pixivへ上げた (2017.9.5) ラブラ⚪︎ブ・ミュー⚪︎の巨大娘ssになります。
でっかい!かわいい!無敵なエリーチカを書きたかっただけ、つまりそういうことなのですっ!
ーーー

【大怪盗エリーチカ】


犯行予告


ある日、省庁や行政機関へ一斉に謎のメールが届いた。
「明日の夜7時頃にスカイツリーを盗みにいくわ。抵抗しても無駄よ?私を捕まえるにしてもあなた達には無理ね。それよりも多くの人を避難させる方が大事なんじゃないかしら?フフフ....じゃあね。 大怪盗エリーチカ」

官僚A:愉快犯からのメールか。にしても話がぶっ飛び過ぎてて現実味に欠けますねぇ。

官僚B:こんなの送り主の身元割り出して、とっとと犯人捕まえて終わりですな。

官僚C:600mを超えるあの建物を、根こそぎ盗み取るなんて不可能でしょう。誰が考えても同じことです。こんなくだらない話にまともに取り合ってる暇はないよ。我々だって忙しいんだから。

官僚D:現段階ではさほど重大事件につながる事象ではないと推測しますが、備えあれば憂いなし。念のため対策部隊を設立し、関係機関と連携して密接に対処していく所存です。

官僚A:わかった。官僚D君、あんたにこの件は任せたよ。あんたは優秀だけど、たまにてこずる。有事に繋がる可能性は極めて低いが、慎重にことを進めていってくれ。

官僚D:了解。

官僚B:心配するなよ官僚D君。あんなのただのいたずらメールさwwww

官僚D:はい。これが本当にいたずらメールなのかどうかの調査を含め、事が分かり次第ご報告致します。

官僚A:よし。会議は終了だ。解散、各自持ち場に戻ってくれ。

アナウンサー:えー、次のニュースです。各省庁や行政機関に謎のメールが一斉に送りつけられ....

(文章の内容は略)
アナウンサー:この報道について街の人は

通行人A:残虐な行為の予告ならまだしも、スカイツリーを盗むって....ありえなさ過ぎて微笑ましいですね。まあ、いたずらメールを送り付けた犯人は捕まって欲しいですが!

通行人B:スカイツリーを盗む....??プークスクスwwwwww面白いこと書き込む犯人ですね。バカなのか天才なのかwwwwww

通行人C:あんなに大きい建造物どうやって盗むんですかね??もしかして送り主の犯人はポンコツなのでは....

通行人D:犯行予告ぅ〜?にこそういうのわかんなぁい!それよりも、世界中ににこの可愛さを〜〜って、(むきぃ〜〜〜!)聞いてんの!!!

〜部室〜

絵里:(机を)バァン!

にこ:にごぉおおおお?!

絵里:おかしいわこんなの!真面目に送りつけたはずなのに、バカとかポンコツとかdisられて....悔しいチカ!!!

にこ:ちょっと絵里、いきなりびっくりするじゃない!にこもインタビューに答えたのに途中で切られるし....

真姫:まあ、にこちゃんのは当然よね。

にこ:ぬぁんでよぉ?!

真姫:だって、犯行予告のこと聞かれてるのに自分のこと言っちゃうとかただのアホじゃないの・・・

にこ:ぐぬぬぬぬ....

にこ:んで、そのスカイツリーを盗むとかいう作戦はどうするの絵里。

絵里:もちろんやるわ。アイドル研究部....は表の名前。音ノ木坂学院世界征服部の活動の先駆けとして、私がひと肌脱いじゃうんだから♪

真姫:もっと派手にドカーンと一気に世界征服〜!とかやるのかと思ったら最初は意外と地味にやるのね。

にこ:真姫ちゃんは分かってないな〜。そんな一発で世界征服なんてできたら、面白くないじゃない。ゆっくりと、少しずつ、確実にじわじわと。にこ達のチカラを思い知って人々は降伏していくのよ。ククク....

真姫:なんだか、今のにこちゃんのセリフ、某堕○使ヨ○ネが言いそうよね(ボソッ)

にこ:ん....真姫ちゃん何か言った?( ジトッ)

真姫:な、なんでもないわ!

真姫:とりあえず世界征服ができたらの話だけど、私は北米大陸をいただくわ。真姫ちゃんはアメリカの女王様になるの!

にこ:あ!真姫ちゃんズルい!にこも狙ってたのに〜!にこと一緒に、女王様やろっ、ねっ??♡

真姫:なんで一つの国に女王様が2人もいるのよ! イミワカンナイ!!

海未:よくこんな危ない部活の活動を学校は認めましたね....にこは部活設立時からずっと世界征服を企んでいたんでしょう?

にこ:そうそう。みんなが入る前はずっと1人で地球侵....じゃなかった。アイドルの研究してたんだから!

海未:だったら最初からにこは絵里と希を誘えばよかったんじゃないですか??

にこ:絵里と希が世界征服を企む侵略者だってことは、穂乃果やあんたらのお陰で知ったのよ。

絵里:そうね。私も、にこは普通にアイドルのこと考えてる人だと思ってたから・・・接点はほとんどなかったものね。

 〜数ヶ月前のこと〜

穂乃果:にこ先輩のアイドル研究部を乗っ取って世界征服部にしちゃおうよ〜!

海未:私にアイドルはちょっと・・・でも世界征服のためなら。頑張れる気がします!

ことり:面白そう!私もやりたい!(・8・)

花陽:アイドルや世界征服への想いは誰にも負けないつもりです!

凛:いっくにゃ〜>ω</

真姫:わ、私は別にアイドルと世界征服に興味なんて・・・い、いいわよ!やってやろうじゃない!!!

にこ:別にあんた達が乗っ取らなくても、アイドル研究部は表の名前なのよ元々。設立当初のメンバーが辞めてからはずっとにこ1人で世界征服の研究をしてきたのよ。

穂乃果:おぉ〜!話が早い!なら私たちも入部させてください!

にこ:お断り....いや、歓迎するわ。正直、優秀なにこにーでもこの頃は世界征服の研究にも行き詰まってたしね。あんた達のチカラが必要だわ!ついてきなさい!!

穂乃果:絵里先輩!チカラを貸してください!!!

絵里:あなた達・・・(ギロッ)

穂乃果&にこ:ひぃいいい!!!(怒られる)

絵里:なんでもっとはやく世界征服を企む部活だってことを私に教えてくれなかったの??私を置いてあなた達だけそんな楽しそうなことやっているなんて、酷いじゃない!

花陽:ソコナノォ?!

希:まあまあエリチ。アイドル研究部ってのは表の名前やし、裏の本当の活動まで生徒会は把握できないしね〜〜

希:ってことで、リーダーの穂乃果ちゃん、部長のにこっち。エリチとウチをよろしくな!

 〜回想終了〜

絵里:なんで学校はこの部活の活動を認めているかですって??

絵里:私がこの学校の生徒会長だしね。役員に圧力かけて無理やりこの部活の活動許可を通したわ。ちゃんとアイドルとしての練習や活動もしてるんだから大丈夫よ!

海未:でも理事長の許可は....

絵里:それは簡単だったわよ。ことりの息のかかった理事長を説得するなんて楽勝じゃない

真姫:(この学校・・・もう手遅れね)

真姫:ってか海未いつからいたの??

海未:絵里が机を叩いたくらいからでしょうか??

にこ:って、ほぼ最初からじゃない....

絵里:さて、いよいよ今夜ね。準備しなくっちゃ。でもみんな安心して?学校やこの地域には被害出ないように希がシールド張っておくから!


作戦開始よ!


〜夜〜

絵里:高いところってやっぱり苦手ね....ちょっとこわいわ。(私はどうにかして外に出てツリーの展望台の天井あたりに来たわ)

警備員:ちょっとそこの君!何をしているんだ、危ないじゃないか!

絵里:あら、バレちゃったわね!

隊員A:警備員さん、危ないからあんたは下がって!

警備員:ウイッス

隊員A:詳しくは署で聞こう。君が怪盗エリーチカだね??

 警備員の後ろに20人以上の警官や特殊部隊がやってきた。

絵里:怪盗じゃなくて、大怪盗よ!大があるかないかでだいぶ違うんだから(プンスカ)

隊員B:バカなマネはよしなさい。足を滑らせたら落ちるし、落ちたら一溜まりもないぞ??はやくこっちへきなさい。

絵里:それはあなた達に限ってのことね。私は別に足を滑らせても何も問題ないのよ?

隊員A:こいつ、何言ってるんだ....

隊員B:とにかく、ここからツリー内部へ繋がる非常階段や扉は全て特殊部隊が張り付いている。君に逃げ場はないんだよ?大人しく投降しなさい。

絵里:あらあら、それはどうかしらね?

絵里:そんなことよりも、あなた達は避難しなくて大丈夫なの?

隊員A:そんなお嬢さんのたわ言ごときに避難なんかする人なんてどこにもいないよ....

絵里:あなた達含めてこの建物の周囲にいる人たちは避難させた方が身のためよ?

隊長:周囲住民の避難と、私たちが避難?意味が分からないよお嬢さん。あんたひとりで動かせるほどこの建物はヤワじゃないよ!

隊長:あ、私は怪盗エリーチカ対策部隊の隊長だ。あんな妄言メールなど信じていないがな。お偉いさん(官僚D)の指示の手前、念のために結成されたお遊び部隊のつもりだったんだがな・・・。

絵里が :だ か ら !大怪盗エリーチカよ!何度言えばわかるの?

絵里:って....対策部隊なんてあったのね。賢いじゃない。一応対策しようとしたってことは褒めてあげるわ!

絵里:あとね、怪盗エリーチカ対策部隊じゃなくて、大怪盗エリーチカ対策部隊に改名することね。その名前の方が賢そうよ?

隊員A:なんであの小娘あんなに偉そうなんだよ・・・

隊員B:ってかあの女子高生、怪盗か大怪盗かでメッチャ呼ばれ方こだわるな・・・俺はそういうの好きだけどな!

絵里:あら、ありがとう。隊員Bさん、あなただけはきっと助けてあげるわ。

隊員B:(大怪盗エリーチカ、怪盗とか名乗っている割にやさしいのか?)

絵里:あらいけない。そろそろ時間ね。始めるわよ!あのメールの予告通り、スカイツリーを大怪盗エリーチカが盗んじゃうんだから!

隊長:お嬢さん、わかったから無茶な行動はやめなさい。これ以上自分の罪を大きくしても意味ないよ?

絵里:わからない人たちなのね。私より自分の心配した方がいいわよ?本当に。

隊長:我々の体制は万全だよ。君を捕まえる態勢は整っているし最悪の事態に備えて武器も用意してある。我々に不足はない!!ハハハハ

絵里:フフフフ....その自信もいつまで持つかしらね?ゾクゾクしてきたわ!

絵里:一応言っておくわよ。メールに書いた通り、抵抗なんてしてもムダよ?あなた達には私を倒すことも、捉えることも、指一本触れることさえできないんだから。

絵里:まあ、せいぜい頑張ってね。あなた達がこの場所で残り少ない時間を使ってどうやって生き延びるか、考えておきなさい。

絵里:あなた達が逃げないんだったら、それでもいいんじゃないかしら?私の圧倒的なチカラを前にして己の無力さを自覚するがいいわ!

隊長:(何かおかしい。こんなに包囲されていて全く動じないなんて....しかし、この状況下で彼女が我々から逃げられる術はない、はず!)

ことり警部:(シュッ!)そこまでだ!怪盗エリーチカ!!!

絵里:あら、可愛いえんじぇることりちゃんじゃない。って、私は怪盗じゃなくて大怪盗なんだから!!

ことり警部:えへへ♡私に見つかったのが運の尽きだね!逮捕させてもらうちゅん

絵里:あらら。可愛い警部さんなこと(ナデナデ)希から何か頼まれたんでしょ?

ことり:さすが絵里ちゃん!よくわかったねぇ!

隊員A:警部とか言ってるくせに奴の仲間か・・・

隊長:そのようだな・・・ってか、その前にさっきまであの刑事の格好をした娘はいなかったよな??

隊長:いや、あの娘さ、普通にスッと現れたけどなんでみんな驚かないの?俺が驚きすぎなだけ?

隊員B:確かに非現実的な現象ですが、そのことの解明はあとです!

隊員A:そうですよ。隊長、今はあの怪盗を捕えることが先です!

隊長:お、おう。そうだな。まんまとあいつらのペースにのせられるところだったわ、悪いな(テヘ)

隊員A&B:(こんなのが俺らの隊長で本当に大丈夫なのか・・・)

ことり:はい、これ!絵里ちゃんの携帯だよ。部室に忘れてたから届けに来ちゃいました♡

ことり:作戦中に希ちゃんとやりするんだから忘れちゃだめだよ(チュンチュン)

ことり:あ、この格好?警部さんの格好をして、怪盗に「そこまでだ!」って言うシーンに憧れてたんだ~~///

絵里:あらあら。悪い子エリーチカは、可愛い警部さんに逮捕されちゃうのかと思ったわ!

絵里:ことり、あなたにひとつ頼みたいことがあるの。そこにいる隊員Bさんは助けてあげたいから、どこか遠くに飛ばしてあげてちょうだい!

ことり:了解しました~~!それじゃあことりは学校に戻るからね。絵里ちゃんファイトッ!(シュッ!)

絵里:あ、ありがとう、ことり・・・って、もう行っちゃったわね。ほんと、せわしないんだからっ

絵里:(え?なんでことりが瞬時に現れて消えたかって?それはね、ことりはμ'sのメンバーの中で唯一瞬間移動の術を操れる能力者なのよ!)

~その頃隊員Bは~

隊員B:うわあああ!!!ここはどこだ・・・(大草原)

スマホの位置情報:北海道(以下略)

隊員B:あの娘達、本当に俺を文字通り遠くに飛ばしやがった・・・ということは、あの犯行予告も戯言じゃなくて本当なんじゃ(ガクガクブルブル)

隊長:おい!隊員Bが居なくなったぞ!小娘、貴様何をしたぁあああ!!!

絵里:あの人は私のポリシーに理解を示してくれたから生きてて貰おうと思ってね。ここから避難させてあげたわ!

絵里:今頃北海道あたりにいるんじゃないかしら??フフフ

隊長:くそぉおおお!隊員Bを返せ~~!よし、部隊出撃命令だ!あの憎たらしい小娘をとっ捕まえろ!!!

隊員たち:ラジャ!!!スタスタスタスタダ

絵里:やれやれ・・・これだけ避難しろって警告してあげているのに、本当におバカさん達なのね。

絵里:じゃ、私はここで失礼するわ!(ヒューーーン)

絵里は、つかまっていた柱から手を放して飛び降りたのだった・・・



でっかい!可愛い!エリーチカ、登場!(東條)


隊員A:と、飛び降りたぞ....

隊長:えー、本部聞こえますか。こちら対策部隊。被疑者がツリーから飛び降りま....な、なんだこの光は!!!

物凄い光が周囲を覆う。次の瞬間、とてつもない衝撃波が襲った。ズシィィイイイイン!!!
この衝撃波で、ツリーの建物に損傷はほとんどなかったが、外にいた怪盗エリーチカ対策部隊の隊員達は吹き飛ばされてしまった。大怪盗エリーチカ対策部隊と改名したところで、結果は同じだったであろう(遠い目)

隊長:なんとか私はツリーの中に逃げ込んだが、隊員達が巻き込まれた....ちくしょう、何が起きたというんだ!

絵里:フフフフ....今頃あの部隊の隊員達は吹き飛ばされて散り散りになっている頃ね。私の言うことを聞いていれば、生き残れたかもしれないのに

絵里:ふ~ん、30000倍って、こんな感じなのね。ほとんどの建物が米粒みたいでよく見えないわ!この大きさなら富士山でさえも私の足元ね。すべてを見下ろせる女神様になった気分・・・最高だわ!

絵里:私の元の身長は162cmだから、今の身長は48.6kmね。あ、そうそう。大怪盗エリーチカの大は、大きいから大怪盗なのよっ(ドヤチカ

希(の解説):30000倍の巨大娘になったエリチにとって、300mは1cm、1kmは3.3cmってことやね!大きいエリチもええなぁ。まさにダイナミックボディって感じやね(ニヤリ

希:これはマニアにはたまりませんなぁ(ジュルリ)

希:あ、ウチは花陽ちゃんとモニターでエリチの作戦を見守っとるんよ。他のメンバーはどうしたかって??

希:さっき帰ってきたことりちゃん含めて、みんな部室で爆睡中なんよ・・・

絵里:あの自信満々だった隊長さんは元気かしらね?今頃私の強大な力を目にして途方に暮れてるんじゃないかしら! ざまぁないわね!

 ズシィィイイイイン!ズシィィイイイイン!!!

 8kmほどある巨大な足が容赦なく踏み降ろされる。街の電気は消え、交通機関も瞬時に麻痺した。無数のビルや建物は踏み潰されたり吹き飛ばされていく。

絵里:おっと、目的を忘れるところだったわ。私はスカイツリーを盗みにきたの。

 30000倍になった絵里にとって、スカイツリーはわずか2cmほどしかなかった。

絵里:小さ過ぎて手でつまんだら崩れちゃいそうね。(クスッ)

絵里:フッフッフ....こんなこともあろうかと、ピンセットを用意してきたのよ。

 先ほどの衝撃波で被害を免れた人々もいたが、絵里がスカイツリーを巨大なピンセットを使って抜き取る過程で発生した地震や爆風に巻き込まれてしまった。

絵里:ハラショー!思ったより簡単に取れたわね....スカイツリーはいただきよ!あとで縮小させて部室に飾ろうかしらね♪きっと穂乃果あたりが喜ぶわ!

 絵里は、スカイツリーを小物入れにしまうと、それをポケットの中に入れた。

 すると、絵里の胸のあたりに小さな赤い光がいくつも現れた。勝てるはずもないが、絵里を攻撃しにやってきた無数の戦闘機の群れだったのだ。

絵里:あらら、私に抵抗するつもりなの?ちっとも痛くないけどね(クスッ)

絵里:攻撃するのにいきなりおっぱいを狙うなんて失礼ね・・・そんなことをする変態さんたちには私の胸の威力を見せてあげるわ!

 絵里が胸のあたりに思いっきり息を吹きかけると、攻撃は止んだ。それは、絵里の起こしたものすごい暴風で攻撃を仕掛けに行った数十機の戦闘機は、制御不能になって絵里の胸または地上に墜落した。

絵里:攻撃も止んだし、エリチカの強さに恐れ慄いてみんなお家に帰っちゃったのかしら??戦闘機といっても蚊よりもずっと小さくて目に見えないんだもの。その辺飛んでたら私が気づかないうちに吹き飛ばしちゃうわよ!
 
 絵里は、そのまま地面にうつ伏せになると、胸で都庁をすり潰した。

絵里:この街でもかなり大きくて立派な建物のはずなのに、女の子のおっぱいに軽く触れただけで潰れちゃうなんて、弱すぎて呆れちゃうわ!さぁて、ついでに近くにあるビルも私の胸でお掃除しちゃいましょうか♡

 絵里は地面に胸を押し当てて動かし始めた。ズゴォオオオオオオオオオオ!!!!新◯の超高層ビル群や◯袋周辺が巻き込まれ、更地と化した。

絵里:この大怪盗エリーチカ様の胸にすり潰されるなんて光栄なことなのよ?感謝して頂戴ね♡

絵里:さーて、用事は済んだわね。フフフフ....どう?あなた達の文明の象徴である空を見上げるほどの巨大なツリーが抵抗する間も無くこんなこそ泥娘に盗まれちゃうなんて、、、悔しいでしょ?(ゾクゾク)

絵里:あなた達が抵抗したところで何の意味もないわ。私にとってどんな武器も優れた兵器も所詮は無力なのよ。

絵里:私に攻撃するなら、いくらでも相手をしてあげる。いつでもかかってきなさい。ただ、攻撃するなら報復の覚悟をすることね!
一方的にやられてばかりじゃ、つまらないじゃない?

絵里:たくさんの時間をかけて作られた街や大きな超高層建築物たちを私が無傷なまま放置すると思う??私の手にかかればみ〜んな粉々にすり潰して瓦礫の山にして差し上げるわ♪

絵里:あなた達が私にとって取るに足らない存在だってことは理解できたかしらね??

絵里:ってね、一度言ってみたかったのよ、悪い??(プクゥ)

希:エリチ、ノリノリやねぇ(クスクス)
(エリチは、いつでもウチと会話できるようにマイク内蔵の超小型ワイヤレスイヤホンを片耳に付けとるんよ)

絵里:もしもし希?今どこにいるのよ

希:ウチなら問題ないよ!シールドに守られたエリア....というか学校におるから!

希:スカイツリー、盗めたん?帰ってきたら縮小させて部室に飾るんやろ??

絵里:うん!あんなの朝飯前だったわ。でも、帰る前にもう少しだけこの大きな身体を楽しませて!

希:はいはーい。あんまりやり過ぎちゃあかんよ?ほな!

絵里:(グウ〜〜) ハラショー!、やだ。お腹空いてきちゃったじゃない....

 フ~~~~ 
 
 絵里は地面に軽く息を吹きかけた。吐息と同じくらいの勢いのつもりだったが、35階ほどの建物でも軽々と吹き飛ばされてしまった。

絵里:なんだか不思議な気持ちよね・・・普通の人間だったら見上げないと一番上まで見えない大きなビル群も、すべて私の手のひらで覆ってしまえるほど小さい。決して食べることを許されない禁断の果実を味わっているような感じなのかしら。

 すると、絵里の視線の先に東京タワーがあった。絵里は獲物を狙うイジワルな眼に戻った。6㎞以上ある巨大な絵里の顔と、わずか高さが1㎝ほどしかない東京タワーの大きさの違いは圧倒的だった。

絵里:フフフ・・・みつけたわ。次の獲物は君よ!!!

絵里:東京タワーって、美味しいのかしら。うーん、モノは試しようってやつね!

 ズオォオオオオオオオオオ!!!
 
 絵里は地面に舌を垂らすと東京タワーを舐め取った。が、直線距離でわずか1kmくらいの距離しかない六◯木ヒルズもエリーチカの餌食になってしまった。周囲の建物やビルも絵里の舌に抵抗する力もなく巻き込まれていった。

絵里:ハラショー!意外とイケるのね。一緒にヒルズも食べちゃったけど....こんなに近くに建てるのがいけないのよ!まあ、両方とも美味しかったからいいかな♪

絵里:この世界の頂点に立つ無敵の大怪盗、エリーチカ様の胃袋に消化されるなんて幸せな最期ね♡

絵里:小人の作った超高層ビルなんて、私にとって地面に落ちている塵と同じなのよ。吹き飛ばして粉々にするなんて、とても簡単だわ。もっとエリーチカが壊すのを苦戦させてくれる建物はないものかしらね。(クスクス)

 東京タワーがあった周辺は、絵里の舌で抉り取られた跡が残された。

絵里:やっぱりビルだと小さすぎて物足りないわね....

絵里:そうだ、山に行くチカ!富士山とか最高よね!
  
 ズシィイイイン!ズシィイイイン!

絵里:数歩で富士山にたどり着いたわ....それにしても、ちっちゃくて可愛い♡

絵里:でも、ビルなんかより全然大きいし、触りごたえがありそうだわ。人間が作ったモノじゃなくて、自然のチカラってやっぱりすごいのね!

絵里:あら、日本一の山と言っても私の手で簡単に覆い隠せちゃうのね・・・高さはたったの12㎝弱だものね。

  ズドォオオオオオン!

 絵里は自分の手のひらと富士山の大きさ比べ(高さくらべ?)をした。

絵里:ハラショー、富士山って私の手のひらよりも小さかったのね・・・それもそのはず。最強無敵の大怪盗エリーチカ様のおててだもの。日本一の山でさえ凌ぐ大きさが相応しいわね!

絵里:さぁて、(ニヤリ)ちょっと座っちゃおうかしら??

絵里:私のおしりは84㎝だったから、30000倍にすると25.2㎞のにこにーね。3776mのちっちゃいお山さんは、エリーチカのキュートなおしりに耐えらるかしら♡

絵里:にっこにっこに〜〜♡(ハラショー///)

 ズシィイイイン....!

絵里:あら、いい感じね!思ったよりしぶと....

 ズドォオオオオオン!!!

絵里:いたた....あらら、やってしまったチカ。調子に乗って思いっきり体重かけたら私のおしりで富士山が潰れてしまったわ・・・

絵里:わたしって、わたしってそんなに重いのかしら(ブワッ)

絵里:まったく、富士山が小さすぎるのがいけないのよ・・・

絵里:さぁて、気を取り直してそろそろ東京に帰ろうかしら!
 
絵里:ただいま、東京に戻ったわ。そうだ、そろそろ元の大きさに戻ろうかしら?あ、その前に!

絵里: ンンンン....!♡

絵里:私が現れた時の皆の記憶は全部消しちゃうつもりなんだけど・・・一応、痕跡を残しておこうと思ってね!

絵里:そうそう、大怪盗エリーチカは人の記憶まで盗めちゃうのよ??すごいでしょ♡

 絵里は東京ドームのすぐ隣あたりにキスマークを残した。もちろん、そのキスマークだけでも東京ドーム4〜5個分の建物が犠牲になった。

絵里:いくら私でも、ライブをする聖地を壊したりはしないわよ??
  

大怪盗エリーチカ大ピンチ!大天使かよちん襲来


絵里:のぞみ~~!そろそろ元に戻ろうと思うんだけど、ご飯は炊けてるかしら??

希:あ、ご飯で思い出したわ。エリチ、花陽ちゃんが今そっち向かっとるで?

絵里:花陽が?なんで私のところに??

希:いやぁ、でっかいエリチのダイナミックでド迫力の破壊シーンをみていてもたってもいられなくなったとか?
モニター越しに『エリチャンエリチャン♡今すぐ犯しにいくからまっててね....ブツブツ』

希:みたいなこと言ってたで(ニヤニヤ)

絵里:いや、それわりとマズイじゃな 花陽:絵里ちゃん!

絵里:は、花陽、いつから私と同じ大きさに??(アセアセアヤセ)

花陽:えへへ♡絵里ちゃんと同じで、大きくなる能力、私も、その、、、使えるの!

絵里:ハラショー!そのうちμ'sの皆にも私と同じ能力を宿す儀式をやろうと思ってたけど、花陽の分は省けそうね!

花陽:は、花陽は悪いことをする絵里ちゃんにお仕置きをしにきたの!悪い子は私がやっつけちゃいます!

花陽:破壊神エリーチカ?それともポンコツ怪盗かしこチカ??どれだっけ(エヘヘ)

絵里:(ガーーーン!)花陽、いい?私は大怪盗エリーチカ。この世に私が盗めないものはないわ(ドヤチカ)

絵里:って!前者はまだしも、後者のそれは何よ!ひどいチカ!

絵里:(なんでこの場面で花陽から遠回しにdisられてるの私!?イミワカンナイチカ)

絵里:そして私は無敵の大怪盗。この世に私を倒せる兵器や武器はないわ。

絵里:フフフ、そうね。どんな軍隊や兵器よりも私を倒せそうなのは、花陽。あなただけよ♡

花陽:私は、その、、倒すとかじゃなくて、絵里ちゃんに会いに来た(意味深)だけだから安心して!

絵里:あら、そうだったのね。てっきり、可愛い正義の大天使様に、悪党の大怪盗エリーチカは退治されちゃうのかと思ったわ!

花陽:可愛い・・・天使・・・(カァアアアアア)///

花陽:そういえば私ね、絵里ちゃんに見てもらいたいものがあるの(モジモジ)

絵里:なにかしら?いいわよ見せてちょうだい!

 花陽は地面に目をやると、指で地面をつつき始めた。すると、地面が割れて地下街が剥き出しになった。

通行人A:うわああああ!!!巨人が穴を開けて地下街を攻撃しにきたぞ、、、

 ほとんどの人は花陽が地面をつついた衝撃で立てずにいたが、一部の人々は一目散に走って逃げ始めた。

花陽:フフフ・・・そんなところに逃げても無駄だよ・・・

絵里:(な、何をするつもりなのかしら・・・)

 すると花陽の目が光り始めた。

 (大天使....否、破壊神花陽、目からビーム!)

 ギュィイイイイイイイン!ドガァアアアアアン!!!

絵里:は、ハラショー・・・

花陽:えへへへ♡

花陽:小人さんは私から逃げようなんて考えちゃだめだよ??絶対に逃がさないからね(ニコッ)

 花陽はあどけない顔で微笑んだが、さっきの地下街含めてあのビームによって新◯から蒲◯あたりまでの地域が焼失してしまった。

希:はなよちゃん、、、恐ろしい子!あんな可愛い顔しておいて街をビームで消し飛ばしちゃうなんて!

絵里:(実のところμ'sのメンバーの誰よりも花陽が一番侵略者に向いているんじゃないかしら・・・)

花陽:え、えっと、(モジモジ)今のは全然手加減した方だよ?はなよだって本気出せば凄いんです(ドヤパナァ

絵里:(この娘が本気出したら、日本はおろか地球ごと破壊されかねないわね・・・)

絵里:(そういえばさっき希の言ってたことと違うような?よかったわ。花陽は私を犯しに来たわけじゃなさそうね。)

花陽:え、絵里ちゃん///

絵里:(や、やばいチカ!純粋で澄んだ可愛い瞳だけど、どこかに恐ろしさを感じるわ)

 ガバッ!!!大天使かよちんは大怪盗エリーチカを押し倒した。

絵里:は、花陽?いきなりどうしたのよ(カァアアアアア

花陽:絵里ちゃんがいけないんだよ(ハァハァ

花陽:絵里ちゃんがμ'sのメンバーに加わってからずっと憧れてて

花陽:絵里ちゃんと部活で一緒に時間を過ごしているうちにどんどん想いが強くなって

花陽:私だけを見てって何度も思ったの。でも、私地味だしあんまり魅力ないから・・・周りには希ちゃんや2年生のみんなもいるし絵里ちゃんは私の手には届かないんじゃないかって思ったりもしたよ

花陽:絵里ちゃんを振り向かせるために、無理やり押し倒しちゃおうかなって何度も思ったんだよ。それをやったら今の関係壊れちゃうんじゃないかって考えてずっと我慢してきたの

花陽:でも、絵里ちゃん最近ますます魅力的になって・・・スカイツリーを盗むダイナミックで巨大な絵里ちゃんを見たらもう我慢できなくなっちゃって・・・ごめんなさい!!!

絵里:そ、そんなことないわ(カオマッカ)花陽は元から十分魅力的よ!部活に熱心で、まっすぐで。友達想いで、見かけによらず食欲旺盛なところ、大好きよ。まさか大きくなった状態で私のこと押し倒しちゃうなんて、ずいぶんと大胆ね///

絵里:私こそ、花陽の気持ちに気づいてあげられなくてごめんなさい・・・ずっとひとりで苦しんでたのね、花陽は・・・

花陽:絵里ちゃん、、、大好き。いや、愛してるよ///(カァアアアアア

花陽:(無敵なはずの大怪盗エリーチカを押し倒して、さらに告白までしちゃいました!!!大怪盗だって、倒れれば可愛いただの女の子。大好きな絵里ちゃんを、私のこの手で支配しているような感覚・・・このシチュエーション、最高過ぎますっ!)

絵里:ありがとう花陽。私も愛してるわ。

絵里:恋心に苦しむ天使様を癒すお手伝いをしてあげたい・・・唇、いいかしら?

 プ チ ン

絵里:(花陽の中の大事な何かが弾ける音がしたわ)

 このあとメチャクチャえりぱなした。いや、かよちんが攻めだからぱなえりですねっ!絵里が街をぶっ壊している時に運よく被害を免れたビルや建物も、ぱなえり運動会によって粉砕されてしまい、多くの建物や高層ビルがぱなえりの下敷きになってすり潰されたり、吹き飛ばされて粉々になったことは言うまでもない・・・


次の作戦


〜次の日〜

アナウンサー:昨日の未曾有の大災害ですが、スカイツリーをはじめ、東京タワーやヒルズなど超高層建築物が跡形もなく消えたという情報が入っています。港区新◯から大田区蒲◯にかけての焼失エリアには小型の核爆弾が落された可能性も視野に入れ、調査を行っています。

アナウンサー:また、富士山の壊滅的な山体崩壊についても他の現象と同じく、今のところ原因不明だということです。

アナウンサー:ヘリコプターによる上空からの調査によると、超巨大な足跡や手形、また、東京ドームの数百メートルの場所には唇の跡のような物も発見されており、建物が無造作に破壊され更地になっている地区も確認されています。なお、国会議事堂や各省庁を含め、千代田区周辺には建物の崩壊などの被害がほとんどないことが確認されております。

アナウンサー:破壊された建物や交通機関など被害は甚大で、ライフライン復旧のメドは立っていないということです。

アナウンサー:数時間前、アメリカの調査団から総理に調査の結果が伝えられたという情報があるので、一部抜粋します。「宇宙人による攻撃の可能性が高く、破壊後に我々の記憶や記憶媒体の情報を消去したのではないか」との報告でした。

絵里:私が街を破壊した記憶や映像は全部消したわ。私の大きくなった姿を見た人もたくさんいたでしょうしね。でも、キスマークだけは残しておきたかったのよね♡

ことり:スカイツリーの置物よくできてるね~!ホンモノみたい!!!

海未:ことり、それホンモノですよ

穂乃果:絵里ちゃんすごーい!穂乃果達本当に世界征服できちゃうんじゃないの〜?

絵里:油断は禁物だわ。ゆっくりと、少しずつ、確実にじわじわと、よ!

にこ:それ私のセリフ~!

花陽:え、絵里ちゃん....すごいです!(モッギュー

絵里:花陽、苦しいわよ♡

凛:かよち~ん!今度からあんな風に絵里ちゃんのお仕事の邪魔しちゃだめだよ~??

凛:(最初は戸惑ったよ?大好きなかよちんが絵里ちゃんに取られちゃうって。でもね、絵里ちゃんになら凛のかよちんを任せられるかな、って思ったんだにゃ。かよちんの幸せは、凛の幸せだよ!)

花陽:ご、ごめんなさい。。。

絵里:あら。あの時の花陽、とっても素敵だったわ。普段見られない花陽の一面が見れて、私は満足よ♡

花陽:カァアアアアア///(カオマッカ) 

 数日後、今度はアメリカの省庁にメールが一斉送信された。

「明日の夜7時頃にエンパイア・ステート・ビルを盗みにいくわ。日本でこないだ起きた事件を思い出したかしら?抵抗する暇があったらやることがあるんじゃないかしらね。賢い判断を期待するわ。フフフ....じゃあね。 大怪盗エリーチカ」

 大怪盗エリーチカから犯行予告メールが来た後に、日本であの大惨事が起こったことは記憶に新しい。それを教訓にアメリカ政府はニューヨークの住民に避難指示を出すが....(略)

 かくして、世界は大怪盗エリーチカの恐怖に怯えるようになった。

 あなたは、ある時の記憶や置いたはずのモノがなくなっていた、こんな経験はおありであろうか。ひょっとしたら、大怪盗エリーチカの魔の手があなたのすぐ近くにも・・・そして、μ'sによる世界征服はもう始まっているのかもしれない――――――おっと、、、少々しゃべりすぎてしまいましたね。彼女たちが再び作戦を開始する日まで、しばしのお別れ。ではでは。

おわり