※大きな女の子が小さな女の子を潰したり、屁をしたり放尿したりします。

縮小師 第一部 3章

今から20世紀ほど前の時代。
日本人の平均寿命は30才程度だったとされているが、ヒミコが70才まで生きられたのは呪術、それも縮小術のおかげだと言われている。
自らを縮小化させることにより、消費するエネルギーを押さえていた。
しかし、縮小術は禁じられた呪術であり、また目のあったものを縮小させてしまうため、彼女は自室から出ることはなかった、ある学説でそう考えられている。
そしてヒミコの後を継いだトヨ。彼女は実は後を継いだのではなく、王位を奪ったと考える説もあり、これを信じるヒミコとトヨの末裔には、確かな隔たりがあった…。



日本某所、夕暮れ。

そこにいるのは雛森という名の女性。
年は20か、あるいはそれより若くも見える。
缶コーヒーを片手に、オフィスのいすに座って外を見ている。

雛森「今日もいい1日だった。コーヒーがうまい。」

そこに、焦った様子で入ってくるのは藤原という女性。

藤原「おい雛森、大変なことになった、これを見ろ。」
雛森「何?写真?…あっ!安江の婆さん!」
藤原「あぁ。監視が目を離したすきに逃げだしたらしい。ボケてるから待ちに行かせるとまずいのに…!」
雛森「確か、この地区にいたよね、縮小師の末裔。」
藤原「そうなんだ。そしてそのことについて嫌な知らせがある。」
雛森「それってまさか…。」
藤原「お察しの通り。」
雛森「何人?」
藤原「2人、殺めたらしい。偵察がさっき帰ってきたところだ。で、私たちに出動命令が出た。」
雛森「2人?どっちか1人じゃダメなの?」
藤原「あちらさんが動き出すかもしれんらしい…。縮小術を間違った方法で使ってしまったからな。使ってしまった本人は気づいていないとは思うが、縮小術を呼び覚まさせた安江の婆さん、ようするに、我々側に責任がある。」
雛森「やばいね、それ。」
藤原「やけに落ち着いているが、お前危険性わかってんのか?」
雛森「え?」
藤原「いい。後で説明する。とにかく、すぐに支度しろ。」



久美子の家に着いた。
梓は依然、気を失っている。
慎太郎はパンツ内に閉じ込められている。
帰宅の際、久美子が歩くたびに陰部に押しつけられ、体は色んな液体まみれとなっていた。

久美子「いらっしゃい、五十嵐さん。あら、まだ伸びてるの?」

久美子は風呂場から洗面器を取ってきた。そしてその中に20cmの大きさの梓を寝かせた。

久美子「気絶している人には水をかけるって描写が、漫画にはよくあるわよね。」

久美子は洗面器にまたがると、おしっこを出した。
そのおしっこは滝のように梓の顔に落ちて行った。

梓「ぷっ、ぶはっ!ぶっ!な、何これ!」
久美子「目が覚めたかしら?」

梓が目をあけると、目の前には毛の生えた巨大アワビが涙を流していた。

梓「やだ何!?気持ち悪い…。」
久美子「気持ち悪いって、失礼ね。」

プッ!

久美子はあいさつ代わりに放屁した。

梓「臭い…。」
久美子「ここはあたしの部屋よ。ゆっくりして行って。」
梓「ゆっくりって…。」

梓は小便まみれである。尻もちをついて臍の辺りまでおしっこに浸かっている。

梓「これを何とかしてよ!」
久美子「気絶してたあなたを起こすためよ。ま、あとでお風呂に入る時に流すわ。」

久美子は割りばしを2本使い、十字架を作った。
そして、それに慎太郎を磔にした。

慎太郎「おい、やめろよ!何するんだよ!」
久美子「あなたが私に二度と逆らえないようにするのよ。」
慎太郎「もう逆らわない!」
久美子「言葉じゃ信用できないから、体に覚えさせてあげるって言ってんのよ。」

久美子は洗面器から梓をつかみあげると、制服をひっぺがして裸にした。

梓「い、いやぁ!」
慎太郎「梓には手を出さないでくれ!」
久美子「大丈夫、彼女にはひどいことはしないわ。」
慎太郎「もうしてるだろう!」
久美子「これ以上はしないってこと。」

久美子は梓の体をUの字に曲げた。
こうすることにより、お尻の穴があらわになっている。

梓「臼井さん!この格好、すごくはずかしいのよ!」
久美子「もうちょっとだけ我慢してね。」

久美子は梓のお尻の穴を磔にしている慎太郎の顔に近づけた。

梓「いやっ!しんしん見ないで…。」
慎太郎「大丈夫、目はつぶってる。」
久美子「それじゃ意味ないでしょ?目を開けなさい。でないと、」

久美子は自分の小指を梓の肛門に突き刺した。

梓「あっ!い、痛い!やめて!痛い痛い痛い!」
慎太郎「おい、何やってんだ!」
梓「し、しんしん、目を、開けて…っ」

慎太郎が目をあけると、目の前でUの字にされた梓が、久美子に小指を肛門に入れられていた。先っちょしか入っていないが、梓からすればバナナより太いものが入っていることになる。

慎太郎「おい、もう目を開けている!やめてやってくれ!」
久美子「それでいいのよ。」

改めて久美子は梓の肛門を慎太郎の顔の前に突き出した。
慎太郎の顔の前には、自分の上半身と同じくらいの大きさの肛門が見える。
ピンクの健康そうな色をしていて、そばにほくろがあった。

梓「うっ…恥ずかしいよぉ。」
慎太郎「何をする気だよ!」
久美子「五十嵐さん、放屁しなさい。」
梓「ええ!?」
久美子「出ないとは言わせないわ。今、浣腸してあげたでしょう?」
梓「そんな、だって今出したら…。」

梓は考えた。自分の1/20サイズの慎太郎に屁を直撃させたら、慎太郎はひとたまりもないだろう。だから放屁するわけにはいかない。

梓「ごめん、出ない!」
久美子「本当?じゃあ…こちょこちょこちょ…」

久美子は梓の脇やわき腹をくすぐり始めた。

梓「ちょっ!あはっ!やめっ!」

ブブッ!!ブウウウーーー!

梓「あっ!しんし…はひっ!そこはっ!」

プゥゥ!!!

合計三発、梓の屁は慎太郎に直撃した。

梓「しんしん!ごめん!大丈夫…?」

慎太郎は3発の屁を顔面で受け止め、息がしづらくなっていた。

久美子「出るじゃない。嘘ついたわね?」
梓「う、嘘じゃない!本当に出そうになかったの!」
久美子「その割にはたまっていたみたいだけど…。」
梓「それは…でも嘘じゃないの!」
久美子「この期に及んで嘘がつけるなんて、いい度胸じゃない。」

久美子は机のいすのクッションの上に、梓を放り投げた。

梓「いたた…あ?」

梓が上を見上げるとそこには白と黒の星空があった。
それは久美子のドット柄パンツであった。
久美子は梓の上に腰かけた。

梓「ぐぁぁッ…重い…。」
慎太郎「おい、やめろ!」
久美子「どう?柔らかいでしょ、あたしのお尻。」
梓「はっ…どけて…重い。苦しい…。」
久美子「女性に対して思いだなんて、失礼千万よ。くらいなさい」

ぶむっ!!!

梓「ふぁっ!!!」

久美子のおならは梓の全身を震わせた。そして鼻へと入っていった。
生ごみの発酵したような臭いがした。

梓「くさ…はっ、いや、臭くないです!」
久美子「嘘おっしゃい。臭いはずよ。オナラが臭くなるように、食べるものも気を付けてるの。」

久美子はお尻をあげると、梓の頭上でフリフリし始めた。
これは、座ろうと思えばいつでも座り、梓をつぶせるのだよと暗示している動きだった。

久美子「そうだわ、今から2人で格闘しなさい。」
2人「え?」
久美子「勝ったら、勝った方は助けてあげる。」
梓「何よそれ!」
久美子「あなたが助かるチャンスじゃない。あなたは20cm,慎太郎は1cmよ。元の身長に直せば、160cmのあなたが、8cmの、そうね、かまきりに負けることがある?」
梓「そういうことじゃなくて…」
慎太郎「わかった。やろう、梓」
梓「何言ってるのよ!」
慎太郎「勝敗の条件は?」
久美子「決まってるでしょう?どちらかが死ぬまで。」
梓「なっ…」
慎太郎「わかった。梓、俺を踏みつぶせ。」

確かに、今の慎太郎は梓の足ですっぽり覆える大きさである。

梓「出来ないよそんなこと!」
慎太郎「俺が死ねばお前は助かるんだろ。」
梓「バカ!あんたを殺すあたしの身にもなって!」
慎太郎「じゃあいい、ここで舌を噛んで俺が死ぬ!」

慎太郎が舌をかもうとした。
しかし久美子が指で口を押さえた。

久美子「そんなことはさせない。大体、勝つのは慎太郎よ。」
梓「どういうこと?」
久美子「あたしが、慎太郎の味方に付くから」
梓「!!!」

久美子は梓を椅子から地面にたたき落とした。
その衝撃で梓は動けない。動けない梓の上に右足を乗せた。

梓「うっ!!!あぁぁぁ…」
慎太郎「梓!」
梓「し、しんしん…。」
久美子「この大きさだと潰した時に汚いわね。目を見て。」

久美子は梓の目を見て、梓を5cmまで縮小させた。

梓「あ…もう駄目…。」
慎太郎「おい!梓には手を出さないんじゃなかったのか!」
久美子「ええ、だからお尻や足を出してるじゃない。」
慎太郎「何だよそれ…。」
久美子「じゃ、まず右足から。」

ポキッ
久美子が少し体重をかけると、軽やかな音がした。

梓「いっ、いたっ…あぁ…お父さん…。」
慎太郎「辞めろよ!梓が死んだら何人の人が悲しむと思ってるんだ!」
久美子「あなたは親友の最後を、黙って見てなさい。」

ポキッバキッ
久美子は左足も粉砕した。

梓「あ…。あたし…もう…。」
慎太郎「梓…元気出せ…。」
梓「ねぇしんしん、こんなこと言うのもなんだけどさ、…3人で待ってるね。」
慎太郎「梓…。」
久美子「フン、アホらしい。」

バキップチュッ!!!

梓は久美子の足の裏に消えた。

慎太郎「・・・・・・・・・」

慎太郎は言葉が発せなくなった。
久美子は足の裏をティッシュで拭きとり、死体とともにごみ箱に捨てた。

久美子「さ、慎太郎、やっと二人になれたわね。」
慎太郎「・・・・・・・・」
久美子「親友を失ってつらいのはわかる。でも、あたしがいるから。」
慎太郎「・・・・・・・・」
久美子「はぁ。少しお休みなさい。そうすれば気が楽になるわ。」

久美子は慎太郎を気絶させ、寝かせた。
その時である。

ピンポーン

久美子「(あら、誰かしら)」

呼び鈴が鳴った。久美子の両親は共働きでまだ帰っていない。
久美子はドアホン越しに話す。

久美子「どなた?」
藤原「藤原と申します。臼井久美子さんに用があってやってまいりました。」
雛森「私は雛森です。」
久美子「(誰かしら?)はぁ、ちょっと待ってくださいね。」

久美子は藤原、雛森と名乗る女性を家に上げた。
彼女はぱっと見、同年代の女性、いや、女の子であった。
しかし妙に落ち着いているような感じがする。

藤原「こちらをご覧ください。」

藤原が差し出したのは、久美子が踏みつぶした2人の残骸であった。

久美子「な、何で…。」
藤原「それはこちらのセリフです。なぜこの2人を殺害したのですか?」
久美子「え?殺害?何のことですか?」
藤原「裏は取ってあります。正直に答えてください。」
久美子「し、知りません!帰ってください!」
藤原「とぼけるんですか。…私は二階を見てくる。雛森、後は任せた。」
雛森「う、うん。」
久美子「何言ってるんですかあなた…。」

久美子は思った。
この女は只者ではない。
この女もこの場で殺すしかない。
ちょうど1人いなくなった今の隙に!

久美子「すみません、大事そうな話なので目を合わせて話しましょう。」

久美子は雛森の目をのぞきこんだ。すると…。

久美子「え、何これ…。どうなってんの…?」
雛森「すみません、本当は手荒なまねはしたくないんですけど…。」

小さくなるはずの雛森はそのままで、久美子が1cmサイズになっていた。
そして、久美子に死刑にすると言っている。

雛森「まず、小さくされることがいかに苦しいかを確かめてください。よっ。」
久美子「ぎゃっ!!!」

雛森は久美子に腰かけた。
着ていたスーツはピッチリとお尻にフィットしている。

雛森「どうです?重いでしょう、苦しいでしょう?そして、これが巨大なお尻からガスを放たれる感触です。」

ブゥゥ…

久美子「ぐっ!げほっ!」

雛森は自分の肛門の真下にいるであろう久美子に向かって屁を放った。

雛森「どうです?臭いでしょう?」
久美子「臭いっ!ゲホッ!もうやめて…。」
雛森「これと似たようなことをあなたはクラスメートにしているんです。」
久美子「くっ…何なのよアンタ!」
雛森「私たちは縮小師と言います。あなたもその一族。でも、目覚めるのが早かった。それは安江の婆さんのせい。でも、術を乱用したあなたの責任も、ないわけではありません。」
久美子「はぁ?…あっ、あの婆さん!」
雛森「あなたが正しい方ならば縮小術を乱用しなかったはず。ごめんなさい、あなたを生かしておくと、あたし達が面倒に巻き込まれるから。」

ブゥゥ…

雛森はさらなる一発を久美子に浴びせた。

久美子「ぐっ!げほっ。。。何て臭いなの…。」
雛森「コーヒーを飲むと、お通じが良くなるんですよ。じゃあ、目をつぶってください。」
久美子「は…?」

雛森はお尻をあげると、勢いよく久美子にのしかかった。

バキッピュッ!!!

久美子は、一瞬にして砕け散った。

雛森「はぁ…。まぁ、仕方ないよね。ニ階はどうなってるかな。」



藤原「起きろ。」
慎太郎「ん…。え、誰?」
藤原「名乗るほどのものでもない。君も災難だったが、毒を食らわば皿まで。来世は楽しく生きれるよう祈ってやろう。」

そう言うと、藤原は黒ストッキングに包まれた足を慎太郎の頭上にやった。

慎太郎「ちょっと待て!これは一体・・・!」
藤原「さらばだ。」
凪「まちなさーい!!!」
藤原「げっ…!」

突然、少女が窓から飛び出してきた。見た目は中学生ぐらいの、金髪のピンクのリボンをした少女である。

凪「どういうことかしら?縮小術を乱用して、しかも無関係な小人まで踏みつぶそうだなんて。」
藤原「違う、我々は関係ない!」
凪「じゃあ、その足はなんなのかしら?」
藤原「こ、これは…。」
凪「これは?」
藤原「くっ…」
雛森「終わったよ、藤原—。」
藤原「雛森…。」
雛森「…!なんで、あなたがここに…。」
凪「わざわざ2人がかりでけしかけるなんて…。これは、こちらとあなた方の仲が決裂したとみていいのね?」
藤原「待ってくれ!私たちは下っ端だ。私たちが勝手にしたことだ!」
雛森「え、藤原、どういうことなの!?」
藤原「運が悪かった、そう思え。」
雛森「え?わかんない!」
藤原「トヨの末裔に見つかったのだ!間違いなく我々ヒミコの末裔たちと、戦争になる!このまま帰ってもその責任を取らされて私たちは殺される。帰らなくても、この女にきっと殺される…。」
凪「当たり前でしょう?私たちの間で縮小術を乱用しないと、取り決めがあったはず。そしてそれを破ったものは死刑、と。」
藤原「だが、最後まであらがって見せる!雛森、覚悟を決めろ!」
雛森「え?えええ!?」
凪「バカね…。」

藤原が凪に攻撃を仕掛けようと動いた瞬間、一瞬にして彼女の体は小さくなった。

藤原「バカな…。」
雛森「ふ、藤原!」
凪「バカなのはあなたよ。ほら、大きな足だぞ〜」

凪は白のニーソを履いていた。その足を藤原に突き付けた。

藤原「うあっ、やめろ!」
凪「ドシン。」
藤原「ぐっ」

凪は藤原を踏みつけた。

凪「あなたは?」
雛森「うっ…ふ、藤原、どうしよう…。」
凪「藤原さんなら、あたしの足の臭いを堪能しているところよ。」
雛森「た、助けて!あたし達は悪くないの!」
凪「保護責任てあるでしょう?あたしも知らないわけじゃないわ。あなた達があのお婆さんを易々と見逃すからいけないのよ。街に縮小師の末裔がいるとわかっておきながら。あなたも、小さくなりなさい。」
雛森「いやだああああ!」

凪が雛森に術をかけると、雛森も体が小さくなった。

凪「どうやって殺してほしい?おなら?おしっこ?あ、大きいのは出ないわよ。踏みうぶすと中身が出て汚いのよねぇ。」
慎太郎「あ、あのー。」
凪「ん?」
慎太郎「これはいったい何が起こってるんでしょうか…。」
凪「あ、あなたのこと忘れてたわ。元に戻りなさい。」

凪が術をかけると、慎太郎は元のサイズに戻った。

慎太郎「えっ…。」
凪「詳しいことは後。あなたには話があるから。さて、じゃあ藤原さん、雛森さん、覚悟はいいかしら?」
藤原「ここまでか…。」
慎太郎「待ってくれ、その2人を離してやってくれ。」
3人「え?」
凪「なんでよ。元はと言えばこいつらのせいで、あなたは小さくされたのよ。」
慎太郎「あぁ、それはなんとなくわかる。だけど、その人たちを殺したって、死んだ友達3人が帰ってくるわけじゃないから…。」
凪「…帰ってくるわよ。」
慎太郎「え?」
凪「後で話そうと思ってたこと。この世界にはね、縮小術以外にも呪術はあるの。その中に蘇生術ってのもあって、それが使える人物の末裔を探せば、生き返らせられる。」
慎太郎「本当に?」
凪「えぇ。まぁ、ヒミコは蘇生術も縮小術も、あらゆる呪術が使えたからヒミコの末裔にいるはずなんだけどね…。」
慎太郎「だったら、その2人を殺したら、それが理由で蘇生術を使ってもらえないかもしれない。」
凪「…。それもそうね…。」
慎太郎「だろ?」
凪「まぁいいわ。ここで助けたとしても、2人には帰る場所はないはず。」
2人「…。」
凪「ほら、助けてあげるからどこへでも行きなさい!…ん?」
2人「あ…。」

そこに、巫女服を着た少女が現れた。年は凪より上で慎太郎よりは若そうである。

藤原「い、伊吹さん…。」
伊吹「藤原、雛森、あなた達の帰りが遅いので見に来ました。」
藤原「す、すみません。」
伊吹「構いません。あなた達は連れて帰ります。それと、そこの方。」
凪「何よ。」
伊吹「若いのに中々の力をお持ちで。出来れば、ヒミコ側とトヨ側、争いは避けたいものですね。」
凪「…!」

凪は背筋が凍るような感じがした。
それは、伊吹が凪よりも数段強い呪術を使えるということを意味していた。

伊吹「では、さようなら。」

伊吹達は消えた。

慎太郎「何今の?瞬間移動?」
凪「転移術…。高度な呪術の一つ。ヒミコの末裔集団の幹部クラスの女ね…。」
慎太郎「なんか、よくわかんないけど。…今さらだけどさ、君は?」
凪「あぁ、自己紹介まだだったわね。私は…」



某所

藤原「助けていただいてありがとうございます。」
雛森「ございます。」
伊吹「あのような少女にあしらわれるなんて、みっともない。」
藤原「申し訳ありません。」

ガチャ。

藤原「ここは、どこですか?」
伊吹「デパートのトイレ。」
藤原「え?」
伊吹「我慢していたのよ。巫女服が汚れちゃうから。」

そう言いながら、洋式便器の中に2人を投げ込んだ。

藤原「ぶはっ!い、伊吹さん!?」
雛森「伊吹さ…がばっ!」
伊吹「私はあなた達を助けに来たのではありません、あなた達を処分しに来たのです。」

伊吹は便器に座った。便器内への光は彼女のお尻と太ももで塞がれてしまった。

雛森「う、うわあ!暗い!寒い!怖いよぉ藤原!」
藤原「悪夢だ…。やはりこうなるのか…!」
伊吹「ふぅ…」

シャアアアアアアアアアアアア!!!!ジャボボボボ

藤原「うあわ!」
雛森「いやっ!!!」

上空から黄色い尿がフリーフォールしてきた。
その渦に巻き込まれる2人。

伊吹「巫女服のまま放屁すると、臭いが服に染みるから。今なら心おきなく…」

ブビィィ!!!

伊吹は便器内の2人めがけて屁をひった。
尿が作る渦でおならのガスは便器の水に混ざっていく。
藤原と雛森はすでに沈んでいた。

伊吹「だらしないこと。」

クイッ。ジャアアアア…

伊吹はトイレの水を流した。

伊吹「報告書、書かなきゃね…。」

伊吹はトイレから立ち去った。




縮小師
第一部 完
第二部 第二部へ続く。