※このお話は、破壊描写と残酷描写が含まれます。
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  気分を害されても唐変木は一切の責任を負いませんので、読むかどうかは自己責任でお願いします。



「うわぁ〜っ!すっご〜い!ほんとにこびとの街だぁ〜っ!」
女の子が目をキラキラさせて、手をつないでいる母親を見上げている。
「そうよ。みんなちっちゃいでしょ?ここはね〜、ママがお友達とよく遊んだ星なの。マミももう上級生だからね。こびとのこと、知っておいた方がいいわ」
「うん、わかったぁ!」
巨大な宇宙船から降り立った母子は、ミニチュアの街の中に足を踏み入れていった。

「そんなに文明レベルは変わってないみたいね。」
そう言いながら、ミーナは一台の車を手にとって中を覗いていた。
身長165mのミーナから見れば、車などせいぜい5cmもないおもちゃである。中で震えているカップルを見つけて、屋根を指先で潰して取り去ると、小さな悲鳴が聞こえた。
「マミちゃん。来てごらんなさい。」
交差点の中央にしゃがんで小さなビルなどを見下ろしていた娘が足元に気をつけながら近づいてきた。10歳になる娘は身長130mほど、学校では大きい方だ。
「あら、踏んじゃってもいいのよ。いっぱいいるんだから。」
「うん、でもぉ・・・ちょっと可哀想な気がする。」
「そう、マミちゃんは優しいのね。それより、はい。」
ミーナはマミに屋根を剥がした車を渡した。
「可愛いっ!でも、こびとさん、震えてるね。」
「そうね。マミちゃんってとっても大きいから怖いのかもね。」
「え〜っ!?そうなの?やっぱ怖いのかなぁ・・・」
マミは車の中のカップルを指先で挟んで摘まみ出そうとした。

プチュリ・・・
え?マミが指を見ると、摘まんだはずのこびとの姿は無く、真っ赤に染まった指先にボロボロになった何かが挟まっていた。
「うそ・・・ちょっとよく見ようと思っただけなのに・・・」
「あらあら、潰れちゃったのね。でも、こびとって弱過ぎるから仕方が無いのよ。」
叱られる。そう思って恐る恐る顔を上げるマミの目の前には、いつの間にかミーナが掴み上げていた1台のバスがあった。中には何人かのこびとが泣き叫んでいる。
「うわぁっ!ばけもの!!!」
「たっ、助けて〜っ!!!」
口々に何か叫んでいる。でも、ばけものは非道いと思うなぁ。。。マミはそう思ったが母は意に介していいない様だった。

グシャリ・・・
バスは一瞬でクシャクシャのスクラップになり、中のこびとの姿は消え何も聞こえなくなった。
「ね、弱いでしょ?マミちゃんでもその車、潰せるわよ。」
そうなのかな?まだ左手に持っている車を軽く握って、そのまま少し力を入れてみた。
クシャリ・・・
ホントだ!簡単に潰れちゃった。
「ほらね。」
ミーナはバスを放り投げてニコニコと笑っていた。マミも母親に倣ってスクラップにした車を放り投げた。

「ミーナっ!久しぶりねっ!」
ミーナとマミはちょうどミーナの身長ほどの高層ビルが何階建てかを数えているところだった。そこに、もうひと組の親子が現れた。
「あらっ!リンダ!ほんと、久しぶりねっ!てその子、貴女の子?」
「そうよ、娘のキャシー。10歳よ。」
「じゃあ、うちの子と一緒だわ。娘のマミよ。」
ミーナとリンダは高さ100mほどのビルを挟んで再開の抱擁を交わした。ふたりの腰あたりの高さしかないビルは、轟音を上げてあっさりと崩れ落ちていた。

ミーナとリンダは少し離れた小高い山に腰を降ろしていた。足元の住宅地で必死に逃げ惑う人や車をパンプスのつま先で潰しながら昔話に打ち興じていた。
「な〜んだ、やっぱりリンダも思い出して来てみたんだ。」
「そう、あたしたちが初めてあったのもあの子たちくらいの時だったじゃない?だから、なつかしくってね。でも、ミーナの子が同じ歳とは思わなかったわ。」
リンダは山の中腹にあった小さな民家を鷲掴みにして押し潰していた。
「私も。でも、ここは文明レベル的にも子供の遊び場としては最適だから、ちょうどいいかなと思って連れて来たのよ。」
ミーナは左足のつま先で逃げようとしている車を数台、器用に集めてそのまま踏み潰していた。
「あとは、ハンナが来れば完璧なんだけど・・・来るかな?」
「どうだろう?あの子のとこってまだちっちゃかったんじゃない?」
「そっかぁ。でも、ハンナが来たら、あの子たちパニくるかも知れないもんねぇ。」
「いや、あたしたちも最初ビビったじゃん!」
街の中にしゃがんで何やらやっている高層ビル級の娘たちを見ながら談笑しているふたりの上に、大きな影が覆いかぶさった。

「ね〜っ!ママぁっ!おっきなこびとさんがいる〜っ!」
ミーナとリンダが思わず耳を塞いでしまうほどの大きな声。こんなに大きな・・・子供?
「大きいこびとさんはいじめちゃダメよ〜っ!」
遠くから轟く返事に、ふたりは顔を見合わせた。うそっ!なんて偶然?と思ったのも束の間、ふたりはそれぞれ巨大な手に鷲掴みにされていた。
「いっ、痛いんだけど・・・」
年齢は6歳か7歳の、しかし自分たちより遥かに巨大な女の子に抗議するリンダ。しかし、超巨大な女の子は気にも留めずに振り返ると、両手を前に突き出した。
「ほらっ!おっきいこびとさんっ!」
「あらっ、やっぱり・・・サラちゃん、このこびとさんはママのお友達なの。だからママにちょうだい。」
「え〜っ!?そうなの?」
両手で掴んでいるふたりは、大きく頷いている。サラと呼ばれた超巨大な女の子は、渋々母親の掌にミーナとリンダを置いた。

「あ〜、非道い目に遭った・・・」
「ほ〜んと、握り潰されるかと思ったわ。」
手の上で悪態をついているふたりの友人を見下ろして、ハンナはニコニコとその場に腰を降ろした。1700mの超巨人の巨大なヒップの下に、標高500mほどの山がふたつ押し潰され、
逆に数十mの窪地を作り上げる。
「ごめんね〜。でも、サラが『おっきなこびと』って言ったからピンと来たのよ。会えて嬉しいわ。」
「そうね。」「私も」
「サラちゃんはいくつになるの?」
「今度8歳よ。おふたりのところは10歳でしょ?」
ハンナはふたりを女の子座りしている膝の上に降ろすと、地面を豪快にすくい上げた。
「相変わらずでしょ?この星。でも、サラちゃんにはものたりないんじゃない?」
ミーナは既にサラと打ち解けたふたりの娘が遊んでいる光景を眺めていた。
「そうね、でもさ、私が初めて友達が出来たのがここに来た時だから、サラにも友達作ってあげたいな・・・って。親ばかだよね」
何軒かの家を指先で押し潰し、未だ逃げ遅れているこびとを纏めてすり潰しながら、ハンナはふたりの友達を見下ろして言った。
「やっぱ、あんたほど大きい種族はなかなかいないんだ。」
今度はリンダが尋ねる。
「まあね、でも、旦那もこびとだし、旦那にサラを任すといっつもボロボロになってるわよ。」
笑いながら手に乗せた数区画を纏めて握り潰し、巻き散らかした。

一方、突然現れたとんでもなく巨大な女の子に、マミとキャシーも驚きはしたが、すぐに打ち解けていた。
サラが脚を使って囲いこんだ中のビルを蹴っ飛ばしたり踏み潰したりして遊んでいる。ふと、マミがサラに聞いてみた。
「ねえ、サラちゃん!サラちゃんだったら、これ、踏み潰せる?」
マミが指さしたのは、さっき母親と一緒に階数を数えていた高層ビルだった。高さは170m近くあり、マミやキャシーより明らかに大きい。
「うん、余裕だよっ!いっくよ〜っ!」
ズッドォォォンッ!!!
サラは座ったままで巨大な足を小さな高層ビルに踏み下ろし、周りの建物も纏めてその下に消滅させた。周りのビルは粉々に粉砕され、車や人は同心円状に吹き飛ばされる。
「すっごぉぉいっ!」「うんっ!」
ふたりの子供は雨のように降り落ちる瓦礫や車や人が身体に当たるのを感じながらも感嘆しきりといった感じだった。さらに、サラが退かした足跡を見て再び驚いた。
巨大な足型の中は深く陥没し、中にはその形を保ったまま平面になって張り付いた道路や路上の車、小さなビルや至る所にある赤い斑点が、サラが履いていた靴裏の模様と相まって
綺麗な模様を描いていたからだった。
「綺麗だね」「うん」「ほんとぉ!」
三人三様に感動しながら、次の破壊を始めようとした時だった。脚から腰にかけて何かが当たったことに最初に気がついたのはキャシーだった。

「やっ・・・な〜に?これぇ・・・」
ほとんど痛くは無いが、何かをぶつけられているという行為自体にキャシーは腹を立てていた。
マミも自分が攻撃されていることに気が付き、少し狼狽している。初めての経験だから仕方が無いと言えばそれまでだが。
「あっ!あそこっ!」
一番視点が高いサラが何かを見つけたらしい。サラの足の横に移動していたふたりは、その方向を見てみた。
「こびとの軍隊じゃない?」
キャシーが呟く。
「そうなの?あたしたち、攻撃されてんの?ヤダッ!怪獣みたいじゃん・・・」
マミは少し憂鬱な顔になった。
「もう、何で攻撃するのよっ!」
キャシーとマミは泣き顔になっていた。冷静に見れば、この程度の軍隊であればどちらかひとりだけだったとしても楽勝なのだが、所詮はまだ子供である。
攻撃されたことの方がショックで泣きだしてしまったのだ。
ところが、サラだけは違っていた。ひとつは、あまりにも弱過ぎて攻撃されている自覚が無かったこと。もうひとつは、折角仲良くなったふたりの友達を泣かせるなんて、
絶対に許せなかったからである。
「待ってて、あたしがやっつけてあげる!」
サラはすっくと立ち上がると、半ベソをかいて見上げているふたりを見下ろしてそう言うと、大股で一歩歩み出た。

ずっどぉぉぉんっ!!!
桁外れの地響きが軍隊を襲った。巨人たちとの間にあった建物は小山のような巨大な足に取って代わられていた。さらに、跳ね上げられた瓦礫や車が戦車部隊の上から降り注ぐ。
もう、これだけで勝負はついていたが、サラの怒りはその程度で許すほど甘くは無かった。
「あたしたちを攻撃したら、ぜったい!許さないからっ!!!」
ずっしぃぃぃぃぃぃぃんっっ!!!!! ずっしぃぃぃぃぃぃぃんっっ!!!!!
サラはたったのふた踏みで、戦車部隊を完全に踏み潰してしまった。

「あらあら、あたしたちとまったく一緒。親子なのねぇ」
ミーナが笑いながらその光景を眺めている。
「最初に会った時に、ハンナが軍隊やっつけてくれたもんね。でも、サラちゃん、やっぱ凄いわね〜。ハンナ以上の破壊力じゃないの?」
「そぉ?じゃあ、久しぶりに私の破壊力味わってみる?」
ハンナはふたりを軽く掴んですっくと立ち上がると、辺りをキョロキョロと見回した。
「あそこがいいかしら。」
小さな山の向こうに広がる、今の街より少し大きめの街を目指して歩き出した。
「サラちゃん、お友達連れてこっちにいらっしゃい。」
一歩ごとに全長250mの巨大なハイヒールで数区画を纏めて踏み潰しながら、ハンナはあっという間にその街の中心部に到着していた。
次いで身長1200mのサラが到着し、ふたりを足元に降ろした。ふたりの子供は既に泣きやんでいた。
「ママぁ、サラちゃん凄いんだよっ!おっきなビルも踏み潰しちゃうし、こびとの軍隊もやっつけてくれたのっ!」
マミは、突然現れた4人の巨人とふたりの大巨人から逃げ惑うこびとたちを無造作に踏み潰しながらミーナに駆け寄り抱きついた。
「そう、よかったわね。じゃあ、サラちゃんが困ってる時はマミが助けてあげなきゃね。」
「うん!」
マミは、にこやかに返事をした。

「でも、サラちゃんのママって、超おっきいんだね〜!」
「そうね〜・・・でもさ、何でハイヒールなのよ?」
サラの足元にいたリンダ親子が、サラより遥かに巨大なハンナを見上げていた。リンダが気になったのはハンナの履いている真っ赤なハイヒールだった。
「これ?けっこうおもしろいこと出来るのよね〜」
ハンナがつま先を支点にして踵を上げ、とあるビルに狙いを定めて一気に踏み下ろす。
クシャッ!ズンッ!!!
踏みつけた勢いの割には意外と破壊されていない。ハイヒールの踵は、少し面積がある高さ100mほどのビルを完全に貫いて、所々の窓ガラスを中から吹き飛ばした程度で、
周りのビルもさほど壊れてはいない。
「どうしたの?失敗?」
「どうかしらね」
リンダのちょっと毒を含んだ問いに平然と答えながら、ハンナは今踏みつけた足をゆっくりと上げていった。
「えっ?」「なにっ?あれ・・・」「サラちゃんのママ・・・すっごぉい!」
「ふふ〜ん、成功みたい。」
ハンナのハイヒールの踵に貫かれたビルが、そのまま串刺しになって上空に持ち去られていった。
「それはハンナにしか出来ないわ・・・」
リンダが降参といったポーズで両手を上げると、串刺しのビルがズルズルッと滑り落ち、地面に叩きつけられて四散した。
「あたしもやる〜!」
サラが母親と同じように踵を上げて、ズッシンッ!と踏みつけてみたが、履いている靴がぺったんこの運動靴だったので、ビルは一瞬で粉砕されてしまった。

ミーナはターミナル駅を見つけていた。止まっていた電車をいくつか、1両ずつ千切りながら掌に並べている。そこにみんなが近寄って来た。
「はい、こびとの電車よ。中にいっぱい乗ってるわよ。」
マミとキャシーに1両ずつ渡す。残った5両はサラの掌の上に並べて置いた。
「サラちゃんだったら駅を丸ごとの方がよかったかしら?」
「ううん、大丈夫。ありがとう、マミちゃんのママ」
そう言いながら1両を指先で摘まんで、目の前に上げてみた。電車の長さは指の幅程度しかない。そんな小さな中にこびとが沢山乗っているのが見える。
口々に何か叫んでいるようだ。恐らく命乞いか何かだろう。
「ねえ、ママ。ほんとにこびとってちっちゃいんだね!」
一緒に並んでしゃがんでいたハンナに指を向けようとした時、クシャ・・・サラが感触に驚いて指を開くと、赤いワンポイントがついたペシャンコの電車が張り付いていた。
「あら、サラちゃんの電車、潰れちゃったわね。他の電車は潰さずにつまめるかな?」
ハンナがサラの指先を拭っていた。
「サラちゃんはすぐ潰しちゃうと思ったから5両にしたのよ。」
ミーナがそう言うと、背後からマミの声がした。
「ママ〜!あたしも電車潰れちゃった〜!」
振り向くと、マミがニコニコして電車をクシャクシャに丸めていた。窓枠やドア枠だったいくつかの場所から、赤い液体が滴り落ちている。
マミったら、焼きもちかしら。そう思いながら、駅に残っていた電車に近くのこびとを数十人押しこんで娘に渡した。車内に居ると危険だと判断したこびとたちは、
全て電車から逃げ出していたのだ。

リンダは直接こびとを摘まんで潰していた。彼女は恐怖に歪んだ顔を直接見ながら潰すのが好きだったのだ。
そして娘のキャシーも・・・最初の電車をまだ潰していないキャシーは、屋根を剥がして中からこびとをひとりずつ摘まみ出していた。それを、他のこびとに見せつけるように
電車の上で潰していた。千切れた手足や、潰れた肉塊が車内にボトボトと落とされ、電車の中は阿鼻叫喚の地獄と化していた。
最後まで残された男は、完全に精神が崩壊し、半開きに壊れていたドアから巨人の掌に飛び降りると、そこから身を躍らせた。
「あ〜、最後だったのに〜・・・」
キャシーは少し怒って、電車を握り潰して放り投げると、こびとが飛び降りた辺りをズシンッ!ズシンッ!と踏み潰した。

「じゃあ、駅はサラちゃんのママに潰してもらおうかしら?」
ひととおりの破壊と殺戮がひと段落して、ミーナはマミの汚れた手を拭っていた。結局サラは全ての電車をペシャンコにしてしまっていた。
「いいわよ。じゃあ、握り潰してあげるわね。」
巨大な手が上空から駅の手前に差し込まれ、駅を中心とした200m四方を右手に乗せた。周りを巨人に取り囲まれてまだ逃げ出していない数百人のこびとも一緒だった。
ゆっくりと巨大な手が閉じていく。親指を除く4本の指が折れ曲がり、ホームの端の方から砕きながら地面を垂直に立てていった。もちろんそこにあった物も人も全て壁となった地面を
ずり落ちて、駅の中央付近に叩きつけられる。
指は折れ曲がるように閉じられ、親指も曲がりはじめて、今度は壁となった地面までもが降り注いでいく。
取り残されたこびとたちが右往左往しているが、その上から瓦礫や残っていた電車が容赦なく圧し掛かり、押し潰していった。
やがて巨大な拳の中に駅全体が圧縮され閉じ込められた。ハンナが少し握りしめて手を開くと、そこには楕円形に押し固められ、指の形をくっきりつけられた地面と駅舎とその他の物で
作られた泥団子が固まっていた。
「はい、おしまい。」
ハンナはそれを軽く放り投げ、10kmほど先の街の一部を壊滅させた。

帰りの宇宙船で、ミーナはマミに話を続けていた。
「どうだった?こびと星は。」
「すっごい楽しかった!ねぇ、ママ。またキャシーちゃんとサラちゃんと遊びたいなぁ。」
「ええ、いいわよ。そのために連れて来たんだから。」

25年ほど前に現れたふたりの巨大宇宙人とひとりの超巨大宇宙人はこの星に甚大な被害をもたらした。それから、5年の間、毎週のように彼女等から蹂躙され続けることになった。
しかし、約20年前、彼女たちは突然現れなくなった。それを契機に、最大で80%を破壊されたこの星は何とか元に近い状態に戻りつつあった。
ところが20年ぶりに現れた彼女たちは、あろうことか全員が娘を連れて戻って来たのだ。
また、何年かしたら、飽きたように現れなくなるのか。それとも、このまま・・・
この星の住人たちは前者であることを、そして、早く破壊に飽きることを、神に祈るしか方法は無かった。