慎太郎「待て待て待てー!」

慎太郎は三笠の白い太ももの下側で出来た隙間に入り込んだ。
柔らかいのは気持ちいいのだが圧迫感がある。
太い。まさに、「太」ももと言った感じである。

三笠「そぷらちゃんは、ドSなのです。だから、何されるか分かんないですよー。」

ぷくぅぷぅぅ~~~

三笠の尻の穴から出た空気が、足の空間を伝わってきて笛のような音がする。
その間抜けな音とは裏腹に臭いは大変なものである。

慎太郎「もう嗅ぎ飽きた!鼻が取れる!」
三笠「鼻が取れる、なんて言ってる間はダメです。これぐらい、酸素を吸うぐらいに慣れないと」
慎太郎「いや、でもこれは実際は酸素じゃないから息が苦しくなるわけで…」

ブッ!!!

問答無用と言わんばかりに大きめのが出た。

慎太郎「(メイドが屁をしたら夢も糞も無い…。いや糞はあるのか。)」
三笠「しょうが無い、嗅覚は免じてあげますから、瞬発力でも鍛えましょうか。」
慎太郎「瞬発力ぅ…?」

三笠はどこから取り出してきたのか分からないが、ミニチュアの街のようなものを床に置いた。

三笠「ベッドの下に隠してたんですよぉ。」

そういうと、三笠は慎太郎をミニチュアの街に置いた。
ミニチュアとはいえ良く出来ている。人の形のまさに人形まで置いてある。
あれ、このマネキン、右目塗り忘れれるぞ。

慎太郎「で、どうすんだ…!!!」

ドグシャア!

慎太郎は聞こうと見上げると、そこにはソックスをはいた巨大な足の裏が迫ってきていた。
慎太郎が覗いていたミニチュアの家は粉々である。

慎太郎「…ひっ。」
三笠「よく避けましたね。待ちが全壊するまで踏み荒らしますので、逃げてくださいねー♪」
慎太郎「瞬発力ってレベルじゃねえぞ!」

ドスン!ドスン!

次から次に、点から足が降ってくる。慎太郎は物陰に隠れつつ、逃げまどう。

三笠「やっぱ、足じゃ当たり判定が小さいかなぁ…。それっ!」

三笠はそう言ってジャンプして、お尻から落下した。

慎太郎「うどわ!」

待ちで一番大きなビルにメイドのヒップドロップが決まった。
ビルは全壊し、あたりには砂煙が舞う。慎太郎も咳こんだが三笠は平然としている。

慎太郎「はぁ…はぁ…。あ…。」

よく見ると、街が9割方破壊されている。

慎太郎「(よし、もうすぐクリアだ!)」

これが、慎太郎の最大の油断だった。

ブゥゥぅぅバァ!!!

慎太郎「え…?」

ビルに尻もちをついた状態から、少しだけ腰を持ち上げ、尻の穴を慎太郎に向けた三笠。
慎太郎がいる方角めがけ、放屁した。

慎太郎は突風に巻き込まれ、ミニチュアの街の外へ出され、街は全壊した。

三笠「油断大敵ですよ。」
慎太郎「ゲホッ。でも、これでOKなんだよな?」
三笠「ま、一応…。これでそぷらちゃんの要求を飲めるかは分かりませんが。」
慎太郎「もういいよ、なんか何でも来いって感じだよ今の俺は。」
三笠「じゃあ、行きましょうか。」
凪「ちょうど、帰ってきたみたいよ。」
慎太郎「よし、行くぞ!」



慎太郎「ごめん!」
凪「道場じゃないんだから…。」
蒼風蘭「どなたー?」

ドアから出てきたのは蒼い髪の、目つきが悪い少女。

慎太郎「あ、蒼風蘭ちゃん?」
蒼風蘭「誰あなた」
凪「えっと、実はかくかくしかじかで。」



蒼風蘭「めんどくさいなぁ。」
凪「そこを何とかお願いできないかしら」
蒼風蘭「何とかしなきゃいけないのは分かるんだよねー。めんどくさ。1世紀早く生まれてくれば良かった。」
凪「じゃあ、お願いできるのね。」
蒼風蘭「慎太郎君だっけ、入ってくれる。」
慎太郎「あぁ。」
凪「じゃあ、頑張って。」
慎太郎「おう。」

慎太郎は凪の部屋に入った。
随分とモノが少ない。中学生だし、香水とかは買ったりしないのだろうか。
…と思ったら何か咥えている。

慎太郎「おい、それタバコ?」
蒼風蘭「力のもとよ。いや、表現とかじゃなくて、本当に。煙草なんて野蛮なもの吸わないわ。」
慎太郎「そうか…。」

蒼風蘭は風呂のドアを開けた。

慎太郎「何してんだ?」
蒼風蘭「あたしさっき帰ったばっかなのよ。だからお風呂。」
慎太郎「え!?俺の話は!?」

ドゴっ!

慎太郎「うげえ!」


蒼風蘭は慎太郎を風呂まで蹴飛ばした。
タイルの上でほほを押さえる慎太郎。

慎太郎「い、いって…。」
蒼風蘭「よいしょっと…。」
慎太郎「おい、何してる!」

蒼風蘭は慎太郎の胸のあたりにまたがるとおもむろにパンツを脱ぎだした。

シャアアアアア…

慎太郎「うぇぶ!!!」

温かいものが慎太郎の顔に降り注ぐ。
通常サイズでかけられるなんて珍しい。

蒼風蘭「やっぱ、出先から帰ってきたらまずトイレでしょ。」
慎太郎「いや、なんか間違ってるって!」
蒼風蘭「面白くないなぁ。」
慎太郎「はぁ?」
蒼風蘭「面白くないのよ、反応が!」

そういうと蒼風蘭は慎太郎を手の指サイズにしてしまった。
そして洗面器に彼を入れる。

慎太郎「結局これかよ!」
蒼風蘭「じゃ、さっきより面白い反応、期待してるわね。」

シャアアアア…

放尿の続きを彼女は開始した。
さっきは顔面に直射だったが、今回は全身、いや、洗面器の底面に当たって跳ね返るしぶきだけでも体にしみ込んでくる。

慎太郎「こんなのもう慣れっこだぜ!屁でもねえ!」
蒼風蘭「屁でも無い…?」
慎太郎「NGワードか!」

既に裸になっている蒼風蘭、洗面器に向かって放屁。

ぶっぅぅぅうううぅうぅぅう!

慎太郎「ぐ、、、まだまだぁ!」
蒼風蘭「沈め。」

ジャボッ!!!

蒼風蘭は洗面器に腰かけた。お尻の部分はおしっこのプールに浸かっている。
慎太郎は尻で蓋をされて、外へ出ることも出来ない。

慎太郎「ぐ…こんにゃろ…。」

慎太郎は思いっきり地面を蹴り、お尻の穴に向かって両手を押しこんだ。

蒼風蘭「うぅっ」

ブゥ…ゴボゴボ

さすがに敏感な場所だったのか、蒼風蘭は力が緩み、放屁してしまった。
その気泡に乗って、慎太郎は彼女の腸に逃げ込んだ。

蒼風蘭「ちょっと!あたしの腸の中に入った!?」
慎太郎「くっさ!くさ!くさいなぁ~~~」
蒼風蘭「な、なんかむかつく!締め付けてやる!」

彼女は肛門に力を入れたが、肛門は締め付けられても腸までは締め付けられない。

慎太郎「なんだなんだ?大したことないなぁ。」

蒼風蘭は蹲踞の体制をとり、放屁した。

ブビビビッ!!!ボトッ。

慎太郎「出ちゃった。」
蒼風蘭「はぁ、お仕置きよ。」

ズシッ

蒼風蘭は無防備な慎太郎を足で押さえつけた。そしてそのまま尿を垂れながす。
彼女の太もも、ふくらはぎをつたって足もとまで尿は落ちていく。ちょうど、慎太郎の顔に直撃していた。

慎太郎「うぶっ、ガボガボ…」
蒼風蘭「飲んで飲んで。どんどん飲んで。うふふ…。」

押さえつける足の力も強くしていく。
始めに見た時は小さな中学生の華奢な足だったが、今の慎太郎からすればどんな大木よりも太い。

蒼風蘭「ちょっと臭くなってきたな…。シャワー浴びよう。」

蒼風蘭はシャワーを浴びだした。そして髪を洗い始める。

蒼風蘭「あなたも一緒に洗ってあげる。」

蒼風蘭は髪のシャンプーの泡の中に慎太郎をつっこみ、指でしごき始めた。

蒼風蘭「どうー?女の子の髪の毛の中。いい臭いでしょう。」

蒼風蘭は泡を洗い流した。そして異変に気付いた。

蒼風蘭「え、何これ!?」
慎太郎「髪の毛をそこら中で結んでやった。泡の中なんて、おならの中に比べると1000倍は快適だったね。」
蒼風蘭「この!直しなさいよ!」
慎太郎「直して欲しければ、こちらの要求を聞いてくれ!」
蒼風蘭「…。悔しい!悔しい!」
慎太郎「どうするんだ?」
蒼風蘭「何よアンタ!タフすぎるのよ!普通は最初の風呂に蹴りいれられて、顔面放尿で泣いて出ていくはずなのよ!…悔しい!」
慎太郎「それだけ、鍛えられたってことさ。」
蒼風蘭「…わかったわ。蘇生術よね。まぁ、その為にさっき、力のもと吸ってたんだけどね。…じゃあ、お風呂終わるまで待っててくれる?」
慎太郎「はいよ。」

慎太郎は元の大きさに戻され、部屋で待つことになった。
10分ほどで蒼風蘭は出てきた。

蒼風蘭「はぁ。力のもと、もう少しいりそうね。」
慎太郎「どうした?」
蒼風蘭「戦いが起こる。トヨと、ヒミコの子孫同士で。」
慎太郎「やっぱりか…。」
蒼風蘭「あなたも会ったんでしょう?ヒミコの末裔の、それも血が濃い人。」
慎太郎「あぁ。よくは分からなかったが、凪はかなり驚いてたな。」
蒼風蘭「あたしね、力の抜き方が下手なのよ。どうしても、手を抜きすぎちゃう。」
慎太郎「え?」
蒼風蘭「あたしの本当の力は、戦いの時に見せてあげる。」
慎太郎「…」

中学生か…と思いつつ、慎太郎は蘇生のために、出発の準備を始めた。

続く。