前回の続きです。
俺は葵の腕の中で目が覚めた。時計を見るとすでに13時。一時間近く眠っていたようだ。
一方、葵は俺の首に両腕をからませ、俺の下半身には長くむっちりした脚をからめながら寝ている。全身をがっちりと葵に拘束されているので、葵を起こさないことには俺も起きられない。葵の臭いに包まれるのはたまらなく幸せだが、いいかげん起きないと貴重な休日をベッドの上だけですごすはめになる。
「おい。葵。そろそろ起きろ。」
葵に声をかける。
「う~ん。眠いよ~。」
「もう一時だぞ。いいかげん起きろよ。」
「え~。もう一時なの~。う~ん。でももう少しごろごろしたい~。」
そう言うと葵はおれにからませている腕と脚をさらに強くからませてきた。脚の締め付けが意外に強い。
「う。。。葵。脚がきつい。もう少しゆるめてくれ。」
「え~。私そんなにきつくしてないよ~。きょーちゃん弱すぎだよ~。」
そういうと葵はさらにきつく脚をしめつけてきた。
「ぐ。。。苦しい。。。いいかげんに…しろ。。。」
俺はなんとか声を振り絞りながら葵の脚をタップし、なんとか解放してもらおうとした。
「ふふふ~。もう。可愛いなあ。可愛いから外してあげるよ。」
そう言って葵は脚と腕を俺から外した。
俺はふらふらになりながらも布団から出ようとした。しかし、出ようとした瞬間葵が俺の腕をつかんだ。
「きょーちゃん。私の制服を嬉しそうに嗅いでたよね?ちょっと制服着てみようよ。」
そう言うと葵は有無を言わさず俺の着ていたシャツのボタンをはずし始めた。
「ちょっとやめろよ。」
俺はそう言って葵の手を振りはらおうとする。すると、葵は振り払おうとした俺の手首をつかみ、俺の右腕の自由を封じた。慌てて逆の手で葵の手の拘束を外そうとすると、今度は俺の左腕の手首をつかんだ。俺は両方の腕の手首を葵の両手でそれぞれつかまれた。
葵はそのまま両手を上にあげて、壁に俺をはりつけた。
「きょーちゃんちょっと大人しくしといてね~。」
そう言うと葵は膝をぐりぐりと股間に押し当ててきた。葵と俺では脚の長さが違いすぎる。俺は地面から足が離れてしまった
「痛い痛い痛い!!!」
余りの痛さに叫んでしまった。
「もー。きょーちゃん。そんな大きい声ださないの!おとなしくしないともっと痛いことするよ。」
久々に葵の力を思い知らされた。やはり葵は俺なんかより全然強い。逆らってはいけない。そう思い俺は声をださないように痛みをぐっと我慢した。
「あ。大人しくなった。このままきょーちゃんはおとなしくしててね~。」
そう言って葵は俺を地面に下ろし、服を脱がせ始めた。
シャツを脱がされ、ベルトを取られ、Gパンを脱がされ。。。
「なんかきょーちゃん着せ替え人形みたいだね(笑)」
葵がにこにこしながら言う。
そうして俺はパンツ一枚になった。
「よ~し。じゃあ制服着ようか~。」
葵は俺に制服を着せ始めた。
まずはシャツ。やはりでかい。俺では腕を通すことができない。
「うわー。やっぱりきょーちゃんちっちゃいんだね。。。」
葵がぼそっとつぶやく。
そしてスカート。葵はいつも膝の上くらいで履いているが、俺が履くと膝より下になってしまう。
最後にネクタイとブレザーの上着を羽織って着替え終了である。全身ぶかぶかの女子中学生の完成だ。
「きょーちゃん。。。やっぱりちっちゃいんだね。。。てか、私がでかいのかな。。。。」
葵が若干へこみながら感想を言う。
「うーん。でも可愛い~。」
そう言って、葵は俺のほほに自分の顔をすりすりと押し当ててくる。その後、葵のスマホで写真を数枚撮られた。
「よーし。きょーちゃんの可愛い姿も見れたし、リビング行こーっと。きょーちゃん私の制服元通りにしといてね~。」
そう言って葵は俺を残し部屋から出て行った。
一人部屋に取り残された俺。
しばらく唖然としたが、我に帰ると一人寂しく服を脱ぎ、制服を奇麗にたたみ、ハンガーにかけてから葵の部屋を後にした。