大学の講義が終わった俺は家に帰る。
「ただいまー」
返事はない。父さんと母さんは今日から出張だって言ってたし、居なくて当然だ。
居るとしたら妹だけど、まだ帰って来ていないみたいだ。部活で居残り練習でもしてるのかな。
とりあえずさっさと風呂に入ってのんびりと過ごそう。誰もいない家ってのは自由で良いな。
俺はさっさとお湯を張って風呂に入り、Tシャツ短パンへと着替えた。
やっぱりこの格好が楽だな。

俺は冷蔵庫へと向かう。いつも妹がお風呂あがりに食べているおやつをもらうためだ。
ちょくちょく勝手に食べては怒られているけど、後で別のおやつをあげれば機嫌がなおるんだから可愛い妹だ。
昨日は新しいおやつを買っていたみたいだし、今日も美味しくいただこう。
冷蔵庫を開けると、瓶に入った高そうなプリンが入っていた。
プラスチック製の蓋には「食べないで!」と書いてある。
そんなことはお構いなしに俺はプリンを取り出し、ソファーに座って食べ始めた。
俺は大きく口を開けてあっという間に平らげた。やっぱり高級なプリンは違うな。
カラメルソースもたっぷりとかかっていて美味しい。やたらと多い気もするけど、高いプリンってこんなものなのかな?
食べ終わると急激に眠くなってきた。疲れているし、甘いものを食べて気が抜けたんだろうな。
片付けもせずそのままソファーの背もたれに身を預けた俺は、ぐっすりと眠りについた。

……


一体どれくらい眠ってたんだろう。真っ暗で何も見えない。
何か覆い被さるこの感触…
やたらと大きい毛布でも被されてるのかな?妹の悪戯かもしれない。
でも変だな…ソファーに座っていた筈なのに、周りには背もたれもなくて広々としている。
妹が1人で俺を運ぶのは無理があるだろうし、ここは一体どこなんだろう。
そういえば、服を着てる感触がない。っていうことは今俺全裸か?!
もしこれが妹の悪戯なら、あいつが俺を脱がしたことになる。それは恥ずかしい。
そんなことを考えていると、ガチャリとドアの開く大きな音がした。
続いてズシンズシンと足音がする。うちはこんなに足音のなる家じゃない。
あいつイライラしてるのか?それにしては音が低いな。
気になって頭の上の布をどけようとしたけど、いくらどけても抜け出せない。障害物走の網にでも引っかかっているみたいだ。
俺が苦戦している間にも足音はドンドン大きくなる。
「これだけ大きい足音ならもうそばにいてもおかしく無いだろう。」
そう思う大きさになってもまだ足音は止まらないし、更に大きくなる。
やっと止まったかと思ったら、ギシ…という、ベッドが軋むような音が俺の上で鳴った。
この暗闇で一体何が起こってるんだろう。そう思っていると急に床が傾いた。
傾きは一気に急になり、何かに捕まる事も出来ずに俺は転がる。斜面を転がっているはずなのに、落ちている感覚が無い。
床が何かに引っ張り上げられてるのかな?
やがて今までいた床が消え、別の床へと落ちた。
落ちた先は明るい空間で深緑色の床が広がってる。
前を見ると同じ色をした壁が、左右には沢山の黒い糸で出来たカーテンがある
この深緑色どこかで見たような…?
寝ぼけた頭で考えていると、頭の上から大きな声がした。

「おはよ〜、お兄ちゃん」
上を見上げると、妹の巨大な顔が前の壁を越えて覗き込んでいた。
「はぁ?!」
思わず声が出た。慌ててもう一度周りを見る。
左右の黒い糸の正体は妹の顔から降り注ぐ長い髪の毛だった。
振り返ると大きな短パンの入り口が見える。この色はさっきまで履いていたものと一緒だ。
しかも妹が持ち上げているのは俺がさっきまで来ていたTシャツだ。
俺はさっきまであの中にいたのか?!
やたらと広い空間、大きな妹とTシャツ。
考えにくいけどもしかして、俺が小さくなったのか?!!
そう考えると辻褄が合う。この床はソファーだ。寝ている間に小さくされたんだ!
ソファーの背もたれに手をかけてやたらと楽しそうに覗き込んでいるこいつの仕業だろう。
俺は上を向いて話しかけた。

「どうなってるんだこれ?」

「うーんとね、お兄ちゃんが小さくなっちゃったの!
 いっつも私のおやつ食べちゃうから、罠を仕掛けておいたんだよ〜
 なんかカラメルソース多いと思わなかった?アレに縮小薬を混ぜてたんだよ♪」
「マジかよ…そんなものがあるのか…
 なぁ、これどうやったら元に戻るんだ?」
「安心して。後でちゃんと元に戻してあげるから♪
 でもその前に〜、悪い事したんだから罰をあげなきゃね♪」

巨大な手が俺に向かって降りてくる。近づいてくると分かるが、その手は俺の体よりも大きい。
あっという間に手のひらに乗せられてしまった。
巨人に持ち運ばれるなんて想像したこともないぞ…!
まるで飛行機の離着陸のような感覚で運ばれる。

向かった先はお風呂場。
妹は俺を洗面台に乗せると、おもむろに服を脱ぎ始めた。
「な、なんで脱いでるんだよ!」
「え?そりゃあ お風呂に入るためだよ。」
「俺がここにいるだろ?!」
「良いじゃん良いじゃ〜ん。たまには一緒に入ろ〜よ〜。
 昔は一緒に入ってたんだしさ!
 拒否権は無いよ?だってこれは罰だからね♪」
「いやでもお前….っ! …はぁ」
こいつは強引なところがある。きっと何を言っても無駄だろう。
この小さな体では止めることが出来ないし、大人しくしていよう。
照れながらも思わず体を見てしまう。
……デカい。
小さくなった体で見る景色は何もかもデカく感じるけど、
こいつの胸は小さくなる前からデカかった。
服を着てても分かるくらいに大きく突き出ているその胸は、
脱ぐと見える細い腰との比較で更に大きく見える。
ブラに押し付けられた胸はたわんでいて、溢れそうになっている。
よく「また大きくなっちゃって、ブラ探すの大変なんだよ〜」なんて言っていた理由がよく分かる。
高校生とは思えない大きさ…いや、こんなに大きい胸の持ち主は大人を含めて世界中探してもなかなか居ないだろう。
あんなものを今の俺に乗っけられたら、片乳だけで簡単に潰されてしまう。
ブラを外せば、解放された胸が待ってましたと言わんばかりに暴れだす。
じーっと見ていると、
「マジマジ見過ぎだよ〜」
なんてケラケラとからかわれてしまった。
やがて妹は一矢纏わぬ姿になる。
あまりにも大きすぎて芸術作品に見える。
でも呼吸するたびに動く肩や胸と、止まる事なく動いていることが、これは確かに生き物なんだと訴えかけてくる。

「よ〜し、じゃあ入ろっか♪」
再び手のひらに乗せられる。

ガチャ…
お風呂場に入り、浴槽の蓋を開ける。俺は蛇口のそばに置かれた。
「流されちゃうかもしれないから、そこでじっとしててね」
そう言った妹は椅子に座ると、桶でお湯をすくって体にかけた。
体が濡れただけでいやらしさが増した。
サラサラした髪はしっとりと潤い、肌を水滴が流れる。
腕や胸、太ももに流れる水滴が体の曲線を強調する。

かけ湯が終わった妹は、前のめりになってスポンジとボディソープへと手を伸ばす。
片方だけでテニスコートほどの幅がある胸が太ももに押し付けられて形を変える。
体を起こすまで体から目を離せなかった。
スポンジを泡立て、体を洗い始める。
顔を傾けて首を、伸ばし切った腕を、体を捻って腰を、体を曲げて足を
どこを洗う様子もいやらしく見えてしまう。
極め付けは胸だ。上からスポンジを当てるだけでもたわんでいるし、
持ち上げて下から洗う様子は更にいやらしい。どこを拭くにもとにかく動く。
いくらでも見ていたいと思ったが、どうやら体を洗い終えてしまったみたいだ。

鼻歌を歌いながら湯をかけ、全身の泡を流していく。
すごい量だ。俺なんか簡単に流されてしまうだろう。
体から泡を剥がした妹は前のめりになってシャンプーへ手を伸ばす。
また胸が揺れ、太ももに押し付けられる。
再現されたさっきの光景から目が離せなかった。
体を倒した時の揺れも、押し付けた時のたわみも、起こした時の揺れも全部目に焼き付いた。
アニメの巨乳美少女が体を洗うシーンに興奮することはあったが、目の前にいるのは妹だ。
妹には欲情しないと思っていたけど、実際に目にするとそんなことはなかった。
むしろ背徳感が更に興奮を高める。
もしも今マジマジと見られるとこう…いろんな意味で辛い…

幸いにも妹は俺を見向きもせずに髪を洗いはじめた。
風呂に入る前にはサラサラだった髪もすっかり濡れ、しっとりとしている。
長い後ろ髪を顔の横から垂らして念入りに洗っている最中、
逆側から伸ばす手を胸が邪魔していた。
腕で上や下から押し付けたり、下から持ち上げたりして窮屈そうだった。
(胸が大きいと大変なんだな…)
ぼんやりとそう思いながらも、興奮を抑えられないのは男の性なんだろうな……

やがて髪を洗い終わったようで、妹が桶に手を伸ばす。
頭から豪快にかけられたお湯のしぶきが離れた俺に降りかかる。
小さなしぶきでも水風船を投げつけられてるみたいだ。
流される心配がないのが救いか…
ふと妹の脚の付け根を見ると、太ももとお腹によって作られた三角地帯にお湯が溜まっていた。
あの奥にあるのは……

「も〜、どこ見てるのお兄ちゃん。」
フフッと小さく笑われる。
見ていたのがバレていた。
恥ずかしくて逃げ出してしまいたい。
「おい、もうお仕置きは良いだろ…俺はもうお風呂上がるから、元に戻してくれ」
「え〜、まだお風呂入ってないよ〜
 って言うか私の裸を見たんだから、追加でお仕置きだね〜♪」
「えぇ?!それはお前が勝手に…うわっ!!」
言いかけたところで抱え上げられ、湯船の上まで運ばれてしまった。
普段は脚を伸ばすのが精一杯だったはずの湯船が、今では25mプールくらいに見える。
でも中に入っているのはお湯だ。立ち上がる湯気のせいで巨大な鍋に見える。

「はい、お兄ちゃん入ってどうぞ〜♪」

まるでペットでもお風呂に入れるかのように声をかけられ、俺はお湯の中に落とされた。
妹は水面の側で手を離したつもりだろうけど、俺にとっては身長の倍以上の高さだからちょっとした高飛び込みだ。
足を揃えて背を伸ばし、着水する。ちょっと楽しいぞこれ。
チャプンと俺が飛び込んだ直後、ザッブゥン!と音がしてお湯が揺れた。
あいつが足でも突っ込んだのかな?呑気に水面へと上がって薄暗くなった空を見上げる。

「はい…?」
中央に浅い谷のある2つの大きな丘がこちらに突き出し、空を覆っていた。
理解するのに数秒かかったが、あれは巨大なお尻だ。
空はゆっくりと降りてきている。
「それじゃあお仕置きだよ〜♪頑張って逃げてね〜♪」
「待て待て待て待て!!」
急いでこの場を離れるために泳ぐ。
でも空を見る限り、全く離れられている気がしない!
必死の泳ぎも虚しく、隕石のようなお尻は俺を底まで沈めてしまった。
浮力のおかげか、それとも妹が腰を浮かせているのか分からないけど、潰れてはいない。
でもこれじゃあ抜け出せないし、息が出来ない。
体を捻ってお尻を叩く。水中だとうまく力を出せないけど、何もしないよりはマシだろう。
何度か叩いていると願いが通じたのか、俺にのしかかっていたお尻が浮く。
急いで上を目指す。しかしそんな俺に妹の手がまるでドームの様に覆い被さる。
ここに来て邪魔してくるか
俺は指の隙間をこじ開けようと突っ込んだ。
指に触れた瞬間、俺の体は握り込まれてしまった。
斜めに持ち上げられる感覚。もしかして水面まで運んでくれるのか?
そう思った俺が解放されたのは、相変わらず水中だった。
そう上手くいかないか。なんだか暗いがとりあえず上を目指そうと手を伸ばすと、むにゅりとした感覚があった。
まるでトランポリンみたいな弾力と滑らかな肌触り。よく見ると視界一面肌色に染まっていた。
まさかと思って辺りを見渡す。
上に広がる肌色はボウルを下から見た様にアーチを描いている。
前を向くとボウルの奥に同じく肌色の、中央やや下に窪みがある巨大な壁があり、
その壁の下からは2本の巨大な柱が俺の下を通り過ぎて生えている。
水中で視界は悪いけどはっきり分かる。これは妹の体だ。
もし妹が脚を曲げたら、体で閉じ込められてしまうだろう。

胸の下から出るため、横に向かって泳ぎはじめる。
そんな俺の視界の端に映ったのは、手の甲がこっちに向かってくる様子だった。
避けられない。
覚悟を決めた俺だったが、手は体の下を通り抜けて行った。
当たらなかったことを疑問に思う暇は無かった。
体が流される。
妹が手を払った。それだけで海流が生まれてしまった。
ぐるぐると体が回ってお湯が鼻や口から流れ込んでくる。もはや上も下も分からない。
水面まで流された時には平衡感覚がなくなっていた。
「ゲホッ!ゲホッ!!うぷ….」
酔ったみたいだ。気持ち悪い…
クスクスとそんな俺を笑う声が聞こえる。
声のする方を見ると、巨大な胸をぷかぷか浮かばせて楽しそうに笑う妹がいた。
笑うたびに震える肩にあわせ、胸はまるでプリンのように柔らかそうに揺れている。
口元に添えた左手に繋がる、俺の体よりも太い腕が沈み込んでいる。
さっき俺が触った時はあそこまで凹まなかったのに…
自分の小ささを噛み締めていると、妹が楽しそうに喋り出した。

「私のお尻はどうだった?気持ちよかったでしょ〜♪」

言い返す体力は残っていない。
プールのように広くて、捕まる物もない浴槽のど真ん中で浮かんでるのが精一杯だ。
左右も後ろも白い壁。前を見ると裸の妹。
あの迫力でも水面上には胸から上しか見えていない。
下に視線を這わせていくとまだまだこの体には先がある。
お腹、股間、太もも、そして膝…
あれ?膝がどんどん大きくなってる…?
違う。大きくなっているんじゃない。近づいてきている
ぶつかってきた膝にしがみつく。
膝は水面からせり上がって俺の体を高く持ち上げてしまった。

「も〜、ちゃんと聞いてる?」
体育座りをしたらしく、息がかかるほど顔が近い。
ぷるんとした潤いのある唇も、長いまつ毛もはっきりと見える。
俺の体ほどもある綺麗な瞳から見つめられている。
こんなに近くでマジマジと顔を見つめたことはない。
こいつ、こんなに可愛かったのか

「聞こえてるよ…」
弱々しく答えた。
「うわぁ…お兄ちゃんちっちゃくて可愛い〜♪」
いやお前が聞いてないんかい!
心の中でツッコむ。
下でジャボンと音がしたかと思うと、広めの浴槽みたいな手がお湯を蓄えて俺のそばに来た。
「こんなにちっちゃいと、これだけで流されちゃうかな?」
そう言いながら手のひらをこっちへ傾ける。
お湯の波に流され、また湯船へと落とされてしまった。

もがく力もないからぼんやりと水中を見ていたら、巨大な体が広がっているのが見えた。
それはまるで海中を泳ぐ鯨を間近で見るような迫力だ。
見惚れていると息がもたなくなってきた。
胸と太ももで出来た海溝を上へと上がる。
水面に上がると、あれほど存在感を放っていた大きな顔は見えなくなっていた。
疲れ切った体でとりあえず近くにあるものにしがみつく。

待て、冷静に考えよう。
ここは湯船の中。何も浮かんでいないはずだ。
そして俺は胸と太ももの間にいる。
ということは今俺がしがみついているこのピンクのモノは….?

「も〜、お兄ちゃんどこ触ってるの?
 そんなにそこが好きなら、しっかりしがみついててね」
グン!と上に引っ張られる感覚。
振り落とされないように全力でしがみつく。
ザバァと音を立てながらグングン上へと上がっていく。
遠くなった湯船を眺めていると、今度は横へと引っ張られた。

「お兄ちゃんが必死にぶら下がってる〜、可愛い〜♪」
言われたとおり振り返ってみるとそこには、生まれたままの姿の妹をうつす巨大な鏡があった。
胸の先端にぶら下がっている小さなアレは…認めたくないけど俺だ。
こんなに小さいのか……

巨人が鏡に向かって一歩踏み出す。
衝撃で胸が揺れる。振り落とされないよう必死にしがみつく。
危ない。これが何度も続いていたら振り落とされていた。
歩きは止まったけど、まだ動いている。
振り向くと鏡に映る自分がどんどん近づいて来ていた。
近っ….!!!
「それ〜♪」
俺はむにゅうぅ…と胸で鏡に押し付けられてしまった。
背中の鏡の冷たく硬い感触とは裏腹に、前はすっかり温まった胸の柔らかい感触を押し付けられている。
濡れた体が呼吸する隙間を埋めてしまい息ができない。
「ほらほら〜♪お兄ちゃんの大好きなおっぱいだよ〜♪」
逃げようともがいていたが、容赦無く押し付けられる胸の圧力に耐えられず、
やがて俺は意識を失ってしまった……



「あれ?お兄ちゃん…?」
しばらく楽しんでいると、乳首に感じていた力が無くなった。
下に手を添えて胸を鏡から離すと、ぐったりとしたお兄ちゃんがポロリと落ちて来た。
「ありゃりゃ、やりすぎちゃったか」

お兄ちゃんをからかうのは楽しかった
また今度遊んでもらおうっと♪
そんなことを考えながら、私はお兄ちゃんを手に乗せてお風呂場から出て行った。