幼稚園の女子に可愛がられてしまう

男子が縮小し、知能も低下した世界では男子の立場は大きく低下した。

男子大学に通う僕は幼稚園の女子に力で負け、小学生の女子に守られてしまった。

先生の言うことを聞きなさい!」 
「ヤダ!!」
鶴川由人は男子大学に通っている。男子なので知能は女子小学生の低学年と同じくらいしかないが、幼稚園生ならば教えることができるので
彼は幼稚園の教育を学んでいた。
今日は教育実習で女子幼稚園に来ていた。
年長組をおしえることになっていた。

彼以外にも小学校六年のキホと真綾が来ていた。自分よりも年下の女子が一緒の教育実習に来るのは屈辱的だった。


「今日からここで先生をやります、キホって言います!よろしくお願いします!」
キホは身長が162cmで、ポニーテールの女の子だった。
43cmしかない先生から見るとそびえるように大きかった。

「同じく先生をやります!真綾です!よろしくね!」
真綾は身長が154cmと、キホと並ぶと少し小柄に見えた。フリルスカートを履いてショートヘアの可愛い女の子だった。

「僕は由人っていいます、先生です。よろしくおねがいします!」



さっきまでよろしくお願いします!と元気よく言っていた女の子たちがシーンと静まり返っている。
座ってる女の子たちがこっちをじーっと見つめている。
座ってても僕と同じくらいの目線だ。

「えー?この子赤ちゃんでしょ?」ある女の子が言った。

「そうだよ、あたしたちよりちいちゃいよ」
「先生はあたしたちよりも大きいもん」  
みんなが次々にいった時

「はいはい、小さくてもこの人は先生です。ちゃんと言うことを聞きましょうねー」
キホが遮った。

挨拶が終わったあと、ふと、目の前にキホと真綾がやってきた。
「うふふ、そんなにちっちゃくて先生として面倒見れるの?
逆にあの子たちに面倒見てもらったほうがいいんじゃないでちゅか?」
真綾が、クスクス笑いながら言った。

「頭だってあたしたちより悪いし第一こんなにちっちゃかったらあの子達が喧嘩起こしても止められないわよ?」 
ニヤニヤしながらキホは膝立ちの状態なのに先生の目線は彼女の胸より少し下のあたりだった。

体格差を思い知らされた。

「うるさい!年上の男を馬鹿にするな!お前らなんか6歳以上年下なんだから黙ってろ!!」

「あーら失礼しました♡では私たちは先輩の素晴らしいご指導を見させていただくので一切生徒には手出ししません。

そんなに言うなら先輩一人で教えて見本を見せてください」真綾が言った。

「あたしも先輩の愛のムチを見たい!」

「逆に愛のムチを園児から受けないようにね(笑)」
「ふふ、じゃあ早速教室に戻りましょ?先輩」
彼は教室に戻った。
教室のドアはスライド式で、年少の女の子でも開けられるようにしてある。

男でもあけられるはずだ。
力を入れた。
開かない。
もっと、足もついて引っ張った。
びくともしない。男ってなんでこんなに力がないんだろう。
 
足元で小さな男がドアごときに苦戦してるのを見て真綾は可愛くてたまらなくなった。 
あんなにちっちゃいから一生懸命やっても年少の女の子よりも弱いなんて愛おしくなった。

「ドアも開けられないなんて(笑)」
「可哀相に。でも先輩大丈夫よ。あたしたちがついてるから。」

そういうとキホは先生の目線までしゃがんで、小指を立てた。先生からすると手で握っても長さが余るほど大きかった。  

そして、この小指でドアを簡単に開けた。
力がほとんど入っていなかった。

「先輩が力を込めても開かなかったドアはあたしなら小指で軽々と開けられるのよ」と遠回りしにアピールされていた。

教室に入ったら二人が前に出てきた
「はい、じゃあ今からこの男の先生がみんなと遊んでくれます!」
「みんな先生の言うことを聞いて遊んでねー!あたしたちは見習いなので外で見学します!」

「はーい!」
由人が発言した時は誰も反応しないのに
女子たちは勢いよく言った。

「じゃああたしたちはここから見てますからあとは一人で教えて下さいね」 
「先輩の指導期待してますよ(笑)」  

ドアが閉まった。逃げられなくなってしまった。

目の前には僕の二倍はある女子が座っていた。

「ねぇ、なんでそんなにちっちゃいの?」
いきなりある女子が立ち上がりこちらへ歩いてきた。 
「こら、勝手にたっちゃいけません!」

由人の言葉を無視し彼女は彼のところまで来た。
そして彼の腕をガシっと掴んだ。
突然のことに彼はびっくりし、ふりほどこうとした。でも、びくともしない。
万力に捕らえられたかのように。

「せんせー、弱いね!」
そして彼女は腕を掴んだまま僕を持ち上げ、背中合わせにさせた。

頭がまだ成長途中のおしりに当たる。
背比べさせられていた。
「あたしの頭にも届かないんだー」

何も言えなかった。
「えーちっちゃーい!」
「ホントは先生じゃないんじゃない」
「そーだよ、あたしたちよりも弱いもん」

みんなが口々に言いながら近づいてきた。
みんな顔はあどけないのに大きい。
男子がいかにか弱いのか実感した。

男子に生まれたら女子には従わなきゃいけないことがわかった気がした。

ふわっとしていきなり宙に体が浮いた
近づいてきた女子がいきなり体を持ち上げたのだ。
「ねぇみて、抱っこできたよー!お人形さんみたい!」
胸に抱かれてゆらゆら揺らされていた。
まるで赤ちゃんを抱く動作のそれだった。
「ほんとだー!あたしも抱っこさせて!」 
「あたしも!」
「こら、やめなさい!」由人は言いながら抵抗した。しかし彼女はガッチリと体を掴んだまま「わがまま言わないの!」
といいパチンとほっぺをぶった。

たとえ幼稚園児とはいえ二倍の女子にビンタをされてとても痛かった。
由人も仕返しをするために、彼女の腕をパンチした
「全然痛くないよ。ちび。逆らったからお仕置きです!」
突然彼女の膝に仰向けに体を置かれ、ズボンを降ろされた。

次の瞬間ビッターン!という音ともに大きな手におしりを叩かれた。
片手でおしりを覆うほど彼女の手は大きかった!

ビッターン!
由人は年上なのに幼稚園児に力で負けてお仕置きされて、しかもそのお仕置きが痛いので泣き出してしまった。

その時だった。
「ほら、よしかちゃん先生をいじめちゃダメでしょ?」
両脇に大きな手が入り体が持ち上がった。
顔まで持ち上げられていた。
真綾だった。助けに来てくれたのだ。

「あらあらかわいそうに、結局先生をできなくていじめられちゃったのね。守ってあげなくてごめんね痛かったね。」
そうしてまた抱っこされて胸にだかれた。
今度は膨らんだ胸で、柔らかく暖かった。
「男の子ってこんなに弱いんだね、意地悪してごめんねチビちゃん」
優しくされた由人はまたえんえんと泣き出してしまった。
「ほら、おねえちゃんの胸でいっぱい甘えていいのよ」
豊満な胸に顔をうずめた。
一つの胸でも彼の顔より大きかった。

「ちょっと、真綾ばっかりずるい、あたしにも抱っこさせて!」

かわるがわる抱っこされてしまっていた。
「ほら、よちよち」頭も撫でられていた。
「やっぱり男の子は素直が一番よね」

キホがいった。
「わかった?そんなにちっちゃな体では先生なんてできないんだよ。」 
由人はうなずいた。

背中をとん、とんとゆっくりしたリズムで叩いてくれている。
安心していた。

「もしあたしたちがいなかったら怪我してたよ。男子は女子に飼ってもらわなきゃいけないの。わかるよね?」
コクっ。頷いていた。

「返事は?!」鋭い目つきを由人に向けた。
「はい!!」ついつい怖くて反射的に返事してしまった。
弱い者になってしまった証だった。

「それには可愛がられるために、あたしたちに媚を売るの。
可愛いと思ってもらえるようなことをするのよ。ほら、これを着なさい。」

出されたのは女子の年少用の一番小さなサイズの園児服だった。青い生地に白い襟。


キホは男子をいじめる楽しい方法を考えついていた。

「ほら、早く着替えなさい。お仕置きするわよ」
弾かれたように由人は着替えを始めた。

「かわいいー!!!」着替えを終えた彼はぶかぶかだった。

女子で年少の一番小さなサイズは50cmまでしかない。
しかし43cmしかない彼は着るしかなかった。
「ぶかぶか(笑)一番小さな女子より小さいなんて(笑)(笑)」
「胸で挟んであげたい」


「ふふ、じゃあ教室に戻りましょう」 
胸にだかれながら教室に戻った。


教室に入った途端、園児がたくさんいる床に降ろされた。
そびえる年長の女子。 
「どういうことですか?」
もう敬語になっていた。

彼女はしゃがんで僕の顔の前で大きな人差し指をを僕の口にあて「しぃー」といった。

「はい、今からこの教室に新しい友達が増えます!
由人くんです!
由人くんはちっちゃな弟なの。
だからみんなお姉さんとしてかわいがってあげてね!」

「はぁーい!」

由人はいろんな女子に抱っこされて可愛がられてしまった。