ほら、小さくなりたいんでしょ?
いいわよ。ほら。

プス。
腕に針が刺される。そして、注射器に入った
液体がすうっと体を伝う。
体がなんだかじんと熱くなって、気持ち良い。

僕は針を持っている彼女の腕を握っていた。
彼女の腕がだんだん太くなっていく。

「ふふ、そうそう。男の子はこれからはか弱くて可愛くなきゃね。」

彼女の小さな手が、腕が、体がどんどん大きくなっていく。
正確には自分が縮んでいるのだ。

そう遠くない未来、男女関係は逆転しつつあった。
男は身長が40cmまでに縮んでしまい知能も衰え、女に守ってもらわなければいけないほどの弱い存在になってしまった。


縮小が始まったのは2010年からだった。
それから、平均身長がどんどん縮んでいった。
平均身長が160cmになるまでは今までと特に変わらなかった。
変化が始まったのはその後である。

男子の平均身長が150cmにさしかかり、
女子の平均身長を下回り始めた時、
女子プロレスラーが、男子プロレスラーを負かした。
もちろん、女子プロレスラーが170cm
男子プロレスラーが148cmと、体格差もあった。

だがこの時、男が強いというイメージが一気に崩れた。
最も体格差が出やすい小学校高学年では女子と男子の体格差は歴然とし、
学校によっては女子に敬語を使う男子も現れ始めた。
勉強、スポーツなどあらゆる面で負かされた。
また、時代を減るに連れて負ける相手が
同級生から下級生、また下級生へと
どんどん弱くなっていった。


身長が100cmに差し掛かる頃には
男子は可愛いというイメージが広がってしまっていた。

この頃になると異性に敵対心を持つ小学校で
小学六年
女子平均 151cm
男子平均 84cm

と惨めな体格差になり
女子は男子をおしりに敷いていじめたり、
わけもなく男子を抱きかかえぐるぐると男子を回したり、膝にのせておしりを目一杯叩く「おしおき」など、男子を屈辱な目に合わせることがブームになっていた。

また、学校でも体育で男女対抗で相撲や水泳、バスケットボールをやらせるなど
体格差がはっきり出やすく、かつ体がふれあうことが多いスポーツをやらせることで女性の魅力と強さ、男の弱さを自覚させる取り組みがされていた。


男子は女子に本格的に依存し始めていた。


そんな状況で、女子は昔と違い強い男ではなく
情けないくらい弱いか弱い男の子を求めるようになった。

身長がたとえ120cmある大男でも女子から見たらただの子供。
それだったら80cmしかない赤ちゃんみたいな男子をいじめてあやしたほうが楽しいし、
小さくて弱い分思い通りにしやすい
手がかからないのだ。


でも、女子は思った。
もっと小さければ可愛いのに。

ちょうどそんな時、男の間で縮小ブームが始まった。
昔は筋トレなどをして強い男になるよう励んでいた男は
赤ちゃんのコスプレなどで可愛く見せる、女子に媚びるようになっていた。

その中で、女子が求める大きさになろうという流れはごく自然だった。
現在の技術の薬ではかなりのところまで小さくなることが可能で、中には女の足よりも小さい18cmにまで縮んだ男もいる。

かれもそうだった。
彼はプロレスラーだった。
どんなに頑張っても小学生女子にも勝てない。
最近、男子プロレスラーは女子にとっての見世物と化していた。プロスポーツとしての仕事は一切来なくなった。

来るのは、小学生女子との戦いや最近では幼稚園生とも戦うようになった。
屈辱的なことに、全部負かされている。
身長70cm8kgの彼はチビレスラーと呼ばれ、
小学校の体育で、男子の弱さを学ぶための授業に呼ばれて女子と戦っていた。。

小学校の体育では女子は一年生からすでに100cm20kgを超えていて勝負にならなかった。

「これで全力のパンチなの?男子ってこんなに弱くて可哀想ね」
「ちっちゃいのにあたしたちと戦うの?フフ、いい加減にペットになればいいのに。
お兄さんかわいいからきっとかわいがってもらえるよ」

授業だけでなく公式の試合もある。
弱体化した男子にかわり、男子プロレスを運営してるのは女子プロレスの女社長である。
買収された男子プロレスは女の思い通りにされていた。

男子プロレスでは毎回女子小学生を相手とした試合を開催している。

そして毎回完膚なきまでに負かされる。
そのか弱さが女子から根強い人気を得て
観客は毎回満員に近い。

「がんばれおとこのこ!」
「そうそう、つらくなったらいつでもやめてあたしたちに飼ってもらえばいいのよ!」

男子プロレスは女子に取って可愛い可愛いチビ男子のショータイムだった。



彼はどんなに頑張っても女子に勝てない現実が嫌で縮小剤を買った。
でも決心がつかなかった。

「あれ?それって縮小剤だよね?」
あすみがきいてきた。
あすみはさっき戦った小学校六年の女の子だ。身長は167cmで体重は57kgもある。
70cmで8kgの彼は彼女のへそにも届かない。
もちろん負けてしまった。

タダでさえ小学一年生に負けているのになんでいまさら...そう思ったが
ここ最近は男の子を可哀想なくらい惨めなめに合わせたいという女子が増えてるらしい。
それで泣いてしまう男子が可愛くて仕方ないと思っている。
今回も彼は彼女のふとももに載せられおもいっきりおしりぺんぺんをされ泣いてしまった。さっきお仕置きをされた相手に話しかけられて彼はとても怖がっていた。

「フフ、そんな怖がんなくていいんでちゅよ?ちびちゃん。今はもう勝負は終わったんだから怖いことはしないよ」膝をついて目線を低くしてくれたが、それでも僕の目線は彼女の膨らみかけの胸にしか届かない。
しゃがんだ時に彼女の服からいい匂いがした。
優しい声で話しかけられていた。
年下に本当に弱いものを気遣うように扱われていた。

彼女は僕の腕を大きな手で掴んだ。
「ねぇ、これ縮小剤だよね?」
あぁ、それを彼女にとられたら大変なことになってしまう。
僕は必死に取られまいと彼女の掴んだ腕を解こうとした。
彼女は息ひとつ上げていない。
こちらを見下ろして微笑んでいる。
そしてこちらは彼女が軽い気持ちで掴んだ片腕と必死に戦っていた。
彼女はきっとやろうと思えば僕の両手の抵抗など片手でほどいて、片手で僕を組み伏せることができる。
さっきプロレスをした時に僕は小学生相手に生命の危険を感じてしまった。

それほど、男からは女が恐ろしく強かった。
完全に弱者と強者になってしまっていた。
そんな彼女が、なかなか僕の抵抗を抑えない。
明らかにこれは楽しんでいるのだ。
馬鹿にしやがって。
僕は悔しくて彼女のお腹を殴った。
ぽよん。ぽよん。

プロレスをやってるのに、僕は彼女の脂肪にパンチを吸収されてしまった。
彼女はその様子をみてとても満足そうだった。

ほら、やっぱり弱いじゃないの。
そろそろ飽きたからちょっと力入れるよ。
突然彼女は力を強めた。
「女に勝ちたいからプロレスやってるんじゃないの?」
そして僕の手に持っていた薬を簡単に取り上げた。
「これは何?」

彼女はネズミを前にした猫のように勝ち誇った笑みを浮かべている
「あたし知ってるんだから、あたしにおしり叩かれてる時勃起してるの。
女の子に負けるの嬉しいんでしょ?」

違う、そんなことはない!

「小学校一年の可愛い可愛い女の子に負けちゃうなんて悔しいわよねぇ?
おしりでつぶされちゃうなんて!」

違う!!!違う!!!!! 

「最初は本当に悔しかったんでしょうね。
でも気がついたんでしょ?
弱くなればなるほどあたしたちが優しくしてくれるのを。
いいわよねちっちゃい男の子はあたしたちに抱っこされて、あやされてて」


「あなたはその間、あたしたちにそんなちっちゃな体で歯向かって
見世物にされて馬鹿にされて。

そのうち、馬鹿にされるのが嬉しくなったんじゃない?
いや、それだけじゃないわ。
あたしたちにいじめられるより、美人で可愛い女の子に従って守ってもらいたいって
思いもあるんでしょ??」


やめてくれ...!

「いいのよ、いいのよ。どっちもあたしが叶えてあげる。
簡単よ、弱くなればいいの。
ちっちゃく、弱く、可愛く。
60cmを50cmに
50cmを40cmに。

どんどん周りのものが大きくなっていって、あなたはどんどん可愛く弱くなっていく」

彼女は僕のすぐそばにしゃがみこんだ。
あまりに早い動きで全く見動きが取れなかった。
まるで猫に睨まれたネズミの気分だった。
あすみよりも僕がいかに下なのか思い知らされた。

そして彼女は膝と手をついて、四つん這いになった。
そして僕の正面に顔を向けた。
やっと同じ目線になった。
同じ目線なのに彼女の目は僕の手のひらぐらいあって、吸い込まれるくらい大きかった。
そして、彼女の黒く長い髪はしゃがんだ時にふわっと舞い上がりシャンプーの甘い香りを
僕の周りの小さな空間をたちまち満たした。

大きいってずるい。
小さな僕は彼女の空間にたちまち支配されてしまった。

「怖がらなくていいのよ、あたしが守ってあげるから」

突然彼女は僕の背中を片手で後ろからつかみ、もう片方の空いた片手で僕の両手を掴んだ。
僕の両腕は彼女の手のひらにも及ばないなんて。
あぁあ...なんて女の子は強いんだろう
僕はまたあの時負けた時の感情を思い出していた。
理不尽で、それでいて心が何故か踊ってしまう

背中を掴んだ手で彼女は僕の持っていた薬剤を取り出した。
注射型だ。これだけで、30cmまで縮小できる。
彼女はトロンとした目で僕を見ていた。

あぁ、ただでさえ可愛いこの子がもっと小さくなるなんて。
しかもこの子マゾになりつつあるじゃない。
そりゃそうよね、あたしたちみたいな年下の女の子にこんな風に負かされちゃったらそうなるわよね

ふふっ、10歳も歳上なのに信じられないくらいか弱い。

まず、60cmにしちゃおう。
ぷすり。
彼女は注射をためらいなく刺した。

「うわああぁあ!」彼は叫んでいた。痛そうにしていた。
小さくなると痛みに耐えることのできる限度がどんどん弱くなる。
「あら、こんな可愛い針を痛がるなんて...」彼女は満足そうに微笑んでいた

激痛とともに温かい液が身体をまわった。
すぐに身体がぽかぽかしてきた。そして周りのものが大きくなっていった。

つんつん。彼女は彼の小さくなった体の頭をつついた。

さっきより断然強い。
彼はつまずいて尻餅をついてしまった。
10cmといったら70cmだった彼の7分の1
175cmの男が150cmになるようなものだ。
あすみのあらゆる体の部位が大きくなっていて、それが怖かった。

小さくなった彼を見てあすみは本当に可愛いと思った。
でもね、まだ60cmってなにかできるじゃん。
あたしは彼のすべてを奪いたい。
なにもできなくなって、
どこに行くにも女の子の抱っこが必要で、
階段一弾も登れなくて、
女の子の胸じゃないと安心して寝れない
口移しじゃないとご飯を食べれない

そのぐらい弱くして、ずっと飼ってあげたい。
もっと小さくなりなさい。
あたしは一回り小さくなってちょうどいいサイズになった彼を胴体ごと鷲掴みした。
かわいい♡
小人みたい!!

ふふ、あばれてるあばれてる。
こんなに必死なのに僕の力じゃ年少にもかてまちぇんよ?
もう、もっと早く弱くしてあげなきゃ。
ぷすり。
彼の肩に注射を刺す。
今度は躊躇いなく注射液を全部入れた。

彼女が注射液を全部使ってしまった。
小さくなっているのに、体はなぜかぽかぽかして気持ちがいい。
周りのものが激しい速度で大きくなっていく。
「ふふっ、こっちの方がいいでしょ」
縮小が始まって突然僕は
ひょいと持ち上げられ、彼女の片方の胸の乳首とブラジャーの間に入れられた。
驚くことに下半身がぶら下がりはするが、捕まることができた。
落ちそうな体を、ブラジャーで挟んだ。


「まぁでもすぐ落ちる心配はなくなるけどね」

その通りだった
すぐに身体は全体が彼女の乳を包む形になってしまった。
その頃、彼女の胸は彼にとってどんなバランスボールよりも大きい物になっていた。
彼の身体は20cmにまでなってしまった。




そして。

ひょいっ。
彼は持ち上げられた。
階段の前に降ろされた。
一段30cmの階段。

あすみは「登って」といった。
登れない。小さすぎるからだ。
「登れません」彼は言った。
彼女は満足そうに微笑んでいた。

抱っこして登ってくれた。
それから、彼は彼女にすべての生活において依存することになった。

トイレも小さすぎて便器に届かない。
彼女に抱っこして女子トイレでするしかなかった。

寝る時も、襲われないために胸に入れられるようになった。
そして...

「はい、お口あけて。」「はい、、」
ぷにゅっ。

食べ物は口移しで与えられるようになった。
全部全部が彼女に依存している。 
そして、彼はわかっていたけど恐ろしいことを知る。

「どこに行くの?」
逃げることができない。
小さすぎて、走っても彼女の部屋さえでられない。
彼女のドアを開けることもできない。
階段も降りれない。


彼女の部屋を出るには彼女に頼むしかなくなってしまった。
「あなたの力じゃどこにもいけないわよおちび」
捕まって胸に挟まれた彼は
「うるさい!」と叫んで彼女の胸を精一杯殴った。


聞こえてくるのはクスクスという笑い声だけだった。