登場人物



義雄(よしお。16歳高校生、168cm→0.84cm)


優子(ゆうこ。16歳高校生、160cm)


菜月(なつき。16歳高校生、158cm)









































俺の名前は義雄。いつも通り学校へ向かう途中、急に気を失い、気がついた時には小さくなっていたんだ。そして誰かに助けを求め用としたところである。



義雄｢はぁ、参ったな。なんでこんなことになったんだろうか。とにかく、助かる方法を探すしかないな。｣



義雄はひとまず助けてもらう人を探すことにした。しばらくすると、自分と同じ学校の2人組女子高生、優子と菜月が歩いてきた。



気がついてもらうために、義雄は大きな声で優子と菜月に声をかけることにした。



竜馬｢おーーーーーーーーーーーーーーーい！！！！気がついてくれーーーーーーーーーーー！！！！！｣


優子｢ん？？。ねえねえ、今なんか男の声が聞こえなかった？｣


菜月｢聞こえなかったよ。第一男の人なんてどこにもいないじゃん？｣


優子｢そうなんだけどー、うーん、でもたしかに聞こえたような...。｣


菜月｢寝起きだからボケてるんじゃないの？それにあんた口臭いけど歯を磨いてきた？｣


優子｢時間が無くて磨けなかったてへ。｣


菜月｢うわっ、サイテー。こっちみて喋るのやめて...。｣


優子｢ちょ！それはひどすぎ！！｣


菜月｢まぁいいわ、さっ行きましょう。｣


義雄｢下だーー！下にいるんだ！気がついてくれーーーーーーーーー！｣


優子＆菜月｢ん？｣



2人は下を見ると、黒い点のようなものが見えた。顔を近づけると、それは人間の形をした小人であった。



優子｢すごーい！小人さんだ！ねえみてみて菜月ちゃん！小人さんだよ！｣


菜月｢え、なんでこんな小さい人間がいるの？｣



優子が義雄を手のひらに乗せ、顔の前まで近づけて、2人は義雄を見つめていた。



優子｢こんにちは！私は優子だよ！よろしくね！ほら！菜月ちゃんも自己紹介して！｣


菜月｢いや、まずなんでこの世界に小人がいるのかを知りたいんだけど...。まぁいいや、私は菜月です。よろしく。｣


優子｢君の名前はなんていうのー？｣


義雄｢あ、あぁ、俺は義雄っていうんだ。よろしく。｣


優子｢そうなんだ！よろしくね！ねえねえ、その制服、私たちと同じ学校だよね？｣


義雄｢う、うん。そうだけど。｣


優子｢やっぱりそうだ！でもさー、その大きさだと学校に行けないよね？うーん。あ、そうだ！私と菜月ちゃんで保護してあげるよ！｣


菜月｢ちょ！なんで私まで！？｣


優子｢だって小人さんが困ってるんだよ？菜月ちゃんは困ってる小人さんを放っておくの？｣


菜月｢わ、わかったわよ。ほんっと優子はメルヘン少女なんだから...。｣


優子｢だって！良かったね！義雄くん！それにしても眠いなぁー。(*´Oゞふぁ～。｣


義雄｢うわぁーーーーーーーーーーーー！！｣


菜月｢あっ！！｣


優子｢えっ？｣



なんと！優子があくびをしたことにより、その吸った勢いで義雄が優子の体の中に入ってしまったのである！


優子｢ど、どうしよう！義雄くんを食べちゃった！！｣


菜月｢あーあ、優子の人殺しだ。｣


優衣｢ちょ！縁起でもないこと言わないでよ！しかも体の中私汚いから...。｣


菜月｢？？？、とはいえ困ったわね。小人さんが自力で脱出できればいいけど。｣



一方2人が困惑しているあいだ義雄は。



義雄｢なんてこった、まさかあくびで口の中に吸い込まれるとは思わなかったぜ。何とかして抜け出す方法を考えないとな...。｣



義雄は脱出の方法を考えた。しばらく考えていたが、やがていがすごく汚くなっていたことに気がついた。



義雄｢これのせいで口が汚かったのか？仕方ない。これをくれてやるか。｣



義雄は大量のブレスケアを胃の中に落とし、きれいさっぱり治療してしまった。そしてそのあと、脱出を試みるべく、綺麗にした胃に刺激をする。



義雄の刺激は思いのほか強く、いとも簡単にしゃっくりやゲップを出すことが出来た。



優子｢ヒック！ゲッ！ヒック！ゲッ！｣


菜月｢優子、女の子がゲップをするなんてはしたないわよ。それにしても口臭がなくなってない？｣


優子｢わたし口臭くないもん！それになんか体の中の様子がおかしいの！｣


義雄｢うわぁーーーーーーーー！！｣


義雄は、しゃっくりの勢いでそのまま吹き飛ばされた。しかも！脱出先は口の中ではなく、優子の鼻の中だったのである！！


義雄｢酷い目にあったな...。仕方ない、今度は鼻を刺激するか...。｣



今度は義雄は優子の鼻を刺激することにした。


優子｢んっ、なんだか鼻がすごくムズムズするわ...。ん！くしゃみが出る！！｣


優子｢ふぁ、ふぁ、ふぁくしょーーーーーーーーーーーーん！｣


菜月｢きゃっ！？｣


義雄｢うわぁーーーーーーーーーー！！｣




義雄はなんとか優子の鼻の中から脱出することが出来た。だが、運悪く吹っ飛んだ先が菜月の鼻の中であった。



菜月｢もう！くしゃみする時くらい口を抑えなさいよ！｣


優子｢ごめんごめん、ついつい(´-ω-｀;)ゞﾎﾟﾘﾎﾟﾘ。｣



義雄は今度は菜月の鼻を刺激して脱出することを試みた。



菜月｢こ、今度は私が...。なんだかすごく鼻がムズムズするわね...。はっ、はっ、はーーーーーっくしょん！｣


義雄｢うわぁーーーーーーーーーーーー！！｣


優子｢きゃあ！？もう！菜月ちゃんも口を抑えてないじゃない！｣


菜月｢ふん、さっきのお返しよ( '-' )。｣


優子｢まぁ、これでおあいこかー。やばい！学校に遅れちゃう！急ごう！｣


菜月｢(´-ι_-｀)はぃはぃ。｣



再び吹き飛ばされた義雄は次は優子の中の胃の中へと飛ばされてしまったのだ！



義雄｢まずい！ここは胃の中だ！あ、熱い！このままだと溶かされる！そんな...、いを治療してあげた女の子の胃に溶かされるなんて...。｣



義雄はしばらく粘ったが、やがて抵抗する力をなくし、そのまま溶かされてしまった...。



優子｢ゲップ。｣


菜月｢もう、汚いわね。｣



二人の会話はもう義雄に届くことは無い。













終わり。