「はぁ・・・今日は全然おっぱいに巡り会えないなぁ・・・」

おっさんのようなことを言いながらブラブラ宇宙人街を歩いているのはツグミである。
今日は日曜日で温泉も休みなので暇をもて余しているのだ。

「空からおっぱいでも降ってこないかな~」

などとアホな独り言を言いながら空を見ると、視界に巨人の姿が飛び込んできた。

「あれって・・・ノヤ!?」

今日は温泉が休みということもあり、ノヤは宇宙人街へとやって来ていたのだ。
もちろん、これでも体を縮小させる薬などで最大限にまで体を小さくしていた。
そうでなければ宇宙人街という街の中でさえ、ノヤの体は収まらないはずである。

驚きを隠せないツグミ。だが彼女の考えは、すぐに別の事へと向いた。

「いや、そんなことより!ノヤのおっぱい、前よりすっごく大きくなってるぅぅぅ!!これは触りに行かなくちゃ!!!」

ツグミはポケットからミルク瓶を取り出すと一気に飲み干した。
以前巨大化した際に、散々迷惑を掛け続けたためリリにミルクを禁止されていたのだが
ツグミは一人で、こっそりとシュレース星人のミルクを買ってきていたのだった・・・。

ムクムクムクっっっっ・・・・・!!!!!!
音を立ててツグミの体どんどんは膨らんでいく。
気が付けば普段の自分ありえないであろう、エベレスト級の爆乳が胸元にぶら下がっていた。

「うーん!やっぱり巨大化って気持ちいい!それにやっぱり、おっぱいはこうでなくちゃ!」

巨大化したツグミは、確かめるように自分の爆乳を念入りに揉みまくる。

「それじゃあ、ノヤのおっぱい揉みに・・・レッツゴー!」



「そこのおっぱいっ!いただき~!!!」

掛け声と共にツグミは背後からノヤの爆乳を揉みしだく。

「ひゃあん!!ツグミ!?いきなり何するのよっ!?」
「フフフ・・・そこにおっぱいがあるから揉むのだよ?」

ドヤ顔でツグミは言うが、意味不明な変態行為である。

「ツグミ・・・少し前に巨大化禁止されたばっか…あぁん…もう!止めなさいって!」

それにしてもツグミのおっぱいへの執着は凄まじく、ノヤは全く手も足も出ない状態であった。

「ツグミちゃんったら・・・またリリちゃんに怒られるわよぉ?」

そんな最中、騒ぎを聞き付けてやって来たのはアリアであった。
これでようやくこの場も収ま…らなかった。

「アリアさぁぁぁん!皆とおっぱい比べさせてぇぇぇぇぇっっ!!」



ツグミが満足したころには、2人ともぐったり倒れていた。

「ちょっとはしゃぎ過ぎたら喉渇いちゃったな。アリアさんミルクちょうだい!」

言うが早いかツグミはアリアの可愛らしい乳首に吸い付く。

「やっぱりアリアさんのミルク最高だよっ!おっぱいから直接飲むと、より美味しく感じる!いくらでも飲めちゃうもんっ!!」
「あぁぁん!ツグミちゃんダメっっ!?ミルクを飲みすぎると大変なことに・・・」

アリアの必死の説得も虚しく、ツグミはミルクを飲むのを止めようとしない。
普通サイズの人から見たら既に軽くダム一杯分はある量のミルクを飲んでいる。

「あ~お腹いっぱい!美味しかった~♪」

ツグミはようやくアリアの乳首から口を離した。
その直後、身体にとてつもない力がみなぎるのを感じた。

「あれ?身体が大きくなってる!?」

アリア並みの巨大化の時とは比べ物にならない勢いで身体が巨大化していく。
雲を突き抜けてもグングン大きくなっていく。足元の街並みはどんどん小さくなっていく。

「ええぇぇっっっ!?アリアさん・・・私どうなっちゃったのぉ!?」
「ミルクを飲みすぎるとミルクの力が過剰反応しちゃうのよ?でもまさかこんなに大きくなるなんて…」

巨大化が止まったツグミは何とアリア達の10倍以上もの巨人になっていた。
おっぱいもこれ以上ないくらいに巨大に成長しており、もしアリアと同じ身長だとしても勝てるかもしれない程であった。
広大な宇宙人街をおっぱいだけで潰すことさえできそうだ。スカイツリーを縦に2つ並べても可愛らしいピンクの乳首の影に隠れてしまうだろう。

「すっごぉぉぉぉい!!」

落ち着いた所で自分の身体を確認したツグミはこれ以上ないくらい、はしゃいでいた。

「リリ姉見てるっ!?私のおっぱいこ~~んなにでっかいよぉ!!アリアさんよりも桁違いにでっかいよぉ!これが私だなんて信じられないっっ!!!」

思わずリリに自慢してみたが、もはや小さすぎて普通サイズの人間は肉眼では見ることもできない。
だが自分はこんなにも大きいのだ、リリが宇宙人街のどこにいても必ず見えているだろう。



その後のツグミは巨大な身体、爆乳をフル活用して思う存分にはしゃぎ回っていた。

天を突くほどの巨体で激しく動き回る。
小惑星級のサイズであったおっぱいがぶるるううぅぅん・・・と豪快な音を響かせる。
お尻も負けじと、ぶるるううんっ!と揺れ動いている。

人がほとんどいない町外れだから良かったものの、これを町のど真ん中で行ったとしたら
見に集まった多くの野次馬達が犠牲になってしまったかもしれない。








結局、元に戻れたのは数週間後。
その後、リリにたっぷりとお仕置きされてしまった事は言うまでもない。

「でもぉぉぉ!捨てられないんだよぉぉっ!おっぱいへの情熱だけはぁぁぁっっ!!」

だがどんなに怒られても、相変わらずのツグミなのであった・・・。