強烈なギガ女神話

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1 : ゆんぞ : 2004-01-21 23:51
北原冴子さんの北原星物語、強烈なギガ女神話ですのう。
人間に対する扱いの軽さが、彼女らの大きさを言い表しているというか……。

(追記)
ただ、2話の途中くらいまで北原嬢が姉妹だと解りませんでした。
描き分けをもう少し工夫してみると良いと思います。


2 : 笛地静恵(ゆんぞ代理) : 2004-01-25 21:59
笛地さんから頂いたメールを以下に転載します。
-------------------
北原冴子様へ。『北原星物語』拝読。感心しました。

 ゆんぞ様いうところの『ギガ女性神話』。だれも書いていない世界だと思います。
全能の力を持った女神たちです。何でも可能なわけです。
逆に言えば、作者の想像力に、たいへんな負担を掛けることになります。
自分の妄想のすべてを、白日に曝け出すような勇気のある行為になります。

 その迫力には、圧倒されます。笛地も書いてみたい世界なのです。
しかし、まだ力が不足しています。とても書けません。
この物語が、どこに向かっているのか知っているのは、北原様だけでしょう。
 
 体験的に、笛地がわずかに垣間見たことがある女神様の世界では、
時間は過去から未来にリニアに流れていません。円環状になっています。
作者が無限のループから抜け出られなくなります。


3 : 笛地静恵(ゆんぞ代理) : 2004-01-25 21:59

 それでも良いという立場は、ありえるでしょう。
未完であることによって、女神さまの世界で、永遠に生きることになります。
が、完成を求める時には、どこで終わらせるかが、大変に難しい課題になります。
女神様達の性格のみが、それを決定するでしょう。主導権は、作者にはありませんから。
彼女たちの個性を、どのくらい鮮明に描き分けられるかに、すべてが掛かっていると思います。
ゆんぞ様のおっしゃるように、女神の世界の方が大きすぎて、まだ説明が不足していると思います。
大長編になるでしょう。一ファンとして、続編を楽しみにしております。がんばってください。

笛地静恵。


4 : 北原冴子 : 2004-03-16 20:19
ゆんぞ様

アドバイス、ありがとうございます。拙い話でございますが、今後もご鞭撻いただければさいわいでございます。

笛地先生

過分のお言葉、誠に恐れ入ります。斯界に並ぶ者なき笛地先生にここまで書かれますと赤面の極みでございます。

さて、今後の方針でございますが、私の「女神」達は、(人間から見ますと)その力、無限のように見えますが、「女神」自身としては、非常に「弱い」者であるように感じております。

「女神」世界では、「女神」も、劣等感を持っておりますし弱点があります。ある女神(高校生)は、身長が1500キロしかなくて、クラスでチビと馬鹿にされております。またある女神(中学生)は、気が弱くて自分の1000分の1しかない宇宙怪獣(体長2000m)も恐くて泣いてしまいます。またある超エリート女神(女神帝国大学法学部首席。在学中に司法試験合格)は自分の容姿(金髪碧眼)と血筋に強烈な劣等感を持っております。またある女神(中学生)は、誤って人間が居住する惑星をブチ壊してしまい泣き崩れ、心ないクラスメイトに苛められたりしております。

こういう世界はいかがでございましょうか?


5 : ゆんぞ : 2004-03-16 23:52
無敵の女神もその世界では色々と弱さがある、面白いと思いますよ。
書きたい内容はその人の個性にも繋がってきますし、
好きなことを書くのが一番でしょう。

北原さんの小説には設定そのものが書き連なっている印象が
ありますので、その点に気を付けつつ頑張って下さい。


6 : 笛地静恵(ゆんぞ代理) : 2004-03-21 01:19
以下、転載です。
-----
北原冴子様へ。

 興味深い展開ですが、難しいと思います。少し前から作品を書いているものとして、
実感を書かせて頂きます。

 「弱い」「弱点」も「劣等感」のある「女神」というのは、実は、
この世界にいる、女子中学生や高校生と全く同じレベルの存在でしょう。

 つまり、「シュリンカー小説」として書いた方が、素直で楽な設定なのです。北原冴子様の持味である残酷性も、無理なく表現できるでしょう。

 彼女たちが、同時に「強い女神」であるという「メガ女性神話」の
世界との統一性を、どう解決するのかという困難な問題があるからです。

 ただでさえ、高い跳び箱を飛ぼうとする時に、さらに一回ひねりを


7 : 笛地静恵(ゆんぞ代理) : 2004-03-21 01:19
加えているようなものです。笛地の力では、たぶん飛び越せないでしょう。


 合理的に、読者にも自分にも納得できるようにするためには、さらに大量の
「設定」の説明が、必要になるでしょう。「女神」の世界の卓越した
テクノロジーの説明をどうするのか?ゆんぞ様が指摘されているように、
「設定」をしつつ、同時に「物語」自体が進行していくように書かないと、
読んでいる人にとってつらくなります。これは結構、難しいことですよね。
ドラえもんの道具を自由に、性的な目的のためにも活用できるように
なっているのが、彼女たちの日常生活でしょう。

 現実的には、一人の「女神」の「劣等感」の物語に限定して、
彼女に玩ばれる人間たちの絡みを、描いていくというところでしょうか?
しかし、「劣等感」である以上は、他の「女神」との比較が、必要ですよね。
たとえば「惑星創造」という中学校の授業で、親友はうまく行ったのに、
自分は身体をぶつけて壊してしまったというような感じ。


8 : 笛地静恵(ゆんぞ代理) : 2004-03-21 01:19
二人の「女神」を登場させるのが、限界ではないでしょうか?
それ以上の多数にするのは、連続して、高い跳び箱を越えていくようなものです。

 「弱いGTS」や「弱い女神」という存在は、笛地も書き始めたばかりなのです。
試行錯誤の状態です。(たとえば、作品例として、戯画創造様のHPの
『サバイバル・ゲーム』を、ご覧ください。あの惑星の小人たちの視点で、
読み替えてもらうと、北原冴子様が世界を創造する際の、
ヒントになると思います。)

 笛地も、アメリカの作品に似ない独自性を持とうとして、苦労しました。
北原冴子様は、さらに笛地たちの書いてきた日本産のGTS小説の、
どれにも似たくないという思いがあるのかもしれません。しかし、
本当には、書きたいことを書くしかありません。無理をすると長続きしません。自由にお書きください。その際の注意点だけを書かせて頂きました。

 偉そうに言いましたが、本当は北原冴子様の作品から、
笛地もいろいろと勉強させて頂こうと思っています。続編を期待しております。


9 : ぺた : ID:vxi.ffOs
ギガ キター 家畜人ヤプーのような大河ギガ小説を目指してくださいまし。
設定はいいと思うけど、世界観を理解するのに時間がかかりますなぁ。
期待の新作なのであんまり批判はしたくないです。
ゆっくり見ていきたいです。
批判されすぎてつぶれる作家さんが多いからねぇ。
だもんで、ちょこっとだけ。
伊勢丹はまずいと思うねえ、もろに実在するから。
そのあたりでシュリンカー小説との間の迷いが感じられる。
シュリンカーと思わせて実はギガということかもしれないけど。
手乗り京阪神のような表現はちょっとイイですねえ。
そこで萌えるのがギガスキーです。
100万人が云々とかいう表現もギガスキーにはツボです。ちょっと観念的なので、
ただし圧倒的大きさが具体的に分かる描写がもっとほしいですなぁ。
後半も楽しみです。

10 : ぺた : ID:R8pFtCyw
女神帝国の興亡黎明編途中まで読ませて頂きました。
いやすごい大作ですね、言葉が出ないです。いいです。
今度は一変してリアルですが、初めて家畜人ヤプーを読んだときの
興奮が蘇りました。
あっしも以前全く違うアプローチで女権世界的なものを
構想しようとしてましたから、しかし文書力がないので
企画設定だけで断念してしまい、物語化は作家さんの力を借りましたから。
これだけのものを自分で書けるのは正直羨ましいです。
今後が本当に楽しみです。

11 : 北原冴子 : ID:ghpmwz3E
ペタ様

 いくらなんでも沼正三先生に比較して戴くと言うのは、私のような無学な者に対し褒めすぎでありますが、精一杯頑張りますので、今後も宜しくご鞭撻くださいませ。

12 : 北原冴子 : ID:ghpmwz3E
>初めて家畜人ヤプーを読んだときの興奮

小説の家畜人・・・シリーズは素晴らしいのですが漫画版では萎えてしまいます。殿方はあれでお抜きになれるのでしょうか?

あのお話は、レディコミの魔木子のようなハードな絵か逆に里中真知子のようなおとなしめの絵か、何れにしましても女性の感性で描いたほうが宜しいかと思われます。

13 : ぺた : ID:A879Z/fo
女権世界とリアリティー
ギガサイズの女性による全能女権化社会を設定するとき障害になるものは現実を想起させる要素だと思いました。
そこであっしの場合はギガサイズ女性は人間を最初から超越する存在と設定したわけです。
(具体的にはファンタジー世界の妖精です、ぺたのフォルダーに入っているロマリアというのがそれです。)
その世界を元に創作された作家さんの作品も他のフォルダーにある筈です)
ただしファンタジーの場合だと妖精は光の存在になるのでその反対属性(悪魔のようなもの)が出てきてしまう。
そこで妖精が絶対的な存在であることが崩れてしまったわけです。その矛盾は最後まで克服できませんでした。
貴殿(貴方?)の場合、人間世界の未来で女権世界が実現し、更にその後、宇宙への移住によりギガサイズ女性を絶対支配者とする
世界が構築され、力のバランスはそのギガサイズ女性=女神間の
構想のようなもので表現されてますよね。そこに関心を持ちました。
話は変わりますが、
家畜人ヤプーであっしが感心したのはそこに出てくる家畜人の様々な亜種が商品化されるさまとその絵の描写ですね。
特にピグミー種族の多様性、なかでもピグミーサムライのハラキリは衝撃でした。
よくよく考えると家畜人ヤプーはシュリンカーの立場で描かれることでよりいきいきと女性の全能性が表現されていますね。
ただ漫画版では肝心の女性の全能性の描かれ方が中途半端で単なるSM作品の域を出ない印象が強いのが残念ではあります。
箱庭世界での絶対女王はシュリンカーとして描いたほうが楽であるという笛地先生の指摘は確かに判る気がします。
設定での苦労が少ない分ストレートに描けますからね。

14 : 北原冴子 : ID:UeSyh2dc
G-Forkリレー小説に「外伝」を書いております。

北原梨花子姫が中学生になった直後(2年前)の状況です。

こうして、女神も何度もの挫折を乗り越え成長していくのですね。

「挫折」の度に何十億もの人間と世界が消えていくのですが、これは女神の成長の為ですから、以って瞑すべし、幸せな最後と言えましょう。

15 : 笛地静恵 : ID:GGp3ewOc
北原冴子様へ。
GTS神話の創造の過程!
同時代者として立ち会える幸福!
噛み締めております。
生きててよかったなあ。
物凄いパワー!!

途中の作品に感想を述べることは、賛美の言葉であっても、差し控えたいと思います。
あまりにも、恐れ多いことであります。
多くの読者の皆さんも、同じ思いであると思います。

あなたの新作を、首を長くてして、楽しみに待っております。

もうひとつの世界の報告書。
現代の壮観。奇観。
これからも、よろしくお願いします。

(笛地静恵)

16 : 七誌 : ID:ZgwJXkkw
 北原冴子さん。女神帝國の興亡他のGTS叙事詩
たいへん楽しみにしております。
が私めSF小説読みとして看過できない点
質問(あるいはつっこみ?)いたしたく思います。

 この題名当然ながらかの銀河帝國の興亡を
もじったのは一目瞭然なのですが
女神帝国の興亡ということは女神帝國は衰亡することを前提とした
話になってしまうのです。
かの銀河帝國の興亡は
第1銀河帝国の衰亡→暗黒時代(その間ファウンデーション雌伏)→
ファウンデ―ション勃興=銀河帝国の再誕生
という叙事詩ですから
興亡とは興るそして衰亡するの両方の字をもじっているのですから・・・

でも私としてはこのようなGTS女神帝国の衰亡する姿など
想像もつかないのですが
反面全能のGTS女神が北欧神話のラグナレクよろしく一時
衰え再勃興するというのもお考えなのでしょうか?

17 : 笛地静恵 : ID:FI7vKIaI
七誌様へ。核心をついた質問だと思います。
笛地の考えを書かせていただきます。
この作品については、完成を急がせてはならないと思うからです。
「興亡」とは、「興隆」と「滅亡」の二つの意味を含みます。
原典はアジモフではなくて、彼も元ネタにしているギボンの『ローマ帝国の興亡』の方ではないでしょうか?
ハリ・セルダンもファウンデーションも出てきません。
そして、華麗で膨大な設定の迷路に誤魔化されなければ、この帝国が衰亡する原因は、すでに明瞭に書かれていると思います。
支配階級が腐敗しているのです。ローマと同じです。

18 : 笛地静恵 : ID:FI7vKIaI
女神の力を持つ存在も、その行動原理は、どこかの国の飽食し傲慢になっている婦女子と全く同じです。
欲望の充足です。性欲。食欲。物欲。名誉欲。虚栄心と嫉妬。
北原冴子さんの、この点の描写は徹底的です。これでもかと、繰り返します。決して手を抜きません。
苦い人間認識が徹底しています。
力による支配は、より強い力によって覆ります。
悩み苦しみながら成長している娘の世代が、より強い能力を得て母親の世代に叛旗を翻せば?
この帝国は衰亡の道を辿るでしょう。

19 : 笛地静恵 : ID:FI7vKIaI
しかし、北欧神話のラグナロクのような世界の終末ではなくて、七誌さんのおっしゃるように再勃興だと思うのです。
『ローマ帝国の興亡』が、新しい世界の胎動を感じさせるのと同じです。
あの沼正三でさえ、百太陽帝国EHSの滅亡を想像できませんでした。
彼のスタンスでは、不可能なことなのです。
しかし、北原冴子さんにはできるでしょう。
沼以上の、悪徳と腐敗の帝国の創造に畏怖を覚えます。
その構想力において、沼を越えようとしているというのが、笛地の理解です。
まだまだ長い時が必要でしょう。
ぺたさんの指摘しておられる箱庭世界のシュリンカー視点での描写は、その1エピソードでしょう。
末永く待ちたいと思うのです。

(笛地静恵)

20 : 七誌 : ID:t9BmB.xQ
 おそれいります。笛地さんからご返答いただけるとは。
この話はギボンのローマ帝国の興亡のほうですか・・。
あの本は長大すぎてほとんど読んでないのです(つд`)
 私がラグナレクと書いたのは神々の戦い(つまり内戦?)
をイメージしたものですが実のところ
北欧神話でもラグナレクの後には
古い神々を越えた新しい神々が降臨して新しい世界を営む。
というのが本来の終わりなので・その辺も考えたのです。

 GTS界でも随一の一大叙事詩として愛読してる身としては
(とても、そうは思えないつっこみでしたが・・汗)
けっして悪意ある質問ではありませんので
ご了承ください。

21 : 七誌 : ID:t9BmB.xQ
 この話で、私が驚かされたのが
実のところネーミングセンスでして笛地さんの
「冴子市」や「飼育市」「腹宿」といった命名とも
共通していると感じるのですが、

 神話の神様の名前を僭称したりするという
のではなく日本の少女の名前をイコール女神や星、世界の
名前にすえて不自然に感じさせずに話しの展開を
進めていくのに驚かされました。

 実を言えば北原冴子さんの北原星なるネーミング見て
それだけで「おおーっ名作」といった感じでした。ww
今後ともご活躍を期待しております。

22 : 北原冴子 : ID:Cc6vqC9c
笛地静恵様、七誌様

 浅学非才の身に過分なお褒めを戴き恐縮です。私の実態は、スーパーのパート勤めの中年主婦でして、そのように褒めて頂く程のものではございません。

 実を言いますとギボンの「ローマ帝国の興亡」もアシモフの方も読んだ事がありません。(誠にお恥ずかしい限りです。) きっと夫の蔵書の中にはあると思うのですが・・・。

 私の元ネタは、佐藤大輔の「遥かなる星」です。1962年、キューバ危機を発端として第三次世界大戦が勃発、西側先進国は日本を残し壊滅します。(矢野哲の「地球ゼロ年」も似た設定です。)題名は同じく佐藤大輔の「地球連邦の興亡」から借用しました。

 但し夫の話によりますと、佐藤大輔はギボンもアシモフも参考にしているとの事なので、元ネタの元ネタは、ギボンやアシモフなのでしょう。恥ずかしいネタばらしになって申し訳ございません。

http://onisci.com/dsato/




23 : 北原冴子 : ID:Cc6vqC9c
「高天原帝國の興亡」で、高天原帝國に撃ち滅ぼされる「ヴァルハラ帝國」の元ネタは、田中芳樹の「銀河英雄伝説」の悪役、ゴールデンバウム朝銀河帝国です。

私、自分の小説のキャラクターで一番のお気に入りは、ヴァルハラ帝國最後の皇帝、カザリン4世ことエリザベート・フォン・ブラウンシュバイクです。金髪碧眼の美女で銀河系の99%を支配する皇帝・・・こんな「ペット」がいたら是非、飼ってみたいですね。
http://www.ginei.jp/

24 : 北原冴子 : ID:wcThP/eE
七誌様

>でも私としてはこのようなGTS女神帝国の衰亡する姿など
>想像もつかないのですが

私は、「帝國」が衰亡した姿を実地で見た事がございます。10年程昔、ソビエト社会主義連邦の崩壊直後、夫の仕事の関係でロシアに数年おりました。私は主に都会にいたのですが、時折、夫を追い掛けてシベリアの寒村まで行った事がございます。
都会では外国人向けホテルに密集する娼婦の大群(高学歴・美人・金髪黒髪・・・・よりどりみどりです。)、地方には朽ち果てたスクラップの様な工業地帯、年金の支給が止り飢えた高齢者(往々にして独ソ戦の英雄だったりする)、氷点下40度の寒天を彷徨うアル中の傷痍軍人(アフガン帰りだったりする)、献身的にチェルノブイリの放射能障害と闘う広島の医師、勲章を街頭で売る退役将校・・・・。
「冴子、見てご覧、これが戦争に負けた国の姿だよ。空襲も無かったけど、この帝國はアメリカに負けたんだ。50年前の日本と同じさ。」夫が私に言いました。

25 : 北原冴子 : ID:Cc6vqC9c
氷点下30度の寒さの中、寂れきったシベリアの人口数万の小都市での出来事です。

運転手の娘(10歳か11歳だと思う。)と夫が英語で熱心に話し始めました。ロシアの技術者や顧客のお偉いさんと話す時はいつも穏やかな夫が、興奮したように必死で話をしています。私は、興味も感じず特に聞いてもいなかったのですが、夫の話によると、その小娘は異国の技術者(多分、その街を訪れた初めての西側の人間。)に、「この国は復興できるか?できるとしたらどのようにしたらいいのか?」と聞いたのだそうです。
その娘の小学校は給料遅配で先生がストライキ中で休校なのだそうですが・・・。夫は小学生相手に、傾斜生産方式がどうだ、ドッジラインがどうだ、ライン型資本主義とアングロサクソン資本主義がどうだ、所得倍増計画がどうだ・・・などと議論していたのだそうです。彼女の結論は「小学校の教育すら碌にできない国に復興は無い。」だったそうですが。夫は「まだチャンスはアル!」と主張したようです。

夫は「ゴルバチョフやエリツィンの経済顧問よりあの娘の方が優秀だ。」と嘆いておりました。世の中、うまくいかないものです。あの娘、もう成人していると思いますが、どうなっているでしょう?

26 : 北原冴子 : ID:Cc6vqC9c
モスクワの豪華な外資系ホテルのロビーでの話です。

夫と待ち合わせをしておりましたら、夫が身長180cm近い長身のモデルのような美女(金髪で「絵に描いたような」)に捕まっておりました。
「妻がそこにいるのだ、と言って離して貰ったよ。レニングラード大学法学部卒だってさ。200ドルで一晩どうだ?と言われたよ。」と笑って話しておりました。「高学歴の美女が娼婦なんて惨めね。」と私が嫌悪感丸出しで言いますと夫は真顔で「なに、田舎に行けば10ドルで結構な美女が売春しているよ。さすがにモスクワの高学歴の美女は高いね。彼女は学歴と美貌に恵まれたエリートさ。」と返答しました。

夫は売春婦を買った事は一度も無いそうです。真面目な人ですから多分、本当でしょう。

実を言いますと、私は売春婦を買った事が何度かあります。夫のいない夜に、自分より10cm程も背が高い金髪の美女に声を掛け部屋に連れ帰りました。(私も日本女性としては高い方です。)
私は「お姫様だっこ」をして貰って(夫は非力で出来ません。)、ベットに行き脚を拡げて股間を舌で奉仕して貰いました。(沼正三の「家畜人ヤプー」を試してみたのです。)

いろいろ試してみたのですが、直ぐ飽きますね。特に口腔への放尿とかは、最初は緊張しますが慣れれば、する方も飲む方もどうって事、無いようです。

27 : 北原冴子 : ID:Cc6vqC9c
もちろん、↑は「お遊び」でしかありません。売春婦と言っても立派に人権があり、私よりも腕力があるので、そうそう無茶苦茶はできません。

「御奉仕」も、「料金の範囲内」で「対男性の奉仕よりもラクな事。」が条件です。

ですが、もし、私に「力(金銭・権力・腕力・・・)」がもっとあったらどうでしょう。舌をトイレットペーパーにするとか人間を椅子にするとか位は自然に出来ると思います。ただそういう事をしても今の現実より特に楽しくも無いと思います。

沼正三先生と私では世代が違うからかもしれませんが、沼正三先生の世界は退屈です。

28 : 北原冴子 : ID:Cc6vqC9c
沼正三先生を非難するとは私も無茶ですが・・・(ファンに殺されそう。)

ヤプーの世界で「女神」が服を着ているのが理解できません。

自分が女神の立場で、男性より高い地位にいれば女神は全裸にします。普通、女性は同性では羞恥心を感じません。(銭湯では全裸です。)男性がペット並みであれば、これにも羞恥心を感じないと思います。
イースの(白人)女性、恵まれているようですが、黒人男がナイフで襲ってきたら怖い思いや痛い思いは避けられません。こんな中途半端、私は嫌ですね。イース女性が天然の身体を誇りにするのは理屈として分からないでもないですが、どうせ遺伝子操作とかしているのでしたら、腕力も欲しいですね。潜水するのでも(紅海の珊瑚礁、私は好きです。)アクアラングはうっとおしいし、スキーは防寒着が面倒です。女神であれば、鮫より早く泳ぎ全裸で白熊と戯れる事ができて当然と思います。

29 : 北原冴子 : ID:Cc6vqC9c
勿論、沼先生の世界でも、ヤプーの皮を剥いで潜水着にしたり、優れた衣服や防寒着があったりとかいろいろ工夫されていますが、幾ら優れた衣服でも全裸よりうっとおしいのは当然です。私だって学生時代の胸の張りでしたらブラジャーなどしたくありません。

女神に衣服を着せる事で、イース世界は私にとって魅力的ではありません。ついでに言えば、奉仕される側が黒髪で、する側が金髪の方が「絵になる」と思います。(写真で較べて、私はそう感じました。主観的に過ぎるかもしれませんが。)

ロシア出身の某長身テニス選手と日本の某中学生フィギアスケート選手を想定して見て下さい。どちらがどちらを「人間椅子」にすべきか? 答えは明らかでしょう。

30 : 笛地静恵 : ID:GcVfE9EY
北原冴子様へ。
なるほど。ソ連邦崩壊という歴史的事件の現場にいらしたのですか?滅亡を運命付けられた作品世界。それを営々と築き上げる努力の原点を、お聞かせいただいたような気がします。人は、こういうところは、誤魔化したがるもの。ありがとうございました。
笛地は、『ローマ帝国衰亡史』を筑摩書房の10巻版で読みました。今でも大きな図書館であれば、たいていは置いてあります。なくても、相互貸し出しの制度があります。取り寄せてもらえます。原典には、迫力があります。お奨めしておきます。帝国の歴史設定の参考資料になるだろうと思います。沼正三の作品世界への感想も新鮮でした。あなたのような高い知性を持った女性の、このジャンルへの参加を心強く思っています。

31 : 北原冴子 : ID:LompC0.g
笛地静恵様

>『ローマ帝国衰亡史』

どうもご指導ありがとうございます。今、塩野七生の「ローマ人の物語」を読んでいる(夫の蔵書)のですが、一段落したらギボンの方を読んでみます。(主人に要約させた方がラクですが・・・)

>あなたのような高い知性を持った女性の

夫にはいつも「冴子ちゃんは、馬鹿だからカウイイ!」と言われています(惚気)
私、クマのプーさん並なのだそうです。

32 : 笛地静恵 : ID:0B8WmjEs
北原冴子さまへ。
かなりのインテリと思われるだんな様。
彼に、自分よりも頭が悪いと思わせることができる。
あなたの知性の証明。
賢い奥様。

うろおぼえなのですが『衰亡史』の記述から。
アウグスツス帝の孫娘のユリアちゃん。小人さんが大好き。
コンパスという小人を愛玩。『多くの快楽』を得ていた。
祖父の権力を使って、自分で『怪物の軍隊』と名づけた小人の兵士隊を私有。
萌えます。

33 : 笛地先生 : ID:6pFN5292
>賢い奥様。

恐縮です。とは言ってもやっぱり夫の方が断然、頭良いです。
でも、お仕事は大変みたいです。ロシアや中東の原野で仕事をしていた時の方が精彩があったような・・・。
殿方は大変ですね。女性が権力を握ってもお仕事は男性に担当して貰いたいと思う今日この頃です。お茶汲みOL時代(バブル期)が懐かしい。


34 : 北原冴子 : ID:6pFN5292
↑は私です。本文の呼びかけが「名前」に入ってしまいました。すいません。

35 : 北原冴子 : ID:6pFN5292
>アウグスツス帝の孫娘のユリアちゃん。
>萌えます。

同感です。古代ローマは萌えの宝庫ですね。
なんと言っても奴隷が金髪碧眼だったりする。(ゲルマン蛮族の族長の息子とか。)
奴隷が主人よりも頭が良かったり・・・。(ギリシアの哲学者の息子とか。)
私も美少年剣闘士(「スパルタクス」みたいな大人は嫌、ベン・ハーも御免。)を飼ってみたい。
できたらセスタス(ヤングアニマルで連載)みたいな子。


36 : 北原冴子 : ID:6pFN5292
やはり愛玩奴隷は、金髪がいいですね。
セスタスは黒髪だけど、可愛いいから許す(苦笑
「風と共に去りぬ」や「ヤプー」世界の奴隷は黒人ですけど、「絵」にするならやはり金髪の奴隷がいいですね。それならやはり古代ローマ。

古代ローマ+未来技術・・・これ最高だと思います。

何度も沼先生の批判になってしまい、申し訳ないですが、「イース」世界の貴族階級はローマ+ギリシアを理想にしているようですが・・・・。

37 : 北原冴子 : ID:6pFN5292
「イース貴族」(イギリス人エリート階級の子孫=ノルマン人)のご先祖様って、「蛮族」ですよね。ローマ社会では奴隷階級です。

38 : 七誌 : ID:1hiSxK/Y
 冴子殿
そのとおりです。
古代ローマにおいては、今のヨーロッパ人のご先祖様は
黒人と同列で奴隷・・
 その後遺症があちこちででてます。
有名なのがユダヤ人が奴隷の仲買であったということ。
そのユダヤの方の取り扱い商品が
今日のロシアのご先祖様、スラブ民族とはスレーブ(奴隷)から
きているというほど。
 
 ただ冷静に考えるとイース貴族はモンゴル帝国の血を引いてるんですよね・・
イギリス人エリート階級ってモンゴル帝国の血統が入っている事実
・・ブッシュとエリザベス女王がチンギスカンの子孫であることは
あまりにも有名なので、ご存知かもしれんですよね。

39 : 北原冴子 : ID:D4CjXCq6
七誌様

>今のヨーロッパ人のご先祖様は
>黒人と同列で奴隷・・

ローマ帝国領だった地域(フランスとかイタリアとか)の一般人は、ゲルマン人の子孫ではなくかなり濃くローマ市民権保持者の子孫である可能性が高いと思います。
バリバリの「蛮族の子孫」は北欧とか・・・金髪地域だけでしょう。

>イギリス人エリート階級ってモンゴル帝国の血統が入っている事実

ロシア・ウクライナ等の貴族階級にはかなり濃くキプチャク・ハーン家の血が入っているので、その親戚の英国王室も確かにモンゴルの親戚ですね。
それ言い出したらフィンランドやハンガリーなどは完全にアジア系ですが。

ロシア連邦のブリヤート共和国(首都、ウランウデ)良いところでした。街のたたずまいは共産圏欧州なのに、人はモンゴル系。何故か懐かしい感じ。


40 : 七誌 : ID:DduJvw4g
 寝る前に見たらば・・そうですね。結構大雑把に書いちゃったから。
それとやはりご存知でしたね。ソ連の話をされてるので、多分ご存知と思ったので
書いちゃったです。
 イメージ的にはモンゴル帝国が近代化したらソ連のようになる・・ってイメージ
ですね。
 極論言えばイギリスって王家がドイツの貴族の系譜って点で
でもロシアとにてるんですよね。それもロシアは女帝エカテリーナ。
ドイツ貴族の娘がロシア皇帝に成り上がるってすげーですが
なぜか家畜人ヤプーのクララを連想してしまうw


41 : 北原冴子 : ID:82eAF1qc
七誌様

>寝る前に見たらば・・そうですね。結構大雑把に書いちゃったから。

こちらこそ、枝葉末節で反論してしまい申し訳ありません。

>モンゴル帝国が近代化したらソ連のようになる・・ってイメージ

そうですね、その通りだと思います。でも、それを言ったらロシア人、怒ること怒ること・・・普通、それを言ったらお仕舞よ、になります。

夫の話では、歯舞・色丹・国後・択捉は日本領、すぐ返せ!って言っても怒らないロシア人でも、それ言ったら怒るそうです。

42 : 北原冴子 : ID:82eAF1qc
>モンゴル帝国が近代化したらソ連

被支配者

森の純朴な開拓農民=コルホーズの農民

支配者

騎馬軍団を擁するキプチャク貴族=戦車軍団を擁する共産貴族(ノーメンツクツラツーラ)

まるっきり一緒ですね→人間、本当の事を言われると・・・・

43 : 北原冴子 : ID:4DBscex.
>でもロシアとにてるんですよね。それもロシアは女帝エカテリーナ。
>ドイツ貴族の娘がロシア皇帝に成り上がるってすげーですが
>なぜか家畜人ヤプーのクララを連想してしまうw

そう言えば似ていますね。但し奴隷(農奴)が金髪白人である分、エカテリーナの方が楽しそう。
エカテリーナになれなくても、ロシアの小貴族でもいいです。農奴のカワイイ娘をペットにして愛玩したいですね。ロシアには凄くカワイイ美少女がそれこそ掃いて捨てるほどいます。ブス名産地のイングランドとはエライ違いです。
モスクワ・シェルメンチェボからロンドン・ヒースローに降り立つと余りのブス密集ぶりにウンザリ。

え~と、英国王家はドイツの何処出身でしたっけ?ハノーバー?

44 : 笛地静恵 : ID:RmmvvVAE
北原冴子様へ。七誌様へ。
『プロジェクトS』を読了。楽しき時間。
ハノーバーの選帝侯が、18世紀に英国のジョージ1世王になったのではなかったか?
(うろおぼえ)
単一民族国家であるとされた『大日本帝国』の作家であった沼正三。
他民族国家としての『大英帝国』の本質を相対化できなかった。
この視点が、鮮烈。
インドランド、スコットランド、ウエールズ、北アイルランドの連合体。
イングランド人(イングリッシュ)が、他の地方を植民地支配。
九州人が、四国人、本州人、北海道人を支配したようなもの。
歴史的過程への無視。
ソ連人というものは、どこにもいないと言われた記憶。
ウクライナ人であり、グルジア人であり。等々。




45 : 笛地静恵 : ID://1nhNSA
少し英国王室の歴史を、ネットで検索。
1714年のことでした。

笛地には、歴史を紐解いていると、ある民族が、ある民族よりも、野蛮でないとは、とても思えないのです。
人間、みな、蛮族兄弟。うほうほ。

例えば、選帝侯は、文字通り神聖ローマ帝国の皇「帝」を「選」挙できる「侯」(領主)。
この帝国の歴史も、エグイ!

笛地のミザントロピーの深い沼。ずぶずぶ。

46 : みどうれい : ID:SWEisVuk
こんにちは、初めまして、北原冴子さん。
みどうれいと申します。

「プロジェクトS(1)-(11)」読ませていただきました。
力作ですね。独特の世界観、楽しませてもらいました。

特に、厚木涼子氏と、リョウスケ父さんのエピソードが好きです。
超人女性の力を手に入れた彼女は、育ててくれた父親のことを忘れないのがいいです。

厚木涼子氏は、3000mの深海まで素潜りで楽に潜り、成層圏まで人力飛行機で駆け昇る。
なんていう設定も面白いです。

晋作氏は、1200億円の家のローン、たいへんでしょうね。

北原冴子さん、これからも、頑張ってください。

47 : 北原冴子 : ID:obcprJcY
「プロジェクトS」、実を言うと「失敗~」と思っています。
「戦後(民主化)世界」は、「差別」が無い、「階級」が無い・・・、これ困ります。

48 : 北原冴子 : ID:obcprJcY
巷間、話題の「Always 三丁目の夕日」の世界、昭和34年ですか、これGTSものにならないのです。
あの世界、貧乏です。それは、平成の御世と較べれば・・・・でも、貧乏に切実さが無いのですね。

49 : 北原冴子 : ID:obcprJcY
六子さん、青森から集団就職で出てきて、町工場の鈴木オートで働いて・・・ま、今時の女子高生よりは苦労しているとは、思います。
でも、「惨めさ」は全然無いのですね。主人夫婦も六子さんに気を使い、家族と一緒にカレーライスを食べ、眺めの良い落ち着いた六畳間を与えられ・・・。
これが戦前か大正だったら? 食事は当然、主人家族と別、残り物を貰えれば幸運、多分、土間で立ったまま冷えた麦飯を駆け込む、といった感じでしょう。部屋は北側の三畳の女中部屋。

やっぱり、そうでなければ、ドラマになりません。

50 : 北原冴子 : ID:obcprJcY
やはり、お嬢様は、新制中学校や高校ではなく、高等女学校でなければ・・・。
そして、ご通学は人力車(笑)、趣味は乗馬、などという世界には「戦後」は似合いません。やはり「旧制」でないと。

全面的に修正させて貰う積もりです。宜しくお願いします。

51 : 笛地静恵 : ID:7Xk8nKeM
北原冴子さまへ。
修正は、作品の創造主である作家の権利。
ご自由にどうぞ。
あなたの意見を聞いていると、笛地の混乱した頭の中が、不思議に整理されてきます。
「階級」は「差別」を生み、「差別」は、「快楽」を産む。
つまり、階級差別は、快楽の源泉。
メードカフェで、「ご主人様!」と読んでもらうのが、なぜ、あれほどに気持ちがいいのか?
分かった気がしました。


52 : 北原冴子 : ID:73r97uQk
笛地静恵様

 新プロジェクトS、正直言って苦労しています。

 女性が男性の何億倍もの力を持ちつつ、男尊女卑といいますか、男性を立てるの、凄く疲れます。

 それと、登場人物(女性)が無限の力を持ちつつ抑制といいますか、謙虚に淑やかに振舞わせるの、大変です。


53 : 北原冴子 : ID:73r97uQk
しかし、力に溺れてヤリタイ放題では大和撫子では無くなってしまいます。

ちょっと、反省しているのですが、「女神帝國の興亡」では日本人は全員、女性という設定にしたので、登場人物が「男性の目」を意識せず放埓に流れすぎているようです。

やはり、女には(対等な)男性の目が必要です。「女神・・・」の男性(外国人)は、とても「対等」ではなく禽獣同然でしたからね。

54 : 北原冴子 : ID:73r97uQk
ちょっと、「かすった」位ですが、「平民宰相」上原敬氏の孫娘を出して、逆に「貴族階級」の存在をあらわしました。

蔵田響子嬢ら、「平民の分際」で皇族華族が集う「園遊会」に参加するそうです。

内親王殿下が、響子嬢を所望したらどうしよう?凄く難しいです。

55 : 北原冴子 : ID:73r97uQk
ちょっと反省しているのですが、厚木涼子嬢(もう夫人ですが)の妹君の名前を眞子嬢にしたの、失敗です。

内親王殿下(当然、響子嬢を「食べちゃう」わけです。)のお名前が思いつかない(汗

56 : 北原冴子 : ID:73r97uQk
すんなり、響子嬢を皇帝陛下(当然、女帝、高等女学校の学生)の「玩具」にするのも面白い。けど、身分違いに過ぎますでしょうかねえ。

57 : 笛地静恵 : ID:taOrejEU
北原冴子様へ。
絶対的な能力を持った女神達の優雅な頽廃と退屈の日々。
北原様の場合は、「階級」による「「差別」が「快楽」の源泉となる世界。
どのように上下の「階級」を交流させるかということに、工夫の中心が来ると思います。
壮大な世界観。細密な描写。暗澹たる色調。
ロシアのある種の美術を連想。
油絵の大作でしょうか?
GTSの分野で、このような文章を書ける人は誰もいません。
感嘆!!
比較すれば笛地など日本画の水墨画の枯淡の世界。


58 : 笛地静恵 : ID:taOrejEU
北原冴子様へ。
あなたが、ここで直面している問題は、「新たな女性美の創造」ということなのだと思います。

絶対的な権力と能力を持ち、ペニスさえ所持している存在を、なおかつ、「女性」と呼ぶのだとすれば、
ここには、何か新しい「女性」の定義が必要になります。

「大和撫子」というくくり方では、どうにもなりません。
ここは、笛地も悩んでいる問題。

「男は愛嬌、女は度胸」では、単に従来の価値観の裏返し。
つまり、「女性美」の新しい表現が、必要なのだと思っています。

59 : 北原冴子 : ID:BLNvzcUQ
笛地先生

男の子(含む成人)の好む物の第一といえば、やはり「戦争」ないし「戦争ごっこ」だと思います。

戦前の男の子の将来の夢は、陸軍大将か連合艦隊司令長官、戦後の男の子の夢は巨人軍監督(名古屋では中日、大阪では阪神、広島ではカープ)ですね。
野球もあれは戦争の一種?ですよね。「女神帝国の興亡」シリーズでは、女に「宇宙艦隊司令長官」とかさせてしまいましたが、これは失敗です。やはり、戦争は男の子に任せねば。

「レディースペットサロン」と「プロジェクトS」の世界では、戦争は殿方にお任せする予定です。女性は従軍看護婦および従軍慰安婦でちょっとだけ・・・。


60 : 北原冴子 : ID:BLNvzcUQ
「戦争好き」は、今の平和な時代のビジネスマンも一緒です。

「特に苦労しなくても淡々と儲かる。」みたいな状況、女性にとっては結構な事ですが、殿方には面白くないらしい。

ウチの旦那も「疲れた~」ばっかり言っていますが、ライバル社と仕事の取り合いをする時などは、やたらと燃えています。「話し合い」でお互い楽すればいいのに、と思うのですが。

どうも気分は戦争のようですよ。

61 : 北原冴子 : ID:BLNvzcUQ
「プロジェクトS」世界では「ヴァルハラ第三帝国」という敵役を出しました。

「ヴァルハラ第三帝国」と宇宙の覇権を掛けて闘うのは殿方のお仕事です。果実だけは女性が貰います。(「レディースペットサロン」参照)

価値観といえば、「少年ジャンプ」のモットーは「友情、努力、勝利」です。よーく考えると殿方は大人も子供も一緒ですね。

62 : 北原冴子 : ID:BLNvzcUQ
またまた、「ヤプー」の非難になってしまいますが、「男は内助の功+芸術、女は政治とビジネスと軍事」みたいな世界は女性にとって楽しくありません。

戦争とかメンドウは殿方にやって貰えば良いと思います。但し「戦利品」は女が貰います。ビジネスでも一緒です。

63 : 北原冴子 : ID:BLNvzcUQ
バブル期に独身OL時代を過ごした私のような世代にとって、主人がそれなりの給料を貰ってきて、遣うのは私、というのが最高に結構なのです。

そして殿方は、元気で溌剌としている方が魅力的です。せっかく「友情、努力、勝利」を熱望しているのですから、一生懸命、戦争でもビジネスでもスポーツでも何でもいいですから、存分に頑張って欲しいものです。「主夫」って魅力あります?

よって「女は愛嬌、男は度胸」で大いに結構だと思います。

64 : 北原冴子 : ID:BLNvzcUQ
そこで、「男女どっちにとっても結構な理想の世界」を考えてみました。

女性が好きな物は何でしょうか。女性週刊誌や(少女・レディース)漫画を見れば、

「色気」と「食い気」です。ウチの主人に言わせれば「プーさんは蜂蜜、冴子ちゃんはホテルのランチ」だそうですが。

幾ら食べても太らなくて、世界中(宇宙中)から美味しい物が手に入って、

65 : 北原冴子 : ID:BLNvzcUQ
そしてですね、主人以外の男女ともセックスし放題で、そうしても道徳的にも物理的にも攻められず、
勿論、性病とかも無くて、なおかつ、主人が元気で仕事もバリバリやってくれる世界・・・・これ凄く良いですね。
「プロジェクトS」はこういう世界を目指しています。

要するに「男の子には、好きな戦争(+名誉と誇り)を上げるから、女には色気と食い気を満足させて!」という事です。

とは言っても、殿方の誇りを満足させながら女がやりたい事をやるのは難しいですね。殿方は、勝手に自虐的になったり嫉妬したりしますから。

66 : 北原冴子 : ID:BLNvzcUQ
主人と私の関係が三歳児と母親くらいで、

主人は勝手に「僕がママを守るんだ。ママは僕のものだもん。」とか思って健気に暮らしているのだけれど、

主人が悪い事をしたら、お尻を叩いてお仕置き。

主人を寝かし付けたら、他の男とエッチし放題。間違って目を覚ましたら?

でも主人は可愛いいので虐待する積もりはありません。こういうコンセプトですね。

67 : 笛地静恵 : ID:pAZtcMfU
北原冴子様へ。北原様の世界を、消費と生産という観点から読むと。消費:支配階級、生産:被支配階級。この役割分担が明確な世界。
そして、女性:食欲と物欲による消費。男性:戦争欲(妙な言葉ですが、つまり名誉欲)による消費。消費の欲望によって動いていく世界。
その世界像は、青銅の女神像のように堅固で美しいです。現在、進行中の物語の詳細に立入りたくないのです。間接的な感想で失礼します。
笛地は、彼女に対しては、独占欲が強いです。器が小さい男だと自戒。

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