「エイダとヴァイオレット」(見本版)

いつものようにエイダが目を覚ますと、隣に寝ていたヴァイオレットは既にベッドにはいなかった。
 エイダは艶めくセクシーな格好で軽く伸びをすると、ベッドから起き上がった。
 ショ-トボブの黒髪を掻き上げながら洗面所へ歯を磨きに向かうエイダは、ドアの開け放たれた隣室にヴァイオレットの後姿を見た。

「おはよう」

 エイダのかけた声にヴァイオレットは金色の髪を揺らして振り返り、笑顔で答える。

「おはよう、エイダ」
「コビトたちの世話?」
「うん」

 エイダはヴァイオレットに歩み寄ると、抱きしめて軽いキスをする。

「よく眠れた?」

 エイダは、少し背の低いヴァイオレットの髪を優しく撫でながら問いかける。

「ええ、よく眠れたわ。でも目が覚めたら、この子たちの事が気になっちゃって」
「ヴァイオレットは優しいわね」

 二人は寄り添うようにして、壁際の収納棚のうえに置かれている大きなガラスケースを覗き込んだ。
 
 ガラスケースの中にはミニチュアのドールハウスなどが立ち並び、大勢の小さな人々が生活する姿があった。
 小人たちはエイダに気づいて、一斉に挨拶をする。

「エイダ様、おはようございます」
「おはよう」

 主にヴァイオレットのセンスが活かされているミニチュアの世界はとても綺麗に作り込まれており、小型の観葉植物も所々に置かれてある。模型の家は小人飼育用に販売されているものであり、内部は実際に彼らが利用できるように、ベッドに綿が詰め込まれたりと機能的である。飲料水のタンクから小人用のトイレまで設置され、彼らが生活するのに最低限のものは揃えられている。ヴァイオレットは、小人たちが暮らすこのケースの事を“ガーデン”と呼んでいた。
 但し食事に関してのみは、ガーデンが汚れるという理由で外で与えられた。

「ねえ見て、エイダ。リトルミントの蕾が花を咲かせたの」

 ケース内に置かれたリトルミントという爽やかな香りを発する小型の観葉植物が、淡いピンクの花を開かせている。

「ほんとだ。綺麗ね」
「いい香り。小人たちもきっと喜んでいるわ」

 嬉しそうなヴァイオレットの横顔に、ショートパンツを穿いているエイダの股間が少し膨らんだ。
 エイダはヴァイオレットを抱き寄せると、唇を求めた。

「あん、だめよ。こんな朝っぱらから」
「ヴァイオレットが美しすぎるから、キスせずにはいられないの」
「もう……んんっ……」

 エイダは少し強引に、ヴァイオレットの淡い花びらのような唇に舌を押し込んだ。
 小人たちに見せつけるかのように、二人は抱きしめ合い、熱烈なキスを交わす。

「出かける前に、一回だけする?」
「そうね」

 エイダはヴァイオレットの言葉に頷き、再びガーデンの中を見下ろした。
 ガーデンの中にいる小人たちから、ヴァイオレットのネグリジェが股間部分を膨らませているのが見えた。

「一匹ずつでいい?」
「いいわ。エイダが、私のを選んで」
「了解よ」

 その鋭くも美しい瞳で、エイダはガーデン内に直立する小人たちを舐めるように見渡してゆく。
 小人たちは皆、笑顔を見せて直立不動しているが、わずかに膝が震えている。

 エイダは赤いマニキュアの塗られた細い指先をガーデンに差し入れ、一人の小人の頭に指先をつけた。




♀以上が、見本版となります。♂

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♀内容♂ ふたなりのエイダとヴァイオレットが、コビトを使って出勤前に手早く性処理を済ませるというもの。
     コンドーム。手コキ。挿入。恥垢。