を掻き分け入り込む舌。巨大な女子高生の口が、愛液ごと俺を吸い込めば、俺はヌルッとその舌の上に躍り出る。
 キングサイズの舌、それが傾けばそのまま飲み込まれるに違いない。そんな恐怖とは反対に、ナツは汚らわしい虫を床に吐き捨てる。
 わらわらと、俺を囲みそびえる5柱の女神。
 全裸で乳を震わせ、陰毛から愛液と汗をぽたりぽたりと滴らせ。
 ローションと汗に濡れたその姿は、荘厳と言ってもいいほどに美しかった。
 荒い吐息、まだ喉奥に潜む喘ぎ声。そのこだまする中、俺はもう動けもしない。骨折していないとも限らない。ただただ、骨髄まで染みた陵辱の痕跡だけが確かだった。
 互いに視線を絡ませ、意味深に笑う後輩たち。
 そして、膝を折りしゃがみ込む。
 潰れたふくらはぎ、まるまると膨らむ太もも。それは、最初ナツに拾われた時の視界を、何十倍にも押し広げたような光景だった。
 けれど、今彼女らの体を隠すものはなにもない。
 真下から見上げるのは、ぶら下がった10個の巨乳と、ばっくり開かれ丸見えの陰部。
 それを、5つの手がくぱぁっと広げてみせる。

 排尿の構え。

 そう思った時にはもう手遅れだった。
 一瞬揺れた5つの巨体はわずかに下腹部を震わせ、それから尿道の少し開かせる。
 そして一滴、金色に光る聖水が飛び出したと思えば。
 四方八方に上がった数メートルもの水柱は続く放水に薙ぎ払われ、一気にムッと蒸し暑くなる大気、香ばしい香りは湯気立つ暴風とともに、一挙に俺めがけ吹き荒れる。
 轟く轟音は鼓膜を破った。
 激しい運動で、聖水は熱く濃く放たれる。

 そして、目にも留まらぬ速さで全方位から俺に襲いかかるのだ。
 まるで大軍か爆撃に囲まれたかのような地鳴りと轟き。大瀑布のような小水は洪水となってぶつかり合い砕けあって一目散に俺へ飛んでくる。熱波、暴風、轟音に香気。それが金色の水壁となって押し寄せた時には、その高さは数メートルを越していた。

 プシャーと、ささやかな水音の響く中。
 波の砕ける、小さな音がした。

 その、圧倒的な、破滅的な力。
 猛スピードで迫り来る聖水の波動同士がぶつかり混ざり巨大なうねりとなって俺を襲う。ダッパンダッパンととんでもない轟音は、それでも女子高生の排尿音の一幕。小水の衝突に俺の体は高く巻き上げられた。そして、ローションと汗、愛液の混じった聖水は、すぐさま俺を金色の海に引きずり込む。視界の真っ白になるほど濛々と立つ湯気、濃く香ばしい少女の尿の香り。泡立ち渦を巻く尿の波は、一点に釘付けにしたまま無慈悲に俺をいたぶる。
 そして、女神たちは追撃を加えるのだ。
 腰を揺らし、直接俺に聖水を叩き込む。しめて5本のナイアガラの滝が、徹底的に俺めがけて叩き込まれるのだ。足が濡れるのも構わずに、女神たちは俺に近づき思いっきり聖水をぶちまける。けたたましい少女らの笑い声が、低く轟く排尿音を縫って俺を嘲った。
 大股開きで尿道をしっかり見せつけ、30メートル巨女たちが5人、俺に容赦なく小水を吐きかける。そこになんの躊躇も遠慮もない。体格差も人数差も立場も性差も構うことなく、排泄物で先輩を溺死させようというのだ。

 俺に突き刺さる5本の滝。
 しかし同時に、甘美な味覚と喜び、絶対陵辱の歓喜もまた降り注ぐ。
 全裸の美少女5人、それも巨大娘がわざわざ、俺に聖水をぶちまけてくれる。濃縮され愛液と汗の混じった特性の体液で、俺を無茶苦茶にしてくれるのだ。それも膨大な量を惜しげなく。これ以上なく濃く感じる5人の香り。口も耳も鼻も、喉、胃の底から隅の隅まであまねく美少女の聖水に犯される。水圧でペニスをいじくり回され媚薬の波濤に全身晒され、俺はイッた。5人の巨美少女に囲まれ排尿の集中砲火をくらい、その中、何度も何度も精巣が空になるまでペニスを搾り取られた。
 それは歓喜の瞬間だった。
 巨大な後輩美女にぶちまけられる。
 そしてなにより、もうこの女体地獄から、解放されるのだ。


 尻すぼみになる排尿の音。
 ぐちゃぐちゃにされた俺の体。
 さんざめく少女らのクスクス笑い。
 死に際に聞くのには、悪くない声かもしれない。

 だのに。
 なぜ。
 なぜ死ねない?

 薄らぐ意識は底を突き、それ以上落ちることはなかった。
 目を開ければ、変わらず俺を見下ろす5人の巨女の姿。
 死に損なったのだ。
 尿の海に浮かぶ俺を、ニタニタ見守る20倍娘たち。このまま、排水口に流してくれと心から思った。
 しかし、俺の体は脱ぎ捨てられた競泳水着に漂着する。
 まだ、地獄は終わっていない。
 これから、もっともっと縮められ、際限なく陵辱される。
 そう悟った時。
 初めて俺は、本物の絶望を知った。