本記事は「体操服、柔軟剤と花の蜜」のサンプルです。
女子2倍世界で運動部顧問をしている教師が、ゆるふわ少女に体操服で汗だく鬼畜責めされるお話。

【内容】全て2倍
・ロッカー内膝責め乳窒息、太もも4の字固め
・尻メテオ、尻たたき太ももコキ(いわゆるお尻ぺんぺん)
・汗だくハグ責め、体操服内監禁乳揉み、汗だくパイズリ
・下乳挿入、体格差汗だく騎乗位
(おまけ)ニーソ首絞め、絶対領域太ももコキ
以上です(18000+2000字)

 ふわふわ少女の香りが充満する倉庫の中、儚い声で囁かれながら圧倒的体格差でぐちゃぐちゃにされたい方は是非

https://fantia.jp/posts/2627162



 §
 荷が勝ちすぎる。

 力不足だ。

 なぜ自分がと思わずにはいられなかった。確かに自分だってトッププレイヤーだ。でも、たかが高校生相手だとしても、やはり自分には手に負えない。

 そう思わせてありあまるものがあった。
 それが土曜日のグラウンドでも。
 ありふれた部活の一幕であってもだ。
 遠くまばらに散る少女ら。入梅前の霞んだ空気を経ても、溌溂としている。尾を引く声、空を舞うボール、初夏の朗らかな風にそよぎつつ、眩しいくらいに生気に溢れている。この頃の女子高生だけが孕む生命力だった。

 或る意味、いつまでもそうさせていたい。
 だが、時間だった。
 笛を吹く。
 四方から少女らがこちらへ振り返り、返事をすると駆けだした。
 そして、みるみるその姿は大きくなって。

「集合しました」
 ピタッと少女らが私を囲むと、キャプテンが報告する。
 それが、それが何より惨めな瞬間だった。
「……今日はここまで。連絡が3つ……」
 ボードに視線を落とし、なるべく彼女らに視線を向けないようにする。
 見ないのではない。見られなかった。
 ちらりと視線をやれば、目前には乳白色の陰影。
 太ももだった。
 サポーターを巻いたもの、そのままレギンスを履いたもの、生脚を輝かせるもの、色々だが、それが一様に並んでいる。
 見上げれば、遥か高みからは、スポーツ少女らがこちらを見下ろしていて。

 3mの少女らが12人。
 私は林立する美脚に包囲され、その熱気に包まれる犬だ。

「……次は雨が降るかもしれないから、室内靴を忘れないよう……」
「「「はいっ!」」」
 澄んだ声が私の語尾をかき消す。澄んだ愛らしい声が響き渡って、耳が痛くなるほどだ。それに気おされていると、聞こえない、と言う風にわざとこちらに近づいてきて。

「どうしたんですか? 連絡事項はもうありませんか?」
 呆然と見上げる私を、クスクス笑っていた。
「……っ!」
 自慢の胸を張れば、もう私はその顔を見ることすら許されない。
 圧倒的な肉体で見下ろされては、どちらの立場が上からわからない、本当は座らせたい。実際以前はそうしていたのだが、運動直後に座らせるのは負荷が重かった。結局、御覧の通りのありさまだ。

「……号令!」
 せめて絞り出された声は一瞬で覆された。



 本来は私も、負けん気の強いタチだった。でなければスポーツなどしない。実際それでこれまではやってこられたのだ。私はトップ層まで登りつめたはずだった。膂力は及ばずとも私には技術があった。……とはいえそれで片付く世界ではない。私が登りおおせたのは、人口が少ないから、みな心が折れていくから、ひとえにそのおかげだった。

 自分に高望みなんてしていないし、できない。男性相手に勝てるならば文句はない。それ以上のことは思考の埒外に置いていた。
 ……やりすぎた。
 低い競争率を登りきり、女性の世界の下端くらいまでにはたどり着いてしまった。

 そんな、“アスリート”のプライドを砕いたのは、あの日、女子小学生の見せた、あの一撃。
 目の前で繰り出される、少女の力強いサーブ。美しい身のこなしで自分の頭上まで跳躍し、一つの弓となって弾ける鮮烈な一撃。
 敵わない。
 無理だ。
 規格が違い過ぎる。

 でも、選択肢はない。男性選手としてこれ以上の待遇は望めない。
 結果私は、女子校バレー部の副顧問になってしまい。
 今日も、どうしようもなく性差を感じさせられている。

 300㎝を優に超える娘たちに囲まれて、どうして、どうして私がコーチなのか。
 何かと教師に反発しがちな高校生のこと。それが部活で小男に従わされるのだから、オモチャにするのは当然だった。
 わかっている。私だってそうする。ただ、少しでも力をふるえば私など怪我では済まないだろう。非力さが私を守っていた。
 ……たしかに全員が全員そういった態度なわけではない。優しい少女などは、柔和な態度で接してもくれた。“助けてあげよう”と。
 おそらくそれが、弱者への優越感ゆえとは気づいていない。

 ただまあ、何事も例外はあるもので。

 それは背後から眼前へ、やおら現れた。

 少女の顔が降ってきたのだ。
「せ~んせ……♪」
「わっ?!!」
 不意に、雲にまとわれたかのようだった。耳にふわふわとした吐息、背に巨大な存在感。
 そして、さかさまになった少女の顔。
 上下逆転した顔がにっこり笑うものだから、一瞬何が起きたかわからなかった。

 そしてそれが、前屈姿勢の生徒だと理解した時。
「なんだ、綿崎か……」
 私はいつの間にか、少女の躯体に囚われていたことに気づく。
 膝に手をつき、自身の股下を覗き込むように体を折る綿崎。いつの間にか、その中にすっぽり包まれていたらしい。

「な、なんの用だ?」
 太ももの間に立たされ、頭上にはバスト、目前にはご尊顔。彼女なりの悪戯なのだろう。だが私としては、理解してなお心臓が騒いだままだった。
「手伝ってあげようか、せんせ」
 訊いているのかいないのか不明瞭な、宙に浮いた声音で囁く綿崎。優しく不思議で、無邪気な声だ。だが、こんな体勢で言うのはやめてほしい。少女の檻に取り込まれている感覚に、小動物のメンタルが付いていけない。じわぁっと滲み出る、美少女体熱とその香り。ふわふわ笑う顔はすぐ目の前。まつげの煽ぐ風さえ伝わってきそうだった。見上げる訳にはいかないが、ずっしりと吊り下がる乳房の気配が脳天を撫でている。私にはあまりに毒すぎるイタズラだった。
「た、頼む。だから、その、それ、やめてくれ……!」
「ん♪」
 ようやく背筋を伸ばし、320㎝の高みへ戻る長躯。それからひょいとボールを3つ4つ抱えると、小走りにトントンと仔猫のように走り去っていく。

 ふわふわとウェーブしたベージュの髪の後ろ髪。サイドテールがぴょんぴょん揺れるのを見送る。綿崎は、ある意味自然体で接してくれる生徒だった。

 相変わらずの不思議ちゃんだ。ほわほわと浮世離れした、どこにいるのかわからない少女。透き通って儚いが、同時に目を離すことを許さない華やかさがある。
 彼女だけは唯一、私に屈託なく接してくれている気がする。
 ……その割に妙に悪戯っぽいから困るのだが。

「じゃあ、後は大丈夫だから」
「うん。…………♪」
 ふと視線を感じて振り返る。しゃがみ込み私を見下ろす、少女の姿があった。
「ま、まだ何か?」
「ううん、なんでもないよ」
 ようやく立ち上がると、綿崎はにっこり笑いかける。

 後ろ手に手を組み、くるっとターンすると。

「今度、個人練してほしいなって」
 最後に、一番大事な要件を付け加えたのだった。


 §
「せんせ、こっち」
 休日、誰もいない体育館に着くと、扉の影から手だけが覗いていた。倉庫の方だ。顔を半分だけ見せている。

「悪いね、少し遅れちゃったかも」
「先生こそ良いの? 休日に生徒と密会したら怒られちゃうよ?」
「密会って……。ただの練習だよ」
「そうかな。聞いたら先生叱られちゃうかも」
「別に誰に言ったわけでもないし、怒る人もいないよ」
 綿崎は、ふーんとだけ言う。透けるような声と儚い後ろ姿。2倍はある身長なのに、今にも朝日に溶けて消えてしまいそうな雰囲気だった。
「今襲われたら誰も来ないのに」
「まあ、他の子だったら来なかったけどね」
「私は特別?」
「他の女子みたいに、イジッたりしないからね」
「私だって女の子なんだよ?」
 胸ときめく言葉だけれど、今言うと洒落にならない。笑い飛ばそうと振り返った時。
 目の前にあったのは、体操服を張り詰めさせる、丸く母性的なものだった。
 綿崎が、私の上に覆いかぶさっていたのだ。

「つーかまーえたー……♡」
 にっこりと、こちらに笑みを向ける少女。しゃがみ込んで、覆い被さるように壁に手をついているのだ。少女の体に包囲され、強烈な圧迫感が漂う。思わず、心臓がひっくり返った。
「どうする? 逃げられないね? どうしよっか♪」
 どういうつもりなのか、企んだような表情は小悪魔的で、いつも以上に何を考えているかわからない。平常心を取り繕うのでやっとだった。
「あまり揶揄わないでくれ……。私は小心者なんだから」
「私が怖いの?」
「怖いとは言わないけど……」
「じゃあ、怖くしてあげる♪」
 ゆらりと立ち上がるゆるふわ少女。にこりと笑うと、一歩退いて。
 次の瞬間。
 “ドンッ!”と、凄まじい勢いで振り下ろされたのは、足。それが思いっきり私の顔の横に突き立てられると、壁を蹴りつけたのだ。足壁ドン。その衝撃だけで、鼓膜が悲鳴を上げるほどだった。
「ひッ?!」
「あは♡ 私の足先より先生の顔ちっちゃい……♡ 踏んだら、グチャって潰れちゃうね? 先生、死んじゃうね……♪」
 靴が軋みを上げる。中で足指がインソールに食い込む、みちみちという音さえ聞こえてきた。何より、目の前には、引き締まってたくましい極太太もも。生物としての違いを見せつける、絶対的な生命力だった。
 
「あ、怯えてる……♡ せんせ、怖がる時は、そんな顔するんだね♪ 私がこわいんだね♪ ううん、女の子が怖いのかな? 自分の何倍も強くておっきくて……、スポーツ選手の自分が赤ちゃん以下の存在になるの、怖いね♡ ぞくぞくするね♡」
 後ろ手にクスクス笑って、柔和に囁く。スポーツウェアの出で立ちで、おとぎ話を囁くかのよう。だが一歩下がるたびに、その重々しい重量が足を伝ってやってくる。

 これを恐怖と呼ぶべきかはわからない。
 ただ私は、悲鳴もかみ殺して逃げ出すと。
 その股下を通り抜けようとしていた。
 瞬間、左右から飛んできたのはぶっとい太ももで……。
「逃げられないよ~……♪」
「ギャッ?!」
 二つのマットに叩き潰されるようなものだった。柔らかくむちむちな太ももは、それにもかかわらず強靭で凶悪。柔らかさの中に走る太く力強い筋肉が、可愛らしい太ももの姿で私を締め上げるのだ。

 それでもなお逃げようとすれば。
「逃げるな♡」
 バキバキと、骨の折れるような力で締め上げられるのだ。膝を合わせるだけで、凶悪な腿圧が私を襲った。そこに力を加えるものだから、私など耐えられるはずもない。断末魔が噴き上がった。
 
 再びむちむちの肌が開かれた時には、私はほとんどぼろきれ同然。太く長い美脚にすがりつき、どさりと崩れ落ちることしかできなかった。
 疑問だらけの頭。そこに、軽やかで、細い声が届いて、
「あは♡」
 甘く、笑ったのだ。

「せんせ、ブッ潰されちゃったね♪ 女の子の足で、ギチギチ〜ッて、ゴミみたいに♪」
 ゆっくり歩いてくる巨大ゆるふわ娘。高窓から注ぐ光を遮って、どんどんその顔に影がかかっていく。ふんわりとした雰囲気は仄暗い威圧感に変わっていった。
 食われるんじゃ。
 殺されるんじゃ。
 そう思った時。
 少女の足が、ぴたりと止まる。何かに気付いた。そして、私を持ち上げるのだ。
「……ちょっとごめんね?」
  “綿崎?”と問う口も、顔ごと手に包まれてしまった。
 そして抱きしめられたまま、不思議少女がスルリと入り込んだのはロッカー。
 入れ替わりに、部員と思しき声が漏れる。
《センセ? あれ、気のせいかな……》
 ロッカーの中、綿崎は私を抱きかかえたまま。シーッと指を立てると、思いっきり私を抱き締めてしまう。巨乳の間から見上げれば、扉のスリットから光芒が2つ、少女の顔にかかっていた。