目が覚めると、目の前には白い床があった。
そういえば、昨日は疲れ果てて倒れこむように寝たんだっけか。
しっかり疲れが取れていないで、体が少し重い。
俺は床の柔らかさを全身で堪能しつつ、そのまま二度寝をすることにした。

いや待て、おかしい

なぜ床が柔らかいんだ?それになんだか傾いている
なぜ全身で感じられるんだ?
自分の体を見てみると、服を着ていなかった。わざわざ脱いで寝た覚えはない。
急な状況に頭が整理できずに困惑していると...

「おはようございます指揮官様〜」

大きな音が、頭の上で響いた。
音と共に吹いてきた風が、俺の体を撫でた。
なぜだかほのかに甘い香りがする。

声のした方を見ると、そこには巨大な大鳳の顔があった。
俺の体程大きい真っ赤な瞳でこちらを見ている。

「大鳳?!じゃあここは?!」

慌てて床を見てみると、それはマシュマロのように白くふわふわと柔らかかった。
枝分かれしている青い線がうっすらと描かれていて、一定間隔でドクドクと脈打っている。
大の大人が数人寝転べそうな広さもあるそれは柔らかなカーブを描いていて、隣を見れば同じものがもう一つあった。
俺は大鳳の胸の上で寝ていたのだ。

「な、なんでそんなに大きく...」
「嫌ですわ指揮官様〜
 大鳳が大きいのではなく、指揮官様が小さいんですわ〜」
そう言われて周りを見渡してみると、
今の自分では動かすことが出来ない巨大な椅子や机、ベッドがある。
大きさは遥かに違うれど、紛れもなくここは自室だった。
ざっと周りのものと見比べてわかったが、今の俺は消しゴム程度の大きさになっているようだ。

「どうしてこんな事に...」
俺は訳も分からず呟く
「ふふふ...薬が効いたみたいでよかったですわ」
「薬...?」
俺は昨日のことを思い出す。
業務が終わった後、秘書艦の大鳳から一杯紅茶をもらっていた。
あの中に入れていたのか...!

「指揮官様は最近根を詰めすぎてるようでしたので、
 今日は大鳳の胸で、ゆ〜...っくりお休みになるといいですわ〜
 ちゃ〜んと服も脱がせて、全身で楽しめるようにしておきましたから」

大鳳がそう言うと、急に床が揺れた。
その豊満な胸を下から持ち上げ、揺らしたのだ。
俺はバランスを崩し、双丘の間へと転がり落ちてしまう。

「おい!いきなり何するん...」
急に動かされた事に驚き、怒鳴り付けようと顔を上げると
視界いっぱいに肌色の丸太のようなものが広がっていた。
丸太は丸みを帯びていて、いくつもの溝が平行に並んでいる。
あまりにも大きくて分からなかったが、これは大鳳の指だ。
普段は簡単に折れてしまいそうな程細くか弱い指だが、今は俺の体程の太さがある。

大鳳はそのしなやかな指を俺の顔に押し当てる。
俺はなんとか立ち上がり、指を必死で押し返そうとする。
しかし、びくともしない。
足を広げて踏ん張ろうとするが、そこは大鳳の胸だ。
腕に力を入れ押せば押すほど、その柔らかい双丘は大きくたわんで俺の足を沈みこませる。

「ふふふ...女の子の指一本にも勝てない指揮官様可愛い...♡」

指の向こう側から、大鳳の嘲笑が聞こえる。
はっきり言葉にされ、情けない現実を理解させられる。
悔しくて身体中の力を振り絞るが、状況は何も変わらない。

「それじゃあそろそろ休んでもらいますね〜?」

そう言うや否や、今まで動かなった指が俺を押し込んでいく。
大鳳は全く力を入れていなかったのだ。
急なことに驚き、足を滑らせてしまった。
俺の体は双丘の間へと沈み込んでいく。
やがて俺の体は頭の上から爪先に至るまで大鳳の胸に包まれてしまった。
密閉された谷間は温度が高くなっており、大鳳の汗でしっとりと蒸れている。
なんとか抜け出そうともがくが、全身を包み込む乳房は押しても押しても俺の体を跳ね返し、すぐに元の形を取り戻してしまう。
大鳳が着物をはだけていなければ、服によってさらに押し付けられ、俺は潰れてしまっていただろう。

全身を包むこの空間が蹂躙するのは触覚だけではない。
閉じ込められる直前に見た、柔らかな白い肌が瞼に焼き付いて離れない。
大人びた甘い香りが全身を包み込む。鼓動やうっすらとした艶かしい息遣いが絶えず聞こえてくる。
息苦しくて口を開けば谷間にたまっていた汗が侵入してくる。
5感全てが大鳳で埋め尽くされている。

俺は思わず射精してしまった。
その時、頭の上から光が差し込む。
見上げると大鳳が指で谷間をこじ開けていた。
俺が全身を使ってもびくともしなかったこの空間を、大鳳は指だけでこじ開けているのだ。
開けた空は、大鳳の顔で埋め尽くされている。

「あら〜?指揮官様。大鳳の胸はそんなに気持ちよかったですか〜?♡」

舌なめずりをしながら、とろんとした瞳で俺を眺めている。
全身くまなく見られていて、逃げる場所も隠れる場所もない。
甘く生暖かい吐息が全身にかかる。
出したばかりだというのに、俺のモノは再びいきり立っていた。

「まだ出し足りないようですね〜」

大鳳はねっとりと、嬉しそうに言った。
俺の股間めがけて、谷間をこじ開けてる手とは別の手の指が迫ってくる。
腕を突き出し抵抗するが、やはり指を止めることはできず、股間のソレが優しく撫でられる。
きめ細やかな肌が何度も往復する。指紋の凹凸が良い刺激となって襲いかかる。
その間も周りは大鳳の香りや音で満たされている。
頭がおかしくなる。もう耐えられない...っ!!
俺は2度目の絶頂を迎えた。

出した精を全て受け止めた白い指は、先ほど胸に出したモノも丁寧にすくい上げる。
2回も出したというのに、指と比べると米粒ほどのものだろう。
ほぼ汚れていないその指が向かう先にはぷるんとした唇。
口角を上げ小さく笑ったかと思うと、軽く唇を突き出しその中に指を入れていく。
チュクッ...チュパッ...と、指を舐る音が聞こえる。
今の俺から見ても細い唾の糸を引きながら、指がゆっくりと引き抜かれる。
そこに、先ほどまであった白い液体は無かった。

「いくらでも出していいですわよ指揮官様〜
 この大鳳が、ちゃ〜んと受け止めてあげますから♡」
イタズラに笑うと、谷間をこじ開けていた指をゆっくりと引き抜いていく。
差し込んでいた光が徐々に細くなり、大鳳の顔が徐々に見えなくなっていく。
待ってくれという暇もなく、再び全身が大鳳の胸に包まれてしまう。


俺はその後今日1日、
歩くたびに形を変えて全身に襲いかかってきたり、出すたびに舐め取られたり、
大鳳の気分によって胸をいじられもみくちゃにされたり、たまに下半身ごと咥えられて搾り取られたりと
大鳳の胸の中で何度も果てることになったのだった。