pixivへ上げた (2017.10.24) ラブラ⚪︎ブ・ミュー⚪︎の巨大娘ssになります。

巨大娘は好きですが好きですか?
あのデュエの2人が、謎のラ○カストーンによって....

ーーー

【蹂躙日和、です!】

〜とある週末の午前〜

海未「はい、今日の練習はここまで。お疲れさまでした!」
 
穂乃果「あぁ~~もうダメだ~、身体中痛いよ~~。にこちゃん、お水取って~」
 
にこ「あいよ」
 
穂乃果「ありがと~~」ゴクゴク
 
海未「穂乃果、先週までうまくいかなかった序盤のステップ、格段にレベルアップしましたね!!!こっそり裏で練習でもしていたんですか?あなたは最高です!」
 
穂乃果「そ、そうだよ!みんなにカッコいいところ見せなくっちゃって思って頑張ったんだよ」ドヤホノ
 
穂乃果(もちろん嘘だよっ!海未ちゃんチョロい・・・) クスクス
 
海未「それより穂乃果、昨日返された数学の小テスト、どうだったんですか」ニコニコ
 
穂乃果「ヒッ!?な、なんだっけそれ、穂乃果わかんな~い」ダラダラ
 
海未「できなかったところはあとでガッツリ復習ですよ」ギロッ
 
穂乃果「ふええええ!!!助けてことりちゃぁああん!」

海未「ことりは今日ここにはいませんよ、助けを呼んでもムダです」ニコニコ
 
絵里「ことりは確か名古屋でスクールアイドル衣装作り講座?だったかしら」
 
希「自分にはない衣装作りのテクニックを勉強したいって、ことりちゃん張り切ってたなぁ!」
 
穂乃果「ことりちゃん何買ってきてくれるのかな~、お土産楽しみ~~♪」
 
海未「ことりは遊びに行ってるわけではないのです!勉強ですよ、勉強!穂乃果もことりを見習ってください」ギロッ
 
海未「昨日の約束通り、この後穂乃果の家で数学の復習ですからね」ニコニコ
 
穂乃果「そ、その前に一緒にお風呂入ろうよ!そのあとはふたりで一緒にお昼寝」ニヤニヤ
 
海未「穂乃果・・・お風呂・・・一緒にお昼寝・・・」ブツブツ
 
海未「ウフ・・・うふふふふ」ジュルリ
 
希「やばい(やばい)」
 
海未「そ、そうですね。今日は穂乃果も練習頑張ったことですし、たまにはリフレッシュも大事ですねっ!」
 
穂乃果(やっぱりチョロい)
 
真姫「この後なんだけど、私は病院に顔出さなきゃいけないから急いで帰るわね」
 
希「了解よ~、真姫ちゃん。ほな!みんなもお昼前だし早く帰ろ??」
 
いつもと変わらず、練習を終えて帰る準備をするμ’sのメンバー達。これから予期せぬ事態が起こることも知らずに・・・
 
凛「かよちん、はやく帰るにゃっ>ω</」
 
花陽「凛ちゃん待ってよぉおおおお!!!」
 
いつも通り校門を出ておしゃべりをしながらゆっくりと家路へと向かう。
 
凛「かよちん!また明日、ばいばいにゃ~~>ω</」
 
花陽「凛ちゃんじゃあね~~!」
 
花陽(おなかが空きすぎてマズイです・・・本当はお行儀が悪いからしたくないけど、今日はしかたないんですっ!)
 
凛と別れた後、即座にカバンからおにぎりを出して頬張る花陽。

花陽「ふふふ、激しい練習のあとのおにぎりは最高です!」
 
ゴチンッ!!!
 
花陽「いたたた・・・何この石!もう~、こんなの投げるなんてヒドいよ〜〜」ウルウル
 
直径2㎝ほどのピンク色をしたハート型の石。眩しい光を放っていた。
 
花陽「もしかして、ラ○カストーン??よく見るときれいだな~~!持ってかえちゃおっと♪」
 
花陽「凛ちゃんに見せたら驚くかなぁ♪」
 
花陽「あれれ?地面、こんなに遠かったっけ・・・」
 
気づいた頃には目線が電柱の高さを超えていた。
 
花陽「えぇええ!!!わっ、私、、大きくなってる!」
 
そう言い放ったころには花陽の身長は30mを超え、周囲の人々も異変を感じ始める。
 
「何あれ、女子高生??」
 
「音ノ木坂の制服着てるね」
 
「ちょっとデカすぎじゃない??」
 
花陽「ど、どうしよう・・・止まらないよぉおおお・・・」
 
このまま大きくなるのが止まらなければ、足の大きさが道幅を超えて民家を破壊してしまう、花陽はそんなことを考えていた。

しかし、あっという間に足の大きさは道幅を超えてしまった・・・
 
ズゴゴゴゴゴゴ・・・バキバキバキバキ、、、グシャッ!!!
 
花陽「あっ・・・ああああ・・・」

突然の出来事で動揺する花陽。しかも、自分のせいで建物や街の一部が破壊され、足元で犠牲になった人々のことを考えると涙が溢れ出した。
 
花陽「凛ちゃん、真姫ちゃん、、、みんな・・・ダレカタスケテーーー!!!」

街中に花陽の悲鳴が響き、巨大化は停止した。この時の花陽の大きさは元の身長の約1000倍というとてつもない大きさだった。
 
花陽「うぅ・・・止まったみたい・・・」
 
地面を見下ろすと、街そのものがとても小さくなっていた。足元を見てみると、多くの建物やビルが倒壊したり、バラバラになっていた。
 
花陽「たくさんの建物を潰しちゃった・・・うっうっ、どうしてこんなことに・・・」

花陽「もうっ!誰なの??花陽を巨大化させるために邪悪なラ○カストーンに課金した人は」プンスカ
 
花陽「もしかして歩きながらおにぎりを食べてお行儀が悪かったから、神様が花陽に罰を与えたのかな?」
 
花陽「ごめんなさい・・・ちゃんと反省するから元の大きさに戻してよ神様・・・」ウルウル
 
花陽の足元に居た人々はパニック状態で、周囲は悲鳴で溢れた。あまりに突然の出来事に驚いて、足がすくんで逃げられない人もたくさんいたのだった。
 
花陽「もう既に多くの人が私の足の下敷きになっているはず。これ以上花陽が歩くと街が大変なことになっちゃうよね・・・」
 
花陽(これ以上被害を出さない方法を必死に考えています・・・ひょっとしたら非現実すぎて夢なのかもしれないし、案外すぐに元の大きさに戻れるかもしれないし…!)
 
花陽「・・・大きくなるっていっても、ゴ◯ラとかウル◯ラマンサイズなら多少道路は壊れちゃうかもしれないけど、頭を使えば建物を壊さなくても歩けたのに・・・」
 
花陽「ドウシテコンナニオオキクナッチャッタノォ?!」
 
「おっ!?怪獣の動きが止まったぞ!!!」
 
「動き出す前に逃げるぞ!」
 
無事だった人々は、できるだけ花陽から離れるように逃げ始めていた。
 
花陽「みんな、少しでも私から遠くに逃げて!お願い・・・」
 
今の状況ではどうすることもできず、一歩も歩かないことで被害を減らせる。しかし、巨大化の衝撃で倒壊した建物に道が塞がれ、立ち往生する人々の姿もあった。
 
花陽「あっ?!ごめんね、今すぐどかしてあげるからね。」
 
花陽は足を動かさないようにしゃがんで、そっと瓦礫の山をどかした。すると、塞がれていた道に大きな隙間ができて立ち往生していた人々は逃げることができた。
 
???「巨大な花陽ちゃん、、、助けてくれてありがとう!!!ファイトだよっ!」
 
??「あなたは最高ですっ!!!とりあえず今は避難を優先しますが、気を強く持ちなさい。必ず助けに来ますから!」鼻血ドバァアアアア
 
???「おどおどしながらも大胆に街を蹂躙しちゃう花陽ちゃん・・・!豊満な胸のお饅頭も、健康的で柔らかい太ももとか全部がギガサイズに・・・あぁ、この眺めは最高過ぎるわぁ」パシャパシャ
 
??「むちむちしたやわらかいほっぺたも地面に擦りつければ、ビルをすり潰す恐ろしい兵器に・・・」ハラショー
 
??「ちょっとみんな、凛のかよちんをそんな目で見ないで!!!」
 
??「かよちん・・・たとえかよちんが全人類の敵になったとしても、凛だけは絶対にかよちんの味方だからね・・・」ウルウル
 
花陽をただの怪物として見るのではなく、瓦礫をどかしてくれたことに感謝する人々もいた。

さらに、街の一部がメチャクチャになっているにも関わらず、この状況に興奮する不届き者の姿もあった(呆れ)
 
花陽「よかった・・・!よかったよぉ・・・とりあえず、みんな逃げられたみたいだね!」
 
花陽のその行為によって、一部の人々は花陽に対して安心感を抱いた。身体はとてつもなく大きく、歩いただけで街がひとたまりもなく破壊されてしまうが、自分の脅威から人々を守ってくれる。

巨大化しても、中身は心優しい他人想いの花陽のままなのであった・・・
 
花陽「そういえばゴ◯ラとかウル◯ラマンって実際に人間サイズで目にしたらとっても大きいんだろうなぁ」
 
花陽「今の花陽の大きさからするとゴ◯ラは手のひらサイズのトカゲ、ウル◯ラマンに関してはちょっと大きめのGと同じくらいの大きさしかないや、あはははは」
 
花陽は自分がとてつもない大きさになってしまったことに途方に暮れていた。
 
花陽「そうなると、みんなにとって花陽はどう見えているんだろう・・・怪獣を通り越して悪魔?破壊神?うぅ、想像したくないよぉ・・・」
 
花陽(巨大怪獣花陽は正義のヒーローに倒されちゃうのかなぁ・・・でもたった40mのヒーローが10人集まっても花陽は倒せないだろうね!私にとって虫けらを10匹潰すくらい簡単にできちゃうよ・・・)
 
花陽「そういえば大きなビルも花陽の膝の高さより小さいんだね。くるぶしの高さよりも小さい建物だってたくさんある・・・」
 
そもそも、身長が1560mある花陽にとって自分の背丈よりも大きなビルなどこの地球上には存在していなかった。
 
不意に与えられてしまった強大な力に対して、この世界は悲しいほどに儚くもろい存在であることに気づき始めていた。少しだけ、邪悪な心がふつふつと沸いてきたのであった・・・

花陽「も、もし花陽が本気出したら・・・」
 
花陽(だめだめ!花陽はちゃんと理性のある人間の女の子なの・・・そんなこと考えちゃ、絶対ダメ・・・)

ブロロロロロロロ
 
花陽「すごい、小さい、です…!」
 
花陽は自分の膝の高さあたりにヘリコプターが数機飛んでいることに気が付いた。ヘリといっても、1000倍サイズの花陽には蚊と同じくらいの大きさでしかなかった・・・
 
パァン!パァン!
 
膝の辺りで、小さな音とともにバチバチと小さな爆発が起こっていることに気が付いた。
 
花陽「ピャァアアアアア!!!」
 
ズゥシイイイイイイイン!!!!!!!
 
突然の攻撃に驚き、足を動かさないと決めていたハズなのに、一歩踏み出してしまった。
 
花陽「あっ!!?」ナミダメ
 
その反動で足を振り上げると、見たことのある水色の電車がローファーの裏で惨めにぺしゃんこになっていた。さらに並走していた緑色の電車も吹き飛ばされてしまった。
 
花陽「ごめんなさい・・・私が足を動かしただけでこんな・・・」
 
街を破壊したくないという想いと裏腹に、とてつもない揺れが街を襲い花陽に直接踏み潰されなかった周囲の建物の多くが倒壊し、高速道路の陸橋もビスケットのようにバラバラになって地面へと降り注いだ。
 
何の罪もない街や人々をすり潰してしまった罪悪感に、花陽は青ざめる。
 
さらに、ローファーにこびりついたビルや電車を見て落胆した。さっきまでの努力はなんだったのか、と。その追い打ちをかけるように戦闘機やヘリからの攻撃が激しくなる。
 
花陽「うぅ・・・花陽を必死に倒そうとしているみたい・・・このまま怪獣として扱われて駆除されちゃうのかなぁ・・・そんな終わり方いやだよぉ」ボロボロ
 
花陽「あれ?こんなこと言ったら失礼だけど、戦闘機の攻撃、あんまり意味ないかも・・・」
 
花陽「全然痛くないよ・・・どうして・・・」
 
花陽の目視でも分かる通り、かなりの戦闘機が身体目掛けて爆弾を落としたり、遠くからはミサイルも飛んできてたびたび大きめの爆発が花陽を襲う。
 
最新鋭の技術を駆使した兵器を大量に送り込んだが、攻撃はまったく効いてなかった。それどころか、花陽の身体にかすり傷ひとつすらつけられなかったのだ・・・
 
巨大な花陽は人類にとって最大の脅威であり、これ以上の被害を出さないために、ただちに排除しなければならない存在になってしまった。
 
ゴ◯ラなどの特撮に出てくるベタな怪獣は例外を除きわりと無秩序に暴れまわるイメージがある。それも、せいぜい100mくらいであろう。

しかし、今の花陽は1000mを遥かに超え、人間と同じ知能を持っている。仮に純粋で心優しい彼女が闇落ちしたら・・・考えただけでも恐ろしい。
 
理不尽にも巨大化させられ、人々には怪獣扱いされる始末。人として受け入れられてもらえないという現実に悔しさと寂しさが混ざり合い、とても惨めな気持ちになった・・・

~その頃名古屋~
 
ことり「ふぅ~~!衣装の勉強会、来てよかったぁ~~!」
 
ことり「次の曲の衣装考えてみたけど、みんなに気にってもらえたら嬉しいなぁ♪」
 
ことり「さぁて、お土産も買ったしあとは新幹線に乗って帰るだけだね」
 
ゴチンッ!!!
 
ことり「いたいいいいい!!!・・・誰?ことりに石なんか投げたの」ナミダメ
 
それはどこかで登場(東條)したラ○カストーン(?)であった。

希「ウチのこと呼んだ??」
 
ことり「んん?これはどこかで見たことあるような?まさか、みんな大好きラブ○ストーン??」

ことり「とりあえず持って帰ろっか♪」
 
ズゴゴゴゴゴゴォオオオオオオ!!!バキバキバキバキ・・・ズシャァアアアア
 
ことり「きゃぁああああああ!!!!」
 
ことり「か、身体が大きくなってる・・・いやぁああああああ!!!」
 
花陽と同じく、約1000倍ほどの大きさで巨大化は止まった。

ことり「これじゃあス○フェスじゃなくてデカフェスになっちゃうよぉ・・・」
 
新幹線を乗るために向かっていた巨大なターミナル駅は、ことりのローファーにすり潰されて無残な姿になっていた。
 
ことり「ど、どうしよう・・・これじゃぁ帰れないよぉおおお!」
 
ことり「ホノカチャァアアアアン!!!」ボロボロ
 
ことり「ビルとか建物踏み潰しちゃった・・・こんなの弁償なんてできないよぉおお・・・」
 
ことり「あっ、でも大きくなっちゃったから歩いて帰れるかなぁ??建物とか壊しちゃうかもしれないけどね」
 
ことり「でも、足の踏み場がないんだよね・・・なるべく踏み潰さないから許して欲しいな♥」
 
ズシイイイイインズシイイイイイン!!!
 
ことりの片足だけでも250m以上ある巨大な足が振りおろされる。歩くたびにビルや建物が粉砕されていく。
 
東京から名古屋まで約350㎞、ことりにとってはわずか350m。5分もかからず東京にたどり着いた。

すると、見慣れた制服のうずくまっている少女を見つけた。
 
ことり(ど、どうやら、ことりと同じで突然大きくなっちゃって困ってるのかな)

ことり(あれ?もしかしてかよちゃんかな??)
 
ことり「お、お〜い!か、かよちゃ~~ん!!!」
 
花陽「こ、ことりちゃん!どうしてここに・・・」
 
ダキッ////
 
花陽「うわぁあああああん!!!寂しかったよ・・・怖かったよぉおおおおお」ボロボロ
 
花陽はやっと同じ目線で話せる人に会えた同時に、それが大好きな先輩だったので、安心のあまり感情を抑えきれず泣き叫んだ。
 
ことり「かよちゃん、怖かったんだね・・・ことりもだよ。急にこんなに大きくなっちゃって、悪気はなくてもこんなに街を壊しちゃって・・・」ウルウル
 
ドガァアアアアアン・・・ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・

ことぱな「きゃぁああああああ!!!」
 
人口密集地であるのにもかかわらず、花陽とことりを倒すために核攻撃が行われた。世界中に被害が及ぶ前に駆除しようと、某大国はこの国を見捨てたのだった・・・

「核兵器を使うなんて聞いてないぞ!あの国、やりやがったな・・・」

「いくら怪獣退治といっても日本の政府へ何も知らせずに核攻撃を行うなんて非人道的過ぎる・・・」

さらに恐ろしいことに、そのエネルギーをすべて吸収して花陽とことりは万倍サイズに巨大化してしまった。その代償として、街は核の脅威を免れたという・・・
 
ことり「眩しい・・・今のってもしかして・・」
 
花陽「核攻撃です!花陽とことりちゃんを倒すために、どこぞの大国がぶち込んできたんです・・・」
 
ことり「すご~い!(キラキラ)さっきは膝下くらいのビルもあったのに、ビルなんて全部米粒サイズだね」
 
花陽「さすがに核攻撃すれば私たちが死ぬと思ったんだよ・・・でもそのおかげでさらに大きくなっちゃたね・・・」
 
ことり「かよちゃ~~ん♡スカイツリー拾ったよ~~~!」ミセビラカシ
 
花陽「こ、ことりちゃんだめだよぉおお!!!」
 
ことり「え~、なんで~~??」ポカーン

花陽「街を壊わしちゃだめだよぉ・・・」

ことり「(街の蹂躙を)やらずに悔やむより勇気だそう!」

花陽「」モジモジ

ことり「出そう??」

花陽「うんっ!!!」
 
花陽は、さっきまでは街をこわさないよう、こわさないようにと努力していた。けれど、ここまで大きくなってしまうと、人間との共存など不可能であることに気が付いた。

100mある高層ビルでさえ米粒サイズ、10mほどの電柱ともなると0.5mm、人間はさらに小さい・・・
 
ことり「お~い、かよちゃ~~ん!もしも~し・・・」
 
ことり「かよちゃんすっかり自分の世界に入っちゃってるね」
 
花陽「さ、さすがにここまで大きくなっちゃうと、諦めがつくというか・・・!」
 
花陽「フフフ、フフフ・・・なんでもないよことりちゃん、ありがとう」ニコッ
 
ことり(かよちゃんが何か企んでる)
 
花陽「そ、そういえば・・・突然大きくなっちゃって、辛くても街を壊さないように花陽は頑張ったのに、感情を逆撫でるように平気で攻撃を仕掛けてきたよね・・・小人さんたち」

花陽「全然痛くなかったけどね」
 
花陽「人間の女の子としてじゃなくて、怪獣扱いされるのは正直傷ついちゃったな・・・あははは」
 
花陽「せっかく守ってあげようと思ったのに、核攻撃なんてひどすぎます・・・花陽の気持ちを踏みにじった小人さんたちにはきついお仕置きが必要ですね」ニコニコ
 
花陽「フフフ・・・これからは私がこの世界の支配者になってあげます!みんなよろしくね♪」

花陽「小人さんたちには、花陽にこんな無礼な態度を二度と取らせないように調教しないとですね・・・」
 
花陽「世界のパワーバランスなんて無意味になっちゃうね!!!花陽とことりちゃんという圧倒的な力で君臨する勢力の誕生によって・・・」

花陽「世界中の政府や軍隊、支配者の尊厳をズタズタに潰して、み~~んな屈服させちゃうとか!考えただけでもゾクゾクしちゃいますねっ!」
 
巨大化した少女も、不意に巨大化させられた状況を理解できずにうろたえているうちはまだ被害が少なくて済むだろう・・・
 
だが、彼女たちの怒りや攻撃の対象が人類へ向けられた時・・・あるいは、その強大な力を利用して人類を制圧・・・その時はもう人類の時代はおしまいである(白目)
 
花陽「大きくなった女の子は、特撮映画に出てくる怪獣なんか比にならないほど恐ろしい存在だってことを分からせてあげます・・・」
 
花陽「今の花陽たちはその怪獣よりも数百倍も大きいの、さらに一番の脅威は人類と同じ知能を持っていることだよねっ!怪獣さんなんかよりもっと凶悪で知能的な蹂躙と破壊行為を・・・」ニコニコ
 
未知のウイルスや自然災害、隕石の衝突・・・それに匹敵する人類にとっての脅威は科学力の優れた宇宙人や万倍サイズに巨大化した女子高生など、知的生命体による支配であろう(白目)
 
未曾有の大蹂躙と猛烈な破壊活動が幕を開けようとしていた・・・

花陽「ことりちゃん、似合う、かな??スカイツリーをペンダントにしてみたの!」
 
ことり「かよちゃん可愛い~~!スカイツリーのペンダントかぁ、支配者の証みたいだねぇ!」
 
花陽「フフフ・・・人類の科学の結晶である巨大なスカイツリーを奪い取られて、かよわい女子高生の首飾りにされちゃうなんて、とっても惨めだね!悔しかったらお得意の攻撃で花陽を倒して、奪い取ってみれば??」
 
花陽「なんて、絶対に無理なこと言ってごめんね??そんな米粒みたいな建物に住み着いてる微生物が花陽たちに勝てるわけないよね!」
 
ことり「ミサイルや爆弾はおろか、核攻撃すら効かない人知を超えた存在・・・ことりとかよちゃんはこの世界の神様になったんだね!嬉しいな〜♪」
 
花陽「そうだ、花陽に攻撃を仕掛けてきた悪い微生物さんたちは駆除しなければなりませんねぇ・・・やられっぱなしじゃ悔しいです!世界中の街を花陽とことりちゃんで根絶やしに・・・フフフ」
 
グゥウウウウウ~~~!
 
花陽「はぁああああ」カァアアアアア
 
ことり「かよちゃんのおなかの中の怪獣が暴れてるみたいだねっ」ニヤニヤ

花陽「もう〜〜!ことりちゃん笑わないでぇ」ウルウル

ズゴゴゴゴゴゴォオオオ....

「なんだこの揺れは」

「怪獣が現れたらしいぞ」

1000倍サイズの時よりも、万倍サイズになると直接踏み潰されなくても被害や影響の範囲はとてつもなく拡大した。

都市機能が麻痺してニュースやラジオ、通信機能が遮断されて情報がほとんど得られないためか、中には怪獣と聞いて100メートルくらいのモノを想像した人も多かった・・・

地下街にいた人たちや、花陽やことりの姿が死角に入っていて見えない人々の間では、たかが怪獣だし高いビルや建物に逃げれば助かるだろうという情報も流れた。

しかし、ことりの魔の手によって人々が避難した超高層ビル群に激しい揺れが襲い、ビルが数十棟も一気にすり潰されていく。

万倍サイズにまでなると、すり潰されるだけでは済まず、周囲にあった200mを越える巨大なビルでさえも、手や足が地面に着く衝撃で簡単に吹き飛ばされ、空中でバラバラにされてしまった。

ことり「かよちゃん、あ~~ん♪」
 
ことりは1~2㎝ほどしかない都庁のビルを指でつまんで花陽に食べさせた。
 
花陽「このビル美味しい!ことりちゃん、ありがとう」キラキラ

ことり「やんやん♡美味しそうに食べるかよちゃん可愛い〜〜///」トロ~ン
 
花陽はこの美味しさに味をしめ、超高層ビルを根こそぎ食べ始めた。巨大で柔らかそうな唇や舌が街に襲いかかる・・・

激しい振動や爆風に巻き込まれ、人々は避難など到底できず、ビルと一緒に花陽の胃袋に消化されてしまった。

ちょっと物足りなくなった花陽は、街の一部をくり抜いて、何十棟かのビルを一気に丸飲みしてしまう・・・
 
花陽「お米も美味しいですけど、ビルや街も最高ですっ!大きくなれてよかったなぁ♪」
 
花陽「世界中のいろいろな街を巡って、もっとたくさんのビルを食べたいなぁ///」
 
ことり「大丈夫だよかよちゃん!ビルは逃げないからね~~~」
 
花陽「それもそうだね」モグモグムシャムシャ

ズガァアアアアアアン!!!
 
ことりは靴下を脱いで素足で座り込んだ。
 
ことり「えいっ♪」
 
ことり「えへへへへ////たかいたか~~~い!」
 
ことりは六◯木ヒルズを足のゆびでつまんで持ち上げた。あれも日本有数の超高層ビルであろう。しかし、巨大な女子高生の玩具になってしまった・・・
 
グシャッ!!
 
ことり「あっ・・・潰しちゃった・・・脆すぎだよ♪」
 
ことり「かよちゃんやことりに無意味な攻撃する前に、小人さんたちは潰されないビルを開発したらどうかな!あははははは!!!」
 
ことりが少し圧力を加えただけで、足のゆびにヒルズはすり潰されてしまった。
 
白くてスベスベなことりの素足と、瓦礫と化した街・・・栄える者とそれと共存することを許されず滅ぼされてしまう者の力の差を物語っているようだった・・・
 
ズジャァアアアアゴゴゴゴゴゴバキバキバキニコマキ
 
ことりは瓦礫をかき集めた。もちろん、まだ無事だったビルや建物も容赦なく巻き込まれてしまった・・・
 
ことり「かよちゃ~ん!ことりが集めたやつ、食べて欲しいなぁ~~!」
 
花陽「花陽のためにこんなに集めてくれたぉ!?嬉しいな///」
 
ことり「かよちゃん、大好き....///」
 
花陽「ことりちゃん///」カァアアアア
 
チュッ♡
 
おしまい