「男性食料化計画」


第1章~女性幹部からの発表


真由美、祥子、美紀、梨沙の勤務している会社は主に女性の美容・健康に関する事業を展開しており、化粧品や健康食品やサプリメントの企画、開発、製造、販売等を行っている
会社である。
そのため、会社全体が女性上位であり、また、その女性社員は皆、長身であることが特徴であり、現在では何と全女性社員が身長180cmを超えていた。
一方、男性社員は全員が小柄で、女性とは逆に全員が160cm以下であった。

会社組織としては、営業・マーケティング部門、新商品企画・開発部門、それから製造部門は関連子会社に委託との形式で構成され、男性は殆どが子会社の製造ラインに配属されており、
他部門に配属される男性はごく少数であった。一方、女性の方は営業・マーケティング部門、新商品企画・開発部門のどちらかに配属されており、製造ラインへは配属されていない。
そして、会社上層部は全て女性で構成されており、また、彼女達は30代前半~中盤と会社幹部としては若く、それだけ有能な女性達である。
主なポストに就いている女性は以下。


仲村 和美  代表取締役社長
高梨 紀子  副社長
上村 奈々  営業・マーケティング部門 部長
久保田 昌美             副部長
村田 加奈子 新商品企画・開発部門   部長
福井 由佳子             副部長


彼女達の特徴としては全員が2m50cm前後と超長身且つ神々しいまでの美貌を誇っており、どんな男性も彼女達の前には骨抜きにされてしまう程である。
なお、彼女達は全員が能力者であるため、自身が巨大化する能力も男を縮小する能力も当然持ち合わせ、そして縮小した男を食べることで美貌に磨きを掛けている。
*ちなみに、この女性幹部達の意向によって長身の女性及び小柄な男性が採用されているのは言うまでも無い。

彼女達個々の特徴は以下である。


仲村和美 : 女性の美を追究しているこの会社の代表とあって、究極の美貌を誇っている。男は彼女に見つめられるだけでメロメロになってしまい完全に奴隷と化してしまう。
高梨紀子 : 数ヶ国語を使いこなし国際的な感覚にも長けた才女であり、また癒しの女神である。彼女の優しい微笑みに男は癒され彼女の虜になってしまう。
上村奈々 : 抜群のプロポーションを誇る彼女はその妖艶なボディ・視線で男を服従させる。また、頭脳明晰であり業界の先を読むセンスが抜群である。
久保田昌美: 大きなバスト・ヒップで男に迫り、その大迫力ボディで包み込む。世間の流行には敏感であり、その流行の先読みに長けている。
村田加奈子: スポーツで鍛えた肉体美が魅力で、どんな鍛えられた男も彼女に圧倒されてしまう。既成観念に捕らわれない斬新な発想の持ち主でもある。
福井由佳子: 外見はギャルがそのまま大人になったような風貌だが、引き締まったボディと美脚で男を誘惑する。


ある日、吉川真由美と松田祥子は彼女達に役員室に呼ばれていた。詳細は聞かされていないが、何やら新事業に関する連絡その他、とだけ聞かされていた。
一般職の社員の間では長身の女神様と崇められている真由美と祥子であったが、この女性幹部達は2人から見ても憧れの美しい女性であるため、対面に際して少々緊張していた。
(なお、真由美は営業・マーケティング部門に、祥子は新商品企画・開発部門に属している)

真由美:「何かいつになく緊張するわね・・・」
祥子:「そうよね、私たちが呼ばれた理由もよく解らないし・・・」

緊張しながらも、役員室のドアを開けて中に入った。

真由美:「失礼します」
祥子:「失礼します」

和美:「いらっしゃい。吉川さん、松田さん。」
紀子:「待ってたわよ。お2人とも。」

迎えてくれたのは社長の仲村和美と副社長の高梨紀子であった。そして、他の幹部の女性達も立ち上がって2人に挨拶に訪れた。

和美:「2人とも、私たちの間に入ると小さくて可愛いわね。ウフフ。」
紀子:「吉川さんも松田さんも2mはあるから普段は見下ろされることは無いわよね。」

真由美、祥子は2m50cm前後の大きな6人の女性幹部達に囲まれてしまい、彼女達の大きさ、美しさ、オーラに圧倒されてしまった。

真由美:「あ、いえ・・・ありがとうございます。」
祥子:「お褒め頂いて本当に恐縮です・・・」

2人とも憧れの女性幹部達に囲まれて緊張しきりだった。そして、彼女達に促されて席に掛けた。

奈々:「今日は新しい事業の発表があって、それに貴方たちにも協力して欲しいと思って呼び出したのよ。」
加奈子:「社長から発表されるから聞いてて頂戴ね。」

営業部門の部長の上村奈々、企画部門の部長の村田加奈子から伝えられ、そして仲村和美社長から発表された。

和美:「新しい事業は「男性食料化計画」よ。」

その突拍子のない名称の計画に、真由美も祥子も唖然としていた。

真由美:(???具体的に何をするのかよく解らないわ。)
祥子:(どうやるのかイメージが付かないわ???)

唖然とする2人に高梨紀子副社長が優しく微笑みながら続けた。

紀子:「フフ・・・2人ともこれだけじゃ何かよく判らないわよね。詳しく説明するわ。」

そして、営業部門副部長の久保田昌美、企画部門副部長の福井由佳子も加わって説明があった。

昌美:「人口増加に伴い、食糧不足の問題は近い将来必ず直面するようになるのよ。」
由佳子:「そこで、男性を小さくして女性の食料にするという案が出てきたのよ。」
加奈子:「そうすれば人口減少、食料も豊富になり尚且つ私たち女性はより美しくなれるの。」
奈々:「貴方たちも普段から男を小さくして食べてるわよね?私たち同様に。だから協力をお願いしたいのよ。」
和美:「どう?素晴らしい計画でしょ?貴方たちは能力が特に高いと見込んでの抜擢なのよ。」

何となくはイメージ出来たのだが、まだ疑問があったため真由美、祥子は質問を投げかけた。

真由美:「計画は解ったのですが、男性を食べ尽くしてしまったらどうするのでしょうか?」
祥子:「それと、男性がいなくなると人口が減少する一方になってしまう気がするのですが?」

昌美:「フフ、それなら心配要らないわよ。」
加奈子:「社長と副社長が見せてくれるわよ。」

それを聞いて和美、紀子の方を見ると、コップの中に何かを吐き出していた。
コップの中を見てみると・・・何とそれは小さな男のように見えた。

真由美:(え・・・?これってまさか・・・)
祥子:(小さな男を産み出した・・・?)

驚くような光景に真由美も祥子も呆気にとられた。

和美:「ウフフ・・・そうよ。私たち自身が食料となる男を産み出してるのよ。」
紀子:「私たちクラスの能力者になると、こんな事も出来るのよ。ウフフ・・・」
奈々:「私たち幹部の女性達は皆、出来るのよ。吉川さんや松田さんも、そのうち出来るわよ。」
由佳子:「そうそう、女の子を産むには男を直接ア××に閉じ込めて受精すればいいのよ。」

真由美も祥子も、自分達が持ち合わせていない能力を持つ彼女達に畏敬の念を改めて感じた。

和美:「実はね、その女の子の妊娠はついこの間、昌美さんと加奈子さんが成功したのよ。」
紀子:「これによって今回の計画が加速するのは間違いないわ。」

昌美と加奈子の方を見ると、2人とも少々顔を赤らめながら自身のお腹を擦って微笑んでいた。

真由美:「概ね計画の方は解りました。確かに素晴らしい計画ですわ。」
祥子:「女性が若さと美しさを保ちつつ人口増加や食糧問題も解決に繋げる計画ですね。」

和美:「フフ、その理解で宜しいですわ。では、この食用小人男を育てているエリアに招待するわ。」
紀子:「会社の地下エリアに、秘密のフロアがあるのよ。そこで育てているのよ。」


続いて、真由美と祥子は他の幹部の女性達と共に小人男を飼育しているフロアに招待された。