登場人物
夏菜子「高校一年生、155cm」
丈翔「高校三年生、→0.17mm」
俺の名前は丈翔(たけと)。ある出来事から俺は妹の夏菜子に小さくされてしまい、今は1ミリもない。
世話に関しては、夏菜子が自分の全てしてくれている。食事やら選択やらお風呂まで。なんでも出来る優秀な女の子だが、一つだけどうしても嫌なことがある。
それは、今日は夏菜子の誕生日だ。この日だけ唯一夏菜子が俺に好きなようにできる日である。俺にとってはまさに地獄そのものである。
夏菜子「ただいまーーーーーーー!」
大きな声で挨拶をすると、そのまま自分の部屋へと駆け込んできた。
夏菜子「ねえ、タケ兄!今日は何の日か知ってるー?」
丈翔「分かってるよ、お前の誕生日だろ?」
夏菜子「うふふ!せいかーーーーい!!だからねタケ兄、今日は私が好きなように遊んであげるからね!」
丈翔「わかったわかった。んで?まずは何すればいいんだ?」
夏菜子「それじゃあ早速!まずは私の足の指をお掃除してもらいます!」
丈翔「毎年同じじゃないか!もっと別のことは無いのか?」
夏菜子「ないっ!!」
丈翔「無いのか...。」
丈翔は渋々と夏菜子の足の指の間へと移動した。すると、夏菜子の足から発する強烈な臭いが丈翔を襲いかかる!
丈翔「ぐはっ、くっさ!」
夏菜子「もう!女の子に対して失礼だよ!それに今日は体育の日だったから汗かいてるの!!さ!お掃除して!」
丈翔は嫌々ながら夏菜子の足の指の間を舐め始めた。とても酸っぱく苦々しい味がしたが、それでも夏菜子の誕生日のことを思い、しばらく舐め続けていた。
夏菜子「えらいね!今年は何も言わずにしたを使えるようになったのね!」
丈翔「ふん、何年もやってるからな、もう慣れたわ。」
夏菜子「あら、かっこいいわね。でもその行為に対してその発言は変態なんじゃない(笑)?」
丈翔に重い一言が突き刺さった。しかし現実なので仕方ないことではあるが。
夏菜子「さて、次はおへそをお掃除してもらおうかな!」
丈翔「へそも掃除するのか!?」
夏菜子は丈翔をつまみ、自分のベッドに仰向けに寝たあと、おへその部分に丈翔を置いた。
夏菜子「さてと、綺麗になるまでお掃除してね!」
丈翔「あいよ。」
丈翔は再び自分の舌を使って舐め始めた。へそもあまり味は良いものではなかった。
1時間くらい舐め続け、だいぶ汚れもなくなってきたので、夏菜子に声をかけた。
丈翔「おーい、夏菜子ー!終わったぞーーーーーー!」
夏菜子「..................。」
丈翔が大きな声でかなこに呼びかけたが、全く返事がなかった。
丈翔「かーーーなーーーーこーーーーーーー!終わったから返事をしてくれーーーー!」
しかしそれでも反応がない。それもそのはず、夏菜子はよほどの疲れからか、ぐっすり眠ってしまったのである。
これにはさすがの丈翔も大激怒、しかし何をしたところで夏菜子に気がついて貰えるはずがない。仕方なく俺はその場で眠ることにした。
次の日の朝、夏菜子が目を覚めると。
夏菜子「いけない!タケ兄そのままにして寝ちゃった!!!タケ兄!?」
丈翔「おう、やっと目が覚めたか。」
夏菜子「ごめんね...、気が付かなくて...。怒ってる...よね...?」
丈翔「当たり前だバカヤロー!」
夏菜子「うぅ...。ごめんなさい...。(どうしよう、タケ兄に嫌われちゃったら私...。)」
丈翔「もうこんなこと、二度とするんじゃないぞ?」
夏菜子「え、私のこと許してくれるの?」
丈翔「昨日はお前の誕生日だったしな、それに学校で疲れてたんだろ?なら仕方ねーさ。」
夏菜子「タケ兄、ありがとう、ずっと大好きだよ(´;ω;`)。」
丈翔「おう。」
こうして夏菜子の誕生日は波乱はあったものの、二人の仲はより深まっていったのである。
終わり。