※残虐・性的表現多めです。(今回を除く)
苦手な方ご注意ください。


俺達のサークルは大学内でも相当の知名度の低さを誇る。
というのもただのみんなで集まって遊んだり飲んだりするだけの適当なサークルだからだ。
時には隠れんぼなんていう子供じみた遊びもする。
そんな中俺は一人のサークルの女の子に想いを寄せていた。
同じ3年の秋野楓だ。
セミロングの茶髪で正直誰が見てもかわいいし性格も良い。
おまけに…ものすごい巨乳。
さすがに大学生ともなるとちらほら胸の大きい子はいるがこいつのは別格だった。
GかHはあるんではないかという巨乳。
くびれたウエストに大きなお尻とグラビアのようなスタイルだった。
それとは裏腹に本人はおっとりとした性格に柔らかな物腰、落ち着いた服装で典型的なかわいいお姉さんという感じだった。
*****
そんな楓に想いも伝えられぬままある秋の日…
いつものようにサークルの集まりを終え下宿先のアパートへと帰ると、突然空がまばゆく光りオーロラのような光の帯が街をカーテンのように取り囲んだ。
「うわあ…」
幻想的な光景だった。
すると空のオーロラはゆっくりと下降してきて街を覆いつくした。
俺のアパートもオーロラに包まれたかと思った瞬間…そこで意識が飛んだ。
*****
「ん…寝てたのか。」
目が覚めるとそこは普段通りの自分の部屋。
時計を見れば8:50。
「やっば授業遅刻する。」
俺は急いで部屋を出た。
自転車で最寄りの大きな駅へと向かう。
「おかしいな…電車来ないぞ。しかも到着時刻未定って脱線でもしたのか。だったら普通運休って書くよな。」
昨晩から一本もこの駅に電車が来ていないらしかった。
サークルのメンバー数人とも駅で会った。
「これどゆこと?」
「わかんない。バスは動いてるらしいぞ。」
「バスターミナル行ってみるかー」
俺達は駅の外に出た。
その時…
ズズゥン!!
背後で何かとてつもなく重たい物が地面に落ちた音がした。
振り返るとそこには信じられない光景が広がっていた。
ビルほどの身長の巨人が大通りにそびえ立っていたのだ。
そしてそれはよく見るまでもなく…秋野楓だった。