近未来、男子は原因不明の病で縮小をしてしまい平均身長がわずか30cmになってしまい知力も小学二年生程度になってしまった。

世界が大きくなり、危険に囲まれた男子は女子に庇護を求めなければならず立場は逆転し
奴隷のように扱われたり、赤ちゃんのように可愛がられてしまった。

ここでは、その縮小が世界で進行している途中の物語。
男子がどんどん小さくなり知能も衰えてきて威厳がなくなっているときのもの。
家庭教師として小学生女子を教えるつもりが彼女に知力でも体力でも負かされ、年端もいかない彼女にペットみたいに可愛がられてしまう物語。

この時期から男子は小学生中学生にも勝てなくなり最後には幼稚園女児にも抱っこをされたりするほど情けなくなってしまう。

すでに成人男子は女子で言う小学校5年生程度の頭しかなく教育カリキュラムは女子と異なり分数などしかできなかった。
平均身長も80cmと、女子で言うと年中程度の体格しかなくなっていた。


男子大学に通うよしおは大学が募集していた小学校五年生の女子の家庭教師を始めることにした。
身長は88cm。男子の中では高いほうだが女子小学生一年生よりもはるかに小さな体だった。

応募はすんなり通過し、実際に教えることになった。

家は大きな一軒家だった。
呼び鈴を押すと、タタタタと駆け足をする音がしてまもなく戸が開いた。
そこにはポニーテールの大きな目をした女の子が立っていた。
彼女はドアを開けると少し周りを見回してすぐに下にいる僕を見た。
小さくて気が付かなかったみたいだ。



「せんせーですか?朝比奈あすみといいます!よろしくお願いします!」
僕の頭上を紐で結ばれた髪がピョコピョコ動いた。
「今日から朝比奈さんを指導させていただく田島です。よろしくお願いします。」
改めて彼女の目を見ようとした。
その為には首の角度をかなり挙げなければいけないことに気がついた。
「どうぞ上がってください」
彼女は床に10cmほどの男子用スリッパを自分の身長の二倍はある戸棚から出してくれた。

わざわざ玄関まで出てくれた彼女はくるりと後ろを向いて
「お部屋はこっちです。」と案内してくれた。
彼女が軽々と飛び越した二段の玄関の段差を僕は一段ずつ片足から登った。

階段までの道のり、彼女の足が床を打つトントンっという足音だけが響いていた。
床が振動していた。当たり前だけど。

女子の家の床を歩いても僕は振動ひとつ鳴らすことができなかった。



僕の頭のてっぺんは彼女の下腹部くらい。
おへそにも届かない。
スラッとした綺麗な白い足は全体から見るといいスタイルで細いのだが
僕のお腹の横幅と同じくらいだった。
身長は160cmくらいだろうか。
小学生なのに体付きはくびれていて、胸の膨らみが服からでもわかった。
多分、女子の中では大きい方ではないのだろうが僕と頭よりも少し大きいことがわかった。


ふと上を見上げるとそこにはベージュのフリルのスカートに包まれた大きなおしりがはるか頭上に見えた。
僕の肩幅よりも大きかった。
両手では抱えきれないだろう。
手を伸ばせば届きそうなそのお尻は僕の体をたやすく潰せて、そうなったら僕はもう年下の女の子の攻撃に一切見動きが取れなくなるだろう。




男ってなんて小さいんだろ。
女子はなんて大きいんだろ。

男子のか弱さと女子の巨大さを痛感した。


男女平等が最近になって叫ばれてるけど、この体格差を目の当たりにするとやっぱり難しいと思う。
女性の大きな脚を見ると抱きつきたくなったしまう。
これは弱くなってしまった男子が強いものに庇護を求める本能的な反応らしい。
そう、女子は男子にとって強いもの。
同時に女子は小さな男子を見ると抱っこしてたげたい気持ちになるという。
これも小さいものを守ってあげたい本能的な反応らしい。
男子は女子にとって小さくてか弱いものになっていた。

しかし、時代の変化に社会は追いついていなくて
知力が衰えていて女子に全く葉が立たない男子はまだ必死に働いていた。

レジのボタンに台に乗らないと届かない、
重いものは品出しできないのにコンビニのバイトをやっている男子。

女子の中学の内容も理解できないのに小学校六年生の女子を塾で教える男子。


女子からするとなんだかおかしくて、からかいたくなってしまうのだ。
今回の家庭教師でもそんなふうに彼はからかわれてプライドをぷちゅんと潰されてしまう。

階段を上がろうとした時だった。
そこには一段30cmもあるものが上まで遥か続いていた。
「あ、そっか!センセーちょっと失礼します!動かないでね!」

そう声が上からした次の瞬間僕は脇の下に腕を入れられ一気に持ち上げられてしまった。

突然のことで大暴れをした。
つもりだったが彼女はまるでなんでもないかのように僕をガッチリと捕まえていた。

そうして彼女は暴れる僕をものともせず階段をすっすっと登っていった。

部屋につくと彼女は席についた。
直立しても膝を曲げて座った彼女のおへそくらいの視線。
本格的に体格差を感じた。

早速指導を開始しようとしたが、おおきなさ椅子にも座っても彼女の机の上を見られない。
 
必死な様子をあすみはくすくす笑いながら見守ってた。
「じゃあこうしましょう」

また彼女は僕を持ち上げ今度は膝の上に着地させた。
立ったままで。


彼女の膝で直立して初めて彼女のてっぺんにあたまが...
届かかなかった。
彼女の眉毛までが限界だった。
「ふふっ、これでノート見えますよね?」

女子を教えるために女子に登らなきゃいけない。
こんな屈辱なことはなかった。

彼女は現在分数の問題をやっていて僕はそれを教えることになってた。
「ここはそのままかけるんだよ」
「でもせんせーここってこうやって約分してからくくったほうがいいですよね?」
「約分??これどういうこと?」

彼女のほうが明らかに知能が高かった。



しばらくすると突然彼女が僕の肩を掴んで彼女の顔を向き合わさせた。

「先生ってこんな問題もできないんでちゅか?」

突然赤ちゃん言葉になっていた。

「な、なにをするん んっ!」
僕は突然彼女の豊満な胸で顔を後ろから片手を回され抑えられていた。


「ふふっ、やっぱり友達からきいたとおり。男子って大学生でもあたしたちより頭も力も弱いんだね。
なんでまだ先生をやってるの?
僕みたいなちびちゃん、おとなしくペットにされたほうがましよ?」

僕は精一杯力を込めたが胸を縛る力は全く緩まなかった。


「んー僕頑張って力入れてるんでちゅねー顔赤いでちゅよ?」
彼女は胸がへこむくらい彼の頭を押しているが全く平気な顔をしていた。

湯気が立ちそうな赤い顔と綺麗な白い顔。 
今の男子と女子の滑稽な関係が表されていた。

「ふふっ、昔って男のほうがあたしたちより強かったんでしょ?
でもね、今の僕ちゃんたちは片手でもいじめられちゃうくらい小ちゃくて弱っちいのよ!」
彼女は明らかにこの男子いじめを楽しんでいた。
「じゃ、少し休憩ね♪」 
突然胸を抑えていた手が外れた。 
太ももの上に優しく載せられていた。 
プハァと息が漏れるぼく。
必死に息を吸っていた。

彼女は微笑みながら僕をじっと見ていた。
息が整うのを待っていた。
きっと次のいたずらをする準備を待ってるのだろう。

僕はただ大きな太ももにちょこんと座らされていた。 
なにも押さえつけられていない自由な時間だった。

彼女は僕が歯向かうことも逃げることも全く考えてないみたいだった。
というかそれを全く脅威に思ってないようだった。 
この体格差なら逃げることだって歯向かうことだって出来るわけがない。
僕は彼女に提供された次のいたずらのための休憩を彼女の思惑通りに取るしかなかった。
「休憩おーわりっ!」

息が整ったつぎの瞬間、大きなお尻で頭や全体を潰されていた。
フリルの柔らかい生地とぷるんしたおしりが僕の顔全体を覆う。
苦しい。
息ができなかった。


そんな僕を彼女はただ楽しんでるみたいだ。
最近、家庭教師の男子を狙ったいたずらが流行っているという。 

まだ男子のプライドを持った大人をいじめて服従させるのはとても快感らしい。



「せんせーっていまおかねないんだよね?
知ってるんだから。僕が公園で寒そうに寝てたの。」

男子大学を出てから彼は仕事につけず大きな生き物が出る公園で暮らしていた。

「もちろんあなたみたいなチビちゃんは先生にはゴメンなの。
でもすごいかわいい。ペットとしてあたしのことを飼い主として慕ってくれるならこの部屋で飼ってあげるよ!」

こんなふうにいじめられて彼はあすみに怒りを覚えていた。
しかし、自分の力では復讐はおろか逃げることすらできない。

明らかに自分のことを見下して可愛がっている。
こんなひどいことをするひとに守ってもらうなんて限りない屈辱だ。


でも公園を行き来する大きなブーツ、ローファーに何度も遊ばれ潰されそうになったことを思い出した。
あの公園ではこういうホームレスをいじめようとする女子高生たちが沢山いる。

彼女たちは容赦なく本気で大きなブーツを地面に叩きつけてくる。
カン。カンッ。

あの時の衝撃が蘇る。
その時、ズン。床が大きく振動していた。
地震だった。

僕は目の前の柱に勢い良く捕まった。
揺れはしばらく続いていた。
温かい柱に捕まってじっと耐えた。


揺れが収まった時頭上からくすくす笑い声が聞こえた。
真上を見るとなぜか彼女の顔があった。


自分の捕まってた柱だと思ってたものは彼女の太ももだった。
怒りを感じてた彼女に無意識に助けを求めていたなんて

「うふふ、やっぱり可愛いわね。そう、寄らば大樹の影。チビちゃんは大きな優しい女の子に守られまちょうね♪」
大きな手で頭を撫でられた僕はなんだかホッとしていた。
抱っこされて自然と胸に抱きついていた。 
彼女は満足そうにしていた。
なんで。体が勝手に動いていた。

長年の退化で男子はきっと本能的に女子に可愛がられる術を会得していったんだと思う。
生命を存続させるために。


あんなにいじめられた。しかも年下の女の子に。
そんな娘に飼われるなんてプライドが許すわけなかった。
なのに僕は今こうして抱っこされてる。

「素直でいいこね。でも、あんなふうにいじめられて悔しくないの?全然抵抗できないか弱いじ不満が惨めじゃないの?」 

「だって...」僕はそう口ごもった。
その時だった。
パシーン!頬を激痛が走った。
目にも止まらない速さであすみがビンタをしていた。


「こんなちびなのにあたしにため口聞いていいの?弱っちい男子のくせに。
いい?男子は女子に劣った弱い存在よ。
女子にはこれから年下だろうと敬語を使いなさい!」
バシン!またビンタをされた。
頬がヒリヒリする。思わず泣いてしまった。
「あらあらそんな風に泣いちゃって...
でも容赦しないわよ。
いい機会だからここでけじめつけましょう。
今ここであすみ様私はか弱い情けないチビです、私をかって守ってくださいご主人様!」
って言いなさい!

従うのと言葉に出すのは大きく違う。
これを言葉に出したとき、彼は自分が本当に「ペットとして」生きていくことになることがわかった。

本当にそれでいいのか。
しかし、これを拒否したら公園でまた危険な日を過ごさなければいけない。

彼女は怯えながらじっとしてる彼をニヤニヤしながら見ていた。
ふふ、そうよね。
年下に屈服させられるなんてためらうわよね。
でも抱っこした時、君の目は嬉しそうにしてたよね。

そのとき、ズンズン。また地震が起きた。
今度はもっと大きかった。

彼女はニヤニヤしてしまった。
揺れが収まるとやはり彼は私の足に小さな体で精一杯抱きついてたのだから。

彼は抱きつきながら「 あすみ様私はか弱い情けないチビです、私をかって守ってくださいご主人様!」
と叫んだ。

あすみはそんな小さな彼を満足そうに見ていた。