この話は超乳戯画というサイトにて
k様から案を頂き
それを元に作った話となっております










ある日、一人の少年は路地裏の片隅で、奇妙な物を発見していた。

「何だろ、これ?」

そこにあったのは、派手な色をしているお菓子の袋。
まだ開封はされておらず、外観は新品同然の綺麗な状態のままであった。

そんな道に落ちていたお菓子の袋など普通は、危なっかしくて食べられたものではないのだが
少年は特に深く考えもせず、あっさりと袋を開けて、中に入っていたお菓子に手を付ける。
そしてすぐさま少年は、そのお菓子を口いっぱいに頬張り始めた。

「……意外と美味しいなぁ。これならいくらでも食べれ……うっ!」

少年が、中に入っていたお菓子の味を堪能していた、その時。

不意に全身に走った強い衝撃のせいで、少年は瞬時に気を失ってしまう。
だが少年が気を失っても、彼の体中を走る衝撃は止まる事を知らず
遂には少年の体を、ムクムクと音を立てながら大きく変形させていった。

身長はドンドン大きく伸びていき、平らだった胸板は突如として空気を入れられた風船のように膨らんでいく。
それはお尻も同じであり、胸と同じように大きく膨らんでいくのが遠目に見てもよく分かるほどだ。



そして数分後。
目を覚ました少年がの体には、とても大きな驚くべき変化が起こっていた。

「こ、これって一体……」

そこに倒れていたのはもう、一人の少年などではない。
爆乳で巨体の、妖艶でセクシーな大人の女性が一人、そこには確かにいたのである。

「一体、どういう事なの……?」

気付けば無意識のうちに、言葉遣いまでもが少年らしいものから大人の女性のものへと変化していた。
その状況に困惑を覚える少年……ではなく元、少年と言った方が今は正しいのだろう。

だが、そんな元少年の困惑もすぐにあっさりと解消される事となる。

「……も、元に戻り始めてる?」

少年の体が女性のものに変化してから数分後には、あっさりとその体は元の子供の体へと変化していった。
服を破いてしまいそうなほどに張り出していた、胸とお尻の大きな二つの膨らみも萎んでいき
すぐに元の平坦な状態へと戻っていく。
そして性別も男に戻り、口調も今ではちゃんと普通の少年らしいものになっていた。

「何だっただろう、今の不思議な感覚……でも、このお菓子のおかげって事だけは確かなんだろうけど……」

その後、いつものように自宅へと帰って行った少年。
だがその手には、先程食べた謎のお菓子の袋が、確かに力強く握られているのだった。



謎のお菓子が入った袋を手に入れた少年は
それから毎日のようにそのお菓子を食べては、巨体を持つ女性の体に変身し続けていた。

実のところ少年は、女性の体になってしまった時の状態を、心から楽しく思っていたのである。
普段とは全く違う体になれるという、絶対にありえない体験。
それはどんな遊びよりも少年の事を夢中にさせていた。

そしてお菓子を食べ続けるにつれて、その変身時間も徐々に長くなっていき
今では十時間ぐらいは平気で、女性の体のままでいられるようになっていた少年。
胸も変身するたびにドンドン巨大化していき、最近では爆乳の先端にある乳首の先から
よく母乳までもが噴き出すようになっていた。

「ああぁん! このおっぱいのドッシリとした重量感、本当にたまんないわ! 吹き出るミルクも、もう全然止まんないもの!」

バランスボールよりも更に大きな乳房を、ぶるんぶるんと豪快に揺らしながら
歓喜の声を上げ続ける元少年……が変身した姿である巨体の大人の女性。
喋り方も女性の方が素になりつつあり、セクシーで妖艶な体のラインに引っ張られるように
今では性格までもが淫乱でセクシーな大人の女性ものとなりつつある。

もう彼は少年ではない。
女性に変身している時の彼女こそが、少年の本当の姿なのだ。



そんな状態から数か月後。

「あぁん、可愛らしい坊や……ねえ、今からお姉さんと一緒に楽しい遊びをしない?」
「うわあぁぁっ! は……でっかい裸の女の人が走ってくるよぉぉぉ!」

そこには自らの肉体を生かして、思う存分好き放題に楽しんでいる
一人の女性の姿があった。
もうお菓子を食べなくても、ずっと女性の姿でいられるようになっていた元少年。
そこには、少年だった頃の面影など全く感じられない。

少年は完全に今、一人の女性として生まれ変わっていたのである。