真美様の家に泊まった数日後。
泊まった日、俺は自分の家に帰してくれるか不安だったものの、真美様はちゃんと翌朝に俺を家まで送ってくれた。なんだかんだ言ってまじめな子である。
今でも真美様はたまに俺の家に遊びに来ては俺で遊んで帰っていく。真美様の真面目な性格に対して信頼があるので、真美様が俺に大きな怪我をさせることはないだろうと思い俺も特に真美様の訪問を拒んではいない。なんせ女子高生にあそばれるのは悪い気はしない。

さて、今日は大学のゼミで飲み会がある。
一応こんな身長になった俺でも一応成人なのでお酒は飲める。もちろん身体が小さい分すぐに酔っぱらってしまうので、あまり量は飲めない。

飲み会会場に着いた俺はくじで指定された座席に座る。
隣に誰が来ても同じゼミの人間なので別にいいが誰が隣に座るかは少し気になる。
そわそわと座席で待ってると横に女の子がやって来た。

「あ。隣は石川君だ~。」
そう言って座ったのは、吉田さんだった。
吉田さんは身長150cmの小動物のような可愛らしい女の子である。もちろん50cmしかない俺から見たらとても巨大なわけだが、それでもどこか守ってあげたくなるような可愛らしさを持つ女の子である。
ほりごたつ式のお店なので、吉田さんはほりごたつの中で足をぶら下げる。ミニスカートから伸びる黒タイツの脚は決して長いわけではないが、女性らしくむっちりしている。黒タイツの先をみると可愛らしくて小さな足がある。以前ちらっと靴を見たときのサイズは確か22.5cmだった。
俺よりは二倍以上は大きい足だが、彼女の雰囲気のせいか小さくて可愛く見える。

そうこうしていると飲み会が始まった。
俺は吉田さんを含め、周りにいる人とまんべんなく会話していた。

飲み会が始まってけっこう経ったころだろうか。吉田さんはけっこうお酒を飲み過ぎたようで、かなり酔っぱらっていた。
何度か俺の手を机の下で掴んでは、
「手小さくて可愛いね~。」
と言ったり、足のサイズを聞いてきたり、やたら俺の身体について興味津々のようだった。

いよいよ飲み会が終わり、おひらきとなった。二次会に行く者がけっこういたようだが、あまり遅くまでで歩くと危ないうえ、お酒に弱い俺はさっさと帰宅することにした。

「あれ~~?石川君も帰るの~~?」
目をやるとご機嫌な吉田さんがいた。どうも同じ方向に帰るのは吉田さんだけのようである。

「うん。そうだよ。一緒に帰る?」
べろんべろんに酔っぱらった吉田さんを一人で帰らせるのは少し不安だったので、声をかけてみた。
吉田さんが前後不覚になっても肩を貸せるわけないが(肩を貸そうとしたら小柄な吉田さんとはいえ俺はつぶされてしまう)、なにかあったときに助けを呼ぶことくらいはできるだろう。

「一緒にかえろ~~!」
吉田さんはご機嫌で俺に返事をしたと同時に俺を抱っこして歩きだした。

「うわ!吉田さん!?」

「えへへ~。石川君のこと一回抱っこしてみたかったの~。いいでしょ~。一回くらいだっこしても~。」

俺は急に抱っこされてびっくりしたが、上空でとらわれてはどうしようもない。女性の中では華奢で非力な吉田さんとはいえ俺は力で勝ち目はない。
下手に暴れて落とされたら大けがをするかもしれない。

「石川君ってかわいいよね~。よしよ~し。」
吉田さんは俺を胸に抱きながら頭をなでた。酔っぱらって力加減がむちゃくちゃである。俺はぐわんぐわんと頭を揺らされ、髪の毛はぐしゃぐしゃになった。

「吉田さん!痛い!やめて!」
俺は必死でなでるのをやめるように言ったが

「痛いとか男の子が簡単に言わないの!めっ!」
と言われ、でこピンをくらった。

本当ならほっそりとして小さな手のはずが、俺にしてみれば自分の手の三倍近い大きさである。自分の手の三倍の大きさの手からくりだされるでこピンの威力はすさまじく、俺はあまりの痛さに涙が出た。泣きながら痛みをこらえているが、吉田さんは気付いていないようで、鼻歌を歌いながら家に向かって歩いている。

数分歩いたところで吉田さんのアパートに着いた。

「お家に着いた~~。眠いよ~~。」
吉田さんはそう言いながら俺を抱えたままアパートに入ろうとする。

「ちょっとちょっと!吉田さん!俺は家に帰らないと!降ろしてよ!」
慌てて吉田さんに声をかけるが吉田さんは全く聞く耳を持たない。

「だ~~め!うふふ~。今日は石川君のことお持ちかえりするの!男の子が女の子をお持ちかえりするのってこういう気持ちなのかなぁ~。ふふふふ。」

そう言って俺をより強い力で抱きしめた。
小柄で華奢な吉田さんはいつも周りから子ども扱いされている。自分と同い年の男の子を力で圧倒しているのがうれしくてたまらないのだろう。
吉田さんはご機嫌のようだが俺にはたまらない。きつく抱きしめられてすごく苦しい。

「く、苦しい…。」
俺は思わず声が出てしまう。

「だーめ。今夜は逃がしてあげない。」
吉田さんは若干息を荒げながら言う。

そうこうしているうちに吉田さんの部屋についたようだ。吉田さんはまずドアのカギを閉めた。俺では届かない高さに鍵があるので、俺はもうこの部屋から逃げられない。そして俺は玄関に下ろされる。目の前には吉田さんの靴が何個かならんでいる。小柄な吉田さんの靴である。いずれもサイズは22.5cmのすごく可愛らしい靴だが、俺にしてみれば自分の身長の半分近くあるような巨大なサイズである。ロングブーツに至っては俺の胸くらいの高さまである。

「さっさと靴脱いでよ。」
吉田さんはそう言って俺のけつを軽く蹴る。吉田さんは軽く蹴っただけかもしれないが、俺にとっては吉田さんの脚だけでも自分の体重より重たいのである。軽い蹴りもとんでもない威力であり、俺は思わずふきとばされ、倒される。

「何よ~。どんだけ弱いのよ~。もたもたしてると踏みつぶしちゃうわよ(笑)」
そう言って吉田さんは倒れた俺の胴に足を乗せた。普通の人からみたら可愛らしい足とはいえ俺から見たら吉田さんの足は80cmくらいはあろうか。巨大な足である。もちろん吉田さんは全体重をかけてはいない。全体重をかけようもんなら、俺の八倍近い体重のある吉田さんの重さで俺は内臓が飛び出して無残な死を遂げてしまう。
幸い吉田さんが全体重をかけてはいないとはいえ酔っ払いが片足をあげて俺の胴に足を乗せているのである。少しバランスを崩し力加減を間違えば、俺は踏みつぶされてしまう。

「苦しい…。吉田さん…やめて…。」
俺は涙目で吉田さんに訴えた。しかし、俺の表情がかえって吉田さんのSな気持ちに火をつけてしまったようである。

「ふふふ。石川君って力無いんだね~。私の足も動かせないんだ~。」
吉田さんはそう言って俺の首根っこをつかみ、ネコやイヌのように持ち上げた。

「なんか自分より小さい男の子って意地悪したくなっちゃうね。」
意地悪な笑みを浮かべながら吉田さんはそう言うと、俺を首根っこをつかんだままリビングへ運び、ベッドへ放り投げた。

「ぐえ。」
俺はベッドへ放り投げられた衝撃で思わず声が出る。そして、これから吉田さんに何をされるのかが怖くて震えていた。相手は酔っ払いである。何をされるか分からない。こんなことなら一人でさっさと帰るんだったと後悔していた。
ベッドの上から逃げようにもどうせ玄関のドアはかぎが閉まっている。俺一人の力ではとても開けられないしそもそも届かない。下手に逃げようとするよりも、ベッドで大人しくしておくほうが安全だろうと判断し俺はベッドの上で吉田さんの次の行動を待つことにした。

「じゃ~ん。これなんでしょ~。」
吉田さんはベッドの上にいる俺に向かって何かをみせてきた。黒くて長い布???もしかしてこれはニーソ?

「ニーソ???」
俺は答えた。

「正解~。これは私のニーソで~す。昨日履いてて洗濯に出し忘れてたやつなんだよね~。石川君が逃げないようにこの中に監禁しま~す。」
吉田さんはそう言うと同時にの首根っこを再びつかみ、ニーソの中に俺を入れようとした。もちろん俺は抵抗するが、吉田さんは俺にビンタを軽くかました。
軽くというのは吉田さんから見た場合であって俺にしてみれば自分の手の三倍の大きさの手がものすごいスピードでビンタをしてくるのである。その威力はとてつもなく、首がふきとぶかと思うほどの威力である。あまりの威力に俺はうずくまってしまった。

「ちょっと~。石川君動いちゃだめでしょ!次動いたら本気でビンタするからね!」
吉田さんは巨大な手のひらをひらひらさせながらそう言ったが、そう言われずとももはや俺は抵抗する気力は失っていた。一般的に見たら小柄で華奢とはいえ、俺から見たら俺の身長の三倍はある巨人であり、俺を圧倒することができるのであるという事実を先ほどのビンタで痛感した俺は完全に抵抗をあきらめていた。

「はい…。ごめんなさい。」
俺はただ謝るしかなかった。

「うふ。分かればよろしい。」
そう言って吉田さんは俺をニーソに入れて、出口をしっかり結んだ。俺はニーソの監獄に閉じ込められたのである。俺をニーソの監獄に閉じ込め、吉田さんは俺を床に放り投げた。ニーソの中は吉田さんの甘い臭いが濃厚に残っており、まるで吉田さんに全身を包まれているような気持ちになる。
正直悪い気はしない。お酒と疲れに加え、甘い臭いに包まれたせいで俺はうとうとしてきた。

「う~ん。なんだか眠くなってきた…。ちょっとお布団に入ろうかな…。」
吉田さんもどうやら眠いらしく俺の存在を忘れたままベッドに入り爆睡してしまった。
俺も疲れ果ててしまったのでニーソに入ったまま寝てしまった。深夜、何度か目が覚めて甘い臭いに我慢できずオナニーをしようかと思った。しかし、ここで発射したら必ずニーソに液がついてしまうだろうと思い、なんとか思いとどまった。液がついていたら朝目覚めた後、吉田さんから軽蔑の眼で見られることは必須だろう。
俺はなんとか理性を保ちオナニーすることなく朝を迎えた。そして、目が覚めた吉田さんは酔いもさめたらしく、ニーソに閉じ込められた俺を見つけるとすぐに解放し、めちゃくちゃ謝ってくれた。