「1、2、3、4人かあー」巨大な少女が雲のような影を作る巨大な手をこちらに向けて人数を数えている。
先ほどまで駅にいたのに気づけば巨大な机の上にいた。そして巨大な少女‥

「まずは君から遊びに付き合ってね!」そう少女は呟くと俺の隣にいた男に向けて手を伸ばした。
男は必死に逃げようとしたが、片手で押さえつけられてしまった。
仰向けに押さえつけられた男は少女の手のひらから顔をぴょこんと出して苦しそうな顔をしている。
「痛い痛い、離せよ馬鹿女!!」
少女が何も言わずにもう片方の手の人差し指を男の顔に近づける。
そして巨大な人差し指は男の口に蓋をする。口いっぱいに塩見のある少女の指の味が広がる。

「もう、酷いこという口は閉じちゃうよ!」

呼吸ができずにもがく男は押し付けが緩んだもう片方の手のひらから右手を出して、巨大な指をぺちんぺちんとタップする。

「あははっ、もうギブアップなのー?」
少女は笑いながら指で顔を押さえ続ける。どんどん男の動きがにぶくなり、ぺちぺち叩いていた右手もただ少女の指を抱えている状態になる。
「おっと、あぶないあぶない!」
ぱっと少女の指が男の口から離れる。男はぜぇぜぇ言いながら一気に呼吸を取り戻した。

「今日は少なかったから、まだ壊れちゃうのはもったいないよー‥‥。
じゃあ最初のおにいさんは私と鬼ごっこね!」

まだゼェゼェ言っている男を片手で上空に連れ去って言った少女は男を足元に置いてそう言った。
「ま、まってくれ、はぁはぁはぁ、まだ呼吸が!」巨大な高層ビルのような足と足の間で少女を見上げながら懇願する。

「じゃあスタート!私が鬼だから逃げてね!」そんな必死な願いは少女の耳には届かない。
ゆっくりと巨大な足が持ち上がり始める。
靴下を履いた巨大な足の裏が見え始め、男に向けて標準を合わせる。
男を飲み込めるほどの巨大な足はゆっくりと降下し始めた。

「くっくそお、はぁはぁ、、」男はまだ整ってない呼吸のまま必死に踏み潰されまいと巨大な足の影から逃亡する。
ドッシーンンンン!
間一髪男の後ろに足は踏み下ろされた。
なんとか避けれたと思った途端もう片方の足裏が男を包み込んだ。
むわっと熱気を帯びた匂いと体重をほとんどかけていない足裏が男を捕捉する。

「はい、捕まえた!」
ころころっと捕捉した男を足の裏で転がす!
男は巨大なフローリングと巨大な足の裏の間でおもちゃのように弄ばれる。
急に回転が止まったと思うと足の裏が持ち上がり、巨大な指に摘まれる。
「こんな女の子に捕まっちゃう男の人は靴下の刑ね!」

そう少女が男をつまみながらいうと、もう片方の手で靴下の口ゴムの部分を摘んで男をそこに放り込んだ、男はふくらはぎと靴下の間に挟まれてまったく身動きが取れない状態になってしまった。

少女は靴下の中に男を入れたまま再びを机の上に視線を戻し、机の前で3人を見下ろした。
「次は君ね、レスリングしよっか!」

また俺とは違う男が選ばれる。
この体格差でレスリングをしたところで勝負は見えている‥
それでも逃げ出せば先ほどのように遊びが始まる前に余計に酷い目にあうだけと男は分かっていた。

「うーん、本気でやったらつまらないから、私は片足だけ使うね。」
どしーんんんんん。
選ばれた男の目の前に巨大な足裏が出現する。どしーんんん、もう片方の足はこちらの目の前に着地した。
少女は椅子に座り机に両足を乗せたようだ。足をたどっていくと巨大なパンツがはしたなくさらけ出されている。少女はそんなことを気にもしていないのだろう。
男より巨大な靴下に包まれた足裏は指をくにくにと曲げ伸ばしながら勝負の始まりを待っている。

「はい、スタート!」
ゆっくりと巨大な足が男に近づいていく、近づくにつれてその足から発せられるむわっとした匂いが男の鼻をつく。
どうせ逃げても無駄なので、男は少女を楽しませようと必死に足の裏を両手で抱きつき押し返そうとする。
「あはは、そんなにあたしの足の裏が好きなの?」

すると控えていた、もう片方の足が男の後ろに現れた。
最初と言っていたこととまったく話が違う。
「ほーら、両足でサンドイッチみたいに挟んであげるね!」
ぐりぐりぐりぐり、両足の裏プレス機はじわじわと男を締め付けていく。
すでに男は抵抗する気力も残っていない。