生物兵器を使った戦争の影響で
男子は平均身長40cmにまで縮小してしまった。
知能も下がり頭も体格も女子に勝てなくなり、
小さすぎてオフィスの机にも届かないので働くことができなくなってしまった。

身長が70cmあった頃は女子の社員のお茶をくんだり、非力な腕でコピーをとったり、女子の手伝いをしていたが
現在では湯のみを持ち上げられずコピー用紙を何枚も持てなくなってしまうほど弱くなっていた。
女子の手伝いさえできない、
男子は女子に保護されないと
生きていけないほど弱くなってしまった。
誰かに守られないと生きていけないほど
弱い男子を女子はペットのように扱った。

胸にだかれくすぐられた。
知能が女子に大きく劣ることも
拍車をかけた。
赤ちゃん用の服や、最近アパレルメーカーから
売り出されてるチビペット男子コスプレ用品シリーズのメイド服や
制服など女子に恥ずかしい格好をさせられた。
「あたちにやさちくされてうれちいでちゅかー?うん?」
赤ちゃん言葉であやされたりと
それまで強い性だった男は一気に、
か弱いものの象徴となり昔女の子を抱いていた男は
今では豊満な胸に抱っこされ
可愛がられるようになってしまった。

男子は40cmという大きさなので
女子の胎児と同じぐらいの大きさで、
たった3歳の女子との相撲にも負けてしまうのだった。

知能が女子に大きく劣る男は、
女子と同じ学校に通っている。
その可愛らしい外見から、男子は
無意識に女子に勝とうと、対抗意識を燃やしてしまう。
しかし実際は男子は女子がかわいがっている
猫よりも弱いので女子に到底勝てない。
男子と女子の差を小学校6年間でしっかりわからせて服従させた後、
中高の六年間で女子に媚を売って可愛がってもらう術を身に着けて
女子に可愛がられる「男らしい」愛嬌のある人になるために学校に行くのである。
もちろんこのカリキュラムは女子が考えたもの。

学校では男子が女子に劣っている、
また女子が男子を可愛いと感じるよう
いろいろな工夫がされている。

小学校ではバスケや相撲など、男子が女子との体格差と力の差を痛感するスポーツを体育で多くやらせる。
女子は保健体育の授業で男子の守り方も言う本が配られ、体の華奢さや守り方などを勉強する。
屈辱的なことに男子も一緒の教室で同じ授業を受けることになっていた。


最近女子の間ではやってる男子に窒息するまでキスする遊び。
高校生の華はこれが大好きだ。
彼女は女子には絶対に負けないといき巻いている先輩を華はすごく可愛いと思っていた。
彼は身長が35cmと平均よりもかなり低かったが、華も145cmと小柄な方だったので一般的な男子と女子の体格差よりもっとちかいものだった。

だからか、先輩は私に色々突っかかってくるんだよね。
普通男子は小学生の時点で喧嘩してクラスみんなの前で体をおしりで潰されたり
窒息するまでキスをされて失神させられたりひどい目にあって従順になって
年下の女子にも敬語を使うようになるんだけど

先輩はあたしの膝ぐらいしかないくせに
、あたしより早く歩こうとしたり
一生懸命勉強したりしてる。

もちろんちっちゃな足で精一杯走ってもあたしが少しでも早歩きしたら先輩はもう追いつけない。
勉強だって小学校二年生ぐらいの知能しかない先輩は学年が一個下のあたしの足元にも及ばない。
でも、いつか本気で勝つ気みたい。
勝てると思ってるみたい。
かわいい♪

きっと今まで女子にひどい目にあったことないからあたし達の強さ知らないんだろうな。
教えてあげる。

学校に向かい歩いてると前に先輩がいた。

あたしの膝にも満たない、小さな体で毎日頑張って学校に来ている。
彼から見たら世界ってどんなふうに見えるのかな。
道路も大きくて道もすごく長くて。
きっとすごく大きな世界なんだろうな。
私が1歩歩く距離を彼は10歩も歩かなければいけない。
学校のドアが閉まってたら取っ手に手が届かないから自分では開けられない。
女子に開けてもらわなきゃいけない。
ちっちゃいって大変だね。

女子が強いってこと教えてあげる。

まず後ろから両脇に手を入れてひょいと持ち上げる。
彼は両脇に手を入れられたとたんビクッと体を震わせた。
そりゃそうだよね、いきなり体が浮かんだら驚くよね。
ちょっと抱っこしたままにしてみよ。
試しに私は胸の前で先輩を脇の下に手を入れて持ち上げたままにしてみた。
フフ、暴れてる。
いいよ、好きなだけそうしなさい。
あなたの抵抗なんか赤ちゃんより弱いんだからビクともしないわよ。
先輩は小さな手で脇の下に入ってるあたしの手を掴んで離そうとしてる。
これで抵抗してるつもりなのかな。
まったく力を感じない。
そしたら次は唯一自由になってる足であたしをけろうとしてきた。
でも、足は短すぎてあたしに全然届かなかった。
あたしから見たら攻撃してるというより単にちっちゃい子が足をブラブラしてるようにしか見えない。

体を持ち上げられちゃうって相当屈辱だよね。 
自由を奪われちゃうんだから。
弱いものがされることだよね。
それに一番女子の中でもあたしは一番小さい娘にこんな風に持ち上げられるなんて。


そろそろやろうかな。
女子向けの雑誌では男子のいじめ方、調教の仕方が書いてあるコーナーがあってちっちゃくて弱い男子を更にドMにして
服従させたり奴隷にする方法が書いてある。

その中で最近はやってる遊びがある。
これを見た時は男子が女子に愛される喜びと
怒ったときの怖さを同時に伝えられるし
これなら生意気なあの先輩も従順になるに違いない。

あたしは持ち上げたままの先輩をさらに持ち上げ、同じ目線の高さに持ってくる。
黒い髪でショートヘア、目が大きな先輩の小さな顔が目の前に来る。
あたしと比べると小さな唇。
あたしはどんなふうにみえてるんだろ。

次の瞬間、あたしは彼のかわいい唇にキスをした。
「んっ」
彼の声が漏れた。
ふふふ、気持ちいい?
彼の唇はあたしの真ん中の部分だけで包み込めるほど小さかった。
下唇で彼の唇全体を、上唇で彼の鼻を包んだ。
あたしの唇が彼の顔の殆どを包んでる気がした。

突然のことに先輩はびっくりしてたみたいだけど全然抵抗しなかった。
あたしとキスできてうれしいんだやっぱり。
あたしも嬉しいよ。
でもまだまだこれからなんだよ。


しばらくすると先輩は異変に気づき始めた。
そう、息が吸えないの。
だってあたしがキスしてるもの。

彼は息をすおうと両手をあたしの両頬に
のせてキスをやめようとした。

だあめ。
やめさせてあげません。

あたしは両手で持ち上げてた先輩を、
左手の親指と、薬指を脇の下に入れて片手で持って、右手で先輩の背中に手をやって押し付けた。
さらにくっつけちゃえ。
ぎゅっ。

雑誌で人気の遊びってのはこのことだった。
「窒息キス」っていうらしい。
「気になるあの子を無理やりキスして、息を奪って気絶させちゃおう!」

要は女子と男子の体格差を利用して
キスで呼吸困難にさせていじめようというものだ。

大きな女子の大きな唇のキスは気持ちいいものだが、

まだ息ができてない先輩は全力で体をジタバタさせ抵抗していた。
宙ぶらりんの足がぶらぶら揺れてる。
でもあたしからしたらあたしが幼稚園の時よりも力が弱かった気がする。
男子って本当に力がないんだね。


あたしの両頬にか弱い両腕を使って顔をはなそうとしても全然びくともしない。
まだまだ大好きだからキスしちゃうよ。
ぶちゅうー。

先輩大好き。
弱っちくてでも勝とうと努力を続ける
ひたむきな先輩。
ずっと息をすえてないからか
顔が赤くなってきてる。ふふ、かわいい。

男子は両腕を使って必死に華から唇をはなそうと力を入れるが
彼女は涼しい顔で彼のことを微笑みながらみつめている。
まるでそうするのになにも努力がいらないとでも言うかのように。 
男子と女子の格差があらわれていた。

彼は気になっている後輩からキスをされただけで生命の危険に陥ってる自分がいかに無力なのかを痛感した。
キスは気持ち良いものなのに、それで死にそうになってる自分に屈辱を感じた。
彼女の顔は真っ赤に染まっている自分の顔と違って綺麗な肌で、
キスされて唇と鼻が抑えられた状態では見えないがきっと笑ってるんだと思う。

女子はその気になればお遊びの感覚で男子を殺せちゃうんだとこの時始めて知った。

息が詰まってきてもう何も考えられなくなっていた。
さっきまではどうやって解放されようか考えていたのに今はもう何も考えられなくなっていた。
ただ、逃げたかった。
がむしゃらに手足を暴れさせていた。


華はさっきまで自分の唇と格闘してた彼の異変に気がついた。

あたしはキスしてるだけなのにこんなに暴れちゃって。

華は先輩の姿が滑稽に感じた。
雑誌にはもちろん男子を解放するタイミングも書いてあって、
男子の反応の変わり方も書いてあった。
最初はキスを喜んで受け入れる
息苦しくなってくると離そうとする
顔が赤くなってくる
しばらくするとなりふり構わず暴れだす
これはもう何も考えられなくなってるんだって。


可愛そうだけど、暴れ終わるまで離さないでね!
女子が強いというより男子がどれだけか弱いかっていうのを思い知らせてあげよう!


って書いてあった。

先輩はまさに書いてあるその通りの反応をしていて
なんだかおかしくなってしまった。

じゃあもう少しの辛抱だよ、先輩。
こちらは息も吸えるし生意気だった先輩を思い通りに出来て
すごい快感だった。男子をいじめることって
可愛そうだからやったことなかったんだけどこんなに楽しいなんて思わなかった。

顔を真っ赤にしてちっちゃな体とちっちゃな腕で暴れまわる先輩。
片手だけで彼は私に体の自由を奪われてしまう。
一生懸命勉強しても、頭の構造が違うから九九がやっと覚えられる程度。
でも高校数学をやってる私に張り合おうとする先輩。

男子って本当にどうしようもないんだから。


先輩の顔がすっかり赤くなっていた。
りんごというより茹でだこみたい。
さっきよりも抵抗が弱まってきた。
力を入れようとしても体が動かないみたい。
私は抱っこしたまま彼を唇からはなしてあげて私の顔の前に運んだ。


ぷはぁって声がした。
息をすおうとしてるんだけどちょっとしか最初はすえてなかった。
本当に窒息しそうになるとこうなるんだね。
その小さな体を持っている手にじわりと彼の汗が滲んでいたのを感じた。
そうだよね、あんなに暴れたんだもんね。


彼をまじまじと見た。憔悴しきってる。
ふふ、あたしはキスをしただけなんだけどなぁ。
頑張ったね。偉いね、苦しかったね

私は彼の小さな頭を撫でてあげた。
彼の頭を触った時先輩は体をブルッと震わせた。
どうしたんだろう。
彼の目を覗き込む。その目は怯えていた。
あたしを怖いと思っていた。
怯える先輩はなんだかすごく可愛かった。
あたしは彼に今度は優しくキスをしてあげた。