男が平均身長30cmにまで縮んでしまった世


音の木坂学園のアイドル部の一行は、夏合宿で海の近くの別荘に来ていた。

音の木坂学園では、奴隷男子を一人ずつ与えられていた。

「ほら、触っていいわよ」水着姿のことりは砂浜に座り、男を見下ろしながら言った。
身長20cmと、男子の中でもとりわけ小さい彼はその過弱さからアイドル部員みんなに人気な彼は必死に彼女の胸に触ろうと跳びはねるが半分の高さにも届かない。

カエルみたいに必死にぴょんぴょん飛ぶ男子の姿を見てことりはくすくす笑っていた。
かわいい。
ちっちゃい男の子って何やっても私たちに絶対勝てないもんね。アタシの胸を触るのにこんなに苦労してるなんてなんて男って情けないんだろう。

あ、あたしの太ももに乗り出した。
でも肌が滑ってなかなか乗れないみたい。
くすくす。あたしの肉体で苦戦するなんて、やっぱ男子は可愛いなぁ。持ってきてよかった。




今回持ってきた男子奴隷の中でも一番大きいのは35cmの子。

最近女子の間では小さくてどうしようもなく弱い情けない男の子がブームだった。
見ていて守りたくなる母性が刺激されるかららしい。
小さい男子ばかりで、去年の60cmくらいあった男子奴隷と違い
食器洗いもできなければ、水道の蛇口をひねることも
風呂にも自分で入れない。
この小ささなので着替えを手洗いしようにも力が足りない。
彼女たちの汗と汚れも落とせないのだ。
役立てることと言ったら
彼女たちがぬいだ服をたたんだり、着替えを持ってくることだけだった。

しかし、それも体が小さいので少しでも距離があると部員の中には着替えがくるのを待ちきれない者もいて自分からとりに行くものもいた。

「ちょっと!着替え遅すぎるんですけど!!」矢澤にこは自分の膝にも満たない小さな奴隷を見下ろしていた。
オドオドしてる。
ふふ、実はそんなに怒ってないの。
だってこんなちっちゃい体であたしたちの着替えを持ってこれるわけ無いじゃん。
正直こんなちっちゃくなったら役に立つようなことなんてないの。
でも、こういうことをさせれば女子の服を持ち上げるだけで疲れて、持っていくのに時間が掛かる男の弱さを自覚してくれるでしょ?

そうすることで女がどんなに男より偉いかってことをわからせてあげたいと思ったの。
体も頭も全然違う。住んでる世界が違うの。

同時に、女子に助けてもらわないと生きていけないことも自覚して欲しかったの。
今回の合宿、洗濯も掃除も食事もぜーーーーんぶ女子がやったの。 
洗濯機を開ける力も
掃除機を持ち上げる力も
台所にたつ大きさも包丁を持ち上げる力もない。

だから何をするにも女の子。
風呂もあたしたちが抱っこして入れてあげた。
食事も口移しで与えてあげた。
今いる海もあたしたちが抱っこして連れてってあげた。
アタシたちが歩いて3分だったこの道もきっとこの子たちの足だと20分はかかると思う。

男の子はなんにもできないの。
でも、それがかわいい。
こんな弱い男の子と一緒に暮らしたら楽しいだろうなと思うようになった。

こんなちっちゃい体だからむりやり捕まえることもできるんだけど、それじゃ可哀想。
やっぱりお互い望んで初めていい暮らしができると思う。
なら、女子の強さと男子の弱さをわからせてあげればいいんだ。
だからこんなに小さくて情けない男子を奴隷として合宿に連れて行った。

だから、着替えを持ってくるのが遅くてもそんなに怒らないよ。
怒ってるふりをしてるだけだよ。
でも、女子を怒らせると怖いっていうのだけわかってくれたらいいな。

ドンと足を鳴らしてみる。
そこにいた男子は「ヒィ」って高い声で叫んだ。
なに「ヒィ」ってwほんとに怖い時ってこんな声出るんだ。
ふふふ、かわいい。
アイドル部の中では一番ちっちゃいあたしも僕から見ると大きな大きなお姉さんなんだよね。
改めて彼を見下ろす。
ちっちゃいなぁ。
私の靴下を履いた足を彼の横に素早く並べてみる。
彼は突然のことで見動きも取れない。
うーん膝小僧に手を伸ばしたら届くくらいの大きさだな
こんなんじゃ何もできないよ、そりゃそうだよ

男の子はつぶらな瞳に涙を浮かべてあたしを見上げてる。今にも泣きそう。
ああ、なかせちゃいたい!
雑誌に書いてあったんだよね、
「男の子を怒鳴って怖がらせてから優しくすると、弱い子だと泣いちゃうみたい!
怖い目にあったあと優しくされるとその人を好きになることが多いみたい!」
ちょっとやってみようかなと思った。




にこ様は膝を曲げてしゃがんだ。それでも彼女の顔は僕の遥か上にある。
彼女はメンバーの中で一番小柄なのになんでこんな着大きく感じるんだろう。
男の弱さを痛感した。
突然彼女が言った
「あたしの足をなめたら許してあげる」

耳を疑った。
最近の研究で、男は女と肉体関係を持つと縮小する傾向にあることがわかった。
全身から有る成分が出ていてそれが肉体を縮小させるらしい

それによって女性への従属はより決定的なものになっていった
その成分は特に足から分泌されているという。
理由はよくわからなかった。
彼女はその足をなめろと言っている。
でも、そんなことしたら自分は...



僕は彼女を見上げた。その目は鋭く僕を見つめた。
「やらないと」彼女はスリッパを脱ぎ、それを勢い良く踏んだ。
「こうするわよ」

選択の余地はなかった。
僕はひざまずいて彼女の黒い靴下に包まれた足を見つめる。
僕と同じくらいの背丈があるその足。
僕は思い切って舐めた。ぺろぺろ。
なんだか甘い味がする。なぜだろう。
一度なめだすと止まらなくなった。
しばらくすると体が熱くなってきた。
そして、なめていた足が大きくなりだした。


足元の男が私の足を真剣になめてる。
おっかしい。
あ。ちいちゃくなりだした。
あたしたちが男を小さくしてるんだ。
いいじゃん。ちっちゃくなればなるほど男は女の言うことを聞くんでしょ?
昔は男があたしたちのことセクハラしたりさんざん差別したんだから。
アタシたちは仕返しはしないよ。
かわいがってあげるだけ。
優しいでしょ?

数分もすると彼の体は半分ほどに縮んでいた。
あまり小さくなりすぎると間違えて殺しちゃうかもしれない。
もうここまでにしといてあげよう。
「ぼく、もういいわよ」アタシは彼に声をかけた。
彼はその声が聞こえないかのようになめ続けていた。
夢中になっていた。
どうして?そんなに弱くなりたいの?

よくわからないが、あたしはそんな彼を片手で掴みひょいと持ち上げた。
あたしの目の前に持ってくる。
そこには10cmほどしかない男子がいた。
かわいい。
必死に暴れているがもうにこにとっては虫と同じだった。
暴れる彼をにこはじっと見つめていた。