保健室を出てからも捜査を続けたけれど、めぼしい手がかりは得られなかった。そうこうしているうちに外が暗くなってきたので今日は帰ることにする。とは言っても、今の俺が自宅に帰っても1人では何も出来ない。しかたがないのでひとまず助手くんのアパートに泊まらせてもらうことにした。
 助手くんには探偵業用にアパートの1室を与えている。なぜそんなことをしているかと言うと、こうでもしないと助手くんが俺の部屋に泊まりにくる勢いだったからだ。慕ってくれているのは嬉しいけれど、仕事の関係とはいえ思春期の男女2人が1つ屋根の下で暮らすのは良くない。そこで俺は探偵業用という名目で事務所のそばの1室を助手くんに与えた。これも必要経費だ。何か助手くんに困ったことがあればすぐ駆けつけられるのも都合がいい。
 そう思っていたのに、まさか自分が助手くんに助けられる事になるなんて。

 自力で家に帰ることも出来ない俺は助手くんの胸ポケットの中で運ばれ、女子中学生の住む部屋へと招き入れられた。
 ただいまと言って玄関に入った助手くんが照れくさそうに話す。

「えへへ。この部屋に人を入れたの、探偵さんが初めてです」

 不覚にも中学生の言葉にドキッとする。小学校高学年よりも見た目が幼い少女に心を動かされるなんて、小さくなる前まではあり得なかった。
 ずっと胸ポケットに入れられて熱気とフェロモンに包まれていたこと、そして保健室で体の上を歩き回ったことで、俺は助手くんが女であると感じさせられ続けていたのだ。それに本来なら小さいはずのその体は小さすぎる俺にとってあまりにも巨大で、たまに幼さを忘れるほどだった。

 嬉しそうに鼻歌を歌いながら助手くんがリビングに入ると、大きな音が鳴った。

ぐうぅ〜〜

 下から聞こえたその音はお腹の音だった。助手くんが恥ずかしそうに笑う。

「お、お腹が空きましたね! ご飯作るので、ちょっと待っててください」

 そういってアセアセと俺を取り出そうとするけれど、やっぱりうまく行かないらしい。結局床に寝転がり、ポケットの外へと歩いた俺を摘まみ上げる。助手くんは机の上に俺を置き、エプロンを巻いてキッチンへと向かった。その姿を見て、俺は数年前やった授業を思い出す。そういえば、調理実習なんてものがあったっけ。

 しばらく経って出てきた料理は卵焼きやジャーマンポテト、ベーコン巻きやサラダなど、調理実習で作ったことのあるだろうものばかりだった。それらをまとめて乗せた大きな皿はまるで公園みたいな広さだ。
 大きな手に摘まみ上げられて皿に乗せられたかと思うと、足元からズズズズと巨大な何かが引きずられる音がした。ズン!という音に振り返ると、そこには椅子に座った助手くんがいた。どうやらさっき聞こえたのは椅子を引いた音らしい。助手くんの何気ない動作1つ1つが、大きな音を立てて俺の恐怖心を煽る。音を立てずとも、その大きな体はただ座っているだけでとてつもない存在感を放っていた。皿の上で大きな顔に見下ろされていると、今から自分が食べられるんじゃないかと思ってしまう。
 顔を見ていたら、その大きな口が開いた。俺は思わず身構えてしまう。

「頑張って作ったので、いっぱい食べて欲しいです」

 無邪気な笑顔で恐怖心が和らいだ。助手くんが俺を食べるなんてあるはずがないよな。……少なくとも、俺を認識している間は。
 せっかく作ってくれたんだ。ありがたく食べさせてもらおう。俺は目の前の料理にかぶりつく。温かくて美味しい。だけど量が多すぎる。料理ひとつひとつが自分の体積よりも多くて流石に1人じゃ食べきれない。きっと助手くんの分もあるんだろう。ふと助手くんの顔を見上げると、彼女は嬉しそうにニコニコと笑っていた。俺は不思議に思って声を上げる。

「助手くんは食べないの?」
「少ししか作ってないので、私は探偵さんが食べた後に残った分を食べようと思います」

 少し? この量が?
 疑問に思ったけれど、冷静に考えてみれば納得だ。助手くんのサイズで考えれば、確かに少ない方なんだろう。少食な彼女がいつもの量で作ったとしたら、きっと普通の人間にとっては物足りない量のはずだ。それでも、やっぱり俺には到底食べきれない。

「今の俺じゃ食べきれないし、温かいうちに一緒に食べよう。俺のことは気にしなくていいからさ」
「そうですか? それなら私も。いただきます」

 両手を合わせて行儀良く挨拶をする助手くんを微笑ましく思いながら、俺は別の料理へと走った。料理から料理までは距離があり、ちょっとした運動だ。ようやく辿り着いていざ食べようとした時、ふっとあたりが薄暗くなった。
 見上げると巨大な箸が俺の上を通り過ぎていき、さっきまで俺が食べていた料理へと向かっていた。箸は料理を軽々と摘み上げ、助手くんの口へと運んでいく。俺よりも大きな料理が、いとも簡単に大きく開いた口へと消えていった。口から抜け出した箸には何も残っておらず、助手くんの口がモゴモゴと動く。

「うん、美味しいです」

 その満足そうな顔を見て、俺の顔は思わずひくついてしまった。もし俺があの上に乗っていたら、気づかれないまま食べられてしまっただろう。ただし今は俺の居ないところから食べてくれてるおかげで、そんな心配はしなくていい。
 そういえば、目の前の料理があまりにも大きくて何も考えずにかぶりついているけれど、本来は箸でつまめるサイズなんだよな……。今の俺は箸を持つことすら出来ない。もし俺が持てる小ささの箸があっても、何もつまめないだろう。そのことが少しショックだった。

 時折落ちる影に内心ビクビクしながら皿の上を駆け回って料理を食べ進める。やがて料理はあと一欠片になったが、もうお腹はいっぱいだ。
 俺が料理の前で座り込んでいると、助手くんの声が降り注いだ。

「探偵さん、もう食べないんですか?」
「そうだね。もうお腹いっぱいだよ」

 一欠片と言ってもそれは普通サイズの話で、目の前にあるものは相変わらず俺よりも大きい。食べ切るなんて不可能だ。

「それじゃあ最後のこれ、貰っちゃいますね」

 目の前に鎮座していた料理が軽々と摘まみ上げられ、助手くんの口の中へと消えていく。初めは食べ切ることなんて想像出来ないほどの量だったのに、実際は少食な助手くんでさえも食べ切れる程度の量だったらしい。これなら食費がかからなくていいかもなんて強がりながら、食事の時間が終わった。

 俺は料理のなくなった皿から下ろされる。「片付けでも手伝おうか」と言おうとしたけれど、皿一枚すら運べないことを思い出した。今の俺はあまりにも無力だ。

 早く元に戻りたい。こんな体じゃまともな生活が送れない。家には帰れないしご飯も作れないし、トイレだって……
 意識した瞬間、軽い尿意が襲ってきた。慌ててトイレを探すけれど、机から降りることすら出来ないこの状況ではどこにトイレがあってもたどり着くことが出来ない。まだ我慢できるけれど、このままじゃまずい。
 どうしたものかと悩んでいるところに、片付けを済ませた助手くんが帰ってきた。

「これからどうしましょうか? 何か私にできることがあったらなんでも言ってください」

 恥ずかしいなんて言ってる場合じゃない。俺は助手くんに頼るしかなかった。

「その……トイレに連れていってくれない?」





ガチャッ……バタン

 トイレという、本来1人で入ることを想定された空間に男女が2人。ここだけ聞いたら成人紙でありそうな展開だ。
 だけどいかがわしいことをするつもりなんて全くなく、目的は排泄だ。でもそのために2人以上で入る理由なんて、俺には介護かペットのお世話くらいしか浮かばない。……そのどちらも強く否定することが出来ないのが悔しい。だって現に、俺1人だとトイレに入ることすら出来ないんだから。

 助手くんの手のひらから見下ろす便座はまるで巨大なダムみたいだ。巨大な陶器の壁が辺りを囲っているため、中に入ったら自力では絶対に出られないだろう。
 怖気付く俺に助手くんが尋ねる。

「あの……えっと……どうしましょうか……?」

 戸惑うのも無理はない。ペットじゃあるまいし、俺が出し終わるまで見ておくなんてのは嫌なはずだ。もし「気にしないから出してください」なんて言われたら、俺は人としての尊厳を失う。少なくとも、まだ助手くんは俺を人間扱いしてくれているようなのが救いだった。

 とりあえず、今どうするかを考えないと。
 便器の中には入りたくない。でも縁から中に向かってするのは落ちそうで怖い。となると……

「トイレットペーパーを縁に置いてくれない?」

 助手くんは察してくれたようで、トイレットペーパーを千切って俺と一緒に縁に置いた。

「なるべく早く済ませるから、廊下で待ってて」
「はい。時間が経ったら入りますね」

バタンッ

 ようやく1人になった俺は安心して用を足す。すぐそこにトイレがあるのにわざわざトイレットペーパーに出すことは、違和感が凄かった。普通ならトイレットペーパーに出すことなんてあり得ない。あれは拭くものであって、オムツの代わりにすらならないものだ。でも今は、そんな物の切れ端ですらトイレの代わりになってしまうんだと思うと虚しくなった。
 ため息をつきながら、俺は使い終わった切れ端を便器の中へ落とした。さて、助手くんを呼ぶことにしよう。

「おーい! 終わったよー!」

 返事はない。
 それもそうか。足元から叫んで聞こえなかったんだから、ドア越しの声なんて聞こえるはずがない。助手くんと会話できるのは、向こうがこっちに耳を傾けてくれている時くらいだ。
 仕方がないので、俺は便器の縁で助手くんがくるのを待った。

ガチャッ

「終わりました……?」

 ゆっくりとドアを開け、助手くんが顔を出す。切れ端がないのを見て、彼女は中に入ってきた。

「それじゃあ流しちゃいますね」
「あっ、ちょっと待って」

 こんな小さな切れ端のためだけに水を流すのは勿体無い。今にもレバーを回しそうな助手くんを見て焦った俺は思ったことをそのまま話す。

「こんなに小さい俺が使うたびに毎回流してたらきりがないし、助手くんが使ってから流したほうがいいんじゃないかな」

 言った後で俺は気づいた。これってセクハラなんじゃないか?
 オタオタする俺に助手くんは笑顔で話す。

「そうですね。ちょうど私もおしっこしたかったですし。済ませちゃいますね」

 その無邪気な笑顔からは嫌悪感など一切感じられなかった。恥じらいがないというか、助手くんは俺に従順すぎやしないか?
 またトイレの扉が開かれ、今度は俺が廊下に出される。

「そこから動かないでくださいね。うっかり踏んづけちゃったりしたくないですから」

 そう言うと中に消えていった。
 良かった。流石にトイレ中を見られたくはないらしい。これでずっと手のひらに置かれてたらどうしようかと思った。気まずいなんてレベルじゃないぞ。
 することもなくじっと待っていると、トイレから轟音が聞こえてきた。

ジョボボボボボボ

 山奥で見つけた滝のような、豪快な排泄音が扉の奥から聞こえてくる。
 さっき扉に遮られた俺の叫び声は、助手くんの排泄音にすら負けてしまうのだと分からせられてしまった。
 轟音が止んで少し経つと、今度は水の流れる音が聞こえてくる。

ジャアアアア

 聞こえてきて想像したのは、トイレに入って、用を足して、水を流す。誰にでも出来る簡単な動作だ。けれど同じトイレでも、俺はそのどれもまともに行うことが出来ない。これからトイレに行きたくなったら、その度に助手くんに言わなきゃいけないのだと言うことがとても恥ずかしかった。

ガチャッ

「ふ〜。スッキリしました」

 出てきた助手くんに摘まみ上げられる。この巨大な手が降りてくる恐怖にもいい加減慣れないといけないな。

「次はどうしますか?」

 そう聞かれてもスマホの無い今、特にやれることはない。トイレからリビングまでの道で何気なく辺りを見ていたら、お風呂の扉が見えた。そういえば、今日はこの小さな体で廊下を走り回ったせいで体が埃臭い。助手くんの汗を含んだ熱気も浴びているから、体を洗いたいと思った。

「お風呂に入りたいな」
「分かりました」

 助手くんはニコッと笑うと、お湯を沸かし始めた。





 お湯の張られた浴槽は、これまたとてつもなく広かった。トイレがあれだけ広かったんだから当然といえば当然だけど、元あった日常の風景が圧倒的に大きくなるだなんて、分かっていても想像ができない。海みたいな浴槽に入ったら最後、自力では出られないし、もし他に普通サイズの人間が入ったら嵐のように波が暴れて風呂の中で遭難してしまうだろう。

 浴槽の外だって危険だ。
 もし床に降りようものならその水捌けの良さで小人なんて簡単に流されてしまうし、あっという間に小さな虫ケラのように排水溝へと飲み込まれてしまうだろう。

 せっかくお湯を張ってもらったけど、俺にこの浴槽は大きすぎる。何かちょうどいい大きさのものは……
 探してみたけれど、そんな都合のいいものは見つからない。見つかるもの全てが俺よりもデカすぎるのだ。俺は諦めて、一番マシそうなものを選んだ。

「そこの風呂桶にお湯を入れてくれない? 俺はそこに入るよ」
「そうですね。これなら探偵さんも入れそうです」

 助手ちゃんは風呂桶でお湯を汲み、床に置こうとする。でもこのままだと排水溝に流されちゃうかもしれないし、お湯が冷めてしまう。助手ちゃんにすぐ入ってもらったほうがいいだろう。大丈夫。俺は小学生には興奮しない。そう自分に言い聞かせる。トイレの一件から、徐々に俺は吹っ切れ始めていた。

「床じゃなくて、浴室の前に置いてくれない? そうしたら俺は流されないし、助手ちゃんもすぐお風呂に入れるよ」
「確かにそうですね! さすが探偵さんです」

 そそくさと風呂桶を浴室の前に置き、そのそばに俺を下ろした。
 風呂桶の高さは、俺が登れるものじゃなかった。やっぱりここでも助手くんの力を借りないといけないらしい。俺は服を脱ぎ、大事な部分を隠しながら指示を待つ助手くんに向かって叫んだ。

「準備できたよ。入れてくれ」
「はい、どーぞ」

 洗面器の中は、普段使っていた浴槽どころか浴室よりもはるかに広い。まるで大金持ちの大浴場みたいだ。
 さあのんびりするぞと思った時、助手くんが服を脱ぎ始めた。

シュルッ、パサッ。

 咄嗟に見ないように顔を背けるけれど、頭上から布の擦れる音がはっきりと聞こえてくる。その音が俺の妄想を無理やり掻き立ててしまう。ドキドキと心臓を鳴らしながらなんとか冷静でいようとしている内に、助手くんは浴室へと消えていった。

 ザパァッと豪快な水音が聞こえ、助手くんが鼻歌を歌い始める。見えないせいで余計に耳が敏感になっているのか、時折ゴシゴシと体を洗う音さえ聞こえてきた。
 助手くんの体の上を歩き回ったことを思い出す。丸みを帯びていて滑り落ちそうになる体、肋骨の浮き出た起伏の少ない胸、そして奥で食べ物を消化するスベスベのお腹。そのあちこちを今、白い泡が覆っているんだろう。
 再び豪快に水が流れたら一気に泡は落とされ、より綺麗になった肌が現れる。水の滴ったその体はきっと芸術的だ。

ザブゥゥゥン!

 助手くんは湯船に浸かったらしい。その音で我に帰った俺は興奮を抑えるために深呼吸をする。
 落ち着け、今の俺は無だ。お湯に身を預けよう。
 仰向けになって力を抜き、ぷかぷかと浮かぶ。ようやく休めた気分だ。

 気を抜いてから数分後、浴室の扉が開いた。

ガチャッ!

 その瞬間、熱気と共にシャンプーや女の子の匂いが混ざった甘い香りが一気に体を通り抜ける。
 また興奮し始めた俺は慌てて大事な部分を隠す。そんな様子に気づくことなく、助手くんは俺に向かって手を伸ばす。

「失礼しますね」

 軽々と摘み上げ、俺の着替えのそばに置く。そこには今日使っていたハンカチも添えてくれた。手を拭くためのハンカチも、今の俺にはベッドとして使うことすら勿体無いほどの広さだ。

 助手くんが自分の体をバスタオルで拭き始める。俺は俯きながら体を拭き、急いで服を着た。もし助手くんが着替え終わってもまだ裸でいたら見られてしまうだろう。そうじゃなくとも、待たせてしまうのは悪い。俺は助手くんに頼らないと、1人じゃ何も出来ないんだから。
 ……自分で言ってて惨めになってきた。

 待ってる間も甘い香りは降り注いでいた。体温が上がると匂いは強くなる。そのせいでポケットの中に居なくとも、同じような熱気を浴びせ続けられていた。

「お待たせしました」

 助手くんに拾い上げられればその匂いは一気に強まる。同じ空間にいるだけでも匂いを感じるのに、発生源に近づけられたのだから当然だ。無自覚に目の前で媚薬をばら撒く彼女を前に、内心冷静ではいられない。
 俺はなんとか取り繕いながら、リビングの机におろしてもらった。





 それからはテレビを見て情報収集をしていた。当然俺にリモコンなんて操作できるはずはなく、俺の指示で助手くんに動いてもらっている。何かしようとするたびに、この家にあるもので俺に動かせるものが何も無いということが分かり、無力感に苛まれていく。同じ人間の家だったはずなのに、俺の居場所なんてどこにも無いと言われているようで疎外感を感じる。

 そんなこんなで時間が経ち、夜になった。助手くんはもう眠そうだ。

「そろそろ寝ようか」
「はい……分かりました……」

 助手くんは俺を摘まみ上げ、保健室の時と同じように腰の横に置こうとする。

「ちょ! ちょっと待って!」
「ふぁえ?」

 目をこすりながらこちらを見る助手ちゃんの息がかかる。
 またあの時みたいにベッドから落とされたくは無いし、今度は仮眠じゃない。寝相で潰されるかもしれない恐怖に怯えながら眠るなんて無理だ。

「助手くんがちょっとでも動いたら俺潰されちゃうからさ。机の上にでも置いてくれない? ハンカチを置いてくれたらいいから」
「そうですね……そうしま……しょう……」

 助手くんは新しいハンカチを取り出して机に置き、その上に俺をおろしてくれた。
 これで安心して眠れそうだ。

「それじゃあ探偵さん……おやすみなさい……」

 助手くんは眠そうにしながらも、丁寧に挨拶をしてくれた。

「うん。おやすみ」

 1人では何も出来ない惨めな生活から抜け出したい。俺は一刻も早く元の姿に戻るため、明日も調査を頑張ることにした。