「な、なんなんだよ・・・これ?」

俺は手に持っている手紙を読みながら、目の前にあるものを見て唖然とした。
手紙にはこう書かれていた。



山下一馬様へ

おめでとうございます!!!
あなたは見事わが社の抽選に当たりました。
よって、これをお贈りします。
責任を持って可愛がってあげてください。

             ○○社より

俺は何度も何度も手紙を読み返した。
そして、何度も何度も頬をつねってみたが、これはどうやら現実だと贈り物を見て十分後に確信した。
そして、手紙と一緒にもう一つ紙が同封されていた。
見ると、説明書のような物だった。
「育て方手引書」と書かれていた。

「まさか、マジかよ・・・」

確かにこのわけのわからん会社の抽選したのは俺だ。
一名様だけと書かれていたため、どうせ当たらないし、こんな贈り物ウソだと思いながら抽選に参加した。
まさか、マジで当たるとは思わなかった。

俺のすぐ目の前にはハムスターを入れるカゴの巨大版があった。
俺の家と同じぐらいありそうである。
俺は1人暮らしだ。
親は俺が高1になった時に両方死に、今はこの家に俺1人で暮らしている。
今俺は高3だが、高校に行ってない。
今は親の知り合いの建設業を営むおじさんの下で働いている。
1人で今まで暮らしてきたが、新しい家族ができてしまった。しかもでかい。

カゴの中には満面の笑みの体育座りした女が入っており、俺を見下ろしていた。
髪型はウェーブのロングストレート、顔にはまだ幼さが残っているが可愛い。
服装はセーラー服とミニスカで、白いパンツが丸見えだ。そして黒のハイソックスにローファだった。
身体つきは出るとこは出て、締まったところは締まったボンキュボン。
俺の好みなのだが、大きさが半端じゃない。
手紙と育て方手引書ともう一つ彼女のプロフィールの書かれた紙があった。

身長 17m 体重 ヒ・ミ・ツ♪ B 980cm W 560cm H 900cm
 
年齢 18歳 大好きなもの 可愛いもの全般 嫌いなもの 虫全般

今、身長小さいけど、まだまだ大きくなるから楽しみにしててね♪

「おいおいおいおいおいおい・・・勘弁してくれよ・・・」

これで小さいだって?馬鹿言うな!!俺の家よりでかいんだぞ!!人に見つかったらどうするんだ!!
家が山奥にあって初めて良かったと思った。
こんなの人に見られたらひとたまりではない。

「ま、これからよろしくな?」

俺がカゴの中に手を入れると、彼女は俺にえへへっと満面の笑みを返してくれた。
そんな彼女の顔を見て、俺は自分の顔が赤くなるのがわかった。