※このお話に登場する企業団体等は全て架空のものです。どんなに似ていても気のせいです!

耕一郎にとっては久しぶりの我が家だった。とにかく多忙なのだ。まさかあのドーム球場があんなに大反響を呼ぶとは思ってもいなかった。
フランチャイズにしている球団の成績は今一つだが、それでも観客動員数はダントツの1位、しかもオフシーズンまで利用予約がいっぱいで嬉しい悲鳴を上げていた。
耕一郎の知名度が一気に上がったおかげで、不動産事業やアミューズメント事業も徐々に上向いていき、これが現在の超多忙状態に繋がっていた。

二千メートル級の山々に囲まれたそこに、1軒の家がポツンと建っている。。。いや、違うな、正しい表現はこうだ。
二千メートル級の山々に囲まれたそこに、その山々を遥かに見下ろすような巨大な建造物が聳え立っていた。
高さ約六千mにもおよぶそれは、まるで巨大な神殿のようにも見え、晴れていれば遥か100km以上離れた場所からでも容易に眺めることが出来た。
その巨大な建造物に似つかわしい巨大な扉が重苦しく開き、中から大きな影が姿を現した。ここの住人である久美子だ。一歩踏み出すごとに、重厚な地響きが一帯に襲いかかる。
久美子の姿を仰ぎ見ることが出来る範囲にいる人々は一斉に色めきたった。散歩か?いや、配布されている予定表には書いていない。まさか、急な外出?
そうだったとしても、事前に避難指示が出るはずである。久美子は意味もなく自分達を踏み潰すようなことをしない女性だ。でなければ、ドーム球場だってあんなに人気は出ない。
ただ、久美子の存在はそれだけで脅威である。なにしろ身長4649mの超巨大女性の徒歩圏は途轍もなく広い。しかも、海の向こうだって安心はできない。
大陸棚程度の水深なら浅瀬のように歩いて渡ってしまえるのだ。だが、人々の一抹の不安をよそに、久美子は玄関前にずっと立ったままでいた。

久美子に向かって、一機のヘリが飛んでいた。耕一郎を乗せたヘリだ。耕一郎からは既に玄関前に出ている愛妻の姿が見える。久美子も、膝にも届かない山の山頂を小さなものが
越えたのに気がつくと、乱気流を起こさないようにそっと手を振った。
「おかえりなさい、あなた。」
差し出した広大な掌に着陸したヘリから夫が降り、ヘリが逃げるように飛んで行くのを確認すると、久美子はそのまま部屋に入りリビングのソファーに腰掛けた。
「お忙しいみたいね。」
「ああ、すまない。でも、これも全て君のおかげだ。ありがとう。」
蛇足だがふたりの会話は耕一郎の持っている無線機と久美子が常に耳につけているイヤホン(と言ってもコンサート用のスピーカ大のサイズの)で成り立っている。
「そんな、いいのよ。あなたのお役に立ててよかったわ。それより、ちょっと見て欲しいものがあるの。」
久美子は専用のテーブルに手を伸ばして何やら摘まむと、それを耕一郎の横にそっと置いた。
「な・・・なんだ?これ!」
耕一郎が驚いたのも無理はない。目の前には大型旅客機が鎮座していたのだ。
「実はね、あの破綻した航空会社からお願いされちゃって・・・」
あの経営破綻した航空会社が、非効率な大型旅客機を全て売却するというのはニュースでも話題になっている有名な話だった。
だが、30数機の売却先はほぼ決まっていたはずだが。。。まさか、無理やりお持ち帰りしたのか?口には出さなかったがそうも思ってしまった。
「売却先からキャンセルがあったんですって、それで行き場が無くなっちゃったのを私にくれるって持ちかけて来たの。持ってるだけでお金がかかるって。」
「で、その話、受けたのか?」
「ごめんなさい。最近おもちゃが足りないから、つい・・・」
久美子は顔を少し赤らめていた。
耕一郎は記憶を辿っていた。最後にお持ち帰りした高層ビル数棟を使い切ってしまってからもう3ヶ月近く経つのか。事業が上向いたので余剰資金で庭に建設している
高層ビル群もまだ完成までは程遠い。まあ、仕方が無いか。。。
「いや、それで君の気が済むなら構わないが・・・その、小さくないか?」
「そうね、でもこれが飛行機の中では一番大きい方なんだから仕方がないわ。」
久美子は再びジャンボジェットの胴体を摘まみ上げた。全長約76m、全幅約68mの巨大な航空機も久美子から見ればせいぜい4cm弱の小さなおもちゃでしかない。
恐らく掌に5機や6機は余裕で並べられるだろう。
「でも、いいわ。ありがとう、あなた。」
久美子がにこやかに言いながらおもちゃをテーブル上に戻した。そこには既に合計20数機のジャンボジェットが整然と並んでいた。

前戯などというものでないことは耕一郎も久美子も十分わかっている。それでもこれがこの夫婦の愛のカタチなのだ。
耕一郎は久美子の左胸の乳首の横で彼なりに一生懸命愛撫していた。といっても高さ20mを超えるちょっとしたオフィスビルに愛撫するようなものである。
一面のピンクの世界は結婚した時に比べれば少し赤味を増してはいたが、特に大きく変わってはいない。胸全体、というより身体全体がそうだ。よくここまで維持していると感心する。
そんな久美子は、というと少し顔を上げてトロンとした目で夫を見つめていた。
「あなたのこと、すごく感じるわ!」息遣いも少々荒い。今、口の前に行ったらどこまで吹き飛ばされるかわからない。
右胸の方はというと、乳首に小さな飛行機の先端を軽く押し当ててなぞっていた。ただそれだけで、先端の丸い部分はメキメキと音を立てて潰れ始めてはいたが。
ちょっと力加減を間違えてしまったらしい。久美子は、1階の先頭座席と2階のコクピットを潰したところで主翼の付け根付近で胴体をへし折ってしまった。
「あん!まったくおちびちゃんの作るものって弱いんだからっ!」
真っ二つになった旅客機をそのまま人差し指と中指で胸に押さえつけて、隣の山の頂上にいる夫を振り落とさないように気をつけながらゆっくりと右胸を揉みしだくと、
胴体も主翼も尾翼もさらにエンジンまでも関係ないほどに粉々に揉み潰された破片がパラパラと谷間に降り注いでいった。
「そうだ、まだちっちゃいビルが残ってたわ。あなた、ちょっと離れてくれる?」
久美子は横を向くと手を伸ばしてサイドテーブルから何かをそっと摘まみ上げ、夫がしがみ付いている乳首の横に置いた。7階建ての『ちっちゃいビル』と乳首を軽く摘まむと、
ほんの少しだけ指先に力を込める。ダンプカーが激突してもビクともしないその頑丈な乳首が簡単に変形した途端、挟まれていたビルはグシャリと砕け散った。
「どう?あなたが頑張ってくれたからサービス。いつもビルを乳首で潰してくれって言うから先にやっちゃった」
乳輪の端にいる夫に当たらないように瓦礫の山を指先で払い落しながら、久美子は微笑んでいた。
「いつも凄いなっ!ゾクゾクしちゃったよ。」
「嬉しいわ。今度また高層ビルが手に入ったら、おっぱいで潰してあげるわね。」
今度はジャンボジェットを2機まとめて掴み上げ、右胸と掌の間に包み込んでいた。

この2機を揉み潰しながら久美子の左手は股間に伸びていた。完全に粉砕されたジャンボジェット2機分の残骸が山の斜面を転がり落ちる頃には、耕一郎も転がり落とされる
危険があるほどに妻の巨体は動き続けていた。久美子も気がついたらしい。少し上気した顔を小さな夫に向けて、少し残念そうな顔をしながら、右手の小指をそっと左胸の
頂上付近に差し出した。耕一郎が爪の上に飛び移ると、指先は久美子の目の前にゆっくりと移動していった。
「今日はどこで見る?」
「そうだな、脚の間でいいか?」
「わかったわ、脚はあまり動かさないようにするけど、危険になったら逃げてね。」
危険になったことに気付いてからでは逃げたって間に合わない。だが、今まで脚の間にいて危険にさらされたことは無かったので大丈夫だろう。

1年ほど前までは、前戯の後に深い森に隠れた巨大な洞窟へも行っていたのだが、今はお互いに求めないようにしている。そう、あの事故が起こってからは。
その日も耕一郎は、タングステン鋼を何重にも編み込んだ極太ワイヤーの先端にぶら下がるようにして、巨大な乳首と文字通り格闘していた。
もう一つの端は、まるで細い糸のように久美子の指先に巻きつかれている。
「そろそろいいかしら、濡れてきちゃった。」
いつものように、久美子は耕一郎を吊るしたまま股間へと耕一郎を誘った。久美子はしばらくの間、耕一郎を感じながら100mほどのビルを巨大な胸で揉み潰していた。
命綱の巻かれている手を下腹部に置いたまま、絶対に動かさない。しばらくの間は夫にされるがままの状態を楽しんでいた。
耕一郎がクリトリスにしがみつきながら愛撫するたびに、久美子は身をよじらせたくなる。いつもなら我慢していたそれを、その日だけは少し我慢が出来なかった。
知らない間に、命綱が巻かれている手は、自分の下腹部に思い切り爪を立てていた。
その時だった。耕一郎の感覚が突然途絶えたことに気がついた。
ゆっくりとワイヤーを結んだ糸を目の前まで引き上げると、何と、途中で千切れてしまっていたのだ。
後でわかったことだが、久美子がつい爪を立ててしまった時に引き千切ってしまったらしい。大規模な吊り橋に使うワイヤーの100倍以上の強度があったにも関わらずに。
慌てた久美子は持っていたビルを放り投げ、股間をくまなく探した。必死だったのは言うまでもない。洞窟の中に呑み込んでしまっていたら一大事だったし、
そうでなくても愛液の海で溺れている可能性だって、落下してしまった可能性だってある。
陰毛の森を1本ずつ指先でかき分けながらしがみ付いていないかを確認し、洞窟の入り口を少しめくった辺りに肉襞の陰に隠れていた小さな砂粒を見つけたのは、
それから3分も経った後だった。丸1週間の間、耕一郎は昏睡を続け、目を覚ますまで久美子はほとんど泣いて過ごしていたのだ。
それ以降、お互いにそういう気持ちはあるのだが、特に久美子が拒否しているのだ。一度耕一郎が求めた時も、
「あなただけは他のおちびとは違うの!もう危ない目に遭わせたくない!」
と言われてからは、耕一郎の方も求めにくくなっていた。まあ、歳も歳だから仕方が無いとも思ってはいたが。

久美子はゆっくりと上体を起こした。胸の谷間から破壊されつくされた航空機の残骸がパラパラと降り注いでいく。耕一郎は膝を曲げてM字になった妻の両足の間に下ろされた。
座高だけで2000mを超える久美子の身体は、まだ30代前半と言っても通用するほどのハリがあった。その巨体から湯気が出ているような感じがした。
「溜まってたんだな・・・」
久美子は、耕一郎から1km以上も離れた場所に位置する大湿原に1機のジャンボジェットを当てがって割れ目に沿ってなぞっていた。主翼は既にもぎ取られている。
耕一郎からはまるで小さないも虫が、意志を持っている湿原にからめとられているような光景だった。
この距離から見ると、久美子にとってありとあらゆるものが小さな玩具に過ぎないということが良く分かる。高層ビルを使った時もそうだった。
高さ200m以上あるはずの超高層ビルが、2倍近い高さを誇る太股に挟まれている姿は圧巻だった。300m級の巨大タンカーでさえ簡単に洞窟に呑み込まれ、
指先で摘まみだされた時は、まるでぼろ雑巾のようにグシャグシャに潰されていた。
そんなことを思い出していると、喘ぎ声がだんだんと大きくなっていくのに気がついた。
「あ、あん・・・」
ついに1機目が洞窟に呑み込まれた。左手で胸を揉みまわしながら右手の人差指でそっと割れ目の部分をなぞっている。
「あは、丸飲みにしちゃった。でも、ちょっとちっちゃかったな・・・」
少し照れ笑いを浮かべて、次の獲物に手を伸ばしていく。今度は主翼がついたまま横にされた状態でいきなり挿入された。尾翼をつまんで二度、三度と巨大な膣に出し入れを繰り返す。
だんだん腰の動きが激しくなってきて、耕一郎はうつぶせの状態で巨大地震に耐えていた。
「んっ、んっ、は・・・んっ!・・・あれ?もうっ!」
何回目かのピストン運動の時に、ついに久美子は摘まんでいた尾翼を粉々にすり潰してしまった。
少し怒った顔になったが、もったいないと思ったのかそのまま指を入れて続きを始める。既に2機のジャンボジェットが久美子の中で恐らくぐしゃぐしゃになっているのだろう。
一度横を向いて、もう1機使おうか悩んでいたようだが、結局は最後まで指だけで済ませようとしていた。
「んっ・・・くぅぅ〜っ!」
巨体が大きく仰け反り、巨大な胸の山がグイッと引き上げられる。それが少しの間続くと今度は前のめりになった。
はあはあと大きく息をしている久美子を見て、耕一郎はぼそっと呟いた。
「今日は意外に早かったな。」

「ちょっとちっちゃいけど、主翼が当たるのが意外と気持ち良くって・・・」
久美子はベッドサイドのテーブル上に移動させた耕一郎に向かって照れながら、合計5機の大型機の残骸を片付けていた。
「そうか、なるべく高層ビルの建設は急がせるから。」
「あら、いいのよ。あと3回はこれで遊べるから大丈夫よ。それとね・・・」
「ん?なんだい?」
「あなたの愛撫もちゃんと感じてたわよ。ありがと!」
耕一郎は、目の前に寄せられた厚さ20m以上の下唇に優しくキスをした。