本記事は「サッフォーの左の手の上で」のサンプルです。
1/6サイズに縮小され、親友の百合カップルに引き取られた主人公のその後の日常。

【内容】全て6倍差
・日常パート(尻潰し、乳首キス)
・夜半パート(百合エッチ巻き込まれ)
・入浴パート(洗体巻き込まれ他)
以上です(17000字)。

縮小病になり巨大娘の無意識や悪戯心に翻弄されたい方は是非。
また、上位プランで作品を一つ先行公開しております(数か月後一般公開します)。興味ある方はどうぞ。

https://fantia.jp/posts/2651111


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 §
 久々の外は、やはり巨人達の世界だった。あの部屋の外部にも同じ世界が広がっている。恐ろしい事実だったが、覚悟はとっくに出来ていた。というより、させられていた。今俺を困らせるのは、その事実ではない。
「なぁ」
「なに?」
「やっぱり、トイレくらい恥じらってくれないか」
「恥じらったとして、どこに置けば良いんです? ロッカー?」
「そうとは言わないが……」
 街行く詩葉の肩に座り、俺は不平を鳴らしていた。妖精のようだが、そんなに優雅には行かない。首筋にしがみつき、髪の中で必死に耳に訴える、どうも不格好な小人一匹。生きた心地がしなかった。なるほど、落ちはしない。俺は俺で首輪をつけられて、詩葉のチョーカーに繋いでいたからだ。まるで犬だ。
 ……よもや、3人してチョーカーをつけることになるとは。だが、その意味合いはまるで違う。片やチョーカーは俺をその巨体に繋ぎ止めるためにあり、片や2人はキャイキャイ言いながらお互いにチョーカーを付け合って楽しんでいる。装飾具と拘束具。首輪を食められる日が来るなんて。
「ほら、しっかり捕まっててください。恥じらうつもりも気を遣うつもりもありませんから、落ちても知りませんよ」
「首輪で繋いでおいて……」
「人間様に踏み潰されないだけマシでしょう?」
 なるほど足元を走らなくて済む。声は届くし、向こうも探す必要がない。外出も出来るし、詩葉の髪に隠れることも可能。八方よし。それが、屈辱的であることを除けば。
 ただ、女性の肩に乗って外出すると言うのは、それはそれで問題がある。
「あなたにあげる気遣いなんてありませんよ。それよりあまり動かないでください。落ちますよ」
「やめっ、揺らすなって!」
 やれやれと肩をすくめ、小さく悲鳴が上がる。落ちたらただでは済まない。足元でバウンドするGカップ。ブラで押さえつけられた物がゆっさゆっさと揺れている。あれに弾き飛ばされたら骨折くらいするかも知れない。落ち着かないことこの上ない。

 何より。
 さっきから、こちらをジーッと見つめる童女がいるのだ。
「……なあ、今目が合ったって! 見られてる。すっごく見られてる!」
「うるさいなぁ。どうせ貴方が誰かなんて見えませんよ。むしろわたしが奇異に見られてるんです」
「でも俺は恥ずかしいんだよ!」
 黒髪の長身美人はジト目で肩元を見やるだけ。自分の髪のカーテンに隠れる小男を、本当にペット程度にしか思っていないらしい。なおも少女はこちらを凝視している。首の後ろに隠れたいが、背中へ落ちればそれはそれでことだ。
「お願いだからどこかに隠してくれ!」
 たまらず叫んだ。失言だと気づいたのは、詩葉がニィッと笑っていたからだ。
「へえ?」
 にたりと、狡猾な笑みで流し目を俺にくれる。服の首元を引っ張り、危険な空間の口を開いた。足元に、ぽっかりと穴が広がる。その中で、爆乳が仄かに色白の肌を覗かせていた。
 まずい。
「ま、待て、そういう意味じゃ……」
「あんたが決めることじゃないよ」
 またも化け猫女は俺を陥れる。ワインレッドのセーターの中に広がる豊饒な白。厚着した服の中でシルエットはほっそりしているが、ブツがあまりにデカすぎる。すでに生の鎖骨までずり落ちた俺は、細首にしがみつく他ない。
「ほら、わたしで隠してあげますよ。寒いからさっさと入ってください」
「いやだ! お、おい、あっ……」
「ばーか。反抗心なんて要らないんだよ」
 逃げようがない。その体に乗せられていて、どこに逃げろと言うのか。小人の身が浮かび上がると、ストンと服の中に入ってしまう。紐が張り詰めその首からぶら下がる小人は、必死にブラの刺繍をボルダリングした。そして半身がその谷間にのしかかったところで。
「ほら、隠してあげましたよ。子供もすっごく見てますから、さっさと行きましょう」
 詩葉が手を離す。戻ってきた服の張力がみっちり俺を巨乳に貼り付けた。ぶるんと揺れる乳肉に埋もれれば、もう俺は監禁されたも同然。直接上位種おっぱいの香りを嗅がされ、既に人間の尊厳を奪われつつあった。

「さ、行きますよ。誰かさんのせいで立て込んでるんです。おとなしくしててください」
 家事がイヤなら買い物に行けと、追い出されたクセによく言ったものだ。紗耶香も、俺が嫌がるのを外の世界への不安と勘違いし、ニトニト笑いながら見送りやがった。
 だが、抗弁する前に、詩葉はコートのボタンをかけると。
「文句言ったら胸で締め潰しますよ。そんなところに入れてもらえて、むしろわたしの寛容さに感謝すべきです」
 装飾としてつけられたボタンを、無理やり留める。並の女性なら或いは留まったかもしれないが、詩葉では訳が違う。ギチギチに張り詰め、内容物を限界まで縛るのだ。
「ぐうぅ……ッ?!」
 Gカップはある巨乳に埋もれ、柔らかさよりもボリューム感が勝る圧迫加減。服の中で百合のような香りが充満し、何よりわずかに汗ばんだ乳肌が直接俺に吸い付いてくる。10m娘が一歩歩いた。一瞬浮かび上がる巨乳。小人を乗せたままふわりと上を向いたと思えば、地を踏みしめ重心が一気に跳ね上がる。胸板に押し付けられた巨乳が、ぶるんっと跳ね上がった。
 歩くだけで、こんなに重心が上下するものだとは。ブラで固定されていても、乳肌の中を跳ねる脂肪は小人を弄んだ。どっぷどっぷと弾む乳揺れにリズミカルにリフティングされ、直接体を刺激されてヘンな気分にされてしまう。愚弄されつつ俺は反抗する術がない。薄暗い服の中、ぺちぺちとデコルテを叩いて抗議するだけ。
 それも、巨魔女には蚊に刺されたようなもので。
「動くな」
 買い物袋を抱くと、ぎゅうぅ……ッと押さえつけるだけ。大きくたわみ始める巨大マシュマロ巨乳。恥じらいなくブラ巨乳に押し付けて、快感で小人を圧し潰すのだ。
「服の中で動かれるの気色わるいのでやめてください」
「服の中に入れなければいい」
「動かなければいいんです」
 むわむわと甘い香りの立ち込める服の中、仄暗く輝く巨乳だけが揺れている。ブラにしがみつき、ゆっさゆっさと揺れる暴れ馬に潰される。褒めてほしい。なんとかリビドーを耐えた。意識すら向けられず発情させられるなんて屈辱だったからだ。
 ただ、相手が悪い。むちむち娘の着衣爆乳は、216倍のボリュームではほとんど気球だ。
「……帰ったらオシオキですからね」
 チョーカーを引っ張って、巨女はため息をついた。
 そして、進む。進み続ける。買い物が多いのは確か。おまけに、何を考えているのかわからないが、本屋の立ち読みをもう二度繰り返している。俺を困らせたいというより、単純に気になる本があったのだろう。俺にしてみればサウナの中、温かい柔らかさに揉まれ続けているも同然だというのに。

 とはいえそんなもの、ご主人様が気にするはずもない。
「動くな」
 セーターおっぱいを揉みしだき、中から甘い絶叫を響かせる。
「声を出すな」
「帰ったらちゃんとお話ししてあげますから、今は黙って小人やってればいいんですよ。そこで虫にでもなってなさいな」
 お姫様の買い物は、その後さらに2時間を要した。

 ──その後。
「……あれ、どうしたの」
 ソファに寝転んだ詩葉の中から、鈍い悲鳴。
 俺は詩葉の服に閉じ込められたまま、出られなくなっていた。
「助けてくれ……」
 弱々しく、小人が言った。