登場人物


裕二(20歳、大学二年生、兄)


絢音(15歳、高校一年生、妹)




































































裕二「おーい、絢音ーーーー!」

絢音「お呼びでしょうか、お兄さま?」

裕二「ほらほら!今回で絢音ちゃんシリーズ第3弾だ!今回のテーマは日本を征服だ!早速今から日本を征服しに行くぞ!」

絢音「日本を征服ですか、それはまたスケールが大きいですね。」

裕二「いやー楽しみだぜ!絢音制服で日本を征服ってね!」

絢音「でも私、まだ心の準備ができていませんわ。」

裕二「おい!肝心のギャグはスルーかよ!俺が恥ずかしいじゃねえか!相変わらずドライな奴だなぁー。それに準備なんて必要ねーよ!日本を絢音の足で壊滅させるだけだぜ?やりたいんだろー?ゾクゾクするだろー?」

絢音「うぅー、わかりましたからもう煽るのをやめてくださいー。」

裕二「よし決まりだな!今からこの巨大か光線銃を浴びせるから、浴びたらお前に抱きつくからな!」

絢音「何を言ってるんですかお兄さま!?」

裕二「だってそうでもしないと巨大化中にすり潰されるかもしれないんだぞ?あ、それはそれで悪くねえか?」

絢音「今すぐ抱きついてください。」

裕二「ほぅ、そんなに抱きついて欲しいのかね。へっへっへ、ならばお望み通り抱きついて野郎じゃなえか~(グヘヘヘ)。それ、いくぞ!」


ビビビビビビビビビビ!!


絢音「わーーーーーーーーー。」

















































絢音は巨大化し始めた。自分の家をもいとも簡単に破壊し、しばらくすると巨大化が止まった。


絢音「うわー、今までよりもさらに大きいですね、ビルでさえこんなに小さいんですねぇー。」

裕二「今のサイズはざっと1000倍くらいだな!つまり、1.5kmの大巨人だぜ!足のサイズは230mだな!」

絢音「もう大きすぎてなんだかよくわからないですね...。東京タワーでさえ小さいですし.....。」

裕二「お!早速足元が騒がしいぜ!」


小人たち
「おいみろ!でっかい女子高生がいるぞ!」

「何なのよあの巨人!宇宙人なの!?」

「パンツが丸見えだ。」

「踏み潰されるぞ!逃げろーー!」


絢音「あまりの大きさにみんなが怯えてますわね。これはいい気分ですわ...。今からこの国は私によって壊滅されるわ。」


絢音は黒いハイソックスを纏ったとてつもなく巨大な足を持ち上げた。その動作だけで足元にいた小人たちは強風で吹き飛ばされる。それを見ていた絢音はクスッと笑った。


絢音「あら?私は足を持ち上げただけよ?それなのに吹き飛ばされちゃうなんて、弱すぎるわね。あら?足的に倒れてる小人さんがいるわね、あなた達には生きるチャンスをあげるわ。10秒後に足を下ろすわ。今のうちにせいぜい逃げるといいわ。無駄だと思うけど...。」


足元にいる小人たちはパニックになっていた。あんなでかい足から逃げるなんて不可能だった。さらに足の裏から発せられるキツイ臭いに悶絶し、逃げる気力さえも失っていた。そしてあっという間に10秒が経ってしまった。


絢音「はーい時間切れよー、ここら辺にいる小人さんも街も私の足でぜーんぶまとめて踏み潰してやるわ。えいっ!」


ずどーーーーーーん!

バキバキバキバキ!!

メキメキメキメキメキメキ!

グチャグチャブチュブチュ!


絢音の一踏みで、大量の小人や建物が踏み潰された。間髪入れずに何度もその辺をどしどし踏みつける。逃げ待とう小人たちも、絢音の大きな足の裏にこびりついていく。


絢音「はぁ、ちっぽけな小人が私の足の裏にこびりつくなんて、なんとも不快ですわね。今度はジャンプしてみようかしら。私の全体重と大地震でめっちゃめちゃにしてやるわ。せーのっ!」


ずっどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!


震度20くらいのとてつもない災害が小人たちを襲いかかる。日本全体が揺れ、建物なども崩れていく。


絢音「最高ね、建物も揺れだけで崩壊して言ったわ。私の力はもはや神に近いものかもしれないですわね。」

裕二「ふ、さすがは俺の妹だ。だがまだまだこんなもんでは終わらないぜ!さらにでっかくなってもらうぜ!今度は1万倍だ!」

絢音「分かりましたわ。お兄さまのお願いなら受け入れますわ。」

裕二「よし決まりだな!いくぞ!」


ビビビビビビビビビビビビビ!!


絢音「わーーーーーーーーー。」
































絢音の身体がさらに大きくなる。1万倍サイズになったところで巨大化が止まった。


絢音「うわー、もう人間なんてゴマ粒よりもちっちゃく見えるわね。今度は小人さん達にも恐怖を与えてあげるわ。私の足の臭いでじわじわと殺してあげるね。」


絢音は足を持ち上げ、建物のやや上のところで足を止めた。小人たちから見ると、黒い雲のような物体がすぐ目の前に止まっていて、強制的に臭いを嗅がされる。関東付近はもう絢音の足の裏の臭いで染まり、パタパタと小人が死んでいく。かろうじて生きていた小人も足の臭いに悶絶し、その場で動けなくなっていた。


絢音「1万倍になった私の足の臭いはいかがかしら?相当苦しそうね。でも私はそれを見るのが大好きなの。私の力で小人さんが倒れていくなんてゾクゾクしちゃうじゃないですか!」


絢音はしばらく足を持ち上げたまま足元にいる小人たちを眺めていた。しばらくすると足が疲れ始めてきた。


絢音「そろそろ足が疲れてきちゃった。今から足を下ろすから、みんな仲良くぺっちゃんこになっちゃいなさい。」


絢音はそのまま足を下ろし、死んだ小人や悶絶している小人を踏み潰した。


どすーーーーーーーーーーーーーーーーーん!バキバキグチャグチャ。

足の裏を見てみると、ぺったんこ姿になった大量の小人がこびりついており、それを見たあやねはクスッと笑った。


絢音「うふ、踏み潰されても尚私の足の裏にくっついてるなんて、よっぽど私の足が好きなのかしら?変態さんね、ふふ。でも、私の力を見せつけることが出来て楽しいですわ。」

裕二「今度は東北の方を壊滅しに行こうぜ!」

絢音「そうですわね。踏み残しがないように全部全部踏み潰しながら向かいますわ。日本人全員に私の力を思い知らせてあげるんですから!」


絢音は全ての街や小人、電車や車を踏み潰しながら東北へと向かった。そして同じように東北も跡形も残さず全て踏み潰し、北は北海道だけが残った。


絢音「あとは北海道だけね。」

裕二「よし、せっかくだからまたさらに大きくなろう!今度は一気に100万倍だ!」


ビビビビビビビビビビビビ!!


絢音「わーーーーーーーーー。」





































絢音「もう大きくなりすぎて北海道全体が小さく見えるわ。今のサイズなら片足よりも小さいのかしらね。」

裕二「せっかくだから北海道全体を一踏みで潰しちまえよ!」

絢音「いいですわね。北海道民の人達に足の裏を見せながら、ゆーっくり足を下ろして絶望と恐怖を感じさせながら、ひと踏みで全て踏み潰してしまうなんて最高ですわね。」


絢音は北海道の上に足をかざした。足の下に北海道がすっぽりと入ってしまう。絢音はそれを見て爆笑をした。


絢音「あは!日本で1番大きい都道府県の北海道が私の片足よりも小さいなんて!悔しいだろうなー。今から私に踏み潰されてしまうのですものね!」


絢音はゆっくりと足を下ろす。そして建物に足が触れた途端、一気に力を入れて踏み潰した。


どすーーーーーーーーーーーーーーーーーん!バキバキグシャッ!



絢音「あーあ、踏み潰しちゃった。これで東側は全滅ね。最後に西側を壊滅させますわ。」

裕二「だったらもう、いっその事地球ごと潰しちまおうぜ!今から1億倍に巨大化させるからさ!」

絢音「お兄さまがそういうのならばやりますわ。」

裕二「決まりだな!よしいくぞ!」


ビビビビビビビビビビビ!!!!


絢音「わーーーーーーーーー。」


































絢音「うわー、宇宙だー!初めて見ましたわー!」

裕二「スゲーな、宇宙ってこんなに広いんだな。見ろよ絢音、この小さいのが地球だぜ。」

絢音「うわー、地球でさえもうビー玉みたいに小さいのですねー、最後は両足で挟んで終わりにしますわね。」

裕二「すぐに潰したらつまんないからよ、ゆっくりと潰してやれよ。」

絢音「そうしますわ!それ、ぎゅむむむむむむむむ!あっ、地球が変形してる。私の足の力だけで。何でしょう、今までにない興奮ですわ。」

裕二「もうお前を止められるやつなんていねえよ。お前は女神様だ。」

絢音「私が、女神...。」

裕二「さぁ、最後に地球を潰してやれ!」

絢音「分かりましたわ!お兄さま!!」


グリグリグリグリ

ガシャーーーーーーーン!


絢音「あーあ、地球がなくなってしまいましたわ。」

裕二「今から元のサイズに戻って地球も元のサイズに戻そう。俺たちの帰る場所がなくなる。」

絢音「そうですわね(笑)。」


絢音は元のサイズに戻り、地球も復元して元通りになった。絢音に殺された人たちも蘇り、建物も元通りに戻った。そしてさっきまでの出来事は全員の記憶から消されていた。















終わり。