「よーし。投票に行くぞ」
拓也は20才の大学生。
今回が初めての選挙だ。
会場は出身中学だし、ノリノリな気分で向かっていた。
真理子「いらっしゃーい」
拓也「あれ、真理子?」
そこには同級生の真理子の姿があった。
というか他にも見覚えのある顔がある。
そーいえば、当日の人員はバイトだとかなんとか言ってたな…
特に気にも止めず、拓也は部屋に入った。
拓也「あ、あれ?こんな部屋だったっけ?」
会場となる視聴覚室に入ったはずが、どうも広く感じた。
そして、頭上から大きな声が響いてきた。
真理子「いらっしゃーい、細川拓也くん♪」
拓也「えぇぇぇ!?でかっ!」
真理子「じゃ、臭議院選挙始めるわよ。皆、入ってー!」
ぞろぞろぞろ…
拓也「みんなでかっ!いや、俺が小さいのか?」
真理子「そういうことよ。じゃ、まずあたしからね…」
拓也はつまみ上げられ、椅子の上のタッパーに入れられた。
拓也「お、おい何をする気…!」
そう言っている拓也の目の前には、スーツで包まれ、
ピッチリくっきりしたお尻が迫っていた。
拓也「わ、わわ!座らないでぇー!」
当然、お尻はタッパーにつっかえるので拓也が潰されることはなかったのだが
ぶぅぅぅ~
拓也「ホゲッ!」
美里「やだ、真理子ったらいきなりぃ~!」
真理子「我慢してたんだもーん」
ちなみに真理子はわりかしスレンダーで長身の綺麗系女子である。
まさかそんなお姉さんからこんな臭いが出るとは…
悠里「次、あたしね。」
元学級委員の悠里だ。
コンタクトはやめて眼鏡にしたようだ。
相変わらず髪が黒くて美しい。
悠里「せーのっ!」
プビピッ!
悠里「あはっ!」
美里「やだ、今の実が出たんじゃないの?」
悠里「あははは!快感!」
あははは!じゃねーよ、アハ体験してんじゃねーよ!
ガチで実が出たんじゃないか?
あとでパンツ見とけよ…
美里「つぎー、佑実やんなよ。」
佑実「え、あたし…?」
真理子「そうそう、やっちゃいなよ。」
佑実「う、うん…」
佑実というのはマスコットキャラである。
背が小さくて仕草が可愛らしく、皆から抱きつかれていた。
佑実「こ、これ、どうやって座ればいいの?」
悠里「フツーに座れば良いわよ。」
佑実「うう…お尻向けてごめんね、拓也くん…」
拓也「いや、というか何なのこれ…」
佑実「よいしょ!」
拓也「うわぁ!」
思いっきりのし掛かってきたので少し揺れた。
佑実「あ、ごめんなさい…じゃあ行きます…うぅぅごめんなさいっ!」
ブブッ!バババブゥゥゥ~
拓也「オボボボボボ!」
あまりの勢いに、タッパーが揺れた。
ごめんなさいなんて全く感じない一発だった。
拓也「てゆーかさ!これ何なのよ!」
真理子「何って、紙に書いてあるじゃん。」
拓也「あ?臭議院…は!?なんじゃそりゃ!?」
真理子「女子の中で誰のおならが一番臭いか決める選挙!」
拓也「なんでそんなものが…これは…まさか…」
気づいたら拓也は自宅のベッドの上にいた。
おしまい。