男が小さい世界では、社会人の女性と男性の関係はどうなるのかを短編複数でかいてみました。

・男専用の「限定職」
この世界では男は平均身長は40cmほど。
その多くが、本来は70cmほどあるのだが、自ら小さくなっていく。
それは、身長が45cm以下のものだけが働ける「限定職」につくためだった。

一般に、この世界も会社では総合職と言われる基幹業務と一般職とよばれる事務、補助作業に分かれている。
この全てが女性により担われている。
限定職は「各社員の指示に伴う各種補佐業務」と書かれている。
やることは具体的に指定されていない。

よくある例としては女性の靴を磨いたり、来客対応をしたりという雑用だった。
しかし、それだけではない。
実際は「限定職」というのは女性が養う男を探すための部署で女性によるセクハラが横行している。
通りがかった男を膝に乗せてぬいぐるみ代わりにしたり、足を舐めさせたり、男の性器をいじくり回してからかったりと、女性の好き放題にされていた。

この世界では女性と男性の関係は対等ではなく
飼い主とペットのような関係だった。
男性を女性が選ぶ。そのために小さくて扱いやすい可愛らしい男性のみを入れるために45cmという基準をおいていた。

男性はこの大きさになってしまうともう自分で生きていくことはできないので、プライドを捨てて女性に飼われようと媚びへつらうのだった。

そんな世界の中で、いつのまにか男は年下だろうと
年上だろうと女性には敬語を使い、名前に様付をするなどの風潮も出来上がっていた。



足舐め
「ほら、足なめて」さやか様がそう言うと僕はすぐに目の前にある自分の体くらいある彼女の足を必死で舐める。
靴下を履いていて温かい。
「あ、さやか調教してるの?」別の社員がのぞいている。
「はい、暇だしやることないですから」
「何いってんの(笑)やることはたくさんあるでしょ?
ま、この子にできることなんてないのは合ってるけど」
さやか様は2つ年下の後輩だったが、いつの間にかこんな関係になってしまった。
身長を縮めて限定職に変える前は、
自分は75cmあり女性と一緒に営業をしようと頑張っていたが小さな体では女性と同行するときに体力的についていけない。
それだけでなく、営業に一人で行って小さな体では
誰も信用してくれず子供扱いされるのが落ちだった。
しまいにはいきなり抱っこされ、名刺を取り上げられ会社に電話された。
大きな体で抱っこされては、抜け出せない。
結局後輩に迎えに来てもらう羽目になった。

そのようなことが重なり、嫌になって縮小治療を受けた。
小さくなってから会社に行ったとき、同期の大きさに驚かされた。
そして、明らかに自分に対する態度が変わっていた。
「今までよくがんばりまちたね〜♡よしよし」
後輩だったはずのさやかに幼児のように扱われる。
自分の4倍もある女性には怖くて反抗できない。
それに、給料も従来の三分の一に下がってしまったので生きていくためには誰かに養ってもらわなければいけない。
悔しいが、彼女がそうなるかもしれない。
だから、敬語を使い目上の人として話すようになった。
身体の大きさはそのまま自分の立場の大きさだった。
それからさやかのことはさやか様と呼ぶようになった。
足も言われたら舐めるようになった。
おかげで、養ってもらえるようになった。
そして今、僕は首輪をつけている。
「可愛いから誰かにさらわれちゃうといけない」からだそうだ。
その紐は常に彼女のスカートとつながっている。
いつの間にか僕は名実ともに彼女のペットになっていた。

来客対応
「すみませーん」
「あ、ほらお客さんだよ。いってきて!」
新人で受け付け係のさやかは足下にいる彼に声をかけた。
50cmほどしかない彼は小さな足を必死に走らせ
わずか5mほど先の待合スペースまで30秒ほど時間をかけて移動した。そこにとても若い女性が立っていた。

待合スペースには黒いベンチがあるので案内しようと二人のもとに近づいた。
目線は彼女の膝小僧にしか届かない。
話に夢中になっていて足元の僕に気がついてなかった。
談笑しているようだが、近くにいると胸の膨らみで表情がわからなかった
「あ、あの!」
そういうとピタリと会話が止まった。
見上げてもいるがやはり顔は見えない。
次の瞬間、ふわっとした風とももに一人が足を曲げしゃがんだ。
目線を合わせようとしてくれていた。
「あー!ちっちゃーい♡僕、どうしたの?」
笑顔で聞かれていた。
「あ、あの、間もなく受付の者が参りますのでおかけになってお待ち下さい」
「はーい!よくいえまちた♡」おおきな手で頭を撫でられていた。
そうしてすぐにさやか様が来た。
「どなたとのお打ち合わせですか?」「あ、山田さんです!御社は男の子使ってるんですね!」
「えぇ、実は昔は営業してたんですけどこのまえ治療受けて限定人種になったんです。」
「この時代で男なのに仕事してたの?すごーい。でも今のほうが可愛いですね♡」
「受付もホントは一人で足りるんだけど、こうやって愛くるしい小さなペットがいると雰囲気変わりますよ!」
「えーあたしも今飼ってる子連れてこうかな?」
「あとね、もっといいことがあるんです。」
「退屈したときに、脇に挟んだり胸に挟んだりしていじめると楽しいですよ。それにより従順になるし。
ね!ほら、お手!」
僕は彼女の大きな手に向かい走って、小さな手を載せた。
「えーかわいいー!」
「おっぱいも吸うんですよ!」
後で判明したが、来客していた二人はどちらも23歳
さやか様と同じ新人で僕より年下だった。

帰宅
「ほら、帰るよ」
突如脇の下に大きな手が2つ差し込まれた。
さやか様に軽々と抱き上げられていた。
「いつ抱いても軽いねー僕は」
年下のさやか様にはペットさながらの扱いを受けていた。
数ヶ月前に「お仕置き」を受けてからもう二度とあんな目に遭いたくないと思った。
彼女は言うことを聞いている限りはとても優しいご主人様だった。

胸に載せてても全然重さ感じない。本当に猫よりも軽いんじゃない?
帰宅しながらさやかはそう思った。
帰ると、まず玄関に降ろす。靴を磨かせるのだ。
毎日ピンヒールがつやつやと光ってるのはペットの彼が毎日磨いているからだった。
本当は毎日なんてしなくてもいいんだけど、ご主人様の靴を磨くっていかにもペットって感じするでしょ?
だから、毎日やらせてるんだよね。
あたしの小さいはずの靴を頑張って磨いてる姿は何度見ても飽きない(笑)
ちっちゃな男の子がちっちゃな靴をちっちゃなふきんで磨いてるんだからw
玄関入ってすぐのドアは女の人じゃないとドアノブにも届かないし、万が一届いても男の子の力じゃ開けられないようになってるから、磨き終わるまでこの子は家に入れないの。
だからいつも早く入ろうと必死で磨いてるw

餌やり
ちっちゃくなった男の子の食費なんてあってないようなもの。
最近なんかあたしのおっぱい吸うんだからw赤ちゃんみたい(笑)

最近、ふざけてさやか様がおっぱいを無理やり吸わせたことがあった。思いのほか美味しく、以降空腹のたびに彼女のおっぱいを求めるようになった。
「ちゃんと吸って大きくなるんだよ〜♡」からかわれていた。
「赤ちゃんみたい!でも女の子のあかちゃんより僕はちっちゃいんでちゅよ〜♡ふふ、赤ちゃんにもお仕置きされちゃうかもしれまちぇんね〜」そういいながらお腹を大きな、しかししなやかな人差し指でくすぐられる。
赤ちゃんみたいに扱われていた。

他の新人女性に預けられる
体が小さいせいで、いつの時間も女性に守られなければならない
「あっねえ!玲香さーん!」さやかは帰社途中、コンビニに向かおうとしている後輩を呼び止めた
「あっ先輩!」
「これから次の予定あるからこの子、会社につれて帰ってあげてくれる?」
限定人種の人は原則一人で行動することを禁止されていて、必ず12歳以上の女性が同伴していなければいけない。
小さな体では外敵から身を守れないからだ。
実際に、家でしたら猫に食べられてしまった男もいる。
「あ、はいはい!じゃ僕、一緒に帰ろうね〜」
胸に抱き上げられていた。
年下のはずなのに玲香様は大きな体でとても頼もしかった。
こうやっていつも僕は女性のそばを離れることはできなかった。すべての時間が支配されていた。